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リアルタイム忍者ビジター
samurai 【蒼い危険な賭け・京香 第六部】作者本名鈴木峰晴

この小説は、【謎の小説家 未来狂冗談(ミラクルジョウダン)】の小説です。
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【十八禁 小説サイト◆公式ウエブサイト公開作品◆連載中・このまま下にお読みいただけます。

お断り 尚、恐れい入りますが、十八歳未満の方や性に偏見の有る方はお読みいただけません。ご遠慮下さい。

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蒼い危険な賭け・京香 第六部



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姉妹シリーズ・】・・・【現代インターネット奇談シリーズ】
【小説参考先リスト】【夜鳴く蝉・葉月*蒼い危険な賭け・京香の参考先御紹介】
【◆】姉妹編・葉月イメージモデル【葉月さん】裏葉月HPトップ頁に飛ぶ。


【非日常の愛・妻達の調教千夜一夜物語】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

陵 辱 の 貴 婦 人

蒼い危険な賭け・京香

(あおいきけんなかけ・きょうか) 完 全 版 第六部


未来狂 冗談 作

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


お断り蒼い危険な賭け・京香はあくまでも文学作品です。

申し訳ありません。第二回作「蒼い危険な賭け・京香」の続きは、順次UPします。
いよいよ最終話(六十六話)を現在執筆中ですので、完成は暫(しばら)くお待ち下さい。


◆本格エロチック調教ファンタジー・サスペンス◆

「蒼い危険な賭け・京香」第六部・五十一話〜五十七話を予告公開中(全六十六話)



話の展開

第一部第一話〜十話
    第一話  (事の起こり)
    第二話  (屋根裏)
    第三話  (覗き見たもの)
    第四話  (甘い誘い)
    第五話  (陵辱計画)
    第六話  (生け贄)
    第七話  (そして輪姦)
    第八話  (妻の決意)
    第九話  (第二の処女)
    第十話  (ア*ル調教)
第二部(第十一話〜十九話)
    第十一話 (変貌しつつある妻)
    第十二話 (本格的生け贄)
    第十三話 (完成したア*ル調教)
    第十四話 (生け贄にされたア*ル)
    第十五話 (独立と資金稼ぎ)
    第十六話 (忌み祓い開所式)
    第十七話 (壮絶な輪姦祈願)
    第十八話 (生島夫婦)
    第十九話 (小泉順子の願望)
第三部(第二十話〜三十一話)
    第二十話 (順子の夫小泉武司)
    第二十一話(始まった順子の輪姦)
    第二十二話(順子極楽を味わう)
    第二十三話(父と娘の絆)
    第二十四話(消えたわだかまり)
    第二十五話(仕上がった順子)
    第二十六話(喜美子の開所式)
    第二十七話(増員された女達)
    第二十八話(乱倫同志経営)
    第二十九話(不穏な動き・公安部)
    第三十話 (ある日常)
    第三十一話(事業規模拡大)
第四部(第三十二話〜四十一話)
    第三十二話(公開剃毛)
    第三十三話(うなぎ責め)
    第三十四話(新参者佐和子)
    第三十五話(佐和子玩具になる)
    第三十六話(佐和子の輪姦忌み祓い)
    第三十七話(福井様のお相手)
    第三十八話(極秘情報・見せ付けられた妻の痴態)
    第三十九話(調教の成果)
    第四十話 (山崎様のお相手)
    第四十一話(本物に仕上がった妻)
第五部(第四十ニ話〜第四十八話)現在この部です。
    第四十ニ話(佐和子獣姦する)
    第四十三話(宗教法人化)
    第四十四話(村での出来事)
    第四十五話(巫女舞・山狩り)
    第四十六話(最期の接待)
    第四十七話(水揚げ)
    第四十八話(女優妻)
第六部(第四十九話〜五十三話)現在この部です。
    第四十九話(陰謀・女子アナ議員)
    第五十話 (秘密パーティの誘い)
    第五十一話(良子秘密パーティに引き出される)
    第五十二話(雌犬の手本・女優妻)
    第五十三話(良子陵辱・雌犬)
第七部(第五十四話〜六十話)現在この部です。
    第五十四話(卑猥なハッスル囃し)
    第五十五話(その後の良子)
    第五十六話(良子、大森に犯られる)
    第五十七話(陵辱再び)
    第五十八話(気まぐれ・衆道)
    第五十九話(康子の縁談)
    第六十話 (謎の極上の女)
第八部(第六十一話〜六十八話(最終話))
    第六十一話(長官へのお持て成し)
    第六十二話(新たなる遊び仲間・凛子)
    第六十三話(凛子お披露目で奮闘する)
    第六十四話(代議士の娘・響子)
    第六十五話(精神力と経験)
    第六十六話(響子お披露目を犯る)
    第六十七話(良子見本を見せる)
以下執筆中・暫くお待ち下さい
    第六十八話(麻生康子の結婚式)
    第六十九話(事件)
    第七十話 (抗争そして終焉)

ジャンプク・リック
第一部 第一話〜十話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・現在この部です。
第二部 第十一話〜十九話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【第二部に飛ぶ。】
第三部 第二十話〜三十一話・・・・・・・・・・・・・・・・・【第三部に飛ぶ。】
第四部 第三十二話〜四十一話・・・・・・・・・・・・・・・【第四部に飛ぶ。】
第五部 第四十二話〜五十話・・・・・・・・・・・・・・・・・【第五部に飛ぶ。】
第六部 第五十一話〜五十七話・・・・・・・・・・・・・・・【第六部に飛ぶ。】
第七部 第五十八話〜第六十話・・・・・・・・・・・・・・・【第七部に戻る。】
第八部 第六十一話七十話(最終話)・・・・・・・・・・・【第八部に飛ぶ。】

登場人物(物語の登場順)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・この物語の証言者・・・・・・・・・・・・(当時30歳)
里美・・・・・・・・・・・・・・・・私の妻・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(当時30歳)
岩代・・・・・・・・・・・・・・・・物語の主人公・・・・・・・・・・・・・・・・(当時25歳)
京香・・・・・・・・・・・・・・・・岩代の細君・・・・・・・・・・・・・・・・・・(当時24歳)
寮生(学生)達・・・・・・・・岩代の教え子(体育系)・・・・・・・・(当時19〜22歳)
生島喜美子・・・・・・・・・・里美の友人・・・・・・・・・・・・・・・・・・(当時30歳)
竹中氏・・・・・・・・・・・・・・出資者(元教師・定年)・・・・・・・・・(当時66歳)
小泉順子・・・・・・・・・・・・竹中の娘・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(当時29歳)
だみ声の専務(片山)・・元の勤務先の上司・・・・・・・・・・・・・(当時43歳)
田嶋氏・・・・・・・・・・・・・・出資者(無職の遊び人)・・・・・・・・・(当時48歳)
企業舎弟・坂元・・・・・・・「龍信会」系の企業舎弟・・・・・・・・・(当時35歳)
石上氏・・・・・・・・・・・・・・出資者(伊豆でレストラン経営)・・・(当時52歳)
生島・・・・・・・・・・・・・・・・喜美子の夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(当時34歳)
小泉武司・・・・・・・・・・・・順子の夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(当時33歳)
安部、麻生、
福田、谷垣
・・・・・・・・・・女性接待係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(当時25〜30歳)
吉井警視・・・・・・・・・・・・警視庁公安部・公安総務課長・・・・(当時43歳)
大森警部補・・・・・・・・・・警視庁公安部・公安総務課員・・・・(当時36歳)
**康子巡査部長・・・・警視庁公安部・公安捜査員・・・・・・(当時28歳)
佐和子(片山)・・・・・・・・だみ声の専務の妻・・・・・・・・・・・・・(当時29歳)
福井・・・・・・・・・・・・・・・・大蔵省(現・財務省)銀行局次長・・(当時45歳)
山崎・・・・・・・・・・・・・・・・文教族代議士(文部大臣経験者)・(当時78歳)
老・宮司・・・・・・・・・・・・・妙見犬神宮・宮司(南家当主)・・・・(当時80歳)
筆頭総代・・・・・・・・・・・・東家当主(京香の兄)・・・・・・・・・・・(当時50歳)
伝書鳩の女・・・・・・・・・・元人気美人アナ(参議院議員)・・・・(年齢不詳
女優妻・・・・・・・・・・・・・・超人気美人女優(新婚の代議士夫人)(当時29歳)
吉井良子・・・・・・・・・・・・吉井警視婦人・・・・・・・・・・・・・・・・・(当時29歳)
星野徹・・・・・・・・・・・・・・参議院議員立候補予定者・・・・・・・(当時35歳)
星野凛子・・・・・・・・・・・・星野徹婦人(元五輪選手)・・・・・・・(当時28歳)
古賀響子・・・・・・・・・・・・古賀代議士令嬢(フルート奏者)・・・(当時32歳)





(陰謀・女子アナ議員)

蒼い危険な賭け・京香◆
第四十九話(陰謀・女子アナ議員)


平凡な人生を送っていた人妻が、突如予期せぬ事態に巻き込まれる事は、多々有る。

だからこそ、占いや信仰に頼りたく成るのだが、それでも予期せぬ事態は遣って来る。

人の運命など、占いや信仰で回避出来たらそれこそ「奇跡」である。

人生とはそう言うもので、何もかも上手く行く人生など誰でも思いたいだろうが有る筈は無い。

例え「夫のキャリアが良いから」と言って安穏(あんのん)と日々を送っていても、そうしたリスクは人生に常に付きまとって居るもので、妻としての覚悟が無ければそうしたリスクに直面した時に対処は出来ない。

その、覚悟が試(ため)される時が突然遣って来た。

吉井良子の場合は、正に人生を賭けた決断を要する予期せぬ事態だった。



私は、何時(いつ)の間にか周囲に押されて強力なリーダーに祭り上げられたようだが、いったい私のどこが良かったのだろうか?

自分ではリーダーに成る野心もない「どこにでもいる平凡な男だ」と思っていた。

だから本音の部分では偉そうな態度を取るのは苦手である。

それが岩代の力で、はからずも財力を得、権力を得て行く・・・何時(いつ)も疑問なのは「何故岩代本人ではいけないのか?」と言う事である。

権力欲など無かった私に、得てしてこう言う立場が舞い込んで来るのは人生の皮肉か?

村里の盟主に成って、私の周辺は多忙に成った。

盟主なんてそんなに美味しい立場ではない。

責任のある立場に成ると、解決しなければならない事が山積する。

生島晴美の「水揚げの儀」と山崎代議士との佐和子夫婦の引渡しが済んだかと思ったら、吉井警視との手打ち接待が待っていた。

こちらとすれば、吉井警視を完全に安心出来る相手にして今後永く付き合わなければならない。

山崎に吉井警視の事を相談すると、派を挙げて吉井を応援し「将来警視総監まで育て、君の官僚ブレーンにしよう」と提案された。

国政に携わるだけ有って、山崎代議士の発想はスケールが違う。


手始めは、山崎派「政和交歓倶楽部」の秘密パーティへの吉井夫妻の招待である。

山崎代議士は、手っ取り早く吉井婦人を陵辱(りょうじょく)して、吉井夫妻を「マーキングしてしまおう」と考えた。

「調べておいたぞ、吉井警視婦人は小柄(こがら)だが出る所の出た美人でスタイルも良いそうだ。」

「随分手回しが良いですね。山荘に呼び出してライブで楽しむと言う事ですか?」

「岩代君から、内のお館様を二時間も引っ張ったお礼もしたいとわしに言っていたぞ。」

「岩代がそう言うなら、何か他にも目的があるのでしょう。」

「わしもそう思う。」

「しかし相手は公安部の課長ですよ。」

「構わん、警視庁の課長ごとき相手だ。これでも議員八十名を率いるわしじゃ。政治家はな、何事にも迅速(じんそく)な調査と決断がもっとうでな、ここに写真も届いている。美人の奥さんなら犯り甲斐もあるだろう。」

山崎代議士が差し出した写真を私が受け取り、目を通した。

だれが写したのか、ピントが合った全身写真と顔のアップ写真の二枚だったが、なるほど山崎の触手(しょくしゅ)が動きそうな可愛い系の美人だ。

「どうだその嫁さん、政和交歓倶楽部に呼べば楽しませてくれそうで期待出来るだろう。」

「吉井夫人が美人で何よりです。」

「なぁ、虐(いじ)め甲斐のありそうな良い顔をしているだろう。」

機嫌が良い時の山崎代議士は、やたらに同意を求めて来る。

「この齢でも、好みの女性を見れば胸をときめかして素っ裸にヒン剥き、ああもしたいこうもしたいと想っても不思議はないだろう。」

「そりゃあそうですが、山崎先生の場合は実現させてしまうから目を着けられた方は堪(たま)った物じゃないないでさよう。」

「馬鹿言え、新しい世界を教えてやるのじゃ、感謝して貰わなけりゃならんわ。」

しかしこの話し、「吉井夫人が美人でなかったらどうしたのだろう?」と思いながら私は代議士に合槌(あいずち)を打った。

「そうですね。虐め甲斐のありそうな中々の美人だ。」

「まぁ君らにしても、その吉井の奥さんを型に嵌(は)めて旦那の前で素っ裸にして晒(さら)し者にし、泡を吹くほど嵌(は)め倒すのも一興だろうが。」

「そりゃ、面白いとは思いますが・・・」

「君は知らんだろうが、あの連中(公安部)はピッキングも一流でな、留守中に内の事務所にもズカズカト入って来る。」

「代議士事務所に・・・本当ですか?」

「奴らには、盗聴も非合法家宅侵入も捜査の内だからな。」

「私は、そんな連中(公安部)に標的にされてたのですか。」

「だからこれは逆襲じゃよ。調べさせて見たら吉井は若手キャリアのホープの一人だった。仲間に取り込んで置く事にした。」

「そう言う事ですか・・・。」

「奴(やつ)の事なら心配は要らないぞ。こっちが長官を通じて脅したらアッサリ手を引いたで、案外上からの圧力には弱いのは判っている。」

「えぇ、確かに手を引きました。」

「それなりの経緯(いきさつ)が有ったんだから、奴(やつ)の嫁をわしらが犯って当然だろう。それともその奥さんを虐(いじ)めて犯るのは不服かね?」

「いぇ、先生(代議士)のお考えには共感していますが、何しろ素人の夫人ですから結果がどうなるかと。」

「心配には及ばん。その奥さんも犯ってしまえば変わるものだ。但し手加減は返って駄目だ。マァ政治改革も同じだが、チビチビ少しずつ変えようとしたら一向に変わらないものだ。何事も必要な変化には、一気に、大胆に、極端に、が必要でな。」

政和交歓倶楽部を主宰しているくらいだから、正直、好き者・山崎代議士ほど性交遊びの第一人者として経験豊かに積み重ねて来た人物は中々居ない。

従って山崎代議士は、女裸体鑑定家としても第一人者を自称しているが、それは誰も否定は出来ない。

その山崎代議士が、服の上からとは言え「調教してみたい良い女」と目を付けたのだから、吉井良子にはそれだけの価値がある女性なのだろう。

「判りました。しかし山崎先生に狙われたら、その女性はもう素っ裸で股を開いたも同然ですね。」

「なぁに、実は狙ってし止める極意はな、岩代君の細君・京香にレクチャー(解説)されてコツを覚えた。」


私も愉しませて頂きます。」

どうやら吉井婦人は、ここ(山崎山荘)で一気に、大胆に、極端に、ライブで輪姦(まわ)される運命に決まった。

元々政治家は、選挙で当選した時点で「任された」として一々国民に了解を得る政治などしてはいない。

何事も勝手に計画して、仲間内(議会)の了解さえ得れば勝手に実行させる。

その感覚が習性と成っているから、吉井婦人の陵辱(りょうじょく)計画は私の同意があれば会議は成立、それで決定である。

山崎代議士の目的はハッキリしている。

見せしめに、亭主(吉井警視)の目の前で、その夫人をグチョグチョに虐(いじ)め弄(なぶ)って愉しむ事である。

もぅ、この手の話には麻痺していた私で、直ぐに山崎代議士の提案に同調した。

「面白い。確かに警視庁・警視婦人を裸に剥(む)いて嵌(は)め倒すのも、溜飲が下がる話しですね。」

「そう言う事だ。何事も型に嵌(はま)れば、それでキッチリ収まるものだ。」

「それじゃあ、警視婦人もここ(山崎山荘)で型に嵌(は)めますか。」

「そぅそぅ、吉井君が奥さんを連れてここ(山崎山荘)のパーティに参加すれば、過去を水に流すけじめにも成るじゃろう。」

「えぇ、過去を水に流して確かな信頼関係を築くには、行動実体が伴う代償は必要です。」

「そこだ、吉井婦人を君らが輪姦(まわ)せば、わだかまりも消えて親密さも益すだろう。」

どの道、人間の真実はその人物の表面には無い。

表面に在るのは嘘ばかりで、その人物の内面にこそ真実は存在する。

その人物の内面の本性を曝(さら)け出させるには、性的興奮に拠って本能に火を着ける事である。

そして内面を曝(さら)け出して初めて、その人物を信じられるのだ。

「唯・・・単なる主婦の吉井婦人が承知しますかね?」

「なぁに、相手は警察とは言え官僚だ。締めれば女房を素っ裸にして差し出すさ。そのご婦人にとって輪姦(まわし)が無理かどうかは、犯らして見れば君にも判る。」

「しかし先生(山崎代議士)、何分にもご主人が警視庁警視と言う硬い職業の婦人ですから、いきなり輪姦(まわし)は突拍子も無いでしょう。」

「なぁに、君は無理だと思うだろうが、実はどのご婦人も内心そう言う事には興味が在ってな、本人を納得させる回避出来ないと言う理由が在りさえすれば、十中八九は輪姦(まわし)に応じるものだよ。」

「先生(山崎代議士)がそこまで仰(おっしゃ)るなら、間違いないのでしょう。」

「吉井夫人はな、利巧なら取り返しの付かなく成る前に開き直るさ。女と言う生き物は、元来そうした計算は男より優れておるでな。」

「先生(山崎代議士)の思惑通りに成ると言う事ですか?」

「いざと成ると、女の方が遥かに開き直りの強さはある。まぁ、女はたくましいと言う事だ。」

「それは確かに女性はたくましい・・・私にも判ります。」

「本人に自分で選ばせてその決心をさせて、犯られる覚悟でここ(山崎山荘)に来させる。」

「納得の上で犯られに来させると成ると、条件がキツイですね。」

「そう言う事はな理事長、成るか成らぬか判らないから面白いのだ。まぁ、その吉井夫人に根性があれば多分犯られ通せる筈だ。」

もう山崎代議士は、吉井夫人をバトル‐ロイヤル・セックス(多数が参加し公開で戦う性交方式)に掛ける事を完全に決めていた。

「判りました。大概の女性はイザとなれば犯り通しますから、話がまとまるように内の息が掛かった者を使者に立てましょう。」

「流石(さすが)理事長、もぅ、確り繋(つな)げるパイプを持っている。」

「いぇ、元々は吉井警視が送り込んで来た公安所属の女性ですが、こちらの考え方を理解したようです。」

「なるほど、その娘が吉井婦人共釣りの共に成る訳だ。潜入した公安所属の女を寝返らせたのなら、尚更の事だろうが。そう言うのをリーダーの資質と言うのだ。」

「またまた、先生(山崎代議士)の買い被りです。私は周囲に祭り上げられて居るだけですから。」

「だからそう言う祭り上げられるのがリーダーの資質だ。」

「そう言って頂ければ・・・・」

「それにな、吉井と言う男は君やわしらのしている事に批判的だったろう。」

「えぇ、乱倫の事には批判的で、自分達は清廉潔白見たいな嫌らしい気持ちがあります。」

「だから、その酬(むく)いに奴の奥さん(良子)にタップリ犯らせよう。」

「なるほど、身を持って思い知らせると言う事ですね。」

落とし前(報復)は吉井警視夫人を素っ裸にヒン剥(む)き、雌犬にして皆で輪姦(まわ)す事である。

吉井夫婦の意志に関係無く、ディープ(深く嵌り込む様)な筋書きが決まっていた。

「そうそう、わしも楽しむが、その女(吉井夫人)は理事長の獲物だ。煮て食おうと焼いて食おうと好きに料理してやれ。人間の本質を問う筋合いのものを、只のスキャンダル(醜聞)にして貰っては困るからな。」

山崎代議士の顔に、悪戯(いたずら)小僧みたいな表情がリアルに浮かんでいる。

「しかし、行き成り無理をさせて、どう言う反応に成りますかね?」

「なぁに理事長、人間好きな事は止められないものじゃ。その吉井とか言う奴の奥さんをタップリ虐(いじ)めて輪姦(まわ)され好きにさせれば良い。ワハハ。」

輪姦(まわ)してSEX・ハイ状態で快感に目覚めさせれば、吉井良子はもう「立派な乱交依存症に成る」と山崎代議士は嘯(うそぶ)いた。

確かに、人間好きな事は止められない。

山崎代議士のSM性癖などその最たるものだが、恐らくそのお相手を務めた女性の大半が責められる事に目覚め「M(マゾ)性の性交依存症」に成った経験でもあるのだろう。

山崎代議士の言を借りるまでも無く、貞淑(ていしゅく)な女が誰でも飛び切り淫(みだ)らに変身出来る事を、私は既に知っていた。


力が有る山崎代議士が言い出した以上、これはもう止め様が無い話だった。

先程から山崎代議士のおシャブリをしながら聞いていた佐和子が口を挟んだ。

「その方・・吉井夫人を秘密パーティで輪姦(まわす)のですね?」

「そうだ。奴(吉井警視)の見ている目の前で、こっ酷くな。」

「素人の夫人を行き成り輪姦(まわす)のはキツイですね。」

私は、行き成り輪姦(まわし)て吉井夫人の精神が持つのか少し心配に成ったが、山崎代議士の顔には自信が浮かんでいた。

「構わん。わしらの洗礼を受ければ、吉井夫婦も素直にグループの一員に成るだろう。」

「先生(山崎代議士)に目を付けられたのでは、吉井夫人も、もう素っ裸にされたも同然ですね。」

「雄が雌を見る目と言ったら、例え衣服の上からでもこの雌は好いケツをしているなと見るのが正しい見方で、興味を示さない方が失礼じゃろう。」

「雌を見て、色々と想像するのが発情の第一歩と言う事でしょうか?」

「その雌を素っ裸に剥(む)いて弄(なぶ)る想像は、理事長も愉しかろう。」

人間には「順序通り」と言うか、物事の順番に癖がある。

つまり順序良く事を詰めて行けば、どんなに固い女性でも「その卑猥(ひわい)な行為を受けざるを得なくなる」と山崎代議士は言った。

それを聞いて、いつか岩代が「同じような事を言った」と、ぼんやり思い出した。

「素人の御夫人でも、皆で可愛がって犯れば本性が出て癖に成ると言うものだ。」

「それで、仲間に成る覚悟が決まる訳ですね。」

「そう言う事だ。吉井と言う男も、余程のばかでない限りはわしのパーティの誘いを断(ことわ)れんだろう。」

本人達の知らない場所で、吉井夫人の陵辱話は勝手に決まった。

勿論、吉井夫婦の都合や感情など知った事ではない。

それでまぁ、吉井警視を取り込む為に、山崎派の「政和交歓倶楽部」に別枠参加させる儀式のような秘密パーティをし、吉井婦人の良子に輪姦(まわし)の洗礼をさせる事に成った。


「所でどうだ。今日はオブザーバーだが、君(私)も遊んで行け。どうせ次回に君らと合流の儀式をする。」

「先生の仰(おお)せとあらばユックリして行きます。」

「そうか、それなら佐和子が相手では珍しくも無いだろう。**(女性アナウンサー)を引き合わせておこうか?」

山崎代議士は、派のマドンナ・元人気アナウンサーの**の名を上げた。


こうした政界だから、参議院比例区当選には有名人も混ざっている。

前回当選組みで山崎派入りした女性民放アナウンサー出身の**もその一人だが、政治座談会で司会助手を務めて山崎代議士と知り合い、民放を退社するに当たって「政治の世界に入りたいと相談に来た」と言う。

国会議員に成りたいからには、それなりの物に動じぬ覚悟が試される。

それに山崎代議士の信頼を得る近道は、誓約(うけい)の洗礼を受ける事で、受けねば信用はされない。

当然、女性アナウンサーの**も縄掛け吊るしのプレィのお相手をして合格し、山崎代議士の全面支援で「当選を果たしている」と見当が付く。

「大方、先生(山崎代議士)のご趣味(SMプレィ)のお相手をさせたのでしょう。」

「**(女性アナウンサー)君、チョッとここに来なさい。」

「はぃ、先生(代議士)何か?」

ラテン・タンゴダンスでも踊りそうな大胆なスリットが入った黒のミニスカート・パーティドレス姿の**(女性アナウンサー)がスッ飛んで来た。

「**(女性アナウンサー)君、この方が、いずれわしが派を譲る**理事長だ。派のボス(支配者)は君のボス(支配者)でも有る。」

「はぃ、勿論(もちろん)、先生(山崎代議士)が言われる通りに行動いたします。始めまして**(女性アナウンサー)です。以後はボス(支配者)としてよろしく命令下さい。」

**(女性アナウンサー)が、色気を発散させながら挨拶をした。

挨拶に頭を下げると胸元の生乳が、乳首までチラリと見えていた。

「あぁ、今後はよろしく。」

「理事長、**(女性アナウンサー)君を仲間に入れる資格は、わしの趣味のSMの相手だけで合格した訳ではないぞ。」

「ここ(山崎山荘)でパーティデビューの連続輪姦をさせたのですか?」

「それもあるが、この娘(こ)はその前に裸に剥(む)いてここ(山崎山荘)で競売(セリ)に掛けた。何しろ箱入り娘で育ったお嬢さんだ。現実を判からせるには手っ取り早く性奴隷に売り飛ばすのが良いだろう。」

「現実を判からせる為に、競売(セリ)で売り飛ばしたのですか?」

「あぁ、人気女子アナだ。肉体(からだ)の使用権を売れば金になる。」

「なるほど、それで競売(セリ)ですか。」

「三百(万円)で一ヶ月、落札した奴に預けてな、元出が掛かった遊びだから元を取ろうと夫婦で犯りたい放題犯らせたい放題だったらしいがこの娘(こ)は余ほど代議士に成る決意が固くてな、良い根性を見せたぞ。」

「あの時は驚いたわ。いきなりここ(山崎山荘)に連れて来られて、根性を試すから競売(セリ)に掛けるって言うのですもの。」

「その話面白そうだな。それで君はどうした。」

「それで皆さんの前で裸にされて、品定めだって乳房は揉まれるは、尻肉は掴まれて左右に広げられてア*ルの皺(しわ)まで見られ、最後は大事な所に指まで入れて確かめられたのよ。」

「なるほど、商品はお手に取ってお確かめ下さいって訳か。」

「あれって監獄でするストリップ・サーチ(全裸検査)と一緒でしょ。我慢したけど恥ずかしい何てものじゃ無かったわ。」

「ハハハ、この娘(こ)は涙こそ浮かべていたが、嫌とも言わずに我慢して品定めされて居たぞ。」

「売られてからもタイヘン。競売(セリ)落とした先生(代議士)ご夫婦の性玩具(おもちゃ)は勿論、ばかに来客が多いと言うくらいここ(山崎山荘)の仲間が遊びに来て、お目当ては私(女性アナウンサー)。」

「彼らは何が目的で来ていたんだ?」

「だってそりゃ来客が有れば、どこの家でもおもてなしをするものでしょう、買われた私(女性アナウンサー)はおもてなしの道具よ。」

「ワハハ、内の連中が面白がって、この娘(こ)目当てに押しかけた。」

「もう、服なんて着ている間が無いから、毎日、次はこのお客さんのおもてなしの連続、その上夜は買主夫婦のお相手、おかげで色々覚えて箱入り娘は卒業しましたけど・・・。」

「その買った代議士の所は女性二人、男性一人の逆三Pか・・それどう犯るの?」

「私(女性アナウンサー)が仰向(あおむ)けに成った顔の上で先生(代議士)が奥さんを四つん這いにさせてバックで犯って、私(女性アナウンサー)に先生(代議士)の欲棒が出入りしている奥さんのアソコを舐めさせたりする。」

「それから他には?」

「私(女性アナウンサー)と奥さんがシックスナインで舐め合っているのや重なって抱き合っているのを交互に先生(代議士)が突いたり。犯り方は沢山有るわ。」

「うん、それ良いな。今度内の奴と一緒にお願いしたいな。」

「良いけど。理事長は私(女性アナウンサー)のボス何だから、お願いじゃなくて命令よ。それで私(女性アナウンサー)何でもするわ。」

「しかしな**(女性アナウンサー)、あの時の三百(万円)とおもてなしした来客からのカンパが百八十(万円)は、選挙の裏金で立派に役に立っただろう。」

「あら、先生(山崎代議士)は奥ゆかしいんだから。理事長、先生(山崎代議士)はね、私(女性アナウンサー)にSMのお相手をさせた後良く頑張ったって別に選挙資金を一千万円もポンと下さったの。」

「根性を見せて貰ったし、初めての立候補だからな。」

「だから私(女性アナウンサー)、先生(山崎代議士)の御用なら伝書鳩でも何でも務めています。」

「どうせここ(山崎山荘)のメンバー女性は、地元に帰ると後援会の挨拶回りで忙しい肉体(からだ)だ。」

「後援会の挨拶回りですか?」

「お世話に成っている方には相応の謝意や誠意を示す事が選挙区での信頼関係維持の大事でな、その挨拶回りは口先だけでは足りない。金を使う訳には遺憾から肉体(からだ)を使う訳じゃ。」

どうやら後援会の有力後援者との間で誓約(うけい)の性交をするくらいの覚悟でなければ、女性代議士と代議士婦人は勤まらないものらしい。

「わしもそうだが、男の代議士何て婦人の支えが在って初めて地元を固められる。足元がグラ着けば中央政界で暴れられない。」

「国会議員様も、大変ですね。中央で偉そうにしているだけでは、次の選挙が危ない。」

「じゃから、ここ(山崎山荘)のメンバー女性は自分が代議士か夫が代議士だで、肉体(からだ)を使う事など当たり前じゃ。世間並みの好いた惚れた相手でなければ犯るのは嫌だなんて甘い事は言っては居られぬ。」

「随分ドライな考え方ですね。」

「常在戦場が代議士一家の心得でな、昔の武家の姫方・女房方には閨房術(けいぼうじゅつ)の修練は欠かせなかったわ。」

「閨房術(けいぼうじゅつ)ですか。何とも古めかしい表現ですね。」

「その閨房術(けいぼうじゅつ)は姫方・女房方の女子(おなご)のたしなみじゃで、それを蔑(ないがし)ろにする女子(おなご)は怠け者じゃ。」

「たしなみを蔑(ないがし)ろにする怠け者ですか?」

「当たり前じゃ。あの京香のように日頃から怠(おこた)り無く真剣に修練を積んでこそ、いざと言う時に殿方を喜ばせる役に立つ。」

「なるほど、内の奴(里美)も岩代夫婦に教えられて性修練を実践で積んでいます。」


閨房(けいぼう)は特に、夫婦の寝室や男女の夜の行為の場所の事を言う。

つまり、性行為の場所である。

そしてこの国には、その閨房(けいぼう)で用いる世界に冠たる閨房術(けいぼうじゅつ/性行為の技)が存在する。

「床技」、「性技」とも言う閨房術(けいぼうじゅつ/性行為の技)を、敗戦後の個人の私権ばかりを主張する自由化で見事に失い「殿方を喜ばせよう」と言う修練を怠(おこた)る女性ばかりに成った。

日本民族には、欧米のキリスト教文化と違い昔から「閨房術(けいぼうじゅつ/性行為の技)」と言う姫方・女房方が積極的に殿方を喜ばせる性技があった。

殿方を喜ばせる性技「閨房術(けいぼうじゅつ)」は、姫方・女房方にとって大事な積極的に習得すべき心得だったほど、性に対しておおらかで積極的な考え方を日本民族は持っていた。

と言うのも、実は殿方が姫方・女房方の性技に喜ばされて操られる事は珍しくない為、「閨房術(けいぼうじゅつ)」に平和な武器としての価値が認められていた。

当然ながら勢力を競う氏族(貴族や武士)の子女は、誓約(うけい)の概念の元に所謂(いわゆる)「閨閥(けいばつ/婚姻による家同士の連携)」創りの役割を果たす為に世に生まれて来た様なものだった。

日本古来の「閨房術(けいぼうじゅつ/性行為の技)」の発祥は不明だが、考えられる推測としては他の武術同様にその発祥を諜報活動を担っていた陰陽修験に見られる可能性が強い。

以後、修験組織が関わって成立した「白拍子(しらびょうし)遊技制度」の「床技」などで発展、戦国時代の武家の間で戦略的に子女を持って利用されて「術」として確立された。

この「閨房術(けいぼうじゅつ)」、「術」と言う範疇(はんちゅう)に入るからには、修練を積んでその「術」を自在に操れる様になる事が要求される。

つまり大げさに言えば、「閨房術(けいぼうじゅつ)」と言う性技が、氏族の女性に課せられたひとつの習得すべき積極的な技(わざ)だった。

「どうじゃ、何時(いつ)解散総選挙が有るか判らん常在戦場ならば、女性代議士や代議士の妻たる者はそれだけの覚悟が要る。ここ(山崎山荘)はその精神と技を磨く道場じゃよ。」

「根本的に庶民と考え方が違うのですね。」

永いこの国の歴史において、殿方が武勇を競って領地を広げるなら女性(にょしよう)の戦場(いくさば)は寝所(寝屋)だった。

寝所(寝屋)での事に、正妻と妾妻の分け隔ては無く「如何に殿方を喜ばせるか」の性技勝負の場に成る。

大胆かつ濃厚な性技で殿方を極楽浄土に導き、子種を授かるのが女性(によしょう)の勤めで「手柄」である。

時代により女性の性に対する価値観も違って当り前で、血統を唯一の特権の証明として受け継いできた氏族の女性にとって、この理屈に疑いなどある訳がない。

まず、当時の社会では性技は花嫁の必須条件で、十五歳と言えば嫁入りの時に性技の心得は充分に教わる。

何人もの妾妻を持つ事が普通の世界だったから、「閨房術(けいぼうじゅつ/性行為の技)」を駆使して殿方を喜ばせ、殿方に気に入られる事から寝所(寝屋)での戦は始まる。

どちらかと言うと正妻は政略結婚で、妾妻は殿方に気に入られての事であるから、実は正妻ほど「閨房術(けいぼうじゅつ/性行為の技)」を駆使して殿方を喜ばせないと、この勝負は気に入られている妾妻に負けてしまうから切実なのである。

そして当時の氏族社会は極端な「血統主義社会」であるから、殿方の種を受け入れ世継ぎを懐妊・出産する事が女性(にょしよう)の勝利だった。

現在の解釈など通用しないのが、歴史である。

氏族の娘にとって「閨房術(けいぼうじゅつ/性行為の技)」は勝つか負けるかの真剣なもので、殿方の武芸武術に相当する手段だった。

恋愛は精神的もので、当時の肉体的接触は、かならずしも恋愛とは一致しない手段である事が常識で、その事を現代の女性に「昔の女性の扱いは悪かった」と同情される謂われも無い。

誤解して貰っては困るが、結婚生活は結果論で、自由に結婚し自由に離婚して「不幸な片親の子」を量産する現代女性の生き方が「幸せだ」とは言い切れないし、閨閥(けいばつ)造りに利用された昔の女性が「不幸だった」とも言い切れない。

現代では、女性の肉体を目的達成の手段にするなど、理解され難い事だろう。

しかし親子兄弟でも領主の座を争い、たとえ叔父甥の間柄でも、隙あらば領土拡張の的にする氏族の価値観である。

「殺し合いをしても領土を手に入れる」と言う究極の価値観に生きる者達には、女性の肉体は「領土拡張の道具」と考えられても不思議な事ではない。

つまり、殺し合いも女性の色香も目的達成の手段で、当時は異常な考え方ではなかったのである。

そこの価値観の違いを分けて懸からない事には当時の女性の心情は理解出来ないし、奇妙な現代風の恋愛時代劇が成立してしまう。

しかし良い加減なもので、恋愛時代劇が成立してその物語を楽しみ、女性の敵かのごとくに拘(こだわ)る筈の妾妻と主人公の殿方との恋愛を美しく描いて楽しむ矛盾もロマンチックに受け入れてしまう。

「閨房術(けいぼうじゅつ/性行為の技)」も含めて男女の仲は添ってから育むもので、精神愛まで達した仲が本当のゴールである。

「アメリカのテレビドラマを見て見ろ、自由の国の部下と上司の関係はドラマの中でも遊びの性交相手じゃろう。それで関係がスムースに行って仕事も出来る。」

「そりゃ、そうですね。あちらでもああした関係が日常的だから、テレビドラマに成る。」

「向こうの娘は結構大胆に割り切って、肉体(からだ)を使って出世したり有利な仕事をしているじゃろう。それが誓約(うけい)の本質だ。」

実は現代の日本社会でも代議士や社長の女性秘書、部課長と女性の部下など性交を持って信頼関係と共通の利害を構築する誓約(うけい)もどきの関係は珍しく名のだが、本来ならこれは仕事や人間関係がスムースに行く為の「善意の性交」と割り切るべきである。

所が現在の我が国には残念ながら誓約(うけい)の概念が無いから、職場不倫などと恋愛関係にあるがごとく愛憎入り混じりのドロドロの性交になる。

女の武器を使うか使わないかは女性の決める判断だが、ばか気た事に誘われた段階で「愛」が基準になる。
つまりは、目的の為の性愛が有っても良い訳である。

それを「セクハラ(セゥシャルハラスメント)」だとか言って、建前でばかり言い立て、本来一致させるのが難しい精神愛と性愛を、現代女性の願望を満足させる為に金儲けでロマンチックに現実が歪(ゆが)められるのはいかがなものか?


「そう言う事ですか・・・つまり、地元に選挙ファミリーを築くにも誓約(うけい)の考え方が無ければ地盤の維持が難しい。」

「あぁ、そう言う事だ。挨拶回りも地元では一日に五軒十軒と回る事になるのでな、女性の先生方も奥様方も平気でそれが出来るように、ここ(山崎山荘)でみっちり修行させてやるのもわしの親心だ。」

「なるほど、金かセックスか良い思いをさせなければ、応援など得られない。代議士家業も結構大変ですね。」

「あぁそんなものだが、その点君らのご婦人方は調教済みだから安心じゃよ。」

それは山崎代議士の言う通り、「KIYOUBI(京美)」のメンバー女性には精神愛と性愛をごちゃ混ぜにする愚(おろ)かな女は居ない。

「内の奴ら(女達)は代議士婦人合格ですか・・・・」

「あぁ、閨房術(けいぼうじゅつ)の達人じゃでな。仕込む手間要らずじゃ。コッチの連中と合流してもスムースに運ぶじゃろう。」


山崎代議士に引き合わされた**(女性アナウンサー)は、山崎派の秘密パーティが発足以来のメンバーに成り、最初のパーティデビュー役を務めたそうである。

「まぁ、ここ(山崎山荘)のパーティの原型はこの娘(こ)の輪姦(まわし)が最初だった。」

「ハァ、立派な経歴ですね。」

「マァ・・経歴なんて何をばかな事を言っているのですか。」

「わしは別の奴と話がある。次期ボスの理事長に引き合わせたから、ドレスを脱いで君(女性アナウンサー)からキチンと挨拶を犯って置きなさい。」

「はぃ、喜んで。」

**(女性アナウンサー)は返事をするやいなや、首に掛かって後ろで結んだドレスの紐を解いた。

次の瞬間、パーティドレスがフワッと床に落ち、**(女性アナウンサー)の眩(まぶ)しい裸体が晒(さら)された。


相手は、私に見せる為に脱いだのだ。

全裸体を晒した**(女性アナウンサー)の肉体(からだ)を、私は無遠慮に眺めまわした。

小振りの乳房がツンと乳首を上に向け、柔らかそうな太腿(ふともも)の付け根にはスレンダーな**(女性アナウンサー)の肉体(からだ)にはそぐわない剛毛が、手入れ良く綺麗に刈り揃えて生えていた。

丸みの有る曲線を描く恥丘の剛毛が綺麗に刈り揃えられているから、これから私の欲棒を迎え入れる二枚の肉花弁も、これ見よがしに露骨なほどプリッと露出している。

「美人代議士様も生足ノーパンなのだ。」

「ここ(山崎山荘)ではそれが決まりですもの。でも国会登院中や議員活動の時は生足と言う訳には行かないのでノーパンにガーターベルトとストッキングなの。」

「ヘェ〜国会中でもわざわざガーターベルトを使ってノーパンなのだ。」

「だって、山崎先生が時々手を入れてチエックされるのですもの。」

「なるほど。しかしノーパンにガーター・ストッキングとは想像するだけでエロチックだな。是非にも拝見したいものだ。」

「機会があればご披露しますわ。」

「アァ、頼むよ。しかし下の毛の手入れが良いね。オマ*コも丸見えだ。」

「あぁこれ、先生(山崎代議士)の趣味で、隠しちゃいけないと何時(いつ)もうるさく言われて居るの。」

「代議士の言う事は素直に聞く訳だ。」

「ボス(支配者)の命令ですもの、理事長が新しいボス(支配者)に成れば毛の手入れも全て御趣味に従います。」

「いゃ、景色が良いからそのままで良い。」

澄ました表情で正論を等々と吐いているイメージの**(女性アナウンサー)が素っ裸で目の前にいた。

なるほど、山崎代議士の露出趣味が**(女性アナウンサー)の肉体(からだ)にまで行き渡っている。

もっともあの剛毛では、自然に生やしていては代議士の欲棒が危険なのかも知れない。

一瞬そんな事を考えながら、僅(わず)かに開き気味に生々しく露出している二枚のプリッと突き出た肉花弁を、私はジッと見据えた。

**(女性アナウンサー)は当選後のテレビ露出も多く、国会質問も盛んに出て来て切れ味の良い発言をするから結構目立つ存在である。

「こうして会って見ると日頃の**君のイメージとは違うな。」

「あら、素っ裸の女性を前にしてイメージと違うは無いでしょう。代議士から御挨拶代わりに遊んで頂けと命じられています。」

「君を性玩具(おもちゃ)にして良い訳だ・・・。」

「御挨拶に現れた女性を、お好きに扱うのがここ(山崎山荘)のルールですから。ご覧に成ってばかりでは詰まらないでしょう。まずは口でご挨拶します。」

「まぁ、頭を下げただけで挨拶が終わったと想う方が可笑しいがな。」

慣れたもので、**(女性アナウンサー)は床に膝間着(ひざまつ)いておシャブリを始めた。

ジュポジュポと音が聞こえるくらいに激しくシャブリ、刺激が気持ちが良い。

**(女性アナウンサー)の口の中で、硬く成って行くのが、私にも判った。

私の欲棒が硬く成るのを確かめると、「準備できたみたいです。どうぞお使い下さい。」と**(女性アナウンサー)は床に仰向(あおむ)けに成り脚を開いて股間を晒(さら)した。

二枚の肉花弁が先程よりもさらに開いて、隙間から赤味を帯びたピンク色の内側が見えている。

女優妻の時もそうだったが、元人気アナウンサーでも女性器は並の女性達と然(さ)したる違いはない。

どれ、味見と行くか・・・

私も床に膝間着いて**(女性アナウンサー)の女性器に欲棒を宛がい、グィと挿し込んだ。
「ウッ」

元人気アナウンサーの、仕事ではけして聞けない奇妙な発声と伴に、私の欲棒がグィグィと、彼女のの二枚の肉花弁を圧し分けて内壁の抵抗を欲棒の先で感じながら挿し込まれて行く。

ニュルリと抽入感と同時に**(女性アナウンサー)から「ハッハッ」と吐息が洩れ、彼女の受け腰が始まった。

「ウッ、ウッ、ウッ、ウッ、ウッ。」

骨盤がキシムようなハイピッチ(高速)の受け腰で抜き挿しされ凄まじい快感が伝わって来たが、これでは話が出来ない。

セックスは、気持ち良く犯らねば犯る意味が無い。

私の欲棒を包み込む元女子アナ代議士の括約筋が、肉ひだがまとわりつく様に微妙な律動とともにグィグィと締め付けて来る。

「もっとユックリ、ユックリ。」

耳元で囁(ささや)くと、**(女性アナウンサー)の受け腰がスローダウンした。

「しかし代議士何て、君は思い切った転進をしたな。」

「良くそう言われるけど、局のアナウンサー何て見た目は華やかだけど女郎屋の遊女と一緒よ、アナウンサー室で声が掛かるのを待つ仕事だから。」

「何だ会社で割り振るのじゃないのか?」

「それは入社半年くらいまで、番組の企画はプロデュサーの仕事だからその後はプロデュサーとデレクターで、どのアナウンサーを使うか決めるの。」

「すると、使ってくれるかどうかは局のプロデュサーとデレクターの胸先三寸と言う訳か?」

「そうなの、外されたら仕事がないの。だから女子アナは営業と言って彼らの酒の席のお誘いは断れない。まるで無料のコンパニオン。」

「無料のコンパニオンか・・・。」

「どうしても仕事の欲しい娘(こ)は、お酒の席の後のホテル接待もするわ。」

「仕事をもらう為にプロデュサーやデレクターと寝るのか?」

「そう、彼らに嫌われて干されたら惨めな短発物しか回ってこないから、結局股を開く事になる。年に四回ある番組改変の時期何かレギラー番組をゲットして生き残るかどうかの勝負だから、他の娘(こ)が犯れば、結局全員が犯る事になるの。」

見た目華やかな業界だが、芸能界にしても女子の局アナ(アナウンサー)にしても、仕事が廻って来なければ日干しになる。

売り出し中の新人に「枕営業」は業界常識で、タレント事務所・芸能プロダクションは積極的に奨励するし、TV局は歴代の慣行だから上の方も黙認である。

芸能界にしても女子の局アナ(アナウンサー)の実態にしても、スキャンダル(醜聞)には暗黙のルールで業界の口が固いだけで「枕営業」がはびこる乱れた世界で在る事は間違いない。

肉体(からだ)を張った営業が実際に行われているが、それで仕事が順調に進む構造だからまぁ本人達が納得していれば余り騒ぐ話じゃないのだ。

「私には華やかに見えるが実態はそんなに厳しいのか?」

「見かけは良いけど常に不安や焦りに悩まされる職業で、女子アナは皆ストレスの渦の中であえいでいるのよ。」

「そんなに厳しい職業の業界なのかなぁ。」

「番組で上手くしゃべれない。容色が衰えたり、上司と上手く行かないと干される。別部門への人事で飛ばされる恐怖に悩まされます。」

「上司と上手くって・・・。」

「だからさっきも言ったけど、女子アナは年俸制で見直しダウンがあるからこき使われるし、一線の良い仕事が欲しければ体(てい)の良いコンパニオンか職場娼婦よ。」

「しかし、職場娼婦はおおげさだな。」

「女子アナにはオンエア・ハイと呼ばれる職業病が在ってね、本番前にテンションを高め、終わってからもその興奮が収まらず、夜眠れなくなるのです。それで疲労が蓄積するので、ストレスを抜かなければ体調は最悪なのね。」

「オンエアが終わっても興奮が収まらないのか。」

「それで帰りに飲みに誘われてその先はホテル、断れば飛ばされるから皆上手く犯っているわ。」

「なるほど、上司からお座敷が掛からなくなったら、番組降板か。」

「多いでしょ、女子アナの自殺。」

「しかしそれを聞くと、女子アナをそう言う目で見てしまうな。」

「女子アナも結構残酷なんだな。うぅ〜んどこの業界も一緒だなぁ。」

「そう言う雰囲気が上手く出来ていて、結局女子アナの方から誘うのでセクハラ騒ぎもなし。]

「業界ではそれが常識か?」

「だって単発物のレポーター何かやらされたらキツイばっかで、誰が見ても軽い仕事だから惨めなものよ。」

「君も良い仕事ばかりだったから、かなり股を開く営業をした訳だ。」

「そうよ、局の場合相手も私も時間の空きがマチマチだから、私も番組改編時には掛け持ちでホテルを回った事もあるわ。」

「なるほどな、道理で君らの先輩や同僚の女子アナは肝が据わっている訳だ。」

「生き残る為だから、自然に度胸も着くわ。だから女子アナは局内の男(ひと)とは余り結婚はないの。プロデュサーやデレクターと犯ってるのがバレバレだから、男の方が敬遠するわ。」

「なるほど、聞いて見ないと判らないもんだな。」

話しながらも、欲棒の抽入を受け入れた**(女性アナウンサー)の受け腰はユックリと律動している。

流石(さすか)にシャベリ出した口が止まらない所は、元女子アナ代議士の真髄かも知れない。

元人気美人アナが腰をクィクィと上下させて私の欲棒を抜き挿しする都度に、ヌュルリ、ヌュルリと内壁を擦(こす)る感触が快感と成って私のカリ首頭を刺激する。

まぁ、この性交で私と元美人アナとの間で誓約(うけい)が成立して、私がこの女の支配者で在る事が明確に成った訳である。

「さっき理事長が、私の事を日頃のイメージと違うって言ったでしょ。何時(いつ)もは鎧(よろい)を着ているのです。ここ(山崎山荘)は日常生活の抑圧(よくあつ)から解放される場所ですもの・・・」

「なるほど、安心して曝(さら)け出せる場所と言う訳か。」

「何でも要求してください。群れのボス(支配者)が代われば、群れの雌はみんな新しいボス(支配者)の物・・・」

「しかし君は、知性派と言われただけあって大胆なんだね。」

「生真面目な事を言っているのは、お人好しで頭の悪い連中だけ。先生(山崎代議士)だったら、ワハハ、性行為にノーマルもアブノーマルも線引きなど有るものか、と言いますわ。」

「すると、バカっ正直に生真面目なお人好しは、頭が悪いと言うのか?」

「だって拘(こだわ)って貞操を守っても、自己満足と引き換えに損をするだけじゃない。」

私みたいな陣笠議員は、「山崎先生(代議士)に睨(にら)まれたら一瞬で潰されますから。」と元アナウンサーの彼女が言う。

山崎先生(代議士)の意志には絶対服従で、「ここ(山崎山荘)はそれを肉体(からだ)で証明する為の場所だ」と笑った。

「ドラィに割り切っている訳だ。」

「利巧に生きるには割り切りは必要で、公(おおやけ)と私生活は別ですもの。」

なるほど、言う事は理屈っぽいが、「この女、イクとどんな顔をするだろう?」と、急に加虐心が頭をもたげて来た。

私は抽送を少しずつ早めて、**(女性アナウンサー)の反応を見た。

「アァ〜ン、アァ〜ン、オマ*コ気持ち良い。アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン。」

山崎代議士に女を相当開発されたのか、**(女性アナウンサー)の感度はかなり良い。

「山崎代議士に良く仕込まれたようだな。」

「国を動かす立場に成れるのですもの、アァ〜ン、貞操なんか武器にして当然です。アァ〜ン、アァ〜ン。」

「なるほど、充分お釣りの来る取引と言う訳だ。」

「アァ〜ン、何でも仰(おっしゃ)って下さい。犯りますから・・・アァ〜ン、」
予想された乱戦に、二人は突入して行った。

いずれにしても元女子アナの**は、「たいした女」の国会議員だった。

こうなれば、こちらも乱倫同志経営のお館様だ。

反応が現れたので、ジックリ責め込んで行ってイカせて見る積りだ。


その乱戦の最中に、山崎代議士が様子を見に来た。

「おぅ、愉しんでる様だな。しかし理事長にぶら下がっているカリ坊主は、何時(いつ)見ても立派なものだな。」

「いぇ、山崎先生(代議士)の持ち物も立派じゃないですか。」

「なぁに、わしは久しぶりにわしと勝負が出来そうな大物を見た。わしを理事長に派閥を譲る気にさせたのはその立派なカリ坊主を見た事も理由の一つだからな。」

「まさかそればかりが基準じゃないでしょうね?」

「どうだ、その女を挟んで二人で愉しまんか?」

「良いですねぇ先生(代議士)。二人で責めますか。」

元人気美人アナは、山崎代議士と親しかったから代議士デビューが出来た。

それ以来、元人気美人アナは山崎代議士に性玩具(おもちゃ)として飼われている。


最初に山崎代議士が選んだ責め遊びは、半吊り縛(しば)き責めだった。

素っ裸の元人気美人アナ(伝書鳩の女)を山荘の会場中央に曳き出し、縄で手首を後ろ手に縛(しば)いてその縄を、首を一回りさせて縛(しば)いた手首を上にガッチリ絞(しぼ)る。

もう一本縄を取り出して縛(しば)いた手首に結び、絞(しぼ)りながら肉体(からだ)に巻いて乳房の周囲を絞(しぼ)った亀甲で縛(しば)き、やや脚を開かせて踏ん張らせる。

天井から垂れ下がった縄で後ろ手に縛(しば)いた腕の結び目を結わえ、上半身を前に倒させて腰を後ろに突き出した前屈(まえかが)みの形にさせ、縄丈(なわたけ)を調節し脚が床に届く様に半吊りに吊る。

山崎代議士は、手馴れているから、僅(わず)か二〜三分で元人気美人アナ(伝書鳩の女)をこの格好に仕上げてしまう。

全裸拘束は儀式みたいなもので、性的要求に百パーセント服従を精神的に体現するのがこのSMの格好である。

この形の半吊り縛(しば)きなら床に脚が着いているので、一人が前に立っておシャブリをさせながらもう一人が後ろから抽入しての三人プレィも可能である。

私がシャブらせ、代議士が後ろから突っついて三人プレィが始まった。

どうやら元人気美人アナ(伝書鳩の女)はM(マゾ)性が強いらしく、明らかにこの陵辱性交ゲームを愉しんでいる。


ここで明言するが、実は「常識」と言うアンカリング効果の弊害を廃してそこから抜け出し、物事の真実に迫るには発想を大胆に変更する事からのみ突破口が開ける。

人間は、求めて学び求めて経験を積む事で成長する。

これは全てに通じるが、学びもせず経験も積まずに、何でも「私には出来ない。」で逃げていては「横着に生きている」と言うもので、柔軟な発想でアグレシブ(攻撃的)に対処して行かなければ「如何に生きるか」の正しい答えは得られない。

こう言うと物議をかもすかも知れないが、個人の感情(独占欲)に起因して性行為を倫理として聖域化するのは、本来「詰まらない事」かも知れない。

性に対しての倫理観にはタブー意識が強く、例えこっそり浮気や遊びを行なっては居ても、現実を見つめる事を避けて誰もその事に触れようとしないのだが、率直に言えば或いは新しい倫理観を夫婦で構築する必要を感じても一向に不思議は無い。

つまり、新しい発見や発明は定説からは生まれないもので、まずは定説が正しいものか疑って掛かる事から思考を始めるべきである。

何しろこうした性の倫理観は国や民族に拠って大きく異なるから、「どれが正しくどれが間違い」と誰も断定は出来ない筈である。

そう成ると、夫婦間のこうした性に対してのリスクは、夫婦間の「浮気や遊びを行わない」と言う約束事レベルの話である。

夫婦合意の乱倫遊びにしても、世間では乱倫を大げさに考えるが実はさして大それた話しではなく、嫌も応も本人達の感情次第であるから、単純に互いの合意さえあればグループSEXは成立する。

隠れて他人と性交するのは、夫婦契約の裏切りである。

勿論、「情」が絡んだ浮気など家庭が崩壊する。

しかし人間の性衝動は、理屈だけでは制御が難しい場合もある。

本音の部分では実に可能性が高い浮気や遊びを、「しない筈」と言う建前に隠して片方がこっそりするよりも、互いの視覚の範囲内での、特定の相手に「情」が絡(から)まない乱交グループSEXの方が遥かに家庭は安全で、遥かに有効な夫婦円満の方策かも知れない。

こう言う事は体験して始めて学ぶもので、体験してみれば「奇麗事と言うのは欺瞞(ぎまん)偽善である。」と気が付く。

つまり現実の問題を「抑制だけの精神論」で済まさず、もっと現実的な解決を目指す必要があるのだ。

山崎代議士に拠れば、この国は元々「建前の国」だから一夫一妻制とは言え昭和三十三年の通称「売春禁止法」までは遊郭・売春宿の類は「公娼」として存在し、又、公然の秘密で妾を何人持つかが出世した男のステータスで有り、それが男達の意欲の原動力だった。

今はそう言う習風俗が社会の建前で認められないのだから、男の本能的な目標の大事な夢の一部が無くなり、「頑張ろう」と言う意欲を持たせるには別の創意工夫が必要に成る。

「それこそ奥方の考え方次第ですね。」

「相方の浮気に拘(こだ)るから夫婦仲が不安定なのだ。」

「そうですね。精神論だけで夫婦以外とは犯らないとしている事に無理があります。」

「夫婦間に理解が無いから隠れて遊び、悪い結果に成る。」

「やはり隠し事は不信を持ちます。」

「そうじゃ、独占欲を慎み最初から夫婦合意でグループ遊びをしとったら、愛情とSEXを分けて受け止めれば浮気による離婚危機も無いじゃろうて。」

戦前の「公娼制度」は、社会的安全弁に成って居た。

性犯罪の防止効果は勿論、経済困窮に対する一つの救済制度の側面も持っていた。

今でこそ「公娼」と言うと単純に「下劣な職業」と思われ勝だが、果たしてそんなに単純な受け取り方で良いのだろうか?

当時の社会情勢で、米作以外に収入が無かった地方の農村にとって、不作や米価下落に見舞われれば生きては行けない。

そこで娘が「公娼」に身を落として親兄弟を救った。

これは受け取り様の問題だが、現在の私権主義に害され「親兄弟は二の次」と言う精神よりも、たとえ身を汚す職業でも親兄弟の為に「公娼」に身を落とす娘の方が「心が高尚(こうしょう)だ」と思うが如何か?

それを、「下劣な職業」とかたずけてしまう所に、現在の病根を見る思いがする。


山崎代議士の企(たくら)みをを聞いて、麻生康子に吉井夫人・良子の事を尋(たず)ねた。

「ところで康子、あの吉井とか言う君の上司の奥さんはどんな女性だ?」

「また良子さんに何か?」

「あぁ、実は山崎代議士から、内(KIYOUBI)と吉井を仲直りさせ、親密にさせるには一度吉井夫人に誓約(うけい)の輪姦(まわし)をさせたらどうかと提案があった。どうだ、吉井夫人は身持ちは固い方か?」

「それ(誓約の輪姦)、面白いですね。良子は身持ちの良い固い女で、普段気取っているから私(康子)は良子がどんな顔で皆に犯られ輪姦(まわ)されるかしら?楽しみ。」

女は場面場面で、大胆に意地悪になれる。

「そうか、身持ちは固いか・・・それなら吉井夫人はこちらの思惑通りになりそうだな。」

「見物だから良子を輪姦(まわし)に追い込むなら、私(康子)は全面協力します。」

「麻生君、女の友情は怖いと言うけれど、貞操観念の堅い親友を犯られ輪姦(まわし)に追い込むのを面白がる何んて冷たいな。」

「そう言うけどお館様、相手が山崎先生(代議士)じゃ良子は蛇に睨まれた蛙。それならいっその事、良子が嫌がって揉め事に成らない様に素直に犯られる気にさせるのが友達でしょ。」

「まぁな、相手が山崎代議士だからその奥さん、どう転んでも最後は代議士の性玩具(おもちゃ)だろう。」

「でしょう、揉め事に成って損をするのは吉井警視夫婦なのだから、私(康子)が良子を素っ裸に剥(む)いて覚悟させてやるの。」

「なるほどなあ、大胆だがそれが友情と言う考え方も在るな。」

「そうそう、この際良子に、思い切って犯られ輪姦(まわ)される覚悟をさせて犯るのが私(康子)の友情。」

吉井婦人・良子とは特に親しい麻生康子が追い込み側に廻わっては、既に良子の貞操は風前の灯(ともしび)である。

私は、以前妻を仕込む話で岩代が、極端なものを二つ、五分でぶつけ合うとバランスが良くなる「抑制効果」の事を思い出していた。

女を性的に仕込むにはチョットしたコツみたいなものがあり、身持ちが固い女ほど極限まで犯らせてしまえば自ら日常生活と非日常の時間のバランスを執ろうとして非日常の時間は素直な良い女に抑制する。


しかし山崎代議士の艶福(えんぷく)振りには恐れ入る。

流石(さすが)に同じ高齢者でも、一線で活躍するや福井氏山崎氏は違う。

「山崎先生も相変わらず元気で、お前(里美)にまた会いたいから宜しく言っといてくれと言っていたぞ。」

「あら、また新しいお相手を御所望ですか?山崎先生も、元気な高齢は良い事で宜しいのじゃありません。」

高齢者が若さを保つ秘訣が、性本能と機能の維持である。

性機能については使うに越した事は無い。

老いの気持ちが老いを呼ぶのだが、脳の活性能力だって身体能力だって抑制すれば抑圧感が産まれ、その内機能が衰退して行く。

それは子供を為すと成ると年齢的には育てる事は難しいが、人間だけは生殖時期(発情期)に関係ない「擬似生殖行為(生殖なき性交)」を神様に認められている。

性欲そのものを「恥ずかしいもの」とする勘違いで、「高齢者だから」とべき論で老いを強いる事が人の未知だろうか?


「それはそうとして、どうしょうか里美。その元気な山崎代議士が、私の話し方が代議士向きだと言って議員立候補を薦めるのだが・・・・。」

代議士など「柄ではない」と言う思いは在ったが、岩代の引いたレールである。

今まで岩代のレールに乗ってここまで来た私なれば、突拍子が無くても邪険には出来ない。

念押しで、最近とみに例の予知夢で先が読めている妻の意見を聞いてみた。

ここまで来れば、妻の予知能力は疑う余地がなく、先が見える妻の言を私が充てにしても仕方が無い。

オーガズム・ハイで悶絶しなければ、妻が予知夢を見られない事がいささか厄介であるが、その状況が予知夢を見る為の絶対条件であれば致し方ない。

いずれにしても、妻(里美)は岩代夫婦に拠って潜在能力を引き出された事になる。

突然のバブル崩壊で、遣り甲斐の有る仕事を失っていた私とすれば、代議士立候補は妻が賛成なら安心して乗る価値のある話だった。

「大丈夫ですよ。以前言ったでしょう。ご自分では気が着かないでしょうがあなたの話し方は結構魅力的だって。」

「そうか、それならやって見るか・・・そうだ、それはそうと例の公安部の吉井とか言う警視を今度の合流会に招いて夫婦で特別会員にするそうだ。」

「それじゃあ、その奥さんを山崎先生の所で輪姦(まわし)に掛けるのですか?」

「山崎代議士は、今までの事を水に流す為に、私にも犯らせる積りだ。」

「それでその吉井さんと言う方とハッキリ仲良くなれば、丁度良いじゃあ有りませんか。」

「あぁ、山崎代議士もそう言っている。」

「私(里美)も吉井さんと犯(し)てあげますし、あなたもその方には遠慮する必要は無さそうですよ。」

妻は吉井夫婦を仲間に入れる事を積極的に賛成し、「私、気に掛かる事があるので、警察の方が仲間に成れば安心です。」と言った。

妻は、予知夢の多くを語らないので、「気に掛かる事」の中身は聞かなかったが、「なんだろう?」と不安が残った。



使える肉体(からだ)は、他人の女房の肉体(からだ)でも使うのが政治家である。

吉井夫人の輪姦(まわし)の洗礼は、山崎代議士の意向である。

早速、私の指示で麻生康子巡査部長が使者に立ち、吉井警視に山崎代議士の意向を伝えた。

「承知しました。これで板挟みも無くなり、私(康子)自身の問題も解決します。」


「政和交歓倶楽部に参加の誘いが来たってその話は本当か?山崎派がバックに付けば、総監とまでは行かなくても警視長の肩書き位の出世は確実だ。」

「本当ですが、問題は良子さんの処置です。」

山崎派の支援を受ければ確実に出世するが、信頼関係を築くには行動実体が伴う代償が要求される。

問題は、吉井警視婦人・良子の処置である。

「と言うと、どう言う事だ?」

「政和交歓倶楽部の秘密パーティへ参加するにはルールが有り、秘密を共有する信頼関係を築く理由で奥さんがメンバーに輪姦される事に成ります。」

「うぅ〜ん。上手い話しには裏があるな。それにしても、代議士派閥のパーティでそんな不埒(ふらち)な事をしているのか?」

「警視は不埒(ふらち)と言いますが、派閥なりの理屈はあります。」

麻生康子が言うに、別枠参加とは言え山崎派への忠誠は婦人の貞操を持って証明しなければならない。

それでなくても信用成らない世の中だから、言わば、肉体の交流を媒介として秘密を共有すれば親密に成り、身内の気分で付き合える。

山崎派の秘密パーティへ参加すると成ると、互いに秘密を共有するのがルールだから、良子婦人の貞操は確実に蹂躙(じゅうりん)される事に成る。

「理屈は判るが、それは派閥の理屈だ。こっちは警察官僚だぞ。」

「ホラいつか話したでしょ吉井警視、警視御夫婦は信頼関係の構築手段を要求されたのです。」

「あの誓約(うけい)の精神だと言うのか?」

「山崎派の仲間に入るには性交と言う現実的な実践行為で信頼関係を証明し構築しなければなりません。」

「内の奴(良子)に信頼関係の構築手段で、山崎派の連中と性交を犯らせろと言うのか?」

「えぇ、誓約(うけい)の立証をしろと言う事です。」

「何でまた私達夫婦を・・・」

「吉井警視が誓約(うけい)の概念を疑問視しているから、身を持ってどう言うものか判らせろって山崎代議士が言い出したのです。」

「つまり、誓約(うけい)を理解させる為に、内の奴(良子)に山崎派の連中と性交をさせると言う考えか?」

「吉井警視が納得して、今後誓約(うけい)の概念の共有する事を唯一証明する方法です。断れば敵とみなして、派の総力を上げて潰しに掛かるでしょう。」

強持(こわも)ての警視庁公安部・課長でも、キャリア官僚であれば上からの圧力には滅法弱い。

「それでは、私が警視庁内で生き残るには内の奴(良子)を奴等(山崎派メンバー)と犯らせるしかないじゃ無いか。」

「そう、奴等(山崎派メンバー)と犯らせるしかないのです。選択の余地は無いのです。」

「余地が無い・・・。酷く強引な話だ。」

「それも誓約(うけい)の証明ですから、パーティ会場での公開ライブで輪姦(まわ)される事に成ります。」

「うぅ〜ん・・・・・内の奴(良子)は犯られる所を皆さんに見せながら犯らなきゃならないと言うのか・・・内の奴(良子)にそんな事できるかなぁ。」

「良子さんには始めての冒険でしょうけど、それがルールで避けられませんね。」

康子の話を聞きながら妻の裸身と伴に脳裏に浮かんで来て妻・良子が輪姦(まわし)で犯され善がるシーンは、不謹慎にも吉井には少々観たい気もしていた。

穢(けが)れの思想は、情交が介在する欲望果てし無い人間を戒めるものであるから、交通事故に遭うような情が絡まない「強姦の被害に遭った」からと言って「穢(けが)れた」などとは想わない方が良い。

益してや夫婦間の性交に穢(けが)れなど存在せず、夫婦合意の上で情が絡まない遊びの性交など穢(けが)れの意味を持たないものである。

確かに排他的組織であるほど秘密の共有が条件に成るのは自然の理であり、もっとも原始的な行為の素っ裸で実践を共有し、開示する事で秘密の共有が為されるのは不都合な事ではない。

まぁ軸足の掛け方で価値観などドチラにも変わるのだから奇妙な貞操観念に拘(こだわ)る意味もないし、此処での出来事は排他的組織内の事で世間にはバレはしない。

親戚や隣近所にバレれば流石(さすが)に恥ずかしいが、綺麗事だけの世間にバレなければ仲間内でどんなに破廉恥(はれんち)な事をした所で恥ずかしくは無く、組織の秘密の共有は無限の価値を産むものである。


山崎代議士が主催するグループの対外的な名称は、鉄壁の団結を誇る「政和交歓倶楽部」で、吉井警視夫妻は、その有名なグループへの参加を誘われた訳である。

吉井警視は内心小躍りして居たが、その鉄壁の団結を誇る「政和交歓倶楽部」の「歓」は歓喜を意味して居た。

つまり康子の話しでは、「歓」を交(まじ)える事が目的の仲間内の交流の場であるから、お披露目に指名された吉井良子は、理屈抜きで如何なる性行為の要求にも拒否する事無く可愛がられる政和交歓倶楽部の共同セックスペットである。


康子の説明に拠ると、誓約(うけい)の証明が目的だから、秘密パーティの場はメンバー同席の公開生ライブで初参加の良子は、どんな変態行為でも見られながら受け入れるのがルールである。

つまり晒(さら)し者状態で、電動玩具責めや危惧責めプレィ、複数プレィ、同時3Pプレィ、拘束SMプレィ、露出プレィ、輪姦プレィと、徹底的に変態の限りを尽くして責め立てられる。

康子の話を聞いた吉井の顔は曇った。

「君は簡単に言うけれど、そんな事を聞いて内の奴にそんな事は犯らせられない。」

「良く言いますね。警視は、私(康子)には捜査で犯らせたじゃないですか。それに私(康子)を抱いた。」

「・・・・・・・」

「勝っ手ですね。他人の私(康子)なら犯っても良かったのですか?」

「・・・そう言われると、一言も無い。」

「警視、無理にでも良子さんを納得させて、犯らせなさい。大丈夫よ、例え輪姦(まわ)されても根底に有るのが善意の性交でなければ、誓約(うけい)の概念は成り立たないのだから。」

こう言う事にはその気のない者に無理強いはご法度で、モチベーション(動機付け/犯る気)が大事だから、それにはあくまでも本人・吉井良子の承諾意思が必要なのである。

「エッ、そんなムチャな話を君はあっさり言うが、ソリャ内の奴(良子)がウンと言う訳が無いし、とてもあいつ(良子)にそれが犯れるとは思えない。」

「警視、ムチャでも何でも奥さんに承知させて犯らすしかないのですよ。」

本来なら「そんなバカな。」と言う所だが、相手が麻生康子では冗談など言う訳が無い。

それに、康子とは後腐れの無い肉体関係が出来て、自分達は何度も関係を持っているのに、自分の妻の貞操だけ拘(こだわ)る事は筋が通らない。

「内の奴(良子)にそんな事をさせてどうしようと言うのだ。」

「山崎派の仲間に入れるには、全てを曝(さら)け出す事が求められるの。」

「山崎代議士たちの仲間に信用して貰う為に、内の奴を嬲(なぶり)り者にすると言うのか?」

「当たり前じゃない。他にどうして忠誠を証明するのよ。」

この妻(良子)の陵辱話し、麻生康子が絡んでいるからには「完全にKIYOUBIに仕掛けられた」と吉井警視は知った。

それにしてもこんな突拍子も無い要求を平然と持ち出すとは・・・、山崎代議士とは、いったいどんな人物なのか?

やはり世間の評判通り、奴(やつ)はとてつもない政界の妖怪なのか?

麻生康子がそこまで言うのであれば情況は深刻で、吉井警視としても「確かに楽観は出来ない」と考えた。

そして吉井警視は、怒り震えた。

人間怒りを感じると、脳が指令を発して動脈の血流量が二十パーセントほど増えて脳に血が上り、筋肉にも血液が豊富に廻って戦闘態勢に入る。

つまり、脳のメカニズムで戦闘態勢に入る準備が「頭に来る」、又は「全身に力が漲(みなぎ)る」なのである。

しかしその「全身に力が漲(みなぎ)る」は、脳の思考を欲棒の勃起に向かわせる興奮信号と良く似ていて吉井の中で混ざり合った。

吉井警視は、怒りと同時にフト妻が輪姦される卑猥な場面を想像して、怪しい気分に成ったのだ。

吉井警視は警察官僚としてフト、政和交歓倶楽部の優れた行動趣旨を理解して近頃多発する教育界の性的不祥事を想った。

ストレス解消に日常を忘れさせるほど興奮させてくれる「非日常感」など、実は誰かが仕掛けない限り滅多に在るものではない。

つまり教育界も、性的不祥事を回避するには業界合意・夫婦合意で政和交歓倶楽部のような発散場所を創れば良い。

どちらにしろ遊びなのだから、犯られたからと言って被害意識など持たずに、ポジテブに積極的に愉しんで犯れば全ては良い方に解決する。

そう言う発想が無く、建前通りに「只真面目にしていろ」ではその教育者の妻に「教育者の妻」と言う覚悟が無さ過ぎる。


権力者同士の間柄なんて、いざ蓋を開けて見ると「嘘で固めた間柄」なんて事が多い。

その間柄を担保する為に仲間内での共生の絆(きずな)造る最も具体的で有効な手段が、つまり群れ内に於ける相手不特定を容認した性交だった。

「しかしなぁ、内の奴にそんな話をしたら確実に離婚話物だ。」

「この話、進むも地獄、引くも地獄で、進めばチャンスが広がるけど引けば全てを失う話しです。」

「うぅ〜ん。弱ったな。」

これは夫婦の危機を招きそうな大変な課題を突き付けられた。


(秘密パーティの誘い)
蒼い危険な賭け・京香◆
第五十話(秘密パーティの誘い)


捜査対象だったKIYOUBI(京美)グループが私(吉井)の信頼性を試して居るのかも知れない。

しかし、警察官僚の吉井警視の目の前にぶら下がっているのは、山崎派の支援に拠る「出世」である。

どうせ人間の一生など、苦難と災難の記録に過ぎない。

中堅警察官僚など結構綱渡りで、また一つ難題が降り掛かって来たが、何もそれが「特別な事」と考えなければ気が楽になる。

大体、SEXに「愛の証(あかし)」などと言う重たい建前の意味を持たせるから頑(かたく)なにその価値観でのみものを考え、ばか気た不倫騒動になる。

この際妻に対する独占欲を棄(す)てる事で、それがアグレシブ(攻撃的)にこの世の中を生きて行く知恵である。

相当破廉恥な事を妻の良子にさせる事に成るが、互いの信頼を確認する為の、その派外秘の秘密パーテーへ呼ばれているが故に「将来警視総監まで育て、派閥の官僚ブレーンにしよう」と言う話しには信憑性がある。

そして、秘密パーティへ招待された以上、逆らえば秘密を守る為に夫婦共々に潰される。

先入観や世間体に拘(こだわ)っていると、前に進めない事が多々ある。

良子を秘密パーティに連れて行き「輪姦させる」と言う事は、「酷い事」と思い勝ちだが、元々女性は肉体的にそれに応じられる。

それは構造の問題で、男性はイッテしまうと性交を続ける事は出来ないが、女性はイッテも構造的に性交が続けられる。

つまり良子は「それが犯れる」と言う事で、肉体的には充分可能なさほど問題ない事を、「気取りや自尊心」と言った「個人の感情」と言う別の価値観で判断している事に成る。

しかし今回の状況は、そんな事を言っている場合ではないのだ。

吉井は世間の常識とやらで「内の奴にそんな事は犯らせられない。」と言うが、強引にでも良子に犯らせてしまえば、康子には結果に自信がある。

犯らせてしまえば良子は、本能の部分を「嫌」と言うほど目覚めさせる体験をする事に成る。

康子の経験に拠ると、自由を奪われた無抵抗の状態は、強い被虐感を味あわせ、赤の他人から変態の限りを尽くされて、代わる代わる息も出来なく成るくらい責め上げられて、良子は今まで味合った事の無い快感に昇り詰めるのである。

その輪姦後の、終って開放された時の虚脱感と充実感は、実際に経験しないと得られない満足感である。

その場に成って初めて体感するものだが、こう言う背徳の性行為は堪(たま)らない密の味で、良子は、精神的にも肉体的にも極限の興奮と快感が得られのだ。

つまり良子の状態は、「犯られて見ないと判らない」と言う事で、輪姦の渦中に在って良子が本能で感じ、肉体が「そう在る事」を望めば、彼女はそこで初めて全ての拘(こだわ)りから開放されるのだ。

後は夫の吉井の個人の感情の問題だが、こう言う事は、あくまでも大人の節度を保った範囲での夫婦参加の遊びで、例え目の前でどんな変態行為をしても、夫婦間で合意が為されていれば原則問題は無いのである。

「しかしそんな事させれば、一度は犯ったとしても後で後悔して矢張り内の奴に離婚を持ち出されかねないぞ。」

「大丈夫、私(康子)の知る限り、夫婦乱倫で遊んでいるカップルは皆、返って仲が良いもの。犯らせちゃえば、今以上の親密な夫婦関係に成れるわ。」

「意味が良く判らないけど、それ、どう言う理屈?」

「夫婦乱倫で犯って居る事が、浮気ではない遊びのSEXで究極の所まで行ってストレスは解消するし、それでいて精神的に愛で結び合っているから、夫婦としての不満も何もかも超越しちゃうのね。」

「超越する・・・そんな都合の良い話しは、有るのかなぁ?」

「警視は、あなたのキャリアを潰される危険を冒しても、奥様の貞操を守って断るのですか?」

元来、出世と代議士には丸っきり弱いのが官僚の性(さが)である。

「うぅ〜ん。弱ったな。こうなれば、私は犯らせても良いとは思うが、私がその気に成っても、内の奴(良子)にウンと言わせるのはなぁ。」

「警視、そんな消極的な事を言っている場合いですか?警視が私(康子)と犯って居る事がばれる前に奥さんを巻き込めば、隠す必要が無くなるでしょ。」

男は妄想(もうそう)の生き物で、麻生康子に山崎派の秘密パーティ話を持ちかけられ、妻の良子が仲間入りのお披露目で「輪姦陵辱を受ける羽目に成る」と散々に聞かされると、吉井警視は段々に卑猥(ひわい)な妄想が膨(ふく)らんでその気に成って来る。

潰されたくなければ、妻を差し出して山崎グループの信頼を得、「出世」を図るしかないのだ。

吉井警視は直ぐに麻生康子巡査部長の話しに乗って来たが、とても良子婦人には言い出せない。

「その通りだ。内の奴(良子)が犯ってしまえば、私(吉井)が会場で君(康子)と犯っても自然にそこの拘(こだわ)りは出来無くなる。こうなれば、良子が断るのは絶対に避けたい。判るね。」

「えぇ、私(康子)も同じ気持ちです。」


後に吉井警視が私に告白した話だが、麻生康子が吉井警視にサジェスト(示唆・暗示)する山崎派の秘密パーティは、容易成ら無い卑猥(ひわい)なものだった。

その卑猥(ひわい)な秘密パーティに、「妻の良子を生け贄に差し出せ」と言うのである。

当初吉井警視も「とんでもない要求だ」と思ったが、康子と話をしている内に妙な気分に成って来た。

何故か股間の欲棒が、硬さを益して来ていたのだ。

そこの所が男の性(さが)かも知れないが、吉井警視は康子の話を聞きながら、内心妻の良子が素っ裸に剥(む)かれて、大勢の男に有無を言わさず犯され捲くる姿に興味が湧いていた。

そして、それを想像して興奮する自分がいる事に気が付いた。

これは、「愛情」とは別の部分の吉井の感性に訴える誘惑だった。

妻の良子を派の秘密パーティで晒(さら)し者の「輪姦(まわし)に掛ける」と言う随分卑猥(ずいぶんひわい)な誘いだったが、実の所吉井警視には男の習性として「それを見てみたい」と言う心中期待する所があった。

脳の想像力が働いて、大勢に犯されて居る妻・良子の痴態(ちたい)が脳を通り過ぎて行った。

男の身勝手な思いだが、何しろ妻が輪姦(まわ)されるのであるから「そんな事はとんでもない」と思う反面、密かに「それを見てみたい」と言う矛盾した誘惑にも合い半(なか)ばして駆られて居る自分を感じていた。

考えて見れば、結婚生活も永く成って、新鮮さは年々薄く成って居る。

妻の良子は大事だが最近では夫婦間の性交渉はおざなりで、マンネリ感を否(いな)めない。

このまま、湧き上がる欲求を押さえ込んで永い人生を生きる事も選択肢としては有るが、この誘いは刺激の強い経験を夫婦でする滅多にない機会である。

「そう言う刺激が有っても良い時期かも知れない・・・。」

都合の良い解釈かも知れないが、自分を納得させる理由には成る。

思考の方向がそちらに傾けば、人間面白いもので、それで頭の中はいっぱいに成る。

秘密パーティ出席に反対する気は消え失せ、吉井警視の内面に潜(ひそ)む男の性(さが)は、妻(良子)を汚(けが)す容赦ない輪姦情景の卑猥(ひわい)な期待感で、彼の頭の中を充満させていた。

吉井警視は、思考の方向を都合の良い方向に考えて見ていた。

ある意味、山崎派の秘密パーティに招かれた事は、マンネリ感から抜け出して刺激的な経験をする絶好の口実になる。

これは度量を試される問題で、考えて見れば妻が不特定多数に輪姦(まわし)で弄(もてあそ)ばれた位で、まともに嫉妬するのは「小さい男」かも知れない。

それにその場に立てば、多数相手の究極の性交は妻に絶頂の連続を与える壮絶なもので、その性感反応は自分ひとりでは到底与えられないし、そんな妻の姿に思わず勃起したのだ。

大切なのは信頼関係を構築する事で、少なくとも「可能性が広がる」と想ったら現実的な考え方で消化し、何でも犯るべきである。

「マンネリ気味の夫婦の良い刺激」と考えれば、妻と犯る山崎派の連中も単なる大人の玩具(おもちゃ)位の存在に考えれば良い。

自分が妻の良子を愛していても遊びの性交は別で、男の自分だけが他人の麻生康子と犯って置いて、妻には「誰とも犯るな」は身勝手な独占欲で不公平である。

夫婦の愛が確りしたものなら物は考え様で、自分が「こちらも見て楽しむ、単なる遊び」と考えれば、妻が目の前で他人と性交しても、案外どおって事は無い筈である。

それに今度の事は、「申し訳ない。とても犯れません。」と謝って済むような生易しい実態ではなかった。


山崎派と吉井夫婦では、力(パワー)が圧倒的に違う。
二者択一で、これには第三の道は無いのである。

人間は、時として「裏切れる」悲しい生き物だからこそ、誓約(うけい)の証(あかし)が必要になる。

そうした理屈から言えば、良子は自分が身をもって証(あかし)を立てなければならない。

麻生康子は考えて居た。

それにつけてもこれを切り抜けるには、吉井良子に条件に見合う為の特別な教育が必要だった。

一種のショック療法だが、夫の吉井警視が山崎派の仲間に入るには、ガチガチ保守的性意識に固まった妻の吉井良子に、女優妻と同じ輪姦(まわし)に掛ける「人間形成的リホーム」を、「これでもか」と言うくらいタップリ施(ほどこ)す必要がある。

これは、夫である吉井警視の積極的な理解と協力が必要だから、まずはその心配を取り除き、自信を持たせる事である。

「私は何人もこう言う状況を見ています。奥さんは利巧な方だからその場に成れば自分で考えます。」

彼女は「良子を観察していた」と言う事なのか、麻生康子は自信タップリに言っている。

麻生康子の話を、「女性心理は女性の方が詳しい」と、吉井警視は受け取る事にした。

何しろ今回の事は「愚図(グズ)れば済む」と言う相手ではない。

確かに、良子は利巧な女だから状況も雰囲気も読んで大人の対応が出来る女だから、その場に成れば下手な行動に出る事は無いかも知れない。

と成ると、良子がそうせざるを得無い状況と雰囲気を作って追い込み、「自分で最終決断をした」と思わせれば良い事になる。


近頃は派閥の人数以上に山崎派の政治力は強く、吉井警視の知る範囲では山崎代議士を始め山崎派の世間での評判はすこぶる良い。

問題を起こす議員が多い中、冷静に対処する山崎派は連携も良く国会の場で群を抜いて安定感があった。

その派閥が、「卑猥な秘密パーティを開催している」と言い、そして自分達(吉井)夫婦に参加の誘いが有った。

或いはその世間の評判が、こうした普段出来ない「秘めたるストレス解消の場」を山崎派が持っているからかも知れない。

この山崎派の秘密パーティにそうした効用があるとすれば吉井としては興味の有る話だが、その秘密パーティに自分達(吉井)夫婦参加しなければ判らない。

男の本音では、卑猥な秘密パーティに興味がある事も否定しないし、当然ながら身分の危機も出世話も差し迫った心配の種ではある。

しかし吉井警視は元々冷静な理論派で、職務は公安警察の幹部である。

職務柄ムクムクと「秘密セックスパーティの効用」に興味が湧いて来た。

公安警察の仕事には潜入捜査も有りで、冷静に考えれば卑猥(ひわい)な組織に潜入をさせていた麻生巡査長を前にして、「自分達(吉井)夫婦の事」となると吉井が途端に腰を引く訳には行かない。

そして職業柄、世間では信じられないであろう現実を、数多く見て来ていた。

「確かに避けられそうもない・・・・」

吉井がそう決心してしまえば、もう妻の吉井良子は素っ裸で非日常のオンステージ(舞台上)に登ったのも同然だった。


吉井警視は、煌(きら)びやかなパーティの場で妻(良子)が注目を集めながら犯されている光景を思い浮かべ、何故かそれを垣間見たい衝動に駆られていた。

そんな事は、勿論(もちろん)普通じゃない。

しかし、普通じゃない光景には脳を刺激する魅力が潜んでいる。

「どうだ、君から内の奴をどうにか説得出来ないものだろうか。」

幸い、この話の使者として吉井警視に告げに来た麻生康子巡査部長と良子婦人には交流があったから、イチかバチか麻生康子に話をさせて、夫の出世と自分の貞操を良子婦人に量りに掛けさせる事にした。

麻生康子は「本気ですね。」と吉井警視に念を押した。


吉井良子に政和交歓倶楽部のお披露目輪姦に応ずるように口説いた警視庁公安部・麻生康子巡査部長は、この時既に康子自身が私の立ち会いで政和交歓倶楽部のお披露目輪姦を済ませていた。

つまり麻生康子は、政和交歓倶楽部のメンバーになる為の洗礼を確り二度も山崎山荘で受けさせられて、山崎代議士に入会を認められていた。

正直一回目のお披露目輪姦は「お試(た)めし」で、二回目を呼ばれないと倶楽部の入会を認められないから「只の犯られ損」である。

その麻生康子のお披露目の様子も、少しだけ紹介する。

麻生康子の様にそれ成りに成熟した女性なら、切欠さえ在れば年齢相応の思考なり肉体なりに自然に進化しているものである。

大人(おとな)なら恋と性愛の違いくらい承知していて、馬鹿者な女性は利口者振るが利口者は馬鹿なスケベ女性の振りが出来る。

政和交歓倶楽部のお披露目輪姦の場では陰湿な性交は好まれず、ソーシャルセックス(社交的な性交)の性交は、「明るく愉しく」がもっとうで無ければ趣旨とは違う方向に成る。

つまり犯る者も犯られる者も、そして見物する者も、その時間を愉しく過ごさなければ意味がないからである。

政和交歓倶楽部のお披露目輪姦として、アベソルティオベデンス(絶対服従)と言う合意の中で指図(さしず)されれば、それは相手の性癖を満足させる為のエグゼクティブ(高級・贅沢)な愉しみである。

つまり性行為の形態や技法を想像で否定するのでは無く実際に体験して良さを理解すれば、人間は基本的な考え方が変わるものである。

当然このお披露目輪姦舞台は、麻生康子の心境に「大きな影響が在る」と思える状況だった。

セックスショー化してギャラリーに観せる事で気分が高まり、脳内に発生するドーパミンの興奮がセックスハイの陶酔を引き起こして、密度が濃いプレィが演出される。

言わば舞台装置みたいなものだが、観られてこその興奮で、このショー化が綺麗事の裏側に存在するもう一人の康子巡査部長の本性を暴(あば)き出す。

そして麻生康子は、羞恥の感性の中で気取(キドリ)を捨て去り、しなやかに軽快に、あられもなく裸身を弾(はず)まさせてギャラリーの前で性交プレィをする。

正直、その場に立ち会った私にして見ればこの出来事を切欠に、これからの新しい麻生康子に逢える期待が高まった。


山崎山荘で、麻生康子が政和交歓倶楽部の男達にグチャグチャに犯られるのをその場に立ち会って見せ付けられた私は胸キュンものだった。

だが、目(ま)の当りにすれば勃起(ぼっき)ものでプレィさせる事はそれほど嫌には思えなかった。


政和交歓倶楽部のお披露目輪姦には、徹底した実践調教の意味がある。

実践調教に因り麻生康子は、被っていた淑女の仮面を脱ぎ捨てさせて、綺麗事の裏側に存在するもう一人の康子を暴(あば)き出してこそ、お披露目輪姦の目的が適う。

麻生康子はこの実践調教で大勢の男達に立て続けに犯られて、セックスハイのメクルメク陶酔の味を占める事になる。

すると不思議な物で、山崎代議士が「見て居ろ、直ぐに好きに成る。」と言った通り麻生康子の態度に顕著な変化が現れる。

麻生康子は、次に呼ばれた時女の本性を剥(む)き出しにワクワクしながらパンティ脱ぎ下ろして、ノーパンティでイソイソと政和交歓倶楽部に犯られに出かけて来る。

気取を捨て去り、しなやかに軽快にあられもなく裸身を弾(はず)ませいる麻生康子が、そこ(山崎山荘)に居た。



正直一回目のお披露目輪姦は「お試(た)めし」で、二回目を呼ばれないと倶楽部の入会を認められないから「只の犯られ損」である。

要領も判っただろう二度目の輪姦プレィでは、犯らされる麻生康子も淑女の仮面を脱ぎ捨ててプレィをテンポ良く熟(こな)し観せ、モタツキなどは赦されない。

立ち会った私は、その後は会社(KIYOUBI)に帰って来ても当分の間、多くの男達と麻生康子が犯って観せたあられもない究極の性交姿が脳裏に浮かんで来て興奮が醒(さ)めなかった。

客観的に観れば、これは公安職員として麻生康子が仕掛けた事のお仕置きだから、全裸で康子が政和交歓倶楽部の公開性交舞台で犯り遂げたお披露目の輪姦(まわし)は、褒めてやらねば成らない。

山崎代議士から、「まだ雌豚・康子は仮免許だ」と宣言され、つまり続きのお披露目が催(もよお)されると言う事で、当然ながら私の本音は、「早くまた愉しませてくれ」である。

山崎代議士は、「もう一度康子に輪姦(まわし)を犯らせてみれば、態度で判るだろう。」と笑って言い放った。

そして一週間後、山荘の女王・佐和子から「また山崎先生が、雌豚康子をお召しです。」とその公開輪姦の舞台が、設定された。

いずれにしても麻生康子巡査部長は、この誘いを拒(こば)まずむしろ積極的に応ずる構えだった。

恐らく麻生康子長は、あのランナーズハイに似た快感のプレィに味を占めたのだろう。

とにかく「他人前(ひとまえ)で性交して観せる」と言う非日常の羞恥心と興奮で妻・良子の脳内には興奮物質・ドーパミンが溢(あふ)れ出す。

ドーパミンの活性で、麻生康子の脳内に脳内麻薬ホルモン物質・ベータ・エンドロフィンが生成されて、一種のランナーズハイに似た「心地良い疲れ」の快感を得る。

ベータ・エンドロフィンは、体内で生成される無害の分泌ホルモンで、脳内麻薬(快感ホルモン)である。

この脳内麻薬(快感ホルモン)は無害ではあるが、一旦脳に記憶させると脳がその分泌快感ホルモンを発生するシュチエーションを学習して無意識に要求する。

つまり非日常の快感に味を占め、ソーシャルセックス(社交的な性交)、マルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)などのプレィが癖になる脳内メカニズム(構造)なのだ。

つまり麻生康子は再びパンティを脱ぎ、あの壮絶なハードボイルド生ポルノ(冷酷非情で妥協しない性行為の実演)輪姦性交を味合う事に成るのだ。


山崎代議士は業(ごう/カルマ/行為)の深い生き物で、ある種想ったよりも「感性が強い曲者(くせもの)」だったからこそ、代議士をしていた。

当然の事だが、既に麻生康子はKIYOUBI(京美)でそれなりの調教済みだったから、山崎代議士のお眼がねに、「この女性ならメンバーに良いでしょう」と適(かな)っていた。

山崎代議士の、女性のM(マゾ)性の強弱を見分ける嗅覚は天性のもので、僅かな可能性も見落とさない。

麻生康子は「性癖」の深層を封じて隠し生きる為に、日常地味な装いをしていて、それが実は強いM(マゾ)性を滲ませていた。

衝撃的だったが、つまり元々麻生康子には天性のM(マゾ)性が滲んでいた。

麻生康子は高校生の頃から、内心自由に伸び伸びした性交に興味があった。

それを阻(はば)んで居たのは、言わば世間のモラル(道徳)・インモラル(不道徳/背徳的)と言った建前のパラダイム(時代の合意事項)だった。

しかし人類に於けるパラダイム(時代の合意事項)など、正直、不確(ふたしか)な事この上ない。

感性で言えば、中世のパラダイム(時代の合意事項)は「地球は平で在り、天が動いている」が信仰上の感性だった。


正直、シエアリング(共同所有)のソーシャルセックス(社交的な性交)、マルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)など、想像しただけで胸がキュンとする。

もしかしたら麻生康子のそうした興味は、本性を素直にバラせば世俗的には「あばずれ」と言われそうな眉をひそめるSEXの遊びへの密かな憧(あこが)れだった。

だが、麻生康子の深層心理のイメージでは、性玩具(おもちや)として扱われる露出羞恥や輪姦と言うM(マゾ)性の「服従の性交」を予感させるインモラル(不道徳/背徳的)で多様な性交に密かな憧(あこが)れが在った。

結局の所、女が男を甚振(いたぶ)っても、シュール(説明が難しい状態)な違和感ばかりで落ち着かない。

つまり麻生康子には根っ子からM(マゾ)性が本性で、罪悪感的な想いは在ったが、それ以上に感じられる快感に康子は魅力が在った。

当然お披露目の輪姦(まわし)など、建前では世俗的には眉をひそめる遊びである。

しかし政和交歓倶楽部のメンバーは、平然とこの卑猥(ひわい)なソーシャルセックス(社交的な性交)・プレィ遊びに興じている。

正直私は、麻生康子のお披露目光景を観ながら「なるほど、頭の良い連中は考え方が世俗離れしている。」と感心していた。

人間なんて性も無い生き物で、例え家庭を持っている男女でも、どうせ買うなり口説(くど)く・口説(くど)かれるなりの遊びの機会は幾らでもある。

それならば夫婦互いにトコトン性癖を曝(さら)け出しあってコレクティブセックスプレィ(集団乱交)やマルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)に応じてしまえば、刺激は強烈多大である。

つまりそうなれば外で買うなり口説(くど)くなりしても、そんな相手では性癖に応じさせるに物足りない思いをしてがっかりする事になる。

そう言う意味では、これは暴走防止の最も有効な相互合意の互助会である。

つまり彼らの対処方法は建前ではなく、論理的で現実的なものだった。

この世に生まれて人生が色々なら、男だって女だって咲き乱れて「愉しんでも良(い)いんじゃないか?」と想いも在る。


世俗一般の建前は単元的で単純な思考重視になるが、利口な人間ほど思考範囲が多元的である。

マルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)などの仲間内シエアリング(共同所有)に対して、彼らは微塵も嫌悪感など感じる素振りは無い。

この卑猥(ひわい)なソーシャルセックス(社交的な性交)・プレィを、麻生康子がロイヤリティ(忠誠の証)と割り切ってしまえば、確かに秘密を共有する強固な団体に成る事は確実だった。

政和交歓倶楽部のメンバーは、代議士とその婦人、女性代議士などが七割で、その他はキャリア官僚(国家公務員上級試験合格者)が二割を占めている。

そして残りの一割は法曹関係の判事・検事・弁護士(司法試験合格者)だが、代議士も元を正せばキャリア官僚や法曹関係出身者が多い。

そのメンバーの大半が、山崎代議士を始めとして日本一の大学と自他ともに認められている東京大学の出身者で占めていた。

女優妻の夫・若手代議士も二世議員だが、某省のキャリア官僚を経由して父親の選挙地盤を継いでいる。

こうした地位も名誉も在るにも関わらず「秘密の遊びを共有する」と言う事は、まぁ代議士・官僚に限らず、現代人はシガラミに病んでいるのだろう。

そして代議士なり官僚なりは、特に立場ゆえの、地位ゆえの、世間とのシガラミが息苦しいからこそ、そのシガラミを吹き飛ばす様な非日常の秘密遊びが必要だった。

その秘密遊びを単独で犯るのはリスキー(危険)だから、仲間内で相互にシエアリング(共同所有)すれば、安全な気晴らしが可能である。

その気晴らしの究極を模索すれば、マルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)などのソーシャルセックス(社交的な性交)・プレィが結果だった。


表面的な偽善社会の世論感覚からすれば、生贄(いけにえ)のソーシャルセックス(社交的な性交)は大いに羞恥心や罪悪感を感じる行為である。

しかしもぅ女性(おんな)として覚悟を決めたからこそ、モチベーション(犯る気)を証明する為に柔らかそうな肌の全裸で此処に居る。

本来のソーシャルセックス(社交的な性交)の目的は、肉体を駆使して仲間内のシエアリング(共同所有)の精神を快適に愉しむ為である。

それにしても、麻生康子に人気が在れば在るほど犯りたい男達が群がって、嬲(なぶ)り者にする。

多人数の性交相手を熟(こな)すに大変だが、女心の本音で言えば「敬遠される依りは順番待ちの行列が出来る高い人気を得たい」と言う想いも在る。

生贄(いけにえ)のソーシャルセックス(社交的な性交)が、当初は納得が行かない事でも、それに一旦応じてしまえば後は自分で納得が行く理由を見つけるしかない。

お披露目の生贄(いけにえ)は政和交歓倶楽部メンバーに、素っ裸で犯り放題に弄(なぶ)られる事を承知して全裸で引き渡されている。

麻生康子巡査部長は、KIYOUBI(京美)に仕込まれた「生贄(いけにえ)として在るべき姿」を生々しく実践していた。

取り囲んだライブ(実況)で観ているギャラリー(観客)の男女には、手を伸ばせば絡み合う男女の肉体(からだ)に触れられる程の至近距離である。

欲棒を咥え込んだ股倉を意識して開いて見せるこの見世物状態を、西洋ではサーカス(群集が取り巻いて見下ろす見世物)と言う。

私が立ち会う目の前で、全裸の康子巡査部長が順番の男に乳房を握(にぎ)り掴(つか)まれ、揉みしだかれ、M字開脚をさせられて股座を晒(さら)している。

ストリップ・サーチ(全裸検査)は、愛奴隷の引渡しやSMプレィの基本の様式で、委(ゆだ)ねられる肉体(からだ)の「品定め権の行使」みたいなものである。

晒(さら)した股座の肉花弁を指で広げられてスリットの中を観られたり、笑いながらスリットの中に指を入れられて弄(なぶ)られている。

例え指で攻められても、感じ始めれば「アッ、アッ、アッ、アッ、アー。」と善がり声も出て来るし、腰もリズムを合わせて使い始める。

順番の男の手淫の指攻めに翻弄(ほんろう)されて限界を向かえつつある麻生康子の腰が、ビクンビクンと震えながら、怪しいうごめきを見せ始める。

全裸体の麻生康子を左手で抱きかかえて、ライブ(実況)で観ているギャラリー(観客)に良く観える様にM字開脚で股を開かせ、右手の指二本を康子の大股開きの中心に二枚の肉の花びらを掻(か)き分けてズブリと挿し込む。

麻生康子の太腿(ふともも)の眩(まぶ)しい大股開きの中心を、二本指をクィクィと抜き挿しをして攻めたてる。

麻生康子は、ギャラリーの注目が集まる股間を少し浮かせ、「アゥ、アゥ」と善がり声を挙げて健気(けなげ)に指の抜き挿しに耐えている。

指攻めに股間からクチャクチャと言う愛液音を発しながら、麻生康子の腰は艶(なまめ)かしくクネリ、時折ビクンビクンと動いて激しく反応して見せている。

抽入された指二本で膣中をディスターブ(掻き回す)され、麻生康子は猛烈な快感に上半身を海老ぞりに反り返り、腰をビクンビクンと痙攣(けいれん)させる。

麻生康子は、わめく様に善がり声を挙げ、のけ反(ぞり)りながら腰を浮かし、身震いして快感反応を露(あらわ)にして居た。

それが続いて、麻生康子がもう耐えられない風情で腰を引き脚を閉じようと試みるので、順番の男が抜き挿しを止め、指を肉体(からだ)から抜かれて、やっと康子はホッとした表情を浮かべた。


指攻めでイカせるだけイカされると次は、麻生康子はうつ伏せに体位を変えられ四つん這いの姿勢をとらされる。

全裸の麻生康子が白い尻を掲(かか)げて這いつくばされ、目を怪しく光らせたゲストに双っの尻肉を左右に広げられてア*ルの菊座と肉花弁のスリットを晒(さら)している。

順番の男は本格的な行為に入る前に、まずは麻生康子にストリップ・サーチ(全裸検査)をさせて居る。

麻生康子の道具を観終えると、順番の男は康子の前に仁王立ちに成って「シャブれ」と命じた。

全裸で膝間着(ひざまつ)く麻生康子の目の前に、抜き身の名刀(欲棒)が順番の男の股間からポロリとぶら下がっていた。

その名刀(欲棒)を、麻生康子が利き手で握って扱(しご)き始め、ムクムクと反応が始まった。

麻生康子が手で扱(しご)いていきり立った順番の男の欲棒を、上から被せる様にして親指をカリ首に廻し、軽く握って手の甲を腹に充てる様に欲棒の裏を顔に向ける。

麻生康子は、その欲棒の「裏筋(うらすじ)」を、鼻を擦(こす)り着けながら舌先を使って舐め挙げ、玉袋も舌先で舐(な)め挙げている。

頃合を見て、麻生康子はその裏筋(うらすじ)舐(な)めで握って居た手を放し、パクリとカリ首ごと欲棒を咥(くわ)え、クィクィとシャブり始めた。

麻生康子の口技に身を委(ゆだ)ねた順番の男の顔は極楽を彷徨(さまよ)っている。

シャブられて欲棒が硬さを益せば、次は麻生康子への抽入と抜き挿しで、康子は、上にさせたり下にさせたりと思い思いの体位で、順番の男との性交を愉しむ。

出来るだけ早く人数を消化しなければ身が持たないから、恥女に変身した麻生康子は、クィクィとリズム良い腰使いで咥え込んだ欲棒に快感刺激を与えている。

始まってしまえば、相手は代われど麻生康子には二時間や三時間は「犯られっ放し」と言うか「犯りっ放し」と言うか、ともかく絶頂(イク)が継続する過酷な他人前(ひとまえ)性交ショー状態が続く。

その後も順番の男達の輪姦は続き、今、麻生康子は、脚を床に踏ん張った騎乗位で欲棒を咥え込んだ股倉を意識して開いて見せながら、乳首が立った乳房を上下に揺(ゆ)らし、腰から上半身を上下させている。

すると、仰向(あおむ)けに横たわる男の愛液に濡れ光る陰茎が、麻生康子の上半身上下に合わせて見え隠れしている。

ライブ(実況)で観ているギャラリー(観客)の女達から「ハッスル、ハッスル」の囃子立(はやした)てが起こり、その掛け声に合わせる様に麻生康子の腰の上下が激しくなる。

腰の上下が激しくなった麻生康子は、「アッ、アッ、アッ、アッ、アー。」と善がり声を発しながらリズム良く腰を上下させ、ライブ(実況)で観ているギャラリー(観客)の期待に応える。


麻生康子の肉体(からだ)の中心に、やっと順番が廻って来た男の欲棒が挿し込まれ、クィクィと腰の動きと共に陰茎が見え隠れしている。

順番の男の欲棒を咥え込んだ腰も、麻生康子の口から漏れる「ハッハッハッハッハッハッ」の連続音と共に受け腰で応戦している。

麻生康子の左右に開いた太腿(ふともも)の中央に、二枚の肉の花びらを掻(か)き分けて生々しくズッポリと嵌(はま)った欲棒が、愛液で濡(ぬれ)れ光る陰茎を見え隠れさせながら激しく抜き挿しされている。

麻生康子の快感が強くなったのか、暫(しばら)くの間、「アァー、イクー、アァー、イクー、アッ、アッ、アッ、アッ。」と言うけたたましい康子の絶頂の善がり声が会場中に響いていた。

正直輪姦(まわし)の場合は、攻める順番で言えば「先に二〜三人に犯られてイッ(絶頂)た後」の女性の方が肉体(からだ)の感度が上がっていてヒィヒィもので、犯るのが堪(たま)らなく面白い。

麻生康子の肉体(からだ)は、その感度が上がった状態で次の訪問者の男性を迎えた。


シュール(非日常的)で衝撃的なプレィ光景が、固唾を飲む周囲のライブ(実況)で観ているギャラリー(観客)に良く見えていた。

全裸の麻生康子が四つん這いに尻を高く掲げた姿勢をさせられて、後ろから眺めるとア*ルの菊の蕾(つぼみ)が恥ずかしそうに皺(しわ)を見せている。

そのア*ルの下部、柔らかそうな肌の太腿(ふともも)の付け根に、こんもりと二枚の肉の花びらが「触れてくれ」と怪しく男を誘うように左右から閉じ気味に割れ目を見せている。

今、麻生康子の肉体使用権を得ている男が、右手を開いて中指で二枚の肉の花びらを掻(か)き分けて挿し込み、クィクィと抜き挿しして攻め始める。

「アァー、アァー、アァー、アッ、アッ、アッ、アッ。」

攻められた麻生康子が善がり声を挙げ、腰を震わせて反応を始める。

指攻めの反応に興奮したのかその男が硬く張り詰めた自分の欲棒を左手で握り締めて四〜五回扱(しご)き、その欲棒のカリ首を  の割れ目へ二〜三度擦りつけてグィと挿し込んだ。

四つん這いに左右に開いた康子巡査部長の太腿(ふともも)の中央に、その男の欲棒がズッポリと嵌(はま)った。

後背位で生々しく嵌(はま)った欲棒が、男の腰の動きに応じて愛液で濡(ぬれ)れ光る陰茎を見え隠れさせながら抜き挿しされている。


麻生康子も人数を熟(こな)し続けて相当体力を消耗しているが、ここは気力で乗り切るしかない。

只、この疲労困憊(ひろうこんぱい)の時機に、ランナーズハイ・と同様の驚くべき悦楽(気持ち好い)状態・セックスハイ現象に見舞われ、康子巡査部長の味方に成る。

つまり男達側の交代に依る連続性交で、麻生康子の一旦達したマックス(絶頂)状態が持続したまま突き抜けて、悦楽(気持ち好い)状態・セックスハイ現象に達する。

政和交歓倶楽部の輪姦(まわし)を経験すると、このセックスハイのお駄賃(褒美)を得られる事に味を占めた。


しかしその内、麻生康子の肉体(からだ)から「ガックリ」と力が抜け、「だらり」と動かなく成った。

「雌豚・康子、気を失ったみたいですね。まだ予定の人数の半分も行っていません。このまま続けましょう。続ければ、その内に気が付きます。」

「判っている。構わない、続けさせよう。」

麻生康子は、「気絶したから」と言って赦(ゆる)されないから、そのまま犯らせて見守ってやるしか無い。

目の前で、麻生康子がぐったりと動かなく成ったまま、男達が入れ替わりながら壮絶な陵辱を受け続けている。

何しろ輪姦(まわし)に馴れた男達が相手で、男がパンパンパンと突き入れる度に、麻生康子の乳房が上下し、肉体(からだ)がガツン、ガツンと波打って見える。

その状態が三人ほど続き、再び麻生康子が息を吹き返し、「アァー、アァー、アァー、アッ、アッ、アッ、アッ。」と善がり始めた。

再び恍惚の表情を浮かべて、麻生康子が「アッ、アッ、アッ、アッ、アー。」と善がり声を上げ始め、またクライマックス(絶頂)に達したようだ。

麻生康子のクライマックス(絶頂)の悲鳴も一度で終わらず、この輪姦性交ではもぅ何度と無く聞こえていた。

それにしてもあれだけ善がっている麻生康子を観ると、この輪姦(まわし)を「可哀相(かわいそう)な事をさせた」と同情して良いものかどうかも疑問になる。


麻生康子が体験したソーシャルセックス(社交的な性交)は、息も絶え絶え(たえだえ)に成る程に強烈だった。

「もぅ懲り懲(こりご)り」などと格好を付けては居られないほど、後を引く快感体験だった。

最初は仕方なしに犯られるだけの気分でも、次から次に犯られれば感じ始めて当たり前で、自然と受け腰で抜き挿しにクィクィと応じ始める。

肉体(からだ)の中心を欲棒に貫(つらぬ)かれ、康子巡査部長の顔は完全に身を委(ゆだ)ねるモードの表情に入っていた。

麻生康子のクィクィ言うと腰の動きに応じて、「アッアッアッ」と  の喘(あえ)ぎ声とハァハァと荒い息の呼吸が他人前(ひとまえ)にも抑(おさ)えるでもなく漏れている。

快感を貪(むさぼ)り始めたらもぅ止まらず、そのまま容赦無(ようしゃな)くイカされ続けて男達は二回(ふたまわ)りに入(はい)り、やがて麻生康子は絶叫する。

その麻生康子の肉体反応を、ギャラリーの男達が見知らぬ女達に欲棒をシャブらせながら目をキラつかせて観ている。

この世に生まれた幸福をエンドレスに感じる絶叫悶絶の快感に、偽善社会の罪悪感も吹っ飛ぶ究極の心地良い疲れは理屈を超越していた。


あの時既に山崎代議士は、「もう一度雌豚・康子に輪姦(まわし)を犯らせてみれば、態度で判るだろう。」と笑って言い放って居た。

麻生康子への二度目のそのお誘いは、直ぐに来た。

政和交歓倶楽部から「また可愛がって犯るから来なさい。」とお呼びが掛かる。

すると、「もぅ、しょうがないわね〜。」と言いながら、内心これから自分の身に起こる出来事に期待してパンティを脱いで出かける康子が居た。

「あの犯され続ける時間がまた遣って来る」と想うと、次の誘いを心待ちにする麻生康子がそこに居た。

本人なり周囲の人間なり、誰が何と言おうと麻生康子は全裸でこの公開性交舞台に「これでもか?」と股を広げて二度目の出演をした。

本音で言えば、こうした場面で淑女(しゅくじょ)のあられもない究極の姿を観るのは、出席者の偽らない愉しみである。

また、こうした舞台に登ってしまった麻生康子にして見れば、それはもぅアスリートの気分で全力を尽くして、この生々しいエロスを観せるしか無かった。

だからこそ、麻生康子にしてみれば、あれだけ犯って観せたのだから「充分にギャラリーを愉しませた」と言う意識はある。

そして麻生康子には、これを越える曝(さら)け出しは想像出来ないほどに、犯り遂げた想いはある。

「人前で性交する」と言う脳みそが溶ける様な究極の羞恥心は、女性が本来持つ露出嗜好を満足させるものである。

また、このプレィに於けるアベソルティオベデンス(絶対服従)は、女性が持つ究極のM性(マゾ性)を満足させるものである。

そして、同じ類人猿・チンパンジーやオラウータンの群れ婚、発情期に於ける雌に対する雄の連続輪姦の現実は、女性の遠い記憶の中に在る

だから「止む事が無いのでは」と思える連続輪姦の快感は、麻生康子がセックスハイ現象に追い込まれるのに充分だった。

この輪姦(まわし)と言う凄(すさ)まじいセックス・プレィに追い込まれる事態に遭遇するまで、麻生康子はお気楽に生活していた。

しかし生き方に「安易な決まり事」を持ち込むと、楽に生きられるかも知れないが想像力や創造力は育たない。

「何で私が、こんな事を犯らなきゃいけないの?」と想うかも知れないが、何事も妥協しては良い仕事は出来ない。

確かに今までの認識からすればこの事態は異常な状況ではあるが、追い込まれて避けられないのなら今更クヨクヨしても仕方が無い。


元々「変態の素質」はアンソロポロジー(人類学)的な生物学的特性で、唯一ホモサピエンス(知性人)に潜在する性癖だから、他の生物に「変態」は存在しない。

何しろ麻生康子は、本来なら世間では「ふしだらな淫乱女」と罵(ののし)られる卑猥(ひわい)でエキサイティング(興奮させる)な遊びを、大勢を相手に犯らせているのだ。

表面的な偽善社会の世論感覚からすれば、お披露目の生贄(いけにえ)性行為は大いに羞恥心や罪悪感を感じる行為である。

しかしこれは、犯らせたい相手への仕掛けた相手の拘(こだわ)りの上、婦人警官である康子にしか出来ない役回りだった。

それでもぅ、女性(おんな)として覚悟を決めたからこそ、モチベーション(犯る気)を証明する為に麻生康子は全裸で此処に居る。

相手の男が、パンパンパンと二枚の肉の花びらを掻(か)き分けて麻生康子に欲棒を突き入れる度に、康子の肉体(からだ)がガツン、ガツンと波打って見える。

マットレスを敷いた性交舞台の上で、麻生康子はライブ(実況)で観ているギャラリー(観客)の卑猥(ひわい)な視線を集めながら「ハッスル、ハッスル」の囃子声(はやしこえ)に急(せ)かされるように欲棒を咥え込んだ肉体で奉仕をして居る。

麻生康子は、半ばランナーズハイ現象に似たセックスハイの陶酔の中で、男達の輪姦(まわし)に応じて噴出した汗に塗(まみ)れ、精液混じりの愛液を垂(た)れ流しながら奮戦していた。

麻生康子が、妖艶(ようえん)な姿態を露(あらわ)に、マルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)、コレクティブセックスプレィ(集団乱交)と凄(すさ)まじい性交を繰り広げている。

多数の男達を相手に、大勢で寄って集(たか)って激しく攻め犯され、乳房を揺(ゆ)らし、腰を使い、裸体を踊らせながら奮闘している。

男達に続けて犯られれば、例え他人前(ひとまえ)で在っても肉体の反応の方は「理性(左脳域)」だけでは快感反応を抑(おさ)えられない。

だから麻生康子は、男達の激しい抜き挿しに耐え切れず、途中からタガが外れて欲棒に串刺しにされたまま腰を浮かして物凄い反応で涎(よだれ)を垂(た)らしながら喘(あえ)ぎ善がる。

続けて性交しているから、アクメ(絶頂)に陶酔してまだ前の男の欲棒の感触が残っている麻生康子の股間に、次の男がまた欲棒をコジ入れて来る。

股間に欲棒を咥え込んだ麻生康子の裸体が、大胆にそしてしなやかに受け腰を使い、男達の激しいプレィに応じて怪しく踊っている。

この輪姦(まわし)は一プレィあたり十分から十五分、五プレィごとに五分ほど休ませて二十プレィほど男相手の取り組みが続き、当然康子は数プレィ消化後から快感反応の連続陶酔状態でプレィを続ける事になる。

麻生康子は、男が変わる度に絶頂に達して歯を食い縛り、腰を小刻みに震わせながら同時に左右に捩(よじ)り、仕舞いには海老ぞりに反り返り絶叫する。

それを眺(なが)めて麻生康子の奮闘振りを私が褒めているのだから、他者が聞けば冗談みたいな「おかしな話」に聞こえるかも知れない。

しかしその時は、被(かぶ)っていた仮面を夫婦共に脱ぎ捨てて居たから、麻生康子の奮闘振りを「流石(さすが)だ」と褒めてやれた。

一匹の獣(けもの)の雌(メス)と化した麻生康子の恥さらしな激しい性交姿を、立ち会う私もギャラリーに紛(まぎ)れて眩(まぶ)しそうに観ていた。

目の前で麻生康子が犯られている気分は複雑だったが、その肉体(からだ)に他人の欲棒が抜き挿しされている光景には、正直私も抑え切れない興奮も感じていた。

麻生康子の性反応が、とても日頃の私相手では見せないほど激しく大胆だったからである。

もっとも、あれだけ次から次に輪姦(まわ)し犯されてはアクメ(絶頂)が繰り返し続いて、麻生康子がセックスハイの陶酔の中で性交を続けていても不思議は無い。

ライブ(実況)で観ているギャラリー(観客)は、麻生康子の乳房を上下に揺(ゆ)らしながら大きく広げた股間に欲棒が抜き挿しされ、康子の腰がその欲棒の抜き挿しに同調してうごめく様を愉しんでいた。

麻生康子の肉花弁が欲棒の抜き挿しに連れて、よじれたり中に巻き込まれたりと生々しい様子まで、ライブ(実況)で観ているギャラリー(観客)が目を光らせて確りと観て居るのを康子は感じてた。

肉体(からだ)の中心を男達の欲棒に突かれながら、肢体を躍動させる麻生康子は「セックスハイの陶酔」を感じていた。

麻生康子は、周囲のライブ(実況)で観ているギャラリー(観客)から丸見えの性交舞台の上で、舞台に上がって来る男達と次から次と性交する。

もぅ興奮がピークに到達して弾(はじ)けたセックスハイ状態の麻生康子は、善がり声を挙げながら裸体を震わせ、受け腰で激しく応じながら陶酔のままに裸体を躍(おど)らせ続ける事になる。

本人には赤面物かも知れないが、究極の感性は隠し様も無く、恥ずかしげも無いソプラノ発声の周囲に良く通る善がり声が、麻生康子の喉を通って唇から漏れて来る。

いささか恥ずかしいが、腹を括(くく)って観られるのを愉しみながら犯られるしか仕方が無い。

お披露目の生贄(いけにえ)性行為が、当初は麻生康子が納得が行かない事でも、それに一旦応じてしまえば後は自分で納得が行く理由を見つけるしかない。

麻生康子が体験したお披露目の生贄(いけにえ)性行為は、息も絶え絶え(たえだえ)に成る程に強烈だった。

「もぅ懲り懲り(こりごり)」などと格好を付けては居られないほど、後を引く快感体験だった。

最初は仕方なしに犯られるだけの気分でも、次から次に犯られれば感じ始めて当たり前で、自然と受け腰で抜き挿しにクィクィと応じ始める。

快感を貪(むさぼ)り始めたらもぅ止まらず、そのまま容赦無(ようしゃな)くイカされ続けてやがて絶叫する。

その麻生康子の肉体反応を、立会いの私が見知らぬ女に欲棒をシャブらせながら目をキラつかせて観ている。

この世に生まれた幸福をエンドレスに感じる絶叫悶絶の快感に、偽善社会の罪悪感も吹っ飛ぶ究極の心地良い疲れは理屈を超越していた。

「あの犯され続ける時間がまた遣って来る」と想うと、次の誘いを心待ちにする麻生康子がそこに居た。


素っ裸の麻生康子は、男女の好奇な視線に晒されるお披露目と言う名のセックスフアイトのリンクに登った。

正直、麻生康子には、これからこれから自分の肉体(からだ)に訪れる遊びの性交に痺(しび)れるほどの期待感が芽生えていた。

「これから何人もの男達に続けて犯される」と想っただけで、その生まれて始めてのインモラル(不道徳/背徳的)な刺激には、麻生康子の脳は厚めに活性化する。

性交している恥ずかしい姿を男女のライブ(実況)で観ているギャラリー(観客)に披露する事に成るが、元々女性の本質は露出癖で、腹を括(くく)ればその辺りを満足させる。

これだけのギャラリー(観客)の前で始まる性交ショーに、その場に居る全員が、胸をときめかせるインモラル(不道徳/背徳的)な至福の時を愉しく過ごす事は間違いはない。

輪姦(まわし)は、一般的に「女性を蹂躙(じゅうりん)している」とする解釈も在るが、女性本人の性癖如何では至福の時を過ごす官能的な場面かも知れない。

信じられないかも知れないが、このヤンチャ(悪戯)な状況の当事者に追い込まれてしまえば、後で「あそこでもうチョット頑張れば良かった」と悔やみたくは無い想いが麻生康子にはある。

究極のソーシャルセックス(社交的な性交)・プレィは、鑑賞に耐えられるアバンギャルド(前衛芸術)でシュール(非日常・奇抜)な光景かも知れない。

政和交歓倶楽部メンバーに依るお披露目輪姦なんて、大袈裟(おおげさ)に考えなければ結局こんなもので、大した事では無いのである。

そして、どうせこう言う非日常の事は、経験が無い者に限って声高に批判するだろうから、麻生康子は世間に口を拭(ぬぐ)って知らん顔をして居れば良い。

その後の康子巡査部長はこの手の「プレィのお誘い」に「また、あの天国が体験できる」と、政和交歓倶楽部の呼び出しに嫌悪感(けんおかん)は起こらなくなった。

しかしこの世に生まれて人生が色々なら、男だって女だって咲き乱れて愉しんでも良(い)いんじゃないか?

つまり麻生康子がそれ成りに成熟した女性なら、年齢相応の思考なり肉体なりに自然に進化しているものである。

麻生康子は非日常の一瞬に、男達の連続性交で散々善がらして貰(もら)っただけで、家に帰った日常はそれ以上でもそれ以下でも無い。



それにしても、麻生康子が経験した政和交歓倶楽部のお披露目輪姦に吉井警視婦人の良子を懸けると言う話が持ち上がって、吉井警視から良子婦人の説得を頼まれた。

麻生康子巡査部長にして見れば、永い友人であり、時々肉体奉仕もしている上司の吉井警視婦人である良子を政和交歓倶楽部の「お披露目に掛ける」と言う痛快な話しだった。

あの豪快なお披露目輪姦の体験が、康子巡査部長の脳裏に浮かんで来て、内心この状況を面白がって居た事は事実だった。

日頃気取った警視婦人の吉井良子が、素っ裸にされて他人前(ひとまえ)で目一杯卑猥(ひわい)に犯される、あのお披露目輪姦に掛けられている情景を想像するとこれは見ものだった。

康子巡査部長には、吉井良子が次々と入れ替わる男達に犯られ身悶(みもだ)える痴態が容易に想像され、想わず心でニンマリした。

しかもこれは、「良子を何とか承諾させて欲しい」と言う吉井警視からの切羽詰った依頼で実現性は高い。

これは何んとしても口説き落として、あの壮絶な輪姦(まわし)に身悶(みもだ)える良子を「ジックリ見学させてもらおう」と内心は意気込んでいた。



吉井警視にして見れば、もう自分を納得させるしか手段は無い。

ここに到っては逃げられない、だから麻生康子が良子に上手く事を進めればこの計画も「可能ではないか」と無理に自分を思い込ませ始めていた。

「判りました。良子さんは利巧な方ですから、私(康子)がキット説得して見せます。」

いずれにしても山崎代議士からは、吉井良子にパーティで犯られる事を納得させた上で「つれて来い」と命じられている。

「犯る事が犯る事だから、打つ手無しの状態に追い込んででも本人の同意が無ければ唯の虐待になるからな。」

「良子に自分から犯ると言わせるのですね。」

「あぁ、本人同意の上で素っ裸にヒン剥(む)いて、皆と吉井(警視)の前で輪姦(まわ)して犯るのだから、見せしめとして面白いのじゃないか。」

つまり山崎代議士流は、あくまでも吉井良子に自分で「犯る」とコミットメント(約束、誓約、公約、確約)をさせる事である。

コミットメントは意思を明確にする事に拠る一種の自己縛(じこしば)りとなるから、良子本人にコミットメントさえさせてしまえば、それが縛(しば)りと成って威力を発揮し、「もぅコミットしたのだから」と心理的に如何なる行為もNGは言えない。


実は吉井婦人の運命も例の予知で京香が見通していたから、麻生康子は自信万々で強引に事を進めた。

「・・・・と、山崎先生の提案ですが?」

「康子ちゃん、その良子と言う人は大丈夫、良い愛奴に成りそうよ。計画は進めて良いわ。」

「判りました。自信を持って進めます。」

麻生康子には、京香の予知で吉井良子に強いM(マゾ)性がある事が判っていた。

その本性を覆(おお)い隠していたのが、既成概念に拠って永く信じて来た吉井良子のアンカリング効果と一貫性理論である。

彼女に取ってみれば、永く信じて来たアンカリング効果と一貫性理論を意味もなく覆(くつがえ)すには切欠が必要で、一大決心である。

山崎派の秘密パーティの洗礼で他人に無差別の性交を強(し)いられ、アタック(攻撃)される事で一気に覆(くつがえ)してしまえば、新しいアンカリング効果と一貫性理論が「彼女の心理の中に生まれる。」と期待していた。

つまりこの物語の筋書きは、京香の予知を裏付けに進んでいたのだ。


行き掛かりもあるから、麻生康子が家まで行って吉井良子に説得を試みる事に成った。

吉井警視は、妻の良子を説得させる為に麻生巡査部長を連れて帰宅した。

「麻生君から君に話が有るので聞いてくれ。」と吉井に呼ばれて、吉井良子が麻生康子から山崎派別枠参加の誘い話を聞く。

「あら、康子さんをお連れになって、今日は何でしょう?」

「チョット、お前に引き受けて欲しい難(むずか)しい頼(たの)みが有ってな。説明は麻生君がするから聞いてくれ。」

「康子さんからですか?」

良子は怪訝(けげん)そうに聞き返した。

難(むずか)しい頼(たの)みなら、常識的に本人が言うべきである。

「俺からじゃチョット言い難い話だから麻生君に頼んだ。」

「そぅ、何か気味が悪いわ。康子さん何ですのそのお話?」

「良い話よ。山崎代議士のグループから、あなた方夫婦が政和交歓倶楽部のパーティに招待されているわ。」

代わった麻生康子の話に拠ると、夫の出世が約束される良い話に違いは無かった。

康子が、パーティに招待される事は、「以後吉井夫婦が山崎派の仲間」と扱われる事で「出世の早道だ」と、良子に教えた。

有力派閥の山崎派から、グループへの別枠参加の誘いを受け参加すれば「吉井警視の出世支援を受けられる。」と言う。

「まぁ、有力派閥の支援が受けられるなんて、それは良いお話しじゃないですか。それが何で・・・直接言い難いなんて言うのです?」

「それがなぁ、事態はもっと複雑でね。良いばかりの話では無いんだ。チョット変な話が在ってな。」

「複雑な事態・・・ですか?」

「仲間入りには条件が在ってな、俺の口から面と向かっては言い難いから、後は麻生君から聞いてくれ。」

「条件が在るのですか。そう言えば、私もパーティにお呼ばれするのでしょ、そのパーティで康子さん、私(良子)は何をしたら良いの?」

「だからそれが複雑な事態なので、仲間入りの条件を麻生君から聞いてくれ」と、吉井警視は麻生康子に説得を押し付けてその場を立ってしまった。

仕方が無いから、話を引き取った康子に良子が聞く気になった。

「康子さん。折角出世のチャンスのパーティのお誘いなのに、内の人が複雑な事態とか言って、何んだかハッキリ言わなくて・・・。」

「えぇ、間違い無く出世の大チャンスなのよ。」

「でしょう、それなのに内の人が康子さんから聞けって。」

「警視は言い難かったのでしょう・・・。」

「だから言ってくれないと。そのパーティで山崎先生(代議士)や派の皆さんに気に入って頂かなくては、こちらに粗相(そそう)が有っては困るでしょ。」

「その通りよ。で、山崎先生(代議士)に気に入って頂く為には、良子さんの全面協力が必要なの。」

「全面協力・・・・」

「そう、その政和交歓倶楽部は大人のお付き合いのパーティだから、良子さん次第なの。」

「大人のお付き合い・・。私(良子)次第って・・・?」

良子は、わざわざ「大人のお付き合いのパーティ」と口にした康子の言に奇妙な怪しい響きを感じた。

その応えに出て来た康子の言はストレートで、「良子さんが了承さえすれば、良子さんはパーティ・デビューのご挨拶で皆様に輪姦(まわ)しで犯して頂くのだから頑張らないといけないわ。」と言い放った。

良子は康子が何を言っているのか理解できず、一瞬耳を疑った。

正直この話しを聞いた時、吉井良子は麻生康子が何を言っているのか最初は理解出来なかった。

「エッ、輪姦(まわ)しで犯して頂くって・・・私(良子)がですか?」
「そうよ。」

夫の吉井は「チョット変な話」と言ったが、これはチョット所ではない変な話しだった。

「冗談でしょう。そんな事信じられない。」

「警視がわざわざ私(康子)に良子さんの説得を頼んだのよ、冗談なんかの訳が無いじゃない。」

康子が、「パーティ・デビューの女性は仲間入りの挨拶に無条件で出席者の皆に輪姦(まわ)しで虐(いじ)められながら犯される決まりなの。」とアッサリ言った。

廻りくどい言い方をしようが、ズバリ言おうが言う中身は同じである。

どうせ吉井良子は、素っ裸に剥(む)かれて山崎派の秘密パーティに曳き出され、「会場出席者の監視の下で虐(いじ)められながら輪姦(まわ)される」と言う外聞を憚(はばか)るような端無(はしたな)い事を犯らされる運命に有る。

そんな事は専業主婦の吉井良子には想像も着かない事だから、甘い事を言って希望を持たせる言い回しは「こんな筈ではなかった」と誤解され返って不親切と言うもので、それならばハッキリ良子の運命を隠さず伝えて覚悟を促すべきだった。

少々強引な言い方だが、世間知らずの良子にこんな話を廻りりクドく言っても相手に伝わらない。

「エッ、何て言いました?それ、本当の話なのですか?」

良子は話が見えずに聞き返した。

サラリと言われた話の内容が信じ難かったから、聞き返したのである。

「だから良子さんは、パーティ参加の挨拶代わりに皆さんに抱いて貰って、心身ともに仲良く成るの。」

「エッ、そんな・・・・」

「滅多(めった)に無い出世のチャンスだわ。ご主人の警視も良子さんがそれを犯る事を承知している事だし、良子さんさえ政和交歓倶楽部の入会を納得(なっとく)してパーティに参加すれば話は上手く行くの。」

「そんな・・・信じられない話し・・・。」

「内容はともかく、力が在る団体の本物の招待よ。馬鹿げていて良子さんが信じたく無くてもね。ご主人の出世の為に一肌脱ぎなさいよ。」

建前の綺麗事を並べ立てても虚しいだけで、辛い事苦しい事を避けて偉業は為し得ない事くらい知っている。

夫と康子がそこまで言うのなら情況は深刻で、「確かに楽観は出来ない」と良子は感じていた。

平静を装ってはいたが、夫の要求を聞いて明らかに吉井良子の心の動揺は在った。

しかし現実は、この要求に対する返答をチョイス(自由意志に依る選択)を本気でしなければならない。

いずれにしても良子が、此処に到って大人の対応が出来るかどうかに掛かっていた。


誓約(うけい)の国・日本に古くからある連語の「一肌脱ぐ」は、今は「人を助ける」と言う広い意味に使われるが、元来相手に誠意を見せる為のこう言うナチュラル(自然体)な誓約(うけい)対応の時に使うのが正しい。

それだからこそ、「一肌脱ぐ」は効果的な手段と成って「助けたい相手の力に成る」と言うものである。

「良子さんは警視の令夫人だから旦那様の仕事内容を知らないでしょうけれど、公安部ではこんな事は潜入捜査の任務ともなれば日常茶飯事よ。」

「潜入捜査の任務ですか?」

「そぅ、私(康子)も吉井警視の命令で潜入捜査に入れば、貞操なんて構っては居られないのですもの。」

「康子さんも内の人(吉井警視)の命令で、そうなんですか?」

「そうよ、私(康子)には承知の上で犯って来いですもの、こう成って旦那様が良子さんに犯れと言えないなんて可笑しいでしょう。」

「ビックリしてまだ理解できない気持ちです。」

「そこまで犯らなければ捜査にならなければ仕方無いでしょう。今度は良子さんが犯らなきゃ仕方が無い事なの。」

麻生康子からそう言われて、良子は信じたくは無かったが、その事実が「自分の想像とかけ離れているから」と言って、それが「世間に無い事」とは誰も言い切れない。

信じたく無いかも知れないが、皆んな総論では綺麗事を言い各論では自分だけは「コッソリ犯って居ると言うのが人間なのだ」と良子が気付くのに然程(さほど)時間は掛からなかった。

確かに、転がり込んで来た夫の出世が約束されるチャンスだった。

しかしその仲間入りの為には条件があり、康子の説明に拠ると互いの信頼を確認する為に良子婦人が肉体(からだ)で証明する「相手構わずの輪姦を受け入れるロイヤリティ(忠誠)の試練が必要だ」と言うのである。

突然降り掛かって来た一方的な自分の陵辱(りょうじょく)話に、吉井良子は震えた。

信頼できる仲間にする為に、自分を代議士の秘密パーティに曳き出して、会場出席者の監視の下で「輪姦(まわ)して見るのだ」と言うのだ。

そんな女性の気持ちを無視した理不尽な話、この社会に本当に有るのだろうか?

「私に、皆さんのお相手をしろと言うの。」

「お相手をする」などと上品に言っても所詮は「性行為をしろ」と言う事で、そんな話に品を求めても仕方が無い。

こんな話の所で気取られては康子の方も「ムカッ」と来る。

「えぇ、その通りよ。こんな事冗談では言わないわ。」

思わず康子の語気が荒くなった。

「そんな娼婦みたいな嫌らしい真似は、私(良子)には絶対に出来ないわよ。」

「でもね、只の誘いじゃない相手からだから、今度ばかりは良子さんも私には出来ないでは通らないの。」


麻生康子から自分の貞操と夫の出世を量りに掛けさせられて、驚いたのは良子婦人である。

思ったのは、「この人何を言って居るの?非常識過ぎるわ。」と言う思いだった。

夫は夫で、都合の悪い話を麻生康子に押し付けて逃げている。

非常識な話を良子に告げ、それでも麻生康子は平然としている。

良子は、自分の身に何が起きているのか理解するに時間が掛って居た。

しかし良子は、信じられない事を康子に聞かされた。

ある有力な代議士派閥のメンバーに指名されたから、加入条件の「輪姦の生け贄に、良子が成れ」と言うのである。

それも性奴隷として衆人環視の会場で、しかも夫の吉井も同席の上で「誰彼構わずに輪姦(まわ)されて見せろ」と言うのである。

「エッ、そんな無理な事を・・・・まさか?主人はその気なのですか?」

常識では思いも寄らぬ卑猥(ひわい)な申し付けである。
しかし、康子からは冷たい返事が返って来た。

「えぇ、警視がその気だから私(康子)に説得を任せたの。良子さんも子供じゃ無いのだから・・・警視を困らせないで。」

康子の口からは冷淡な言葉が飛び出て、良子に突き刺さった。

良子は、予想だにしなかった課題を突然迫られて絶句してしまった。

正直麻生康子にして見れば、今まで警視婦人で澄ましていた吉井良子が恥じも外聞もかなぐり捨てて輪姦(まわ)され、善がり声を上げて腰を使う様を見るのは内心「良い気味」である。

こう言う時は女性の方が本性は残酷で、明らかに良子を追い込む事を麻生康子は楽しんでいる。

しかも、その相手構わずの輪姦を受け入れる試練を、愛妻の良子に受けさせようと、「部下の康子に、説得を頼んだのは夫だ」と言うのである。

「冗談だよ」と言って欲しかったが、これは現実だった。

確かに建前上は大っ開(おおっぴら)にはしないだけで、どうせ世間では男女の事は、良子の知る限りでも非日常の刹那を愉しむエグイ実態は幾らでもある。

嫌、「そんな事実は無い」と強情を張る方が嘘っぽい。

それは「自分には別世界」と思っていただけの、誰でもが知る現実だった。

つまりそう言う事も在る訳で、今その現実に自分(良子)が迫られているのだ。

その時確かに、憂鬱な(ゆううつ)矛盾の中に「どちらも真理で在る」と言う混沌とした想いが良子には在った。

我が身のプライド(誇り)を採るのか、プライド(誇り)依りも豊かな人生を採るのか、安易に結論など出せない情況に在って、いったい何を採り何を棄てれば良いのか。

この陵辱話、良子にはハナから断れないのだから嫌も応も無いのだが、しかし引っ掛かる。

誓約(うけい)の仲間に入れる夫婦をパーティ会場に招き、その人妻を素っ裸に剥(む)いて晒(さら)し者の見世物にし「皆で輪姦(まわし)て楽しむのだ」と言う背徳の行為を平気でさせる話である。

重い信用を必要とする仲間になる為の「ロイヤリティ(忠誠)の証明の為」と言う理屈は判るが、とてもそんな酷い事をさせる連中がこの世に存在するなどとは、今の今まで良子は思っても観なかった。

だが相手は代議士グループで、夫や康子は警察官であればこの話はとても冗談などではない。

何をさせられるのか想像も着かないが、「輪姦を受け入れる」と言う事は、どうやら大勢の男に自分の肉体(からだ)を蹂躙(じゅうりん)される事は間違いない。

その、とんでもない事の説得をして居るのに、麻生康子はあくまでも対応が冷静で、良子にはそれも信じられない。

吉井良子の脳は混乱していた。

「良子さん、今度の事は考える余地はないの。」

吉井良子に取っては意に反する決断を迫られた訳だが、往々にして過去の経験からは想像出来ない現実に突き当たるのが人生である。

麻生康子の話は、良子にはにわかに信じられない事だったが、それは好むと好まざるとに関わらず圧倒的な現実として出現した。

吉井良子は「キャリア官僚・吉井警視の妻」と言う立場である。

その立場を守るには、場合に拠っては拘(こだわ)りを捨て己を捨てる気で思い切って行動する決断が大事な時もある。

今度の一件に限らず、意に反する決断を迫られ事は、誰の人生にも多い。

康子が言い聞かすに、相手は力(パワー)が、圧倒的に違う。

どんなに個人的な抵抗感があっても、これは別の次元で受け止める力(パワー)の話で、個人感情の話しでは無い。

全く違う価値観が元に成って、派閥の秘密パーティは成り立っている。

従って、理不尽ではあるが、秘密パーティへの参加には個人の嫌応(いやおう)は全く考慮の外にあり、力(パワー)に屈したら、黙って従わざるを得無いのである。

世の中で一番「気取り」とかけ離れているのが、性欲・性行為で、「気取り」は理性のもので、性欲は本能のものである。

気取っていては出来ないのが性行為で、男も女も本能を曝(さら)け出す。

本能を曝(され)け出す事が「恥ずかしい」と思うなら、犯られている相手構わずに、善がって腰を振る事は恥ずかしいに違いない。

しかしいざ犯られてしまえば、例え良子にとって不本意な経緯で在っても犯られて居る生身の肉体(からだ)の方が気取っては居られない。

結局の所、良子は人目も忘れ腰を振って快感を貪(むさぼ)り、善がり声の慎(つつし)みも忘れる筈である。

夫婦共犯の遊びのマルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)、或いはコレクティブセックスプレィ(集団乱交)など、良子が犯りたくなければ「嫌だ」と断れば良い。

しかし幸せの形は夫々(それぞれ)で、そこで現実に吉井家の「将来と人生が懸かっている」と言う「理性(左脳域)」の打算が働くものなら、打算が遊びの性交理由に成っても不思議は無い。

言わば本人の意志次第で、飛び切りの官能の世界に巡り逢う事は身を持って体験しなければ判らないものである。

幾ら理性で抑えようとしても肉体の方は正直で、性交反応は自然の本能であるからその善がりに偽りは無い。

そこで初めて、肌を許す事に大きな意味がある事に良子は気が付く筈だ。

しかも相手は、吉井夫婦を政和交歓倶楽部と言う上流階級の「仲間に入れる儀式」だと言う。


遊びにしろ不倫にしろ、政治家や高級官僚のセックススキャンダルは対応をしくじると、確かに政治家生命や官僚キャリアには致命傷になる。

週刊誌などにとっては、政治家や高級官僚のセックススキャンダルは売り上げ部数を伸ばす金目で、鵜の目鷹の目で情報収集に走る。

だから政治家や高級官僚は、誘惑が多くても自己防衛の為にうっかり羽目は外せない。

しかしストレスが溜まる職業だから、本能を抑え込むだけでは自制心も永くは持たない位、政治家の妻なら判らなければイケナイ。

そうなると、政治家の妻として「スキャンダル無しに、夫の性欲を上手く処理発散させる覚悟」が必要だった。

代議士夫人として共有するスキャンダルのリスク回避の為に、リスクを抱えた者同士が納得の上で互いを互助する秘密の遊びを夫達に提供しても、自然な事かも知れない。

それに代議士仲間の夫人同士が性を提供し合う分には、変な女に引っ掛かったり、週刊誌に売られる事も無い。

しかしそうなると大人数の団体の行為に成り、ギャラリーに廻る者も出て来て多少の刺激では愉しめない。

ギャラリーも愉しませる事になって遊びの方法も激しくなり、羞恥責めやSM責め、マルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)、コレクティブセックスプレィ(集団乱交)とエスカレートする。

グループの遊びがトンデモナイ方向に発展して行ったのだが、まぁ政治家の妻とは言え女性で、娼婦の感性を備えて居ない訳ではない。

幾ら結婚をしたとは言え、工夫(くふう)もしない定食の夫婦の性交などトキメキも薄れ何時までも続く訳も無い。

それならば夫を気にせずに、何でも在りで堂々と大胆な性交を遊べる機会があれば、それはそれで愉しくもある。

何しろ大胆に観たり犯ったりした後の興奮を引きずって家に帰れば、本能のスィッチがオンに成り、夫婦で激しく燃え上がるし行為の幅も抵抗無く広がって愉しいのだ。

性交に拠る本能を曝(され)け出して、初めて山崎派は吉井夫婦を仲間内(ファミリー)と認めるのである。

男と女として、肌を許した知り合いの関係・・・「それ以上でもそれ以下でも無い友情」と成れば、中々粋な仲ではある。

つまり宴の生贄(いけにえ)ヒロインとして公開性交で全てを曝(され)け出すからこそ、その行為の後には新たな仲間内(ファミリー)の信頼が残る理屈である。

「良子さんはそんな事、単純に良い訳がないと想うかも知れないけれど、そんな良い悪いの判断はいったい何時(いつ)誰がどう言う価値基準で決めたの?」


設宴(宴を設ける)には場を盛り上げる刺激的なヒロインが必要で、そのヒロインを素っ裸にして皆で容赦無く犯りたい放題の陵辱の生贄(いけにえ)なら宴は成功する。

つまり宴を開催する側からすれば、参加者に愉しんで頂くには目玉になる生贄(いけにえ)のヒロインは欠かせない。

人間なんて残酷なものだから、宴の参加者にしてみれば「ヒロインに輪姦(まわし)を犯るも良し、犯られてあえぐヒロインを観るも良し」の刺激的な愉しみである。


理屈は良子にも判った。

身勝手な組織論かも知れないが、運命共同体に於いて口先の言葉は何の意味も無い。

大勢の参加者が「実行している」と成ると「確実な証明行為」と言う意味で、組織内の結束と信頼には必要なのだろう。

基本的に、初参加の吉井良子に要求されるのは、身も心も身内仲間に成る為の儀式だった。

派の秘密パーティの趣旨が趣旨だけに、通常見られたくは無い犯られて居る姿を晒(さら)して見せる事に意義があり、下司な言い方をすれば、皆の見ている所で「輪姦(まわし)で嵌(は)め倒されて皆の前で本能を剥(む)き出しにしろ」と言う事である。

それで初めて仲間と認められ、皆さんに「可愛がって頂けるのだ」と言うのだった。


良子が、夫を含む周囲が「必ず自分に合わせてくれる」と想っているのは傲慢な心得違いの甘えで、当然ながら自分が周囲に合わせる必要もある。

予め「輪姦(まわ)される」と宣言されているがものは考えようで、一対多数の変則マルチSEX(複数性交)は、スケベ女なら涎(よだれ)が出そうな御褒美で、「豪華フルコースの贅沢」と言えない事も無い。

これは妥協では無く工夫で、こう成ったら夫の窮地を救う為に良子は、相手が何人だろうが元気を出して犯られるっきゃ無いのだ。


康子には内緒だが、聞いていて良子は自分の乳首が勃起し子宮が熱く成るのを感じた。

心理など奇妙なもので、自分(良子)がマルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)を実行すると想像しただけで、羞恥心でカァーッと肉体(からだ)が熱くなる想いがした。

非日常の刹那を愉しむ性交など本当は「有り触れた話」なのに、何故か「特別なものだ」と信じたがる狡(ずる)さが女性にあるのかも知れない。

正直な所、安全ならば週刊誌や小説、ビデオ映像の真似(まね)など色々と試して見たい誘惑に駆られる想いも良子の心の底にはある。

つまり本音の好奇心を良子が発揮すれば、多少の事は切り抜けて行ける筈だった。

吉井良子も結婚歴三年の二十九歳、子供ではないから性欲や性行為についても一定の理解はあり、夢みたいな事は言わず結構現実的である。

それに、警察官僚としての夫の立身出世への思いも判っていて、良子にも、出来る事ならそれを叶えさせたい思いはある。

これは「本気で考えなければならない事だ」と、良子は認識した。

「吉井も望んでいる。どぅしよう・・・・」

良子も、理屈ではこの輪姦話しを、結構現実的(リアル)な事として捉(とら)える事は出来るが、何しろ「自分の事」と成ると話は別で、理性と本能のせげみ合いの部分である。

それも三日後の日曜日とほとんど考える余裕も、逃げる余地も無い。

「良子さん、もぅご主人が承諾していて政和交歓倶楽部のパーティに参加すれば夫婦で愉しめる時間が持てるのだから、良い年をして身を汚される何て言う都合の良いナルチシズム(自己愛)は子供の考えよ。」

「康子さん、理屈でそう言われても簡単には割り切れないわよ。」

「良い事、これは考え方の問題で、愛情が絡まなければそれは夫婦が合意さえすれば遊びのボランテイア・セックスだから、不倫とはまったく性質(タチ)が違うでしょ。」

「それは、確かに考えようで身を汚されるとも夫婦で愉しめるとも言えるけれど・・・。」

「何を拘(こだわ)っているの?どうせ原点に戻れば、吉井警視だって他人だったのだから、男と犯ると言う点ではたいして変わりないでしょ。」

例え夫とは違う男達と性交を実践しても、愛情が絡まなければそれは夫婦の合意の問題で、言わば亭主を含む遊びのボランテイア・セックスだから、感情的には不倫とは性質(タチ)が違う。

そこを割り切れば、刺激が少なく味も素っ気も無い日常生活とは違うチャンネルに切り替えて、「夫婦で愉しめる時間が持てる。」と康子は言う。

「メチャクチャな理屈ね、ヤッパリ、そんな事が私に出来る訳が無いでしょう。」

康子に説得されて少し気持ちが動いた良子だったが、かろうじて踏み止まった。

やはり良子には理不尽な話としか思えないのである。

「寝ぼけたような事を言わないで、それは良子さんの我侭(わがまま)です。」

「我侭(わがまま)って・・酷い事を言うのね。普通出来ない方が常識でしょ。」

「何を融通の利かない事を言っているの。良く聞いて、輪姦(まわ)しを犯られたからって、それが嫌な事も恥ずかしい事も単に良子さんの気持ち次第の事じゃない。」

「でも康子さん、パーティの皆さんとお相手するのでしょ。私(良子)そんな事するのは怖いわ。」

「誰でも女性としての防衛本能が働くから始めは怖いと思うけど、大丈夫よ。」

「そんな・・康子さん。大丈夫って言われても怖いものは怖いわ。」

「経験が無いから怖いだけ、パーティに行って見れば判るけど、女性メンバーは皆さん経験しているけど別に何とも無いわ。」

「皆さんが経験して居る・・・。」

「そぅ、パーティ会場では相手を拒まないで受け入れる事が出席者の義務だから。」

「それじゃあ、そのパーティの皆さんは誰とでも犯るの?」

「そうよ、仲間の結束と気晴らしの遊びだから相手が特定できない乱交の方が夫婦間の嫉妬がないでしょ。」

確かにこう言う事は、相手が特定できない乱交の方が遥かに夫婦間の嫉妬とは無縁である。

「でも、偉い人達が信じられない凄い事をしているのね。」

「立場が立場だから、外で遊んで問題を起こすより仲間内でストレス解消するのが一番安全でしょ。」

「それはあぁ言う人達は大変な仕事をしているから、仲間内の秘密なら大胆な遊びもして居そうだけど・・。」

「そうよ、考えた事無いでしょうけど、良子さんのだんな様の警視もストレスの溜まる大変な仕事をして居るのよ。」

「内の吉井も?」

「良子さんはそんな事考えても見なかったでしょけど、警視の任務も神経すり減らすからどこかでストレスを解消して上げないと。」

「それで、山崎派の皆さんが仲間内で秘密パーティをしているのですね。」

吉井良子には説得が必要だった。

本人をその気にしさえすればもう犯らせ放題だから、何としてもその気ににしなければならない。

麻生康子は、山崎山荘に吉井良子を引き出すに置いて、佐和子を通して山崎代議士の命令的伝言を聞いている。

この招待の段階から山崎代議士のSM趣味は始まっていて、本人に「犯る。」と言わせる事が最低条件だった。

衆人監視の中で「晒(さら)し者として輪姦(まわ)される」と言う非常識な事をさせるのだから、精神的な心理の駆け引きで追い込み、本人に「犯る。」と言わせるのが興奮を誘う性的な遊びの初歩で、その決断は本人の意志でなければ成らない。

山崎代議士の狡猾(こうかつ)な所で、自分で「犯る。」と一度言わせれば、もう良子は「犯らない。」とは言えないのだ。


麻生康子が吉井良子を説得に掛かる。

夫婦と言えども「勝手な事を考えている」事は結構多い。

性交は夫婦にとって大事な行為であるが、その価値観を「愛情」と混同してはならない。

大体に於いて独占欲は、肉体の性交使用権を持って「愛情」とする「勝手な事」だから、そんなものは本物ではない。

つまり夫婦は所詮別の固体だから、呼吸が揃って伴に暮らすには時間を掛けて愛情を育(はぐく)むしかない。

それで無ければ、単なる我侭で自分が犯りたくないだけの事を、「貞操が硬い」などと言うのは単なる自己満足に過ぎない。

確かに輪姦(まわ)されたからと言って、嫌なのも恥ずかしいのも良子の感情の問題で「私に出来る訳が無い」は逃げているだけかも知れないのである。

「どうしても嫌なら、私(良子)の我侭(わがまま)で犯るのは嫌です、と断れば良いわ。」

「そう言われると・・まるで私(良子)が自分の気持ちだけで拘(こだわ)っているみたい。」

「だって、警視の方は私(康子)に説得を任せたくらいだから、良子さんが輪姦(まわ)されても拘(こだわ)らないって事でしょ。良子さんさえ何とも無いと思えばそれで出切る事よ。その辺のショボイ女のような誇りは捨てる事ね。」

「私(良子)の気持ちがショボイ女の誇り・・・・」

「そう、我が身大事に貞操に拘(こだわ)った安っぽくて独り善がりな誇りよ。」

「でも、普通はそうでしょう。」

「その普通がどうの、と言うのが大して意味の無い貞操に拘(こだわ)るショボイ女の言い草なのよ。」

康子にグイグイと攻められると、「私が我侭なのかなぁ?」と良子は思い始めた。

「私(良子)が何とも無いと思えばそれで出切る事なのかなぁ?」

「そうよ、警視と別かれないなら他に答えなんかないじゃない。私(康子)はアドバイスするだけだから、後は自分の責任で結論を選んで。」

肉体の性交使用権を放棄しても精神的愛情が残らないと、永い夫婦生活はまっとう出来ないのである。

この際、目の前で輪姦されて見せ、それでも夫の態度が変わらなければ夫婦の絆(きずな)は本物である。


吉井良子は旧姓を中川と言い、中川良子は千葉県の房総半島外房地区の出身で、家が比較的裕福な家庭だったので都内の某有名私立大学を卒業した。

吉井良子には外見に似合わず利発な所があり、高校大学を通して剣道部だった。

ある有名企業の受付嬢をしていたが、大学を卒業して四年後に、紹介者が有って見合いもどきに交際を始め、吉井と結婚した。

夫の吉井警視と話が合って結婚した切欠も剣道の話からである。

中川良子も普通の女性だったから、大学生時代四年間に三人ほど身体を許す間柄で付き合った男性も居た。

結婚前の過去の事で、それを責められる謂(いわ)れは無いが、裏を返せば、「一生肉体(からだ)を許す男は一人だけ」と言うほどの頑固な感性でもない。

単純に「結婚をしたのだから」と、貞淑(ていしゅく)を守って来たのである。

結婚で平凡な主婦に納まっていた吉井良子に取っては、降って湧いたようなパーティ参加の誘いが来た。

本来なら一笑に付す陳腐(ちんぷ)な話だが、事が「パーティで輪姦(まわ)される」と言う不埒(ふらち)な要求の話なのだ。

それなのに、吉井の部下でもある婦警の麻生康子があくまでも冷静に自分(良子)を説得をして居るからには事は深刻で、「吉井家としては重大な岐路だから、自分で結論を選べ」と言う事である。

夫の吉井警視はキャリアの警察官僚だから、守るべき地位も出世を狙うべき将来もある。

妻としては、ここで「自分を傷付けまい」として逃げて良いものだろうか?

中途半端に逃げてばかりで解決する問題など無い事に、吉井良子は気が付いて意た。

ここまで厳しい場面と向かい合えば、もぅサバイバル(生き残り)の域で、良子も「性」に対する思いを学生時代の感覚に戻して、「遊びなのだ」と納得するしかないだろう。

拒否したい筈なのに子宮が反応する所を見ると、「とんでもない事を要求された」と思っている事の中に、僅(わずか)か十分の一かも知れないが、本音の所でその陵辱体験を望む本能が、良子の中に隠れ潜んでいるのかも知れない。

その疑問は、自分の身体で実際に体験する事が、唯一解ける深層心理の謎である。

それに今度の事は、「夫の出世の為」と言う自分をも納得させる立派な言い訳がある。

個人の感情ではとても応じられない要求だが、理性で考えれば自分を含めた吉井家の将来が、大きく変わる分岐点の選択だった。

大体に於いて、女性の本性はドライなものである。

いかにも貞操観念が確りしている様な事を言って居ても、まったく初対面でも白馬に乗った王子様ならそのまま着いて行く気は充分が夢である。

つまり相手が相応であれば、どうせ「情」は後から着いて来るのだから政略結婚だろうが見合いだろうが「お姫様に成る夢が叶う」と言う事に成る。

それならば手っ取り早く、夫を白馬の王子様に仕立てる事も、吉井良子に取っては一考に価(あたい)するのだ。

意味の無い事など、世の中には一つも無い。

人間、訪れたチャンスを拒否するか、一歩踏み出して前向きに受け入れるかである。

これは正に、一生に数少ない幸運の転機を何もせずに逃(のが)すか、多少見っとも無い真似(まね)をしても掴(つか)み取るかの選択である。

お披露目をされる吉井良子の立場では、例え素っ裸で他人前に曳き出されても、集まる視線に平然と気品在る好い女を要求される。

そしてお披露目舞台の良子は、政和交歓倶楽部ご愛用の生贄(いけにえ)として官能的に淫(みだ)らに、遊びの性交で腰が抜けるほど犯られ尽くさなければ成らない。


冷静に考えれば、過去の事とは言え良子には男経験は何人か有る。

そして男経験か有ったからと言って、それは良子の肉体(からだ)の上を通り過ぎて行っただけの事で、それが別に支障に成る訳ではない。

夫はそれを咎(とが)めるほど心は小さくなかったし、今度の事は夫が承知して居てむしろ頼んだ事であれば、「自分が犯ったから」と言って夫は咎(とが)めだてはしない。

それなら過去の事と同じで、良子の肉体(からだ)の上を通り過ぎて行くだけの事である。

基本的には吉井良子も十分に大人で、別に夫との性行為は嫌ではない。

勿論、性に興味が無い女性など、人間であるから本能的に居ない。

しかし、ただ想像しているだけではろくな答えは得られず、実際に経験して始めてあらゆる角度で考える事が出来、正しい答えを得る事が出来る。

そして、例え本人に「建前と違う欲求や思い」が在っても、正直、その内面を自分から吐露する場所など世間には無い。

まるきり性に嫌悪感を持っていた訳ではないから、信じられないながらも実は良子の心の隅に「こう言う酒池肉林の世界があるかも知れない」と言う漠然とした想像は有った。

広い世間であれば、そう言う事が行われていても不思議は無いのだ。

ただ我が身に降りかかるとなると話は別で、そう簡単にそこに踏み出す事は出来ない。

一度躓(つまず)いたら挽回(ばんかい)が効(き)かないのが役人の組織で、だからこそ責任を回避する為に異常なくらい前例に囚(とら)われる。

警視庁警視の夫ですら通じない相手では、確かに選択の余地はない。

身勝ってな「ロマンチック」に格好着けて生きるより、大人の「シリアスな覚悟」の方が人間には余程立派なのである。



理屈は構築出来た。

それでも良子の心の中で「犯ろうか犯るまいか」の綱引きが始まっていた。

これは「犯らない」と強情を張って、間単に済ませられるものではない。

とは言え、知らない男達に輪姦(まわ)されるのは恐ろしくて到底「犯る」とは言えない。

あれこれ言い繕(つくろ)って「嫌な事は犯りたくない」と逃げる事も良子には考えられるが、それが正しい選択だろうか?

落着いて考えれば、これはどうあがいても逃げられない状況だった。

康子の話しを聞いて居てその輪姦(まわし)の惨状に身を置く自分を想像し、良子は乳首が立ち子宮が熱く成った。

何処か心の片隅で、これから自分の肉体(からだ)に訪れる卑猥(ひわい)なマルチSEX(複数性交)に、期待と恐怖が交互に来ていた。

自分を安全な所に置いて他人(ひと)の批判ばかりしている卑怯(ひきょう)な女性拠りも、自分を曝(さら)け出しても目的に向かう女性の方が「余程立派な覚悟だ」と言う見方も出来る。

親戚や隣近所にバレれば流石(さすが)に恥ずかしいが、綺麗事だけの世間にバレなければ仲間内でどんなに破廉恥(はれんち)な事をした所で恥ずかしくは無く、組織の秘密の共有は無限の価値を産むものである。


深刻に考えるから気持ちの整理が難(むずか)しくなる。

こんな事は気の持ち様で、拘(こだわ)らずにエィヤァと簡単に考えれば、弄(もてあそ)ばれてもキット前向きに楽しめる。

釈然としない所も在るが、ここで逃げれば結局は吉井良子の負けである。

実を言うと、山崎代議士から話があった時点で、蜘蛛の巣に捕まったように良子の運命は決まったようなものだった。

むしろ逆らえば、今以上の難題が夫に降りかかるのは容易に想像が出来、逃げ道がないのだからどうあがいても結果は変わらない。

いずれにしてもこの話、代議士と言う公な立場の連中が相手であるから、例え話に乗って良子が輪姦(まわ)されても、口を拭(ぬぐ)って知らん顔をすれば世間に知れる事も無い。

吉井良子の頭の中で、「世間にバレなければ、良いじゃないか。」と、悪魔が囁(ささや)いて居た。

「良子さんが言う事を聞かなければ、吉井警視が大変な事に成るわよ。」

「私(良子)が言う事を聞かなければ、大変な事に・・・」

知らない連中の輪姦(まわし)を受ける事が、嫌だろうが怖かろうが良子の意志関わりなく逃れられない現実だった。

「昔から言うでしょ、犯られたからって減る訳でも死ぬ訳でも無いのだから、腹を括(くく)って犯られちゃいなさいよ。」


専業主婦で温(ぬ)く温(ぬ)くしている吉井良子に、麻生康子が少々意地悪心があっても仕方が無い。

「現在の立場にしがみ付く気なら、妥協するしかないの。」

そう冷たく念押しされて思い詰めた良子は、サバイバル(生き残り)の為に康子の薦めに応じる覚悟を決めた。

良子に「選択の余地が無い」と言うよりも、どちらの不幸が選り益しなのかを選ぶ問題で、逃げて全くのマイナス回答よりも、肉体(からだ)を張って「夫の出世」と言う果実を得る方が、良子にとって選り益しな選択に違いない。

麻生康子に言わせれば、良子は既に山崎代議士に素っ裸にヒン剥(む)かれたも同然なのだ。

不条理と言えばその通りだが、こう言う事は例え理不尽な事でも正面から受けて立たねば勝負しないで負けたようなもので、良子に活路は見出せないのである。

揺れ動く良子の心理は、康子にも理解出来る。

一見麻生康子が吉井良子に強要しているようだが、現在の立場にしがみ付く気なら康子には経験があり「いすれ良子に感謝される」と確信がある。

良子にすれば無理な事を求められたには違いないが、自分を納得(騙す)させる理由があれば、女は身を投げ出す事が出来る。

「フー、康子さんにそう言われても・・・」

「良子さん考えて御覧なさいよ、ものは考えようで普通じゃないSEXなんて一生経験出来ずに終わる女性(ひと)が多いのだから。何事も経験で、これもチャンスじゃない。」

「でも、その普通じゃないSEXなんて一生経験出来ずに終わるのが普通の女性(ひと)の人生じゃない。」

「ばかねぇ、そこの考え方が間違っている所よ。その女性がしとやかで貞淑(ていしゅく)と言う普通は、男社会の女性独占に対する欲が在っての事よ。」

「私(良子)の意識が、男社会の女性独占欲に害されているのですか?」

「そぅその調子、考え方を変えないで良子さんがパーティに参加すれば、一生後悔する事庭成るわ。良子さん犯られる事を楽しまなくちゃ。」

「私(良子)は犯られる事を楽しむ・・」

麻生康子の言い分は、良子に取って新鮮な考え方だった。

それは良子にも、安全さえ確保できれば自分が輪姦(まわ)されて「どう成るのか」少しぐらい興味が無い訳ではない。

「ヤッパリ、幾ら考えても断れそうもないみたいね。」

口振りで良子は、山崎派の圧力を理由に自分を納得(騙す)させる道を選んだ。

「いざ」と成ったら男より女の方が余程度胸は良く、こう成って覚悟を決めたら、女の方がやけくそのバイタリティーを発揮して開き直りの覚悟も早いのである。

そして一度でもこの遊びを犯ってしまうと「一度も二度も同じ事」で、後は妥協の連続になる事が多いのも事実だった。

経験は新しい価値観を生み、呪縛から解き放たれた吉井良子は新しい喜びの機会を得た事に感謝する筈である。

康子は「KIYOUBI(京美)」のメンバーから学習したが、女と言えども夫相手のマンネリ気味の交尾で一生終るのも詰まらない人生で、夫婦仲が気まずく成らなければ、間違い無く「これも有りかも」なのである。


相手はつとに豪腕政治家と恐れられる有名な山崎代議士で、山崎派は味方にすれば心強いが、敵に廻せば恐ろしいくらいの知識は良子婦人にもある。

ここで下手に出れば、夫の吉井も永久に浮かび上がれない恐れは充分にあった。

それに夫の吉井警視が仕事で関わったグループとの手打ちの意味もあり、言い掛かりそのものだが、それを水に流すけじめとして良子が秘密パーティへ参加する事で「晒(さら)し者の輪姦」と言うペナルティを受ける必要もあった。

別枠参加を含め、秘密パーティへ参加するのが「山崎派に在籍する全代議士夫婦と事務局、それに出馬予定者数名とその夫人や関係者だ」と言う。

こうしたメンバーは、何処かで「綻(ほころ)びが出る」と一連托生(いちれんたくしょう)の運命にある。

重い意味合いの信頼関係を構築する必要があるから、仲間の信頼を勝ち取る為に幾ら奇麗事を並べても、実体が無ければ何の信頼性も証明出来ない。

つまり、組織の結束としては、相互信頼の証(あかし)として、誠意ある行動で互いに証明する必要がある。

そこで、代議士派閥とも成ると生半可な口約束で事が済む筈は無い。

互いが共有する秘密行為が、「確実な証明行為」と言う意味で、最も原始的だが、「誓約(うけい)」と言う手段がある。

「誓約(うけい)」とは、古来から伝わる最善の手段であるが、相互信頼の証(あかし)として肉体を供する事で、全てを曝(さら)け出す性交は、最も有効な信頼関係を構築する行動手段である。

その行動実体が伴って、初めて仲間の信用・信頼を勝ち取る事になる。

最初は「何と言う非常識なグループだ」と思ったが、麻生康子の話を聞くと良子婦人にも理屈は理解出来る。

康子は、「皆さんと懇(ねんご)ろ」に成れば、この先心強いでしょ。」と良子に畳み掛けた。

仲間内で誓約(うけい)の性交を為す事は、即ち相手と「懇(ねんご)ろの仲に成る」と言う事である。

この「ねんごろ/(懇ん凝ろ)」は、古代の誓約(うけい)の概念を踏襲した今に伝わる奥深い言葉である。

親しい事を示す懇意(こんい)の「こん」はひと文字で「懇(ねんご)ろ」と読む。

懇(ねんご)ろは、元々「懇(ね)ん凝(こ)ろ」で、凝(ころ)が 心(こころ)の語源である所から懇(ねんご)ろとは心がこもっている様を意味し、「心のこもった奉仕の関係」の意味から「懇(ねんご)ろに弔(とむら)う」などの用法もあるが、特に男女の仲が親密である様を指して言う。

簡単に言うと「懇(ねんご)ろ」は男女の間柄が「心のこもった親密な奉仕の間柄」の意味で、つまり懇(ねんご)ろの仲とは勿論性交を行う間柄の事を言い、この場合「懇(ねんご)ろに成れば群れ仲間」と言う事である。

従って懇(ねんご)ろの言葉の意味を正確に言えば、心がこもっている様は「即ち性交を行う仲」と言う事に成る。


理屈が理解出来れば後は感情の問題で、結論から言えば、「何が幸せか」は、本人が決める事である。

本人が選択した事であれば、どんな卑猥な事を要求されても誰かに強制された訳ではない。

一方で吉井良子には「夫の夢を適えてやりたい」と言う気持ちが充分にあった。

警察庁も含め省庁は特殊な環境にあり、夫は公務員上級職つまりキャリア官僚で出世競争の只中に有る。

この試練を私(良子)が回避すれば夫は挫折(ざせつ)で、結局夫に愛情を感じるなら納得ずくで知らない相手に股を開いても「しがみ付いて夫を支えるべきなのだ」と気が付いた。

それが、「閨房術(けいぼうじゅつ/性行為の技)」と言う技術にまで発展させたこの国の本音の文化である。

何よりも、メンバーは全て地位のある知名人夫妻で、参加女性が全員似たような変態行為をして来たから秘密は共有される。

麻生康子が言うに、「心配しなくても自分も参加してサポートする。」それに、今回は何人も初参加の婦人が居るから、「良子婦人一人ではない」と、良子婦人の決心を促した。

「本当にその立派な方々の皆さんが、私(良子)みたいに初参加の挨拶代わりを為さったのですか?」

「そりゃあ、互いに運命共同体に成るには、そのくらいの覚悟で付き合いを深めないと信用されませんよ。」

「いくら康子さんのお話でも、とても本当とは思えません。」

「本当よ、ほら、ついこの間結婚した若手代議士の女優の奥さん**も、初参加の挨拶を虐(いじ)められながら犯られている最中で、今回もまだ終っていないそうだから行けば良子さんも目で納得よ。」

正直、夫の出世はもの凄く欲しい。

そこは明確で、自分の幸せも考えの内には有るが、純粋に愛する夫が出世する事は妻としての良子の夢だった。

しかし要求が要求で、何しろ男女関係の事はタブーとされる事だから乱交など持っての他で、世間に噂(うわさ)でも広まれば正義面(せいぎづら)した立前主義者達に間違いなく糾弾されるだろう。

だが、康子が言う通りに「仲間が大勢居る」と成ると、いくらか気が楽に成る。

その派閥のパーティメンバーの皆がして居る事であれば、何とか自分を騙せるかも知れない。

こう言う時に、夫の出世に「一肌脱ぐ」も、世間ではまま在る事かも知れない。

「あの女優さんも・・・そぅ、皆さんが為さったのなら、私(良子)も夫の出世に協力しないといけないのかしら?」

実は、困り果てた良子は心の妥協点を探していた。

まぁ、託(かこつ)ける理由としては「皆がして居る事」が、一つの気休めであり言い分には違いない。

「そぅよ良子さん。ご主人も出世を望んでいる事だし凄い交流倶楽部に入れるんもですもの、挨拶代わりに輪姦(まわし)を犯られるくらい、後の事を考えたら何でも無いじゃない。」

「私(良子)、世間知らずだからこう言う事が判らなくって、中々そう言う風には考えられないわ。」

「だからご主人に、良子を宜しくと私(康子)が頼まれた事だし、ズット傍(そば)に付いているから、私(康子)に言われた通りにすれば大丈夫よ。」

「康子さんの言う通りにしていれば、その御挨拶が無事に終るかしら?」

ここに到って吉井良子は、輪姦(まわ)される事も「気の持ちようで可能ではないか」と思い始めていた。

どうすれば良いのか思い悩んだが、吉井良子は想い着いたのです。

受け取り方は個人の感性の問題だから、唯一の考え方に絶対性を求める事自体に無理が在り、人生何てものは一つの壁を乗り越える勇気を持てば道は開けるのではないか。

だから性に関する考え方にも多様性や使い分けが在っても良いではないかと。

信じられない事だったが、ハッキリした。

決定的な事は、良子が山崎派の秘密パーティで輪姦(まわし)を受ける事が、唯一「警察官僚としての夫の命乞いをする事に成る」と言う事である。

考えて見れば、夫が稼いだ財産が夫婦共有のものであれば、理屈から言っても夫の不足する所は妻の自分(良子)がカバーするのが当たり前ですね。

確かに私(良子)も、勝負するなら女としてはもうそろそろギリギリの年齢を迎えて居ました。

そこに康子さんから目の前の現実を突きつけられて、「それが必要なら私も犯って見ようかな。」と思ったのです。



良子がそこまで言えば、もぅ康子は有無を言わせない。

すかさず、「警視、奥さんが了解してくれました。」と、一気に既成事実を作りに掛り、吉井を呼んだ。

吉井警視が康子巡査部長の声を聞いて、真紅のドレスを抱えて来た。

もう、招待用のドレスまで届いていたのだ。

「本当か?良子。良かった。これで何とか成る。良かった。それじゃあ先方に、出席すると返事をして良いのだな?」

「このお話、あなたは本気なのですか?」

「あぁ、済まんが本気の話しだ。」

「あなた、失礼しちゃうわねぇ。でも、凄い交流倶楽部に入れるのだから仕方ないかしら。」

「俺も困った話なのだが、断れないんで無理を頼むのだが。」

「安心して下さい。康子さんが一緒に行ってくれるそうですから、決めた以上は私(良子)も後に引く事はありません。」

「そぅか、良子には大変な事を頼むが、受ける以上は苦情が出る態度は出来ないぞ。俺から言うのもおかしい話しだが、根性入れて目いっぱい頑ん張ってくれ。」

「そうね、私(良子)が中途半端な事をして苦情が出るくらいなら、最初から犯らない方が良いですものね。」

「あぁ、犯り損に成らないように最後までその積りで頼む。」

「さぁ、創と決まれば山崎先生からは、良子さんが扱い易くなるように事前に心理的な調教して置く様にと言われていますから、警視も私(康子)の良子さんの扱いには口を出さないで下さいね。」と康子が口を挟んで念押しする。

以前にも言ったが、個々の最適な選択が全体として最適な選択とは成らない状況が存在する事を指して「囚人のジレンマ」と言う。

吉井良子に突き付けられたのは、例の「囚人のジレンマ」と言う難題に対する判断である。

これは二人の隔離した囚人の自白ゲームがモデルとなっていて、群れ合意(社会性)と個人の意志が必ずしも一致しない為に、個人の意志を優先すると群れとしての利益を失い、結局個人も大局的には「利」を失う事を「囚人のジレンマ」と言う。

つまり自らを有利にする自白は、同時に友人を陥(おとしい)れて失う事である為、合理的な各個人が自分にとって「最適な選択」(裏切り)をする事と、全体として「最適な選択」をする事が同時に達成できない事が、ジレンマ(板挟み)なのである。

それこそが、誓約(うけい)精神の原点なのだが、結局個人は、「群れ」と言う社会性に囚われているのだから、個人が確実に「利を得る方法」を選ぶなら、群れに対する協調性が必要に成る。

「判った。この件での良子の扱いは君(康子)に任せるから、良子が上手く犯れるように何分宜しく頼む。済まんな良子、このチャンスを逃すと俺には本庁で先が無いかも知れない。」

苦渋の表情を浮かべて、吉井が言う。

確かに夫の吉井には、こんなチャンスは一生に一度有か無いかの事かも知れない。

そうなれば地方の都道府県に出向して、良くても「比較的小さな県の本部長を務めて退任」と言う事になる。

実は、キャリアと言ってもそう言う警察官僚が大多数なのだ。

自分(良子)の肉体(からだ)で「ロイヤリティ(忠誠心)の証明をしろ」と言うのは無茶苦茶な話だが、海千山千の代議士の集まりでは、昔の戦国時代の人質のようなものかも知れない。

夫を出世させるには多少無理な付き合いを私(良子)がしても、山崎派とは上手く犯って行かねばならないらしい。

「パーティは三日後の午後二時からだから、少し特殊なパーティなのでお前には大変な思いをさせるが、とにかく麻生君の指示に従ってくれ。」

「はぃ。そうします。」

「麻生君、内の奴にパーティで粗相(そそう)が有っては拙(まず)いから、会場では君が目を離さないでくれ。」

「判りました。良子さんの傍(そば)に着いています。」

「麻生君が傍(そば)に着けば安心だ。済まんが、頼む。」

「済みません、康子さん。私(康子)からも宜(よろ)しくお願いします。」

「良子さんがこのお話を本気で受けるなら、私(康子)が付き添って良子さんが、派の皆さんに可愛がられるようにお手伝いはします。」

「判りました。全て康子さんにお預けします。」

妻の良子が、渋々とは言え輪姦の陵辱(りょうじょく)を受け入れた。

その政和交歓倶楽部での妻・良子の輪姦光景を想像して、吉井警視は不覚にも思わず勃起(ぼっき)していた。


突然酷い事を要求され驚きました。

そして聞いている内に無性に腹が立って来ました。

まったくふざけた話で、そんな変態は私(良子)には出来ません。

「私(良子)を何だと思っているのでしょうか?」そぅ思って、「とんでもない人達ね。」と、康子さんにそう言ったのです。

人前で陵辱される変態行為を、「本人に了承させろ」と言うのですから、私(良子)にしてみれば、飛(と)んでもない馬鹿げた話なのです。

しかし、拒否して済む問題ではない事を、康子から丁寧に説明されました。

「良子さん、感情ではなく冷静に考えて、断って済む話しでは無いのよ。この際は、良子さんが嫌がり憎まれる事を、犯れと言う事が本当の友情だと思って私(康子)言っているの。」

考えて見れば、こんな非常識な話だからこそ、「冗談の話しでは無い」と言う事でしょう。

まさか、国会議員をしているような立派な人達が、「そんな事を犯る筈が無い。」と言う思いは在りました。

でも、康子さんに言わせると「馬鹿ねぇ。立派で居なければ成らない仕事ほどストレスが溜まるのじゃない。」となります。

そしてたたみ掛けるように「良子さんの旦那様吉井警視だって立派で居なければならない仕事だから、建前でかたずけ無いで奥さんの良子さんが警視のストレス解消に気使って上げないといけない立場なのよ。」と言うのです。

「ストレス解消に気使うのが私(良子)の立場・・・。」

「だから山崎派のメンバーは仲間内で遊ぶのじゃない。」

今まで「夫(吉井)のストレス解消に気使う」何てそんな発想は、私(良子)には在りませんでしたから、カルチャーショックです。

「私(良子)、そんな事一度も考えた事がなかった。だって夫は立派だから自分でコントロールしているものだと思っていたのですもの。」

「だから、皆苦しくても世間で戦っているのょ。そう言う思いやりの無い奥さんが多いから、公務の人に性的な犯罪の変な失敗が多いんじゃない。旦那様は生身の人間で神様じゃないのだから。」

「でも、立派な人達が、まさかそんな事(輪姦/まわし)何か犯る筈が無いと思うのが普通でしょ。」

「世間知らずねぇ、そのまさかは在るの。それじゃぁ上っ面だけ見ているだけじゃない。どんな立派な人達でも立派の前に人間でしょ。」

「そんな事・・・。」

「どうせ良子さんは自分では変われ無いのだから、山崎派で良子さんも旦那様のストレスの逃げ場を前向きに作ってあげる訓練をしてくれると言うのょ。」

「私(良子)にストレスの逃げ場を訓練をしてくれる・・・。」

「そうょ。仲間内で遊ぶ訓練をね。」

それにしても、山崎派の連中は何を考えているのでしょう。

内容が内容で、国政を担(にな)っている連中が影で犯っているような事では有りません。

日頃偉そうな事を言って、犯っている事はまるで変態です。

「その連中は狂っている」と思いました。

しかも、夫は「乗り気だ」と言います。信じられない気分でした。

最初は余りの馬鹿馬鹿しさに断る積りでしたが、康子さんから「断って済む話しではないのよ。」と念を押されたのです。

良く聞くと、選択の余地が無い酷い話しで、私(良子)個人の意志など最初から無視でした。

問題は、初参加の婦人はメンバーと親密に成る為に、挨拶代わりに虐(いじ)められながら「輪姦を受ける事が参加のルール」と言う事でした。

本来なら飛(と)んでもない話で、まともに取り合うべき話でもないでしょう。

でも相手が国政を担(にな)っている代議士集団で、他でもない麻生康子が持ち込んで来た話なのです。

それで夫に問い質すと、その理不尽な誘いが事実である事を知りました。

「あぁ、無視出来ない事実で、困っている。」と突き放す様に応えました。

私(良子)は「その連中は狂っている」と何度も思いましたが、良く康子さんの話を聞くとそれはそれ成りに理屈は合っています。

それは、口先だけで信頼関係が結べるものなら、夫が所属する警察なぞ必要ないくらいの事は私(良子)にも判っている積りです。

理不尽ではあるのでしょうが、肉体(からだ)を許し合う「極親密な関係」と言う間柄が、誓約(うけい)の基本ですから、これはある意味合理的な手法で、政界はドロドロした所だから信用の担保として有りそうな話なのです。

派の秘密パーティの趣旨から言って、秘密パーティで見られたくない変態行為姿を曝(さら)け出して仲間に見せる事に、その意義があるのでしょう。

成る程、ドロドロの政治の世界では、そんな事でもしなければ仲間として安心出来ないのかも知れません。

考えて見れば、元々個人の感情など全く無視して大枠で物を考えるのが政治家の習性なのです。

何故なら、一つ法律が出来ると、必ず得をする業者(人)と損する業者(人)が出来ます。

それを一々構っていたら立法など出来ないにですから、彼らは元々個人の感情など無視する事に慣れているのです。

つまり個人を無視して初めて立法処置が出来るのですから、山崎派のルールに個人へのそんな心配りなどある訳がありません。

それに婦人達がこの集まりを納得している事も、理屈では理解出来ます。

何しろ人間は、本能と理性は脳の別の部分で考えるのです。

それを前提に考えると、例え代議士でも警察官僚でも売春行為や不倫行為のスキャンダルを起こしかねないリスクは有ります。

そうしたリスクを回避するには、仲間内でお相手を融通し合い、しかも外では望めない並では無い卑猥な遊びをすれば、充分に満足して「リスク回避になる」と言うものです。


ここは考え所です。

私(良子)は、考えて結論を出しました。

吉井家と夫を守るには、私(良子)は変態の仲間に入らなければ成りません。

つまり私達夫婦があっち側に行くには、私(良子)があっち側の思考(自分と言う個人を無視する)を、無条件で持つ事なのです。

考えて見れば夫婦なのですから、良い事も悪い事も二人で責任を持たなければ「夫婦です」と澄まして生活など出来ないのです。

他人同士が一緒に成り、夫婦として二人揃って人生を送るからには、都合の良い事ばかりが続く筈などは無いのです。

その覚悟が無い甘い夢だけの夫婦が多いから、「相手が勝手な事ばかりする」と不仲に暮らすのでしょう。

つまり肝心なのは本人同士の互いの覚悟で、例え理不尽な事を持ち込まれても「相手の勝手」に付き合ってこそが本物の夫婦なのですから、正に今回の「秘密パーティの誘いは」それを実践する場面だったのです。

これは、理不尽な要求で有ろうが無かろうが、それを否応(いやおう)言えないサバイバル(生き残り)の決断です。

決断の為に考えて見れば大事なのは精神で、肉体(からだ)なんか入れ物に過ぎないのです。

肉体(からだ)が入れ物なら、相互信頼の証(あかし)として肉体を供する行動実体が求められ、「入れ物を使われたから」と言って精神まで汚れるとは限らないのです。

有力者達の仲間入りの条件で私(良子)をパーティ会場で輪姦するなど、とても私(良子)には受け入れられない非常識な要求でした。

所が何故かこの時は、それ(輪姦)を想像した被虐感で脳に電流のような快感がビビッと走るのを感じて無意識に子宮が熱くなったのです。

格好を付けて散々渋って見せましたが、心の隅には興味もありました。

チョット悔しいけれど、悪魔が囁(ささや)いたのか、忌み嫌うべき話を聞かされたのにそれ(輪姦)の魅力に引き寄せられる私(良子)は、まるで何か不思議な力に誘われて行くかのように何時(いつ)もとは違う、自分が期待に胸を膨らます反応が感じられました。


入れ物に、入れる物を入れられて使われるだけ。

「そんな事はどうでも良い。」

そう割り切っては見ても、いざ輪姦(まわし)の洗礼を受ける段に成ると、末体験だけに勇気が入ります。

防衛本能が働き、本音の所メチャメチャに犯されれば私(良子)の身体がどう成ってしまうのか、理由も無く恐ろしくてそれも心配だったのです。

しかし腹を決めればチャレンジャーで、私(良子)は迷いは捨てました。

どの段階で心理に微妙な変化があったのか、私(良子)は理性とは裏腹に、子宮が火照(ほて)る様な奇妙な興奮を感じていました。

私(良子)はにわかには考えられなかったのですが、私(良子)の肉体(からだ)は潜在する被支配欲に刺激されて、既に陵辱への期待を吐露(とろ)していたのを感じたのです。

それを支えに、ここは凌(しの)ぐしかないようです。

酷い話しですが、個人の感情ではなく組織の論理で全ての物事を発想すれば、他に証明手段が無いだけに秘密パーティへ参加し、自らの貞操で忠誠心を証明するのが筋でしょう。

夫もそれを望んでいる事ですから、どんな事を犯らされても躊躇(ためら)う必要はありません。

どうせ犯るなら、「見事に犯り遂(と)げて見せよぅ」と、心に誓いました。

男にもあるように、女にだってどんな事をしても守らなければ成らないものが有ります。

それが私(良子)にとって夫の吉井だったのです。

無責任な批判は在るかも知れませんが、生きる知恵、生き残る原始本能の知恵を「誰が批判出来る」と言うのでしょうか?

降り掛かって来た火の粉は夫婦二人に対しての火の粉で、覚悟を決めて夫(吉井)にトコトン着いて行く気なら、山崎派の秘密パーティで輪姦(まわ)されてもどうって事は無いのです。


理不尽な要求で有ろうが無かろうが、「これはサバイバル(生き残りだ)」と、覚悟は決めましたが本音はやはり怖い・・・

いったい私(良子)は、その妖しげな秘密パーティでどんな変態行為の目に合わされるのでしょう。

だから何をさせられるのか、どんな事に成るのか心配で前の晩は眠れなくて、当日は少し意識が朦朧(もうろう)としていました。

それでも、朦朧(もうろう)としていて、私(良子)には返って良かったのかも知れません。

幸い、半分は意識が無いのか有るのかの状態で、状況から気持ちが逃れていたのです。

何しろ素っ裸の雌犬として、まともな頭では考えられない状況に置かれて、私(良子)は、とても考えられない衝撃的な事をさせられたのですから・・・。



「ハァ?」と驚くほど、この世の常識では現実的で無い事が、何の違和感も無く進行していた。

何しろ 吉井良子の肉体(からだ)を、何時でも女性器も露(あらわ)に素っ裸に剥(む)いて自由に御使用できる訳である。

吉井良子の出した結論は、その破廉恥(ハレンチ)極まりない要求の受け入れである。

日本人独特の「良い加減(イイカゲン)」を良子は結論としたのだが、それを「妥協」と見るか「利巧なバランス感覚」と見るか、難しい所である。

いずれにしてもあえて言えば、日本人は極限まで強情を張らず「良い加減(イイカゲン)」で妥協を模索する人種である。

そして妥協をした時から、それが新しいアンカリング効果の基点に成る。


麻生康子が帰った後、吉井夫婦は話し合った。

と言うより、「これ以上は言うまい」と思った良子だが、余りの事に結局黙っては居れなかった。

「その山崎先生(代議士)や康子さん、誰が敵で誰が味方なのでしょうか?」

「私(吉井警視)にはまるで判らない。二人とも敵なのか味方なのか・・・。」

「答えは見つかりませんか?」

「それを見つけ出すには、その政和交歓倶楽部のパーティ話に乗るしかない。」

「矢張り私(良子)に、そこまで犯られろと・・・」

「仮に断った時の事を想像して見たか?もぅそれを決めるのは私(吉井警視)でもお前(良子)でもない、理不尽かも知れないが山崎代議士なのだ。お前(良子)の理解が得られないと終わりだ。」

「そうよ、今回は私(良子)があなたを助けるべきね。でも私(良子)、皆様のお相手をして平気で居られるでしょうか?もしも見っとも無い事に成ったら・・・」

「だったら、開き直ってそう成らない様にしなさい。」

理不尽かも知れないが、山崎代議士が要求する誓約(うけい)の真相はコンプライアンス(要求や命令への服従)であるから、最愛の妻・良子の肉体を供する事に重い意味が在る。

つまり吉井警視が、倶楽部メンバーに妻の肉体を供する事に大きな意味が有るのだった。



和製英語・プロデュースは、「制作全体を統括する職務の意味」で使われている。

この、政和交歓倶楽部の行事や山崎山荘をプロデュースして居るのは、あくまでも山崎代議士で、その意向は絶対である。

元々山崎山荘は、山崎代議士が清々と安心して犯れる紳士淑女のシークレットプレィ目的で建てられたものだから、人里離れた所に建てられている。

山崎代議士の趣味目的で建てられた山崎山荘は、相応に高地に在り、夏場は涼しく冷房要らずで裸でも蚊に悩まされる事も無い。

春・秋は時に暖房が必要だが、必要なら裸で過ごせるほど空調設備は整っていて、プレィには快適である。

冬は、山荘までのルートが雪で通行不可能になるので、ほとんど倶楽部のプレィには使われてはいない。


この政和交歓倶楽部に「KYOUBTグループ」が加入するにあたり、お披露目の例外は無い。

伝統は創られ、守られて行かねばならない。

つまり妻・里美も、挨拶代りのお披露目輪姦は、既に務めている。

山崎代議士は、妻・里美のお披露目輪姦を「どうしょうか?」と一応私達夫婦に相談したが、夫の私が即座に「犯らせましょう」と応えた。

夫の私が承知して「犯れ」と言っているのだから、もぅ妻・里美には別の選択肢はない。

里美も「確かに、倶楽部で私だけ例外は皆様にマズイでしょうね。」と応えて、お披露目を犯る事にした。

それも「犯る」と応えながら、里美は柔ら壺が熱く成るのを感じていた。

自分の輪姦性交恥態姿を妄想して、里美は正直に発情していたのだ。


どんな人間にも表と裏が在る。

自らを「裏表が無い人間」と主張するなら、それは表向き計算ずくの綺麗事に過ぎない。

こうした遊びのプレィは、基本、「非日常の行為を求めて日常生活のストレスを解消する為の工夫」と言える。

実は本音では、人生は愉しく過ごしたいもので、それがセックス行為にしても誰だってお得感がある人生を送りたい。

元々思い切りが良い里美に加え、敢えて言えば、里美は輪姦プレィの愉しみ方を知って居て、お披露目を断る理由などない。

里美は輪姦プレィの経験が豊富で、今更彼女に躊躇(ためら)いの羞知心など無かったのだ。

兎に角(とにかく)里美は、自分の性奉仕で政和交歓倶楽部メンバーを深く満足させねばならない。

他人前(ひとまえ)で素っ裸にされ、卑猥(ひわい)に弄(いじ)られる運命だが、何でも使い廻しされ、必死で務めて倶楽部の高評価を得るしかない。


愛情と性交をセットにして考えるから思考や行動の範囲が狭くなるのだが、残念ながら本当の男女の仲はそんな単純なものではない。

このシークレットパーティ(秘密会合)で、全裸の里美を扱うハンドラー(調教師、訓練士)は、KYOUBIから山崎代議士に調教師として預けてある佐和子である。

そして基本的に、お披露目輪姦のハンドラー(調教師、訓練士)は、他人の方が遥かに良い仕込み手と言える。

つまり妻・里美は、佐和子のタクト(指揮棒)で淫乱(いんらん)性交ショーのヒロインを演じる事に成る。

妻・里美は発想を変え、相手の男達を、いつも夫の私が持ち出して里美を攻めたてる「電動玩具」と思うしかない。

そして相手が亭主だと嫁に甘えが出るから、嫁に性技を仕込むに仕込み手は他人の方が遥かに良い。

相手の男達は「生身の電動玩具」だが不倫などとは次元が違い、夫自らがこのシークレットパーティ(秘密会合)での里美の輪姦を認めている。

本来、性交好きを否定する事は天に唾(つば)するようなもので、性欲に於ける男女の仲は、本人が認識していない無意識脳に於ける意識では右脳がリード(導く)するのだ。

だから節度は必要だが、命を繋ぐ生き物としての人間の本性は天性の性交好きが当たり前で、それを「淫乱」と非難する事は出来ない。

「〜で決まっている」は進歩を妨げ、脳に刺激が在って初めて脳は活性化するのだから、それを避けて何も考えないではろくな結果は得られない。


因(ちな)みに政和交歓倶楽部で使う「交歓」は、日本語で解釈すれば公式行事の歓迎会だが、中文(ツンエン/中国語)解釈では、「ズバリ乱交パーティ」の意味である。

日本で一般的には、誰もそこまで想い至らないだろうが、政和交歓倶楽部員はインテリの集まりだから、当然そうした隠れた意味合いが在るのは了解済だった。

里美がお披露目輪姦を犯ると決めた以上、政和交歓倶楽部のルールにのっとってハンドラー(調教師、訓練士)佐和子は、手加減無いタクト(指揮棒)が必要だった。


山崎山荘の大広間プレィルームに、四っん這いで引き出された里美は最初から素っ裸で、段取り良く始まった。

人妻が大勢のギャラリー(見物人)と犯る気満々の男達の前で、全裸仰向(ぜんらあおむ)きでM字に開脚すれば、それは服従のポーズである。

そこまで行けば里美は、後は男達に立て続けに欲棒を抽入され、彼らが気が済むまで淫乱に犯らせるしかない。

ギャラリー(見物人)は、里美が股間ガップリに大勢に犯られて目の前で快感に悶え、善がり声を挙げながら喚(わめ)きのたうち、動物の本性を曝(さら)け出すのを野次馬的に観たいのだ。


男達が里美相手にイザお愉しみを始めようとした時、ギャラリーの女性から声が掛かった。

取り巻いていたギャラリーの女性が、里美に取り着こうとしていた男性に「犯る前にこれで自分で犯らせて観て」と欲棒型の電動性玩具(オモチャ)を渡した。

男性が「里美に、どう言うリクエストにする?」と電動性玩具(オモチャ)を渡した女性に聞く。

「そこに立たせて自分で入れて慰めさせて観て。里美が電動性玩具(オモチャ)でどんな反応するか皆で愉しむから。」

「良しリクエストだ。里美、少し脚を開いて立て。これを使って良く見えるように自分で慰めて観せろ。」

「はぃ、承知しました。」

素っ裸にされて他人前(ひとまえ)に引き出されたのだから、里美が何を犯らされてもお披露目に想定外と言う事は無い。

この場はビジュアル(視覚)が大事で、猥褻(わいせつ)なショーを観せてギャラリーを愉しませるのが、里美の役目だった。

もぅ犯って観せるしか里美に選択肢は無い。

遊びで犯るなら、愉しませる欲棒の数は一本も二本も同じだし、十本二十本なら、そのプレィはいっそうお遊びらしい。

つまり性交相手の数が多い輪姦ほど、特定の男との浮気気分では無い「ただの遊びの性交そのもの」を証明しているのである。

里美は、KIYOUBIの女を代表し、政和交歓倶楽部の主力なる身でもあるから、渾身(こんしん)の生々しいプレィが出来なければならない立場だった。

電動性玩具(オモチャ)は、ほぼ同型を夫が買って来て夫婦で使っているから、里美が知らないでもない。

勿論使い心地も知っているから、早く快感に酔いたい心理も働く。

どうせ自慰ショーを犯り始めてしまえば、肉体(からだ)は周囲の目など構わず気持ち良く成るものだから、里美も無我夢中で性的快感を貪(むさぼ)るだけだ。

里美は立ったまま電動性玩具(オモチャ)の頭で肉花弁を左右に分けて柔ら壺に挿し入れ、その振動する部分を敏感な実(サネ)に宛がって自慰ショーを始める。

頭が動く電動性玩具(オモチャ)なので、ジュージューと言う歯車の音と、振動部分のビィーンと言う小さなモーター音が、抜き挿しで外に出た時に聞こえて来る。

「私(里美)にこんな事を犯らせてゆるせない女だ」と思ったが、確かに立場が逆だったら他人の女性に犯らせてみたい残酷な気持ちも理解できる。

やがて里美は性感に集中し、他人目(ひとめ)も構わず電動性玩具(オモチャ)を自ら柔ら壺にクィクィと抜き挿ししながら腰を震わせ、絶叫で善がり出した。

柔ら壺に抜き挿しされる電動性玩具(オモチャ)が、白濁した愛液で濡れ光りながら、里美の股間で生々しく見え隠れしていた。

そして里美の股間から湧き出した白濁した愛液が、太腿(ふともも)を伝って滴(したた)り落ちている。

挿し込んだ柔ら壺をかき回す欲棒型の電動性玩具(オモチャ)の底を両手で押さえ、実(サネ)に宛がった振動部分に反応して、腰をローリング(回転)させる。

里美が卑猥(ひわい)にローリング(回転)させる腰の動きに応じて、乳房もローリング(回転)している。

やがて里美はクライマックス(絶頂)を迎え、電動性玩具(オモチャ)を柔ら壺に挿し入れたまま、膝を着いて気を失いそうになった。

と、同時に里美の股間からブワーと飛沫(しぶき)が噴出した。

妻(里美)得意の、極(きわ)まった時の「快感おもらし」である。

「ほら、これで里美のオマ*コのウオーミングアップが出来たじゃない。」と、自慰ショーをリクエストした女性が言い放った。


ハンドラー(調教師、訓練士)佐和子は、里美が生半可な事では動じない事を知っているから、遠慮無しに過激な事をさせる。

里美の方も夫がサブリーダー的な立場になるのだから、「手本に成る様なプレイを犯って観せる必要必要だ」と自覚してこの場にいる。

これはもぅ、晒(さら)し者状態の性交披露で、セクハラなんて安易なプレイレベルではない。

元々非日常に位置する性行為に、正常異常の線引きなど無い。

「愛に理屈は要らない」と言うが、現実にはその場の気分の問題で、「性交にだって理屈は要らない」のだ。

だから他人の性交をモロに観れば、普通の人間ならそのエロい雰囲気に影響され興奮して乱交に入っても不思議は無い。

「里美はもぅ色々調教済ですから、リクエストがあれば何でもガチ(真剣に)で犯らせますよ。

」 生贄ヒロイン・里美は、肉体(からだ)で倶楽部メンバーに奉仕するするのが基本だから、口も柔ら壷も、ア*ルさえも欲棒を迎え入れて愉しませる。

「そりゃあ良いね。それじゃあその積りで奥さんを弄(なぶ)らせてもらうよ。」

「どうぞ、どうぞ。犯らせて見れば相当のマゾ性ですよ。」

M字開脚させた里美の柔ら壷に人指し指と中指を挿し込みハンド抜き挿しされながら敏感な肉ボタン(実=サネ)をハンドマッサージ器のバイブレーションで攻めたてる。

脳のポジションが快楽にシフトしたら、もう理性の歯止めは利かない。

愛液が股間から飛び散る物凄い攻めに、他人前(ひとまえ)で性交して観せる羞恥心よりも快感の甘受を優先して淫(みだ)らに反応する里美が居た。

M字開脚させた里美の柔ら壷に、人指し指と中指を挿し込まれて抜き挿しされながら、敏感な肉ボタン(実=サネ)をマッサージ器のバイブレーションで攻めたてる。

里美はM字開脚した下半身を腰を浮かせてクネクネと捩(よじ)り、上半身は仰け反り反り返って断末魔の善がり声を聞かせている。

このプレィのエゲツ無く淫(みだ)らなトップバリュー(最高の対価)に、ギャラリーは「感動した」と大絶賛だった。


全裸の里美は、たちまち男達に囲まれて事が始まった。

プレィが開始されると、まずは最初の男が、里美にその場全体を興奮させる為の卑猥(じわい)な前技を施(ほどこ)して気分を盛り上げる。

この前技ショーは、ギャラリーもヒロインの里美も、輪姦(まわし)に加わる男達も、気分を盛り上げる為にかなり猥褻(わいせつ)である。

羞恥心の興奮が、またも里美のアドレナリンの放出前駆体ドーパミンの脳内放出を促進させる。

ギャラリーと攻め手の男にはS性(サド)の興奮を、施(ほどこ)される里美にはM性(マゾ)の感性をもたらすプレィだった。

素っ裸の里美を四つん這いにさせて尻の双肉をグィと広げてア*ルの菊座を眺め、その下部にひら付く二枚の肉花弁の間のスリットを左右の手の指で広げて観る。

その男は、羞恥の興奮で湿った里美の肉花弁の間のスリットの入口に、利き手の親指を擦(こす)り付けて湿らせる。

益々湿ったスリットの奥に、ひと指し指と中指の二本を里美の二枚の肉花弁の間のスリットに挿し込み、ア*ルの菊座に湿らせた親指を挿し込んで、弄(なぶ)る。

四つん這いの姿勢をとらせた男が後ろに廻った時に、何をされるか凡(おおよ)その想像は着いて身構えていた。

それでも指を挿し込まれると肉体(からだ)は「ビクン」と反応する。

里美は羞恥心に顔を赤らめるが、生きた性玩具(オモチャ)としてメンバーに提供されたのだからどう扱われようと黙って応ずる以外選択枝は無い。

後ろに廻った次の男の二本の指先が、内壁を擦(こす)りながら里美の肉体(からだ)の中でうごめいている。

卑猥(ひわい)な指責めで攻め立てられてヒィヒィ善がり声を漏(もら)らす里美の性感反応は、周囲で目を光らせて観る男女の怪しい気分を盛り上げて行く。

後ろから弄(なぶ)られて恥辱に耐えていた里美が、四つん這いの姿勢から、今度は仰向けに転がされる。

素っ裸で仰向けに寝かした里美の両膝に左右の手を置いてグィと股を広げ、下部にひら付く二枚の肉花弁の間のスリットを左右の手の指で広げて観る。

利き手のひと指し指と中指の二本を里美の二枚の肉花弁の間のスリットに挿し込み、クィクィと抜き挿しして股間を弄(なぶ)る。

過分に屈辱的な弄(もてあそ)び方だがここはそれが許される場面で、里美は身悶(みもだ)えながら為すがままに恥辱に耐えていた。


次はイヨイヨ、プレィは本番性交へ移って行く。

ここまで来て、素っ裸でギャラリー監視の輪の中心にいるのだから、里美は誰の欲棒も構わずシャブり、誰とでも構わず犯る。

お披露目の生贄(いけにえ)ヒロインは、肉体(からだ)で奉仕するするのが基本だから、口も柔ら壷も、ア*ルさえも欲棒を迎え入れて相手を愉しませる。

究極の輪姦(まわし)は、一人十分間から十五分間、五〜六人ごとに十分間のインターバル(休憩時間)を加え、里美は十二人の相手をこなして凡(およ)そ三時間前後の生ライブだった。

取り囲んだギャラリーの男女には、手を伸ばせば絡み合う男女の肉体(からだ)に触れられる程の至近距離である。

目の前で男達の欲棒が里美の柔ら壺にリズム良く抜き挿しされ、押されて股間から湧き出した白濁した愛液が、滴(しずく)に成って生々しく二枚の肉花弁を伝り落ちている。

欲棒を咥(くわ)え込んだ股倉を意識して開いて見せるこの見世物状態を、西洋ではサーカス(群集が取り巻いて見下ろす見世物)と言う。

見世物・里美は、相手の意思に応じて犯られる為に尻を向け、犯られる為に股を開いて素直に受け入れて観せる。

これが輪姦(まわし)の醍醐味だが、里美一人に性交相手が次々と代わり、里美のイク(絶頂)は贅沢(ぜいたく)に持続して、里美の善がり声が響いている。

柔ら壷から湯気が上がりそうに激しく腰を使って欲棒を抜き挿しされ、里美の股間から愛液が飛び散ってエゲツ無く淫(みだ)らだった。


男達は、里美の口腔だろうがア*ルだろうが、柔ら壷だろうが、無遠慮に欲棒を押し込んで欲望を満たす抜き挿し行為をする。

その半端では無い羞恥心の興奮に脳の意識が突き抜けてしまえば、他人前(ひとまえ)で性交して観せるのも一種の刺激条件なだけである。

硬くなった欲棒で激しく柔ら壺を突(つ)っかれて中に発射され、引き抜いた欲棒をシャブらされ、シャブらされている間に次の男がまた抽入して来る。

里美は、シャブりながら大股開き「お好きにどうぞ」で待っているから、男達はズブリと欲棒を里美の柔ら壺に挿し込んで、股間ガップリにグィグィと抜き挿しするだけである。

抽入された欲棒が股間ガップリに嵌(はま)って、柔ら壺の内壁をカリ首の擦(こす)れ具合いを愉しみながら里美は腰を使う。

見物するギヤラリーの期待に応えるパホーマンスとして、里美自らが指で敏感な肉蕾の実(サネ)を刺激しながら、股間ガップリに男達の抜き挿しを味わっている。

里美が、性的興奮で脳内にドーパミンを噴出させ、セックス・ハィ状態になるのはもう直ぐだった。


女性を四っん這いにさせるバックスタイルの性交も動物的で、疑似生殖行為(快楽性交)には人気プレィの一つである。

「今度は後ろから犯ってやるから、尻を高く挙げた四っん這いになれ。」と佐和子が良子に命じて四っん這いにさせ、殺菌軟膏をア*ル(尻穴)に塗る。

良子が尻を高く掲げ、顔は頬(ほほ)を床に着ける猫の背伸びの様な四っん這い姿勢で待ちうければ、柔ら壺もア*ル(尻穴)も、ズッポリと犯りたい放題である。

柔ら壺にしろア*ル(尻穴)にしろ、良子は粘膜へのカリ首の擦(こす)れ具合いを愉しみながら善がり悶えて、大広間に大声を響かせている。

この姿勢で何人も受け入れた良子だが、相手の男の大半は、前の柔ら壺も後ろのア*ル(尻穴)も交互に充分に愉しんでいる。

発射して引き抜いた男の欲棒を、里美が舌を絡(から)めてシャブっている間に、もぅ下半身は次の男の抜き挿しに身悶(みもだ)えている。

おシャブリ掃除(そうじ)は、ソーシャルセックス(公開・社交的な性交)プレイでの輪姦(まわ)しの礼儀である。

イキ(絶頂)続けるまでア*ルの内壁や柔ら壷の内壁を擦って刺激してくれた欲棒の、体液塗(まみ)れのカリ首は、口でシャブって綺麗にするのだ。


輪姦(まわ)し続けられている間に、里美の顔が一呼吸の間でも作り物では無い完全に素(す)の表情に成っていた。

その里美の犯られ続けている表情が、何故(なぜ)か、けして不快な表情でも嫌悪の表情でも無かった。

擬似生殖行為(快楽性交)が目的なら、ソーシャルセックス(公開・社交的な性交)プレイ的に、口腔(こうくう)もアナル(尻穴)も性器に近い性的使い方がある。

シリコンラバー製の電動ディドル(張り形/男根型性玩具)を、面白がって里美の柔ら壷やアナル(尻穴)に同時に挿し込み、二人がかりで抜き挿しを始め。

さらに、敏感な実(サネ)に電動マッサージのヘッド(振動頭)を宛(あて)がって攻め立てる。

里美は、この攻め立てにヒーヒィ善がり声を上げて身悶え快感に耐えていたが、やがて腰を浮かしてビクンビクンと揺らしながら悶絶する。

里美が大勢のギャラリーに観られながら悶絶してイクに達しても、男達は手を休める事無く更に攻め続ける。

擬似生殖行為(快楽性交)が目的なら、ソーシャルセックス(公開・社交的な性交)プレイ的に、口腔(こうくう)もアナル(尻穴)も性器に近い性的使い方がある。


里美に充分おシャブりをさせた後、里美の柔ら壷とアナル(尻穴)に、同時に二人がかりでそれぞれ欲棒を挿し込み、二穴攻めを完成させて抜き挿しを始め、攻め立てる。

里美は、この攻め立てにヒーヒィ善がり声を上げて身悶え快感に耐えていたが、やがて腰を浮かしてビクンビクンと揺らしながら悶絶する。

里美が大勢のギャラリーに観られながら悶絶してイクに達しても、男達は腰を休める事無く更にクィクィと攻め続ける。

里美には、元々多くのソーシャルセックス(公開・社交的な性交)プレイの経験が在った。

だから里美には、輪姦(まわ)されて「自分は、どうなってしまうのか?」と言った初歩的な心配など無かった。

輪姦(まわ)されて居る途中から快感の継続に変わり、「それは、非日常の贅沢(ぜいたく)な遊びだ」と里美は想った。

経験が無い女性なら疑うかも知れないが、これは事実である。

ソーシャルセックス(公開・社交的な性交)プレイ遊びの良さを知ってしまうと、このエゲツ無い遊びを自分が納得しなければならない。

ソーシャルセックス(公開・社交的な性交)プレイを重く考えるからキツクなる。

軽く考えれば全てが収まるのだ。

大股開きの両太腿(りょうふともも)の中心に縦一列に、里美の女性の証拠が恥ずかし気(げ)に並んで観えている。

敏感ボタンの実(サネ)、二枚の肉花弁のスリットとその奥くの柔ら壷、肉皺蕾(にくしわつぼみ)の尻の穴が、露(あらわ)にされて弄(なぶ)られ続けている。

不思議な話しだが、他人前(ひとまえ)恥ずかしい格好で、大股開きの中心を弄(なぶ)られるのは半端な興奮ではない。

その半端では無い羞恥心の興奮に脳の意識が突き抜けてしまえば、こうして他人前(ひとまえ)で性交して観せるのも一種の刺激条件なだけである。

次々に入れ代わる男達に、操られる様に彼らの好みの性交体位に体勢を変えられながら、里美の輪姦(まわし)は続いて居た。

相手の男が代わる度(たび)に里美は、それこそ足首を掴(つか)まれて左右に大股開きにさせられたり、そのままひつくり返されて四つん這いにさせらたりと性交体位を自在に操られている。

里美の口腔だろうがア*ルだろうが、柔ら壷だろうが、無遠慮に欲棒を押し込んで欲望を満たす抜き挿し行為をする。

それでも里美は、操られながら相手の男達に身を任せ、どんなに猥褻(わいせつ)なリクエストに応じ続けている。

里美はもう、相手の男達に身を任せる体(てい)で彼らの好みの性交体位を受け入れ、多くのギャラリー注視されながら激しく犯られ続けていた。


私の目の前で里美が、二人の男に柔ら壺とア*ル(尻穴)に二本同時に欲棒を呑み込まされ、抜き挿しされて泣き叫びながら身悶えている。

二本挿し大勢に入ると、ギャラリーの何割かは野次馬風に面白がって後方のドッと二本挿し接続部分を覗きに行って確かめる。

薄皮一枚隔てて、柔ら壺に抽入された欲棒とア*ル(尻穴)に抽入された二本の欲棒が、抜き挿しで互いに擦(こす)れ合って、里美の性感を卑猥(ひわい)に刺激しているに違いない。

いずれにしても男達は、里美のア*ル(尻穴)だろうが柔ら壺だろうが、お構い無しで発射(射精)を続けている。

夫の私としては、いささか不憫(ふびん)な思いもあるが、しかしこの場は里美が卑猥(ひわい)に犯られて観せ、ギャラリーを愉しませる場なのだ。

里美の肉体(からだ)は、このソーシャルセックス(公開・社交的な性交)プレイの場に「どうぞ犯って愉しんで下さい」と預けられたのだから仕方がない。

この設定状況では、里美の口腔(口中)も柔ら壺も、ア*ル(尻穴)さえも、只々男達の快楽の為に使用される恰好(かっこう)な生肉部品である。


里美が仰向けに寝た男の股間に顔を近付けパクリと咥(くわ)え、ジュボジュボと欲棒をシャブって元気付させ、後背向(うしろむ)きに跨(また)いで腰を下げて行く。

里美は、シャブって元気付た欲棒のカリ首頭を自分のア*ル(尻穴)に宛(あて)がうと、グィと腰を下ろしてア*ル(尻穴)に呑み込ませる。

自分でア*ル(尻穴)に男の欲棒を呑み込ませた里美は、ユックリと腰を上下させるスクワット様に抜き挿しを始める。

ア*ル(尻穴)騎上位で腰を上下させる度に、相手の欲棒が里美の直腸の内壁を押し広げながら擦(こす)っている。


ズブリと柔ら壺に嵌(はま)り込んだ欲棒のカリ首が、何度も性器の結合を観せながら腰の動きで抜き挿しされ、里美の内壁の粘膜を気持ち良く擦(こす)っている。

展開する惜しげも無く贅沢(ぜいたく)な連続性交に、里美の善がり鳴きの声が、輪姦会場に生々しく響いている。

男達の嗜好(しこう)を混ぜながら輪姦(まわし)は続き、里美の裸体が欲棒の抜き挿しに同調して乳房がグルグルと廻りながら揺れ、ウエストもリズミカルに波打って揺れている。

これで何人目の男だろう、男に激しく攻め立てられる里美は、泣きわめきながらも受け腰で男の抜き挿しに応じて、確かに腰を使って快感を貪(むさぼ)っている。

今、里美を欲棒の抜き挿しで激しく攻め立てている男の腰の動きに、里美の柔ら壺から前の男達が発射した精液が、白濁(はくだく)して溢(あふ)れ、生々しく床に滴(したた)り落ちている。

里美の菊蕾様のア*ル(尻穴)の入り口も、半開きの二枚の肉花弁に観える柔ら壺の入り口も、白濁(はくだく)した精液が溢(あふ)れている。

前の男達が発射した精液が次の男の欲棒でかき回され、白濁(はくだく)して里美のア*ル(尻穴)や回りに柔ら壺の入り口を飾(かざ)っているのだ。


四つん這い後背位で男に激しく突つ突かれながら、別の男に後頭部に手を置かれて欲棒をグィグィ突き入れる喉まで飲み込む大陸式おシャブリを犯る。

里美は、犯らせて見れば相当のマゾ性で、命じられれば素直に性玩具(オモチャ)に成ってヒィヒィ鳴きながら応じる。

四つん這い後背位でバック攻めをされながら、目の前の膝立ちの男の欲棒を口で探(さぐ)って咥(くわ)え、犯られながらおシャブリをする三P(三人プレィ)の定番体位である。

驚いた事に、このメンバーの男女は余程こうした遊びに慣れているのか、輪姦(まわし)の生贄ヒロインを素っ裸にして会場中央に曳き出しても、然(さ)して特別の反応はない。

僅(わず)かに興味を持って、生贄ヒロインの裸体を眺めて居るだけだった。


勿論男達は、他人前(ひとまえ)でシャブらせるし性交もするのだから、欲棒は当たり前の様に隠しもしないで露出したままぶら下げて歩いている。

見物するギヤラリーの女性達もスカートの下はノーパンが合意の約束で、男達のお触(さ)わりは相手構わず拒(こば)めないルールである。

つまり女性達は、お披露目女性に寄って集(たか)って立て続けに多数の性交を加える情景に、その性反応を愉しみながらお触(さ)わりや指の抽入の刺激を愉しむのだ。

だから場合によっては、見学男性の上に座ってこっそりスカートの下で後背座位を決め、お披露目女性の奮闘を目(ま)の当たりにしながら性交を愉しむ男女も居る。

正直この場のメンバーには遠慮も心配事もないから、伸び伸び勃起して性交が出来る気分が在るからだ。

女性達も、男達の生贄ヒロインへの生々しい猥褻(わいせつ)行為を面白がって観ているだけで、それ以上でもそれ以下でもない。

最初は小さな喘(あえ)ぎ声だったが、犯たれた人数を経る事に感度が良くなり、途中から「アーアー、ヒーヒー」と叫び声に近い善がり声を張り上げている。

正直な話し、この状況で一度他人前(ひとまえ)でイッて(アクメに達する)しまえば、その先は何でも犯れる性玩具(オモチャ)に成る。

男達のスムースな交代に感度が持続し、アクメ(絶頂)に達しても輪姦(まわ)され続け、失神してもそのまま輪姦(まわ)され続けて我に返るとまた善がる。

これは巷で言う三P(三人プレイ)であるが、この場では流れによってはア*ルセックスと通常セックスを同時進行しながらおシャブリもする四Pだって犯る。

つまり仰向き男性に背を向けてア*ル騎乗位を決めたあと、その女性が仰向け状態に成って別の男性が柔ら壷に抽入し、更に別の男性が欲棒を咥えさせてシャブらせる乱交体位が四Pである。

巷で言う三P(三人プレイ)も犯るが、この場では流れによってはア*ルセックスと通常セックスを同時進行しながらおシャブリもする四Pだって犯る。

つまり仰向き男性に背を向けてア*ル騎乗位を決めたあと、その女性が仰向け状態に成って別の男性が柔ら壷に抽入し、更に別の男性が欲棒を咥えさせてシャブらせる乱交体位が四Pである。


なにしろ生贄ヒロインは、ギャラリーが注視する中、全裸で弄(もてあそ)ばれながら連続性交を披露するのである。

客観的に見て、他人(ひと)前で赤の他人に輪姦(まわ)される遊びに嫌悪感が在るなら、次に誘われても遊びに行かなければ良い。

実はそこが問題で、正直、あの連続性感地獄を一度体験してしまうと、その快感を脳が忘れない。

女性の本性は観せて男を誘う「露出本能」で、出産の痛みも予想される事から「М(マゾ)性」も強い。

女の性(サガ)とでも言うのか、生身の素裸をに晒(さら)した瞬間から、良子の感性が被虐への期待にシフト(体制を決める)する。

こうした秘めたる性癖の自覚を暴(あば)き出し、その満足を植え付けるのが、ソーシャルセックス(公開・社交的な性交)プレイの本質かも知れない。


里美は相手が代わる度にその顔を見詰め、ニッコリ笑って欲棒を柔ら壺に受け入れを繰り返す。

二枚の肉花弁を押し広げて柔ら壺に挿し込まれた欲棒が、肉花弁を捩(よじ)り巻き込みながら抜き挿しされ、陰茎を愛液に濡れ光らせて観え隠れしている。

里美は欲棒を咥えた受け腰しをこれ観よがしに使いながら、ガップリ腰が入った大勢で、柔ら壺から愛液を垂(た)れ流して奮闘している。

確かに里美は、夫の目もお構いなく、妖艶な態度でギャラリーに観られながら惜し気も無く犯られ続けている。

ある意味里美の現在の大胆な性行為は、この現状を創り出した夫への当て擦(こす)りの意味も在ったのかも知れない。

ギャラリーは皆目をランランと光らせ、薄笑いを浮かべながら里美の柔ら壺に抜き挿しされる欲棒を確かめる様に覗き込んで観ている。

生身の人間だからこそ、させる方もさせられる方もギャラリーに観られながら犯る恥ずかしい体位で興奮、その行為に燃え上がる。

この贅沢(ぜいたく)な上流階級の遊びを、変態と評されれば変態かも知れないが、世の中そんなに単純で簡単な評価で済ませる問題では無い。

つまり大人の本音と幸せを真剣に考えれば、ソーシャルセックス(公開・社交的な性交)プレイの変態が「不謹慎な遊び」とは言い切れない。


気が付いてみれば、ソーシャルセックス(公開・社交的な性交)プレイは日常生活のストレスが何もかも吹き飛ばす、一気に発散できる成熟した性交プレイだった。

そしてこうしたソーシャルセックス(公開・社交的な性交)プレイの遊びを愉しむのなら、肉体的独占欲が強過ぎると精神的な情まで失うリスクが存在する。

つまり遊びの性交プレィは、夫婦互いが許容し合う事でようやく成立するのだ。

本来、世間的には「酷い目に合った」と言うべきだが、輪姦(まわ)された里美の正直な感想は「良い想いをした」だったのだ。

里美のお披露目を目的としたシークレットパーティ(秘密会合)の宴は、見事七時間を費やして終焉した。

里美は、深い達成感に安堵し、ドッと押し寄せる疲労感に、全裸大股開きのまま正体を無くして気を失い、一時間ほどその場にノビて居た。



(良子秘密パーティに引き出される)

蒼い危険な賭け・京香◆
第五十一話(良子秘密パーティに引き出される)


三日後、吉井良子は「山崎先生(代議士)からのプレゼントだ」と夫に手渡された前後の肌を大きく露出した深紅のレース地・ミニ丈(たけ)の透けるドレス一枚を着ただけの何とも頼りない格好で、山崎の山荘へ向かった。

勿論上下とも下着の着用は許されて居ないから、透けるドレスを脱げば文字通りのスッポンポンで、太腿(ふともも)所かヒップ下の小尻が生々しくはみ出して見えるテニスウエアと見まがう股下数センチと言うそのミニスカート丈のドレスを与えられた。

そのドレスは、良子の少し激しい動き次第では、ノーパンティの太腿(ふともも)の付け根、恥毛の丘や肉花弁まで曝(さら)け出すほど危ういもので、レース地だからジッとして透けていた。

しかし麻生康子からは「これが秘密パーティの正装だ」と言われて、抵抗は出来なかった。

「政和交歓倶楽部のパーティに出席の女性は全員そうだから、気にしない事ね。」

そう言う康子巡査部長も股下数センチと言う超ミニ丈で、捲(まく)り上げて良子に見せたスカートの下は、ノーパンティだった。


この吉井良子の場合も他の仲間と同じだったが、案外全ての始まりは想定外の切欠で訪れるものである。

本来、社交パーティの基本は男女入り乱れて交流で、露出度が高い女性の衣装なり密着ダンスなり、そこに胸をときめかせる色気が介在しなければ面白く無い。

その究極のパーティ交流が、エンジョイ・トゥギャザー(ごいっしょに愉しみましょう)のソーシャルセックス(社交的な性交)と言う濃厚な遊びで在っても納得できる。


家を出る時、吉井良子は肌を大きく露出した裸も同然の正真正銘のミニ丈(たけ)ドレス一枚で車に乗った。

それはもう、これから起こる卑猥(ひわい)な出来事を暗示させるに充分な姿をさせられた訳だが、秘密パーティに招待する側からすると既にその裸体同様にさせる事で良子の心理的な調教を始めていた事に成る。

いや、もっと言えば、麻生康子が良子に輪姦(まわし)を受けさせる説得の始めから良子の心理的な調教は始まっていた。

吉井良子が行く先で輪姦(まわ)される事を納得尽(なっとくず)くで在る事が、後で大きな効果をもたらす事を調教側は承知していたからである。

山崎代議士から麻生康子は、吉井良子が秘密パーティで輪姦(まわ)される事を本人が応諾する事は勿論、良子が扱い易くなるように事前に心理的に調教して置く様に命じられている。

その「事前に調教して置け」と言う伝言は、当然康子から吉井警視にも伝えられているから、吉井も妻(良子)の扱いは康子に委(ゆだ)ねてしまって口出しはしない。

吉井良子にして見れば、夫と康子が組んで居るのだから逃げ道など何処にも無く、康子の言い成りに裸同然のドレス一枚と言う何とも頼りない格好に成るしか無かった。

最も吉井警視も、夫としてこう言う不埒(ふらち)な行為に上手く妻(良子)を巻き込む自信は無かった。

だから、信頼して妻(良子)の調教を委(ゆだ)ねられるのは、肉体(からだ)を許し合う「極親密な関係」と言う間柄の麻生康子を頼りにするしかなかったのだ。



吉井良子が秘密パーティに引き出される事を承諾したのは、麻生康子に散々脅(おど)され追い詰められた結果である。

正直な所良子には、山崎代議士の力がいか程のものかは想像が着かなかったがそれだけに起こり得る事の重大さも判らない怖さが在った。

良子は、康子から一切の下着を身に着ける事は許されなかった。

しかも無理を承知で、「輪姦(まわし)の相手を引き受けてくれ」と、夫が驚くべき事を頼み込んで来た所に、山崎代議士の怖さを感じて居た。

不気味な事に、山崎代議士の力が判らないからこそ、「輪姦(まわし)の陵辱を良子が受け入れる事が仲間に成る条件だ」と理不尽な事を言われても、リアル過ぎる山崎代議士の要求だけにその事から逃れられない恐怖が良子に在った。

つまり、そう言う非常識な要求を平気でする事が出来る山崎代議士のリアルな自信が、計り知れない力の裏付けと感じて恐ろしかったのだ。

一方的に仕掛けられたとんでもない遊びだが、山崎代議士に逆らうのが得策ではない事が判っていて、良子にはネグレクト(責任放棄)は出来ない。


それにしても、国政を預かる公人の代議士のグループが、人妻に「輪姦(まわし)の相手を引き受けろ」とは尋常(じんじょう)な要求ではなく、吉井良子には「狂っている」としか考えられない。

しかしこれは夢でも偽りでもなく、現実に良子の身に起こっている事態である。

そして麻生康子の吉井良子に対する態度は、まるで調教師の様に豹変していた。

ここに到って、麻生康子が山崎グループと只成らない関係に在る事を良子は思い知らされ、「自分が世間知らず」だった事を知った。

麻生康子が山崎グループと「只成らない関係に在る」と考えれば、夫と共謀して自分(良子)をこの陵辱(りょうじょく)パーティ参加に追い込んだ理由がとても判り易い。

実は、麻生康子の話には疑いようが無い具体性が在った。

吉井良子は、麻生康子から経口避妊薬(低用量ピル)も渡されていたのだ。

「これなら、皆さんに目一杯輪姦(まわ)されても良子さんは安心して遊べるでしょ。」
「・・・・。」

康子に言わせると、山崎代議士が「そのピルの提供者だ」と言う。

山崎グループの議員の中には医師が沢山居て、彼等が処方するので「秘密パーティの為のピルは豊富に在る」と言う。

どうやら、山崎代議士の一派は経口避妊薬(低用量ピル)を使ってまで秘密パーティを楽しんでいるのだ。

良子にして見れば「そんなにまでして遊びたいのか?」と呆(あき)れるばかりである。

気取って自分大事に何も犯らない女性より、這い上がる為には「あほな遊び」をさわやかに犯れる女性の方が男性に取っては遥かに魅力的で、これは妥協では無く工夫である。

吉井良子の頑なに閉じた倫理観のドアを抉(こ)じ開けるには、「欲棒の鍵」を挿し込んで輪姦(まわ)すしか手がない。

警視庁警視夫人の良子を、政和交歓倶楽部で素っ裸のガチンコSEXハイターに仕立てる事が目的である。


とにかく妊娠の心配だけは無い。

良子はそれ(低用量ピル)を黙って受け取り、当日まで服用を続けたが心中は複雑だった。

冷静に考えれば、予測出来ない事に感情だけで抗するのはリスクが多過ぎ、大人(おとな)の自分(良子)が選択する事ではない。

政治や官僚の仲間内の事は良く判らないから、「夫がそれ(良子の輪姦)を認めて居る」と言う事はもしかすると世間の裏の常識で、専業主婦の自分(良子)だけが判っていないのかも知れない。

大勢に輪姦(まわ)される事など良子には経験の無い事だから、怖さは有ったが、康子は「女は輪姦(まわ)されても心配ない」と言う。

それなら妻として、「この理不尽な要求に、夫の為に応じるしかない」と思った。

この政治団体(政和交歓倶楽部)の独自の制度設計がこう言う形に成って信頼関係が成立して居るのだから、吉井良子も群れに入って従うしか仕方が無い。

亭主の出世に寄与するユーティリティ(役に立つ・有効な)精神の発露なら、恥ずかしいも見っとも無いも在ったものでは無い。

そう言う事に妻が貞操を賭けて一肌脱ぐのなら、多少の事に目を瞑(つむ)るのも人情で満更責められない情状も理解できる。

この良子の心情心理を批判するばかりで共感出来ないとすれば、かなり独善的な思考の持ち主と言わざるを得ない。


流石(さすが)高級官僚の妻、こうした場面では詰まる所が「今、何が一番優先すべき大事なのか」の答えの出し方が大人(おとな)の良子なのである。

こうした選択時のそれは個人の価値観に拠って一様ではないが、「心配ない」と言うならば、良子はこの多少理不尽な事に妥協しても良いと思った。

赤の他人に股を開いて肉体(からだ)を投げ出しても、優先すべき大事に「夫の官僚たる現状を守る事」を選択し、健気(けなげ)にも「ウン」と言った。


輪姦(まわし)で犯られると言う事は、良子は「大勢の男達の性交相手をさせられる」と言う事である。

康子に追い詰められて行く内に、あれこれ想像も膨らんで行くが、何分夫以外とは大して性交経験が無いので、どうも想像がまとまらない。

そもそも、夫まで「輪姦(まわし)を受けてくれ」と言うのだから、「仕様が無い(しょうがない)話だ」と思ったが、どうやらその輪姦(まわし)を回避する妙案は無い。

いずれにしても此処まで追い込まれてお膳立てが出来てしまえば、良子は空(そら)を使っては居られず、肉体(からだ)を供してもけじめを着けねばならない。

追い詰められて、「エェイ、考えたってどうにも成らない。犯れば文句は無いだろう。」と、良子は腹立ち紛れに覚悟を決めた。

とは言うものの心は揺れ動き、当日までの二日ほど不安でまぶたを泣きはらした良子だったが、当日康子が迎えに来た時には諦(あきら)め半分で「どうにでも成れ。」と腹が据わった。

物事、決めた以上は躊躇(ちゅうちょ)しても情況は変わらない。

何人に犯られるかは知らないが、何人に犯られようとも目を瞑(つむ)って良子の肉体(からだ)を通り過ぎるのを待つしかない。

どうせ人生何て予想外の展開の連続で、結果の良し悪しも含め予測など誰も出来ないし、つくづく想うが計画通りに成る人生などまず在りはしない。

こうした事で追い詰められても、いざと成れば女は強い。

輪姦(まわし)で犯られたからと言って「命まで取られる訳ではないし減るものでもない」と思えば良いのだ。

世間がこう言う風潮だから、乱交をする事には気分的に負い目が有るが、考えて見れば男も女も「SEXは一生一人の相手だけ」何んて言うのは、寂しい人生である。

綺麗事で「愛して無ければSEXは出来ない。赤の他人と何んかとはSEXは出来ない。」とは言うけれど、「その時は愛していた。」と都合良く結構な頻度で性交相手を変える女性は多い。

つまりものは考えようで、新恋人の出現にしても再婚相手の出現にしても前の男とも性交は犯った事は犯ったのだが、女は新しい性交相手が出来れば「愛が無くなった」と都合良く前の男との事は忘れてしまうのだから、「それは遊びと同然だった」と言う事になる。

だから男は言うに及ばず、女性だってある程度の安全性が確保出来れば遊びのSEXが出来るのである。


過日、麻生康子は吉井良子に山崎派パーティのお披露目参加を承諾させると、「良子さんの体が固いと辛いから、当日までに柔軟体操をミッチリして置く様に」と真顔で命じて帰って行った。

良子に「柔軟体操までさせる」と言う事は、当然秘密パーティでの輪姦(まわし)では「アブノーマルな体位も良子にさせる」と、康子は「承知している」と言う事である。

「柔軟体操までさせるなんて・・・康子さんは何処まで酷いの。」

柔軟体操まで必要な性交行為など「無理な体位も要求される」と容易に想像出来るだけに、それほど秘密パーティの「お披露目輪姦が過激なのか」と良子は急に不安になった。

私(良子)は「いったいどんな体位で犯られる」のだろうか?

しかし、秘密パーティの情況を知る康子のアドバイスである。

相手が夫もひれ伏す権力者達で、もし私(良子)が「要求される体位に応じられない」と夫の失態に成るかも知れない。

「矢張り必要かも知れない」と康子の命令を無視する事は出来ずに、良子は今日まで入念な柔軟体操を日に数回して来た。

柔軟体操など熱心にした事は、吉井と結婚して以来した事など無い事だった。


何しろ吉井良子は、秘密パーティで自分が想像も着かない事を否応(いやおう)無しにさせられる立場である。

今日が訪れるまでの間の心境は複雑で、「日が満ちれば、未体験の陵辱が待っている」と思うと、不安で落ち着かない日々を送る事を強いられた。

事実この政和交歓倶楽部のパーティ当日を迎えるまでの数日を、吉井良子は、あれこれ一人で思い悩んでいた。

しかし今朝を迎えるまでは、夫は普段通り警視庁に出勤し、帰宅してもパーティの話題には触れず、妖しげな依頼など無かったかのようにまるで何時(いつ)もと変わらぬ夫の日常が在っただけだった。

その平凡な日常生活に、「あれは冗談だったのか?」とも思った。

所が、当日朝になると良子の淡い期待も虚(むな)しく、麻生康子が「さぁ良子さん、今日はお待ちかねの政和交歓倶楽部のパーティの日よ。」と、濃い緑色の股下数センチと言う超ミニ丈(たけ)のドレス姿で迎えに来た。

夫の吉井が、康子に「済まんが、上手く行くように宜しく頼む」と堅い顔で言っている。

普通のパーティは午後から夕方にかけて始まる事が多いのだが、開催時間が長いので「朝っぱらから出かける」と言う。

「そんなに長い時間パーティが在るのですか?」

「仕方ないでしょ、良子さんは何を犯られに行くと思っているの?元々普通のパーティじゃないし、皆さんのお愉しみの時間が長いからどうしてもそう成るの。さぁ早くドレスに着替えて仕度なさい。」

「お楽しみの時間が長い・・・・」

「さぁ、さぁ、初日から遅れたらそれこそ大変よ。」

「はぃ。直ぐに仕度します。」

良子がドレスを身に着けようと下着を選び始めると、康子が来て「バカねぇ、そんな物は誰も着ては居ないわ。犯られに行くのだからこう言う風に全部脱いでドレスだけ着なさい。」と、自分のドレスのスカートを巻くって見せながら言った。

一目見た良子は、驚いて目を剥(む)いた。

麻生康子の超ミニ丈(たけ)ドレスの下はノーパンティで、直(じか)に肌と陰毛の陰りが露になって見えていた。

康子は平然と「これが秘密パーティの正装だ」と言い放った。


「どう、良子さん、チャンと警視にア*ルセックスを予習して貰った?」

「康子さん意地悪ね。そんな恥ずかしい事、返事できないわ。」

「この期(ご)に及んで恥ずかしいなんて、今更何をバカな事言っているの。向こうへ行ったら私の目の前で恥ずかしい事をいっぱい犯るのよ。」

「・・・・・。」


麻生康子巡査部長に口説かれて、政和交歓倶楽部のお披露目輪姦に応じた吉井良子は、康子から事前にアナル調教の宿題を貰っていた。

倶楽部のお披露目輪姦では、プレィ内容もプレィ相手も、お披露目の良子には選択権が無いから、挑まれたら全て応じるのがルールだった。

つまり良子の肉体(からだ)の、欲棒が入りそうな三っの穴は、どれも相手の好みのスタイルで御使用自由と言う事である。

「康子さん、私(良子)、ア*ルも犯られるのですか?」

「夫婦の子作りじゃ無いのよ。遊びのプレィなんだから、色々愉しむのが当たり前でしょ。」

「私(良子)、ア*ルセックス何んて聞いた事は在りますけど夫と一度も犯った事ありません。」

「だから、あちらに行って急に後ろに入れられたら裂けちゃうから、家で警視にア*ルセックスを犯ってもらって慣れて置きなさい。」

「どうしたら良いのですか?」

「最初は、指先大くらいの量のオロナイン(殺菌クリーム軟膏)をア*ルに塗ってからユックリ入れて慣らして貰いなさい。」


「急に入れられたら裂けちゃう」と聞いた良子は恐れて吉井警視に相談し、オロナイン(殺菌クリーム軟膏)を買って来て毎晩慣らして貰った。

良子は、ア*ルに入れられた最初は妙な気分だったが、毎晩犯って慣れて来ると、結構性感も感じられる様になった。

一方、夫の吉井警視は、毎晩良子のア*ルを攻められるプレィが面白く、内心ご機嫌で色々なア*ルセックスの体位を試し愉しんだ。


女は都合で、大胆に意地悪になれる。

特に相手が同姓なら尚更(なおさら)である。

サポートを買って出た麻生康子にはS(サド)気も在るらしく、良子のサポートを口実に幾らかは「良子を虐(はずかし)め弄(なぶ)って楽しもう」と言う魂胆も在ったようだ。

何しろ親友付き合いしていたのだから、逆らえない良子を自分の手で虐(はずかし)め弄(なぶ)る事は、茶目っ気のある康子には「堪(たま)らない愉しみの機会」と言うのが本音だった。

麻生康子のキツイ言い方に逆らえず、吉井良子は意味を理解して下着を全て脱ぎ、素肌の上にミニ丈(たけ)ドレスだけまとった。

例え「仕方が無い」と言う消極的な心境でも、「直(すなお)にドレス一枚に応じた」と言う事は良子の覚悟が決まっている事を示している。

なるほど、受け取った深紅のミニ丈(たけ)ドレスは胸元の生地が大きくえぐれ、乳房が半分ほど露出し、乳首がギリギリ隠れては居たが、乳輪は三分の一程はみ出していても康子はそんな事はお構い無しである。

背中など腰と尻の境目まで大きく抉(えぐ)れていて、ミニ丈(たけ)だから前屈(まえかが)みになると尻の一部まで露出する代物(しろもの)で、どっちみち並みの下着など使えない物だった。

しかも二十代前半以来記憶が無い久しぶりに穿いた超ミニ丈サイズで、それこそ屈(かが)めば尻がモロ出しになる丈サイズの代物(しろもの)だった。

一瞬良子の動きが止まった。

これじゃあ深く屈(かが)んだら、お尻の穴まで見えそう・・・

情けない格好の自分の姿は想像できた。

しかし望まない招きとは言え有力者の集まるパーティへの出席である。

結果的にハイソサエティ(上流社交界)の集まりに出席するのであれば、自分の魅力に下駄を履かせるには、ビジュアル(視覚感)として露出が一番である事を良子は本能的に知っていた。

「良子さん何考え込んでいるの、早くしなさい。」

「でも、私のドレスはミニ丈(たけ)のドレスじゃない。」

「今更何を言っているの。何なら素っ裸で連れて行こうか?」

「そんな酷い事・・・。」

「あのねぇ、ドッチ道良子さんはパーティで裸に剥(む)かれて皆さんに披露目をするの身と運命は決まっているのだから、そのドレスだって先方に着いたら直ぐに脱がされるの。」

「そうなんですか?」

「だからぁ、ここで多少見える見えないと拘(こだわ)っても同じ事よ。」

「エッ、・・・・そうですね。判りました。」

「言っておきますけど、良子さんは皆さんに愉しんで頂く肉体(からだ)だから、パーティって行くと言ってもメイクはスッピンか薄化粧にしてね。」

「パーティなのに薄化粧で出かけるのですか?」

「当たり前でしょ。プレィ中に化粧崩れするとみっともないでしょう。」

「皆様のお相手を犯るのは、そんなに大変なのですか?」

良子が聞いて来たが、女性は結論に到るプロセスを大事にする動物だから、事前に色々吹き込んで、それらを全て自分が納得した気にさせれば、半ばそれを犯る気になってしまうものだ。

それに、他人(ひと)が犯る分には「そんな事よく犯れる」と馬鹿にしていた事でも、良子がそれを一度でも犯ってしまえば発想が変わる事を、康子は身を持って知っている。

「そうよ。涙や涎(よだれ)で大変なのだから、厚化粧してプレィしたら途中で見られない顔に成るわ。アイラインやマスカラは持っての外よ。」

良子には、プレィの最中におシャブリをさせられ、喉の奥まで突き入れられるなど想像が着かないから「涙や涎(よだれ)」と言われても余りピンとは来なかったが、とにかく激しいプレィらしい事は判った。

「化粧まで・・・・・プレィの為に。」

「そうよ。まだ判って居ない様だから良子さんに予(あらかじ)め言って置くけどね、そこ(山崎山荘)での性交は情が絡(から)まない事が前提だから、良子さんが犯るのは個室でコッソリ犯る様な恋人ムードの優しいセックスじゃないと思ってね。」

輪姦(まわし)の性交は「男が優しくリードしてくれ、個室で順番に犯るもの」とばかり思っていた良子に、康子が恐ろしい事を言い出した。

「個室で犯る優しいSEX行為じゃないって事は・・・・?」

「アナタ、何を犯りに行くと思っているの?思い遣りの有るSEX行為は旦那様の吉井警視と犯る時だけの話しよ。」

「じゃあ皆様の観て居る所で、犯るのですか?」

「そうよ、パーティ会場の中央にスポットライトも照射(あた)る所が造ってあるわ。お披露目の意味が本当に判っているの?」

それは良子も大人の女だったから、輪姦(まわし)がどんな意味で在るか位は承知していた。

しかし事が秘すべき性交行為であるから、個室で順番に相手をするものと勝手に解釈していて、まさか「ギャラリー観視の中で性交をさせられる」とは夢にも思ってはいなかった。

余りにも冷たい麻生康子の物言いに、良子は反発した。

「仲間に入れて頂く為のご挨拶に、皆さんで私(良子)に輪姦(まわし)を犯ると、判っている積りですけど・・・。」

「そうよ、判っているなら良いけど、そこの気持ちが違うの。犯るじゃなくて、犯られる犯って頂くよ。」

「犯るじゃなくて犯られる、犯って頂く・・・。」

「そう、だからそこ(山崎山荘)での性交は肉体(からだ)も赦す服従を証明する気軽なご挨拶の為で、他の何物でもないわ。」

「そうですよねぇ、最初から仲間に入れて頂く為のご挨拶だと康子さんは言っていましたものね。」

「そう、お相手は良子さんの気持ちなど知った事ではないから、一度に複数で性玩具(おもちゃ)に徹して、理不尽なくらい犯りたい放題好き勝手に良子さんを虐(いじ)め犯して気軽に愉しんで貰うだけ。」

「エェッ、複数で一度に性玩具(おもちゃ)に・・私(良子)はそんなお話で、ご挨拶に犯られに行くのですか?」

何と言う事だ。

康子は、良子に服従を証明する為に理不尽なくらい犯りたい放題好き勝手に、「性玩具(おもちゃ)に徹してを虐(いじ)め犯されて皆さんに気軽に楽しんで貰え」と情の欠片(かけら)も無く言い放った。

それも「一度に複数で性玩具(おもちゃ)にされる」と言われた。

「それにね、良子さんは皆さんが見学している公開の場で犯られて見せるのがルールなの。」

「エェッ、私(良子)皆さんに観られながら犯られて見せるのですか?そりゃ、それが仲間に入れて頂く条件でしたら、犯られる所を皆さんに確認されても仕方が無いですが・・・。」

「それだけじゃないのよ。公開の場で犯られのは良子さんの為でもあるの。良い、もしも良子さんが影(別室)でこっそり犯ったりや相手が特定の一人とか決めて犯っては警視が嫉妬して問題でしょ。」

「それは私(良子)も、内の人(吉井警視)の将来の為に犯るのに後で内の人(吉井警視)に嫉妬や誤解をされても困りますけど・・・。」

「でしょう、だからメンバーのSEXは特定の相手や隠れて犯るのは禁止、皆さんが見ている公開の場で一度に多数の乱交かライブの輪姦(まわし)が個々の誤解や嫉妬のトラブルを防ぐ為のルールなの。それなら後々嫉妬の対象が絞れないでしょ。」

確かに、言われて見れば単独カップル秘密裏の性行為が浮気の定義で、複数相手でオープンな性行為は浮気とは言わずに単なる欲望の捌(は)け口とも言える遊びである。

男女の間では、「特に親しい関係」と表現すれば性交関係を表すが、乱交関係では「特に親しい関係」とは言えない。

つまりオープンの場での不特定多数が性交相手なら「特定の男女関係」と言う不倫の香りはしないのだ。

「それでパーティでは、皆さんの見ている所で犯るルールなのですね。理屈は判りますけど・・・。」


北海道所在と言う地の利の不利を跳ね除けて、日本一の入場者数を誇る朝日山動物園の人気を支えるコンセプトは「行動展示」と「触れ合い展示」である。

つまり、何の努力も無しに箱に並べて展示するだけでは来場者に本物が伝わって来ない。

山崎派の誓約(うけい)も同じ事で、口先だけ上手い事を言っても本物かは伝わって来ないから、政和交歓倶楽部のパーティで「行動と触れ合い」での展示証明(公開性交)が求められる。

群れに性交で馴染めば仲間である。

この誓約(うけい)の精神は、日本国(大和国)国造り神話の渡来部族と先住部族との異部族同士の性交誓約(うけい)の性交に拠る一体化の歴史と矛盾はしない。

「群れとしての信頼行為だから・・・まぁ昔の集団婚(群れ婚)みたいなものね。」

「群れ社会」での誓約(うけい)の性交は人間の警戒心を解き、安心して人間を繋ぐ触媒の役目を果たすのである。

言い換えれば、山崎派の誓約(うけい)のセックス(性交)には相手に肉体(からだ)を供する事で忠誠と信頼のメッセージ(託して伝達する意思表示)が込められている。

そうなると過酷ではあるが、確かに総当たりの輪姦(まわし)が嫉妬の対象を絞れない分だけ一番目的に適っている。

勿論、誓約(うけい)の性交は儀礼的な行為で情は絡まない行為ではあるが、犯る以上は双方肉体的に愉しまなければ詰まらない。

「参加カップルが互いに嫉妬しない為の公開ルールだと言う事は判りましたけど、私(良子)にそんな沢山の方とのお相手が出来るのかしら?」

「大丈夫、少しくらい乱暴に扱われても柔軟体操を確りしてさえ居れば女の肉体(からだ)は壊(こわ)れはしないから。」

「言われた通り柔軟体操は毎日して置きましたけど、私(良子)本当に大丈夫かしら。」

「それなら大丈夫よ。メンバーの女性の皆さんは皆、輪姦(まわし)は経験済みで誰も大丈夫だったし、男性の皆さんは女の肉体(からだ)を扱う要領は承知よ。良子さんに度を過ぎた無理はさせないわ。」

「それなら安心だけど・・・。」

「そうは言っても、壊さない程度に女の肉体(からだ)のギリギリまでは犯られちゃうから、覚悟は確りね。」

「私(良子)、ギリギリまでは犯られるの?」

「さっきも言ったけど、恋人や旦那様と犯るのじゃないのだから、思い遣りのあるSEXをしてたら返っておかしいでしょ。それに誰でもギリギリまで犯られると、終わった後は結構気持ちが良いものよ。」

平穏な日々を送っている人は気付いて居ないかも知れないが、「人が生きて行く」と言う事は、それだけで結構大変な事である。
望もうが望まなかろうが祈ろうが祈らなかろうが、本人の意志などお構いなしに幸運も不運も遣って来る。

そのお構いなしに遣って来た物が、良子の場合はお披露目の輪姦(まわし)だったのだ。

康子に聞かされる度に良子には段々全貌が判り始めて、全裸の自分(良子)が政和交歓倶楽部のパーティ会場の中央で、男達に囲まれて欲棒をシャブらされ股間に押し込まれてヒィヒィ言っている恐ろしいイメージが浮かんで来る。

しかしその妄想は、ここに到っては当らずとも遠からずの現実だった。



情が絡(から)まないSEXで吉井警視も「嫉妬しないから安心なの。」と、康子が言う。

確かにそこ(山崎山荘)でのSEX行為は思い遣りなど知った事ではなく、皆が一方的に良子さんを支配して女の肉体(からだ)のギリギリまでは犯りたい放題好き勝手に犯して愉しむだけだ。

けれど相手が特定出来ない分、優しいセックスでない分、キット気持ちの上ではその方が良子は気楽かも知れない。

「ヤッパリまったく思い遣りが無い虐(いじ)められながらのSEXで、相手が大勢の方が、内の人(吉井警視)が嫉妬しないから安心・・・なのかしら・・。」

「そうよ。自分で良く考えて見れば判るでしょ。夫婦揃(ふうふそろ)っての遊びなのだから、他人との遊びのSEXが相手が一人で良子さんへの扱いに情が有ったら気分的に返って変でしょ。」

「それはそうね。後で夫婦間に問題がない事を思えば、相手が一人で思い遣りの有るSEX行為より大人数で理不尽なくらい犯りたい放題好き勝手に虐(いじ)め犯られる方が、内の人(吉井警視)も気持ち的に割り切れて良いのでしょうね。」

「そう、判って来たわ。それが良いからこそ、そう言うルールに成っているの。だから良子さんは吉井警視に嫉妬させないように、「情」が無い性玩具(おもちゃ)に徹して皆さんに犯られて愉しみなさいね。」

「私(良子)、そんな軽い気持ちに成れるのかしら?」

「マァ、考え様よ。基本的には情が有っての性交じゃ無いのだから、余分な事は外して只の挨拶代わりと言う事で、単に良子さんの肉体(からだ)を使って皆さんに遊んで貰うと思えば良いの。」

「そうですか・・・そうですね。」

良子が、自分に言い聞かすように納得の返事をした。

そこまでジッと聞いていた吉井警視が横から口を挟む。

「しかし康子君、内の奴(良子)は、まだ良く情況を呑み込んでは居ないのに大丈夫か?」

「警視、大丈夫です。こう言う事は考える間を与えないで一気に犯らせて奥さん(良子)を慣れさせる事です。」

「そう言ってもなぁ。慣れると言う類の物とは思えないが・・・」

「奥さん(良子)も一度人前で性交を犯ってしまえば覚悟も決まり、後戻りは出来ないですから。」

ずいぶん勝手な康子の言い分だが、確かに夫としての吉井警視の立場からすると、多人数相手で一方的な支配に拠る相手が特定できない性交の方が嫉妬せずに割り切って見て居れるのかも知れない。

ズルイと言えばズルイ事に、山崎代議士の手口は曲がりなりにもそれを受けるかどうか本人に選択させたのだから、吉井良子もその場に成って今更「嫌」とは言えない。

「私の気持ちはチョット辛いけれど、何故オープンライブの輪姦なのかの理屈は判りました。」

「そうよ。ドッチミチ犯る事は犯るのだから、良子さんが深刻に考えても始まらないわ。」

吉井良子は今日これから行く先で、自分の身に何が起こるのかを麻生康子に粗方(あらかた)念を押された思いがした。

つまり良子は、晒(さら)し者で輪姦される「オープンライブを披露する」と言う事である。

まぁ犯られている恥ずかしい姿まで曝(さら)け出せば、仲間に入れる相手に隠すものは無い。

何を聞かされても、どの道その運命から逃れられない事は判っていた。

夫の吉井は、良子と康子のその奇妙なやり取りを黙って聞いて居ただけで、一言も口は利かなかった。

つまり康子の言う内容を妻の良子がオープンライブで犯られる事を「黙認で了承した」と言う事である。


この目論見は、一過性の出来事では意味は無い。

吉井良子には今までに無い快感体験を与えて本人に犯る気を起こさせ、当分継続的に仕込む必要がある現在進行形の話しである。

麻生康子が吉井良子を脅す様に輪姦(まわし)の現実を殊更に吹き込むには、良子の理性のコントロールを奪いその行動を操る狙いがある。

実は脳の「前頭極」と言う部分は理性を抑える働きがある。

これは理性拠りは本能で対応しないと間に合わない非常時の場合の緊急的な保身の脳作用であるのだが、極度の不安(恐怖)状態の場合もこの「前頭極」は作用して思考回路を遮断し頭の中を真っ白にする。

頭の中を真っ白にした人間は理性のコントロールを失っているから、本能で思わぬ行動をしたり、他人(ひと)に刷り込まれた言葉に操られて行動する。

そして犯ってしまえば、今更どうこう言えるものではないのである。



季節は夏が過ぎ行く初秋の九月半ば過ぎだったが、まだ日中は熱い日が続いていた。

木々は一年で一番活き活きと葉を生い茂らせる季節だった。

それでも朝晩はいくらか過ごし易くなり、秋の虫達の声は賑(にぎ)やかに成っている。


神奈川県北西部に広がる山地を丹沢山地(たんざわさんち)と言う。

目的の山崎代議士の秘密山荘(アジト)は、この東西約四十キロメートル、南北約二十キロメートルの広大な山地の一郭・神奈川県丹沢山地(たんざわさんち)の某所の人里離れた場所にコッソリと築かれて居る。

山崎代議士の秘密の別荘は相模の国(神奈川県)丹沢山系に属するヤビツ峠(やびつとうげ/矢櫃峠)近くの、滅多に他人が入らない脇道(林道)を少し入った所に在る。

正確な場所はご紹介出来ないが、その地が相模の国(神奈川県)丹沢山系のどんな所か雰囲気だけはお伝えする。

ヤビツ峠(やびつとうげ/矢櫃峠)は、秦野(はだの)から宮ヶ瀬湖(みやがせこ)方面へ抜ける丹沢山地唯一の南北をつなぐ一般車両通行可能な峠で、神奈川県道70号秦野清川線にある海抜761mの峠である。

峠名付けの伝承に依ると、過って甲斐国の武田氏と小田原の後北条氏がこの地で争いを繰り広げ、双方に多くの死者を出した。

その時に用いられた「矢櫃」(やびつ、矢を入れる箱)が峠道の改修の際に大量に発見された事から、峠は「ヤビツ峠」の名で呼ばれるようになった。

但し現在のヤビツ峠は新たな林道を切り開いた際に生まれた峠であり、矢櫃が見つかった峠はヤビツ峠の西側にある「旧ヤビツ峠」である。


古来より信仰の山として知られる丹沢山地(たんざわさんち)は修験山伏の修業の霊場でもある。

山崎代議士の秘密山荘(アジト)は、目的が目的だから、マスコミにも公表されていない山崎派の「特殊な勉強会」の会場である。

山荘に連れて行かれる道々の吉井良子は、車中無言だった。

これから自分に起こる事を承知させられての道行きで、良子はとてもハシャグ気分ではない。

重苦しい空気が、車中に流れていた。

それは信じられない現実ながら、「自分(良子)を輪姦する」と、予めシャアシャアと申し付けられている怪し気な政治家達のパーティへの出席である。

だから、正直言い知れない不安と酷く憂鬱(ゆううつ)な気分で、良子はまるで女郎屋へ売られて行く様な心境だった。

初お披露目の吉井良子に待ち受けているのは、良子が「快楽生贄パーティ」と言う非日常の世界のヒロインと成る事である。

その生贄・良子は、仲間内の他人前(ひとまえ)で股を開き、欲棒を迎え入れてその他人(ひと)の欲棒が抜き挿しされる恥ずかしい性交姿を意識して全て曝(さら)け出し、快感に善がる様を公開披露する事である。

その事は麻生康子から散々に言い含められて、良子も承諾していた。

頭では理解した事だが、まだ自分の置かれた立場が現実のものとは良子には思えない。

しかし間違い無く輪姦(まわし)の生け贄を夫に求められ、それを応諾して犯され陵辱される為に連れられて行く道中だ。

有無を言わさない話だったから、もうそこからは後悔する間も無く強引に物事が進んで、良子が振り返って見る頃には山崎の山荘に向かう車の中だった。

運転は麻生康子がし、吉井夫婦は後部座席に並んだが二人とも無口で、黙って前方を見るだけの重苦しい道程(みちのり)だった。

車窓に流れ行く景色は何時(いつ)もと変わらない。

ただこの道は良子には見覚えが無く、始めて辿(たど)る道だった。

まぁ良い、パンティを脱がせばドレスの下がスースーするが、まぁそれが自覚を促して吉井良子の心積もりとしてもお披露目輪姦の心の準備は万端である。

良子は、ここ二〜三日手酷い憔悴感(しょうすいかん)に襲われ、その日が訪れるまで、良子には眠れぬ夜が続いていた。

始めて体験する大人数相手の陵辱に対する不安だった。

この不安から「どうしたら抜け出せるのか?」と悩んだあげく、結局は恥かしくないように「見事犯られて見せる」と腹を決め、アグレシブ(攻撃的)に乗り越えるより手はなかった。

世間での山崎代議士は、大物に「超」が付く実力者である。

第一、あんな有名な「政治派閥」が、まさか乱交の「性事派閥」などとは未だに信じられない。

しかしそれは現実で、何が自分の身に降りかかるのかは麻生康子からハッキリ言い渡されている。

要は良子を素っ裸の晒(さら)し者にして、拠って集(たか)って外聞を憚(はばか)るような端無(はしたな)い性交をさせ、「ライブで楽しもう」と言う無茶な話なのだが、ここで山崎代議士に逆らえば、夫の警察官僚人生が命取りになる。

当日の良子には「恐ろしい日がやって来た」と言う思いが有る反面、「やっと来たか」と言う複雑な思いも有る。

例え嫌な事でも一度はそれを了解し避けられない事であれば早く「済ませたい」と言う複雑な心理も働くほど、不安感を抱きながら長く待たされるのは心理的に辛い。

この良子を輪姦する秘密パーティは、「仲間に入る為の儀式だ」と麻生康子に告げられている。

例え嫌な事でも避けられない事であれば、一度はそれを了解した後では長く待たされるのは心理的に辛い。

いっそ、その儀式(輪姦/まわし)を積極的に応じて「早く済ませてしまいたい」と言う複雑な気分も、良子に去来するから人の心理は不思議である。

いずれにしても、吉井良子に求められているのは夫に対するユーティリティ(役に立つ・有効な)で、それはお披露目プレィで相手構わず何でも犯られて見せなければならない。

幸い女性の肉体は犯られてしまえば愉しめるように出来ているから、こう言う事は理屈では無くまずは良子を素っ裸にヒン剥いて、常習性が着くほど乱交を犯らせて慣らし、肉体(からだ)に理解させるしかない。


ほんのチョットした夫の仕事上の成り行きが思わぬ事態に発展する切欠になり、今、吉井良子はこれから起こる陵辱に慄(おのの)きながら、とにかく深紅のドレス一枚の半裸状態で山荘に向かっていた。

ドレスの下の股間がスースーしてノーパンティがこんなに頼りなく感じ、今の自分の置かれた立場を嫌でも思い出させている。

気丈に何でも無いかの表情を装っているが、雌犬・良子の顔はホンノリと桜色に染まって僅かに羞恥を覚えている事が伺われる。

覚悟は出来ている居るものの、湧き上がる不安を堪(こら)えて何時(いつ)も饒舌(じょうぜつ)な良子も無口だった。

そして何故かその二時間程が、異様に短く感じられたのだ。


一時間ほどは街中の幹線道路を走り、やがて民家がチラつくほどの田園風景を三十分ほど走った。

やがて乗った車は途中から曲がりくねった山道に入り、二速にギアシフトして登り坂を駆け上がり、山道から分岐する側道に入って平坦地に小砂利を敷いた未舗装の駐車場に滑り込んだ。

夜がメインのパーティだったから、会場に到着したのは夕方近い四時半頃の事である。

「さぁ、着いたわ良子さん降りて、降りて。山荘はまだ上に在るから降りたら少し山道を歩くのよ。」

既に人が集まっているらしく、辺ぴな未舗装の駐車場に似合わない高級車が、凡(およ)そ三十台ほど並んでいた。

見廻すと、小砂利を敷き詰めて造成した駐車場の隅に、余った赤土の盛土に夏の間に生えた雑草がたくましく育っている。

良子達が止めた車の先には、群生したススキが風になびいてこの山中はもう秋口の風情だった。

到着して、康子の案内で駐車場から少し細い山道を歩き、山崎の山荘に向かう。

遠い山々の稜線は、霞みが掛かって幾らか青味掛かって見えて、頭上には秋の青空が広がり、僅(わず)かばかりの薄雲が白く浮かんでいる。

山肌には漸(ようや)く色付き始めた広葉樹の葉が、黄色や赤色の彩(いろど)りを添えている。

吉井良子は、山荘への山道を登りながら「これでは、何が有っても一人怒って帰れる所ではない。」と感じた。

もう自分(良子)は、犯られるだけ犯られなければこの道を降りて帰れない事を知った。


確実に季節は遣って来る。

この山荘の周囲にも、秋の気配が漂っていた。

余りにものどかな風景に良子は、これから自分の身に起こる事が想像出来なくて、小道を登りながら一瞬、「夫と康子に担がれているのでは」と思った。

山崎の山荘は、目的が「山崎の趣味を満足させる」と言う目的だったので人里離れた山中の丘の上に建てられていた。

丘の上に建てられた山荘はある意味要塞のような趣(おもむき)が有り、丘の麓(ふもと)から設(しつら)えた細い山道以外に登り行く事は難しい。

なるほど山崎代議士のSM趣味には相応(ふさわ)しい、世間から隔絶した隠れ山荘である。

後で聞いて見ると、此処に集まるメンバーも事が秘する事をする場所だけに口が堅く、マスメディアでさえも「ほとんど嗅ぎ付けられていない」と言う。


丘の麓(ふもと)の駐車場までは車で行けるが、山荘まではその細い山道を徒歩で登る。

勿論、山崎代議士の趣味を満足させる自慢の山荘だから、遣って来るメンバーの為にドレス・ハイヒール姿でも徒歩で歩けるように山道は緩(ゆる)やかな傾斜に整備されている。

駐車場から山荘へ通じる細い山道は左右を鬱蒼(うっそう)と繁った雑木林に囲まれた小道である。

途中にその雑木林がパッと開けた所に三メートル程の小さな橋が谷川に掛かっていて、谷川を小さな橋で跨(また)ぐと急に坂が険しくなり、階段を登る事になる。

少し前のめりにして階段を登り、振り返ると秩父山塊が折り重なって見える見事な眺望(ちょうぼう)で、目を落とすと橋の山荘側には谷川の川辺に歩き降りる小道も見えている。

これなら山荘の外の野外プレィも滅多な事では人目に付かない。

驚いた事に、岩代の弁に拠ればこの山崎山荘はあの私の所領となった村と共通性があり、やはり中央構造体上にあるパワースポット(オカルトやスピリチュアリティ的なエネルギーが集中していると見なされる場所)に位置していたのだ。

不思議と言えばそれまでだが、山崎代議士は開運のパワースポットに守られて此処まで勢力を伸ばしたのかも知れない。

そして私は、知らず知らずの内にあの不思議な集落とこの山崎山荘の接点に成っているのかも知れない。



キッとした良子の表情は、「大勢の相手を自力で満足させる」と覚悟のほどを伺わせていた。

山荘の入り口で、前を歩いていた華やかな一団に追い着いて合流し、良子は麻生康子から夫の吉井を山崎派に推薦してくれた「KIYOUBI(京美)グループの皆さんだ」と紹介された。
つまりは吉井良子の今回の事は、この連中が仕掛けた事に成る。

良子は「今回の事で政和交歓倶楽部のパーティに招待された口利きの礼を言うように」と康子に言われた。

犯られるのを仕掛けられた相手に礼を言うのも釈然とはしない良子だったが、それは胸に飲み込んだ。

康子に紹介された代表者と思しき男に「この度は私共に政和交歓倶楽部招待の機会を頂きまして、大変有難うございます。」と礼を言う。

想像したより遥かに若い代表者だった。

すると、「あぁ、吉井さんの奥さんですか、政和交歓倶楽部にようこそ。今日は奥さんが主役のパーティだから、とにかく皆様に気に入られる様に、頑ん張って下さい。」と、良子は激励(げきれい)された。

「それから、一つアドバイスだけれど、ここでは群れとしての上下関係は絶対的だから、奥さんは全ては山崎先生の指示、皆さんの要求に身をまかせなさい。なぁに、皆、女の扱いには慣れているから安心だよ。」

代表者と思しき男はそう付け加えて、獲物でも観るように無遠慮に繁々と、良子の表情を覗き込む様にして見た。

良子は「ハィ。」と小さく激励(げきれい)に応えたが、相手は今日の良子の境遇を承知の上だから、つまりは面と向って「頑ん張って犯られて下さい。」と言われた様なものである。

夫の吉井は、その一団の内の数人と面識があるらしく、親しげに話しをして居る。

いったい、夫とこの連中はどう言う関わりがあるのだろうか?


今日は私に取って愉しみな日である。

矢張り吉井良子は、期待通り肌も露(あらわ)なドレス一枚の格好で連れられて来た。

毎度の感想だが、抜き挿しをしながら相手の女にヒィヒィ善がり声を上げさせる事が一番男の本能を刺激し、征服欲を満足させる。

まぁ三十歳前後は色気ムンムンの熟れ時期で、吉井良子が幾ら貞操観念が硬くても犯ってしまえば一皮剥(む)けて慣れて来る。

その慣れをエスカレート(上昇)させる手段が一気の輪姦調教で、一気加勢にタップリと犯って悶絶(もんぜつ)してしまうと、良子も「何であんなに拘(こだわ)ったのか」と思えて来る筈である。

吉井良子の覚悟が決まっているなら危惧は(きぐ)無用で、「怖い。嫌だ。」と言っても、元々、女の肉体(からだ)には「もののけ」が住んでいる。

私に言わせれば、恐らく吉井良子はこの陵辱パーティで淑女の仮面を剥(は)ぎ取られ、股を開いてトコトン格好悪く惨(みじ)めに扱われ犯される。

その被支配の快感を味わってしまうと心理的に開き直り、他人(ひと)前で雌の本性を剥(む)き出しに嬲(なぶり)り者にされる快感が忘れられなくなるだろう。

吉井良子は、段取り通りに麻生康子からパーティ会場で輪姦(まわ)される事を、因果を含めて承知させられて来たに違いない。

弥(いや)が上にも、私の期待感は膨らんで来る。

今日は吉井警視の前で、良子婦人にヒィヒィ善がり声を上げさせて犯る待望の日なのだ。


確かに、ドロドロした政界に在って「効率良く信頼関係を築こう」と言うなら、世間が如何(いか)に綺麗事を言っても、「気持ちだけで誠意が通じる」と想うのは絵空事に過ぎない。

奇妙なもので、愛情など無くても内々の性的遊びを共有すれば気を許す感情が芽生え、相手構わず犯ってしまえば仲間意識が強くなる。

実が在ってこその信頼関係構築で、簡単な話し綺麗事を排して敢えて言えば肉体(からだ)を許してこそ相手をその気にさせて気を許せるもので、良子が犯る事を犯らなければ真の信頼関係は明らかに成り立たないのだ。

このお披露目輪姦デビューは、吉井良子にとっていささか過酷な手段ではあるが、現実を踏まえれば「政和交歓倶楽部」の交流方法の有効性は肯定せざるを得ない。

最初は怖気付(おじけつ)くかも知れないが、お披露目パーティの場で良子にNGが在っては素っ裸で会場に曳きだした意味が無い。

だから、雌犬の立場を身を持って肯定させる為に反復して性交を施(ほどこ)し、本人の懐疑要素を否定させる。

あらゆる手段を講じて雌犬としての過酷な初期教育を徹底すれば、無遠慮な陵辱が「何処までエスカレートするのか判らない」と言う恐怖心も吉井良子の脳にドーパミンを放出させるスパイスで、やがてそうした行為に良子が麻痺して来る。

最初は羞恥心を覚えた開けっ広げな性交も、真面目に素直な性格の吉井良子ほど雌犬としての参加の数を重ねれば慣れで不道徳感などは自然に麻痺して来る筈である。

こう成ると後は良子の根性の問題で、犯る気になれば女性の方が子供を出産するだけの肉体的な素養を持っいて、根性も有れば肉体的にもそれを受けるだけの体力や構造を持っている。


麻生康子から電話で吉井夫婦参加の報告を受けては居たが、当日までは山崎代議士が言うように「成るか成らぬか判らないから面白い」を楽しんでいた。

「窮鳥懐(きゅうちょうふところ)に入らばこれを討たず」の懐(ふところ)は無条件で身を託す姿勢の事で、条件をつけては意味は無い。

「本日はお招き頂きまして有難うございます。」

吉井警視夫婦が改めて私に挨拶して来た。

「まぁ今日のパーティは奥さんが主役だから、愉しく犯りましょう。ねぇ奥さん。」

「ハィ、有難うございます。宜しくお願い致します。」

吉井夫婦には、麻生康子からここ(山崎山荘)で何が起こるかは予め詳(くわ)しく伝えてある。

つまり吉井夫婦は、具体的に良子婦人が輪姦(まわし)で犯られる事を承諾した上で、半裸のドレス姿でここ(山崎山荘)にやって来た。

不意打ちのお披露目輪姦(まわし)で、肝心の生贄(いけにえ)にパニック(混乱状態)に成られては正直始末に負えない。

スンナリと事を進めるには、本人が同意の上である事が山崎代議士の必須う条件である。

こう言う事はそれが一番大事で、本人達が承諾した上でやって来たのだから遠慮は要らない事に成るのだ。

妻の良子を説得してここ(山崎山荘)に連れて来るのは、吉井に取って正に人生の岐路だったが、そのチャンスを掴(つか)むか見過ごすかが人生の大きな分れ目かも知れない。

人間、生きていれば幸運も不運も平等に遣って来る。

しかし不運の中には、本人が「不運」と勝手に思うだけの実は「幸運」もある。

今度の吉井良子にしても、良子の人間性が試される様に自らの「不運」と夫の「幸運」が同時にやって来た。

面白い事に、「理不尽故の大きな交換好条件」もあるから、要は本人の「心の持ちよう」で、「不運」か「幸運」かの解釈は変わる筈だ。


今時の若い男女が、当然有るであろう知り合う前の相手の異性関係を一々気にしていたら、恋愛や結婚は出来ない。

その辺りは、例えそう言う事実が有ったとしても大人の対応をするのが一般的である。

所が、恋愛や結婚をした途端に独占欲が頭をもたげ、異性関係など出来たらそれこそ修羅場になる。

つまりそれは、性行為を異性と犯った犯らないの感情ではなく、存在としての「自分に対する裏切り行為」への怒りである。

従って、それが「裏切り行為」でなければ、また違う認識が出来て大人の対応が出来る理屈である。

世間並みに考えれば随分と無茶な要求で、並みの女性であれば誰だって、知らない男達に性玩具(おもちゃ)として輪姦(まわ)され、他人(ひと)前で嬲(なぶ)り者にされてれば恥ずかしいし口惜しい。

だが、どんなに不本意でもこの際は役に立たないプライドをごみ箱に捨てるしかない。

酷い話しではあるが、「理不尽故の大きな交換好条件」もあり、それを「理不尽」と受け取るかは本人の良子次第である。

それに、例え「理不尽」と言えども一々それを問題にしていられないほどに、世の中には理不尽な事はごまんとあり、それにまともに立ち向かうか前向きに受け入れるかも個人の選択の問題である。


この時が私は吉井良子とは初対面だったが、私が見た所良子は涼し気な幾分キツイ目をした美人である。

想像したよりは遥かに良い肉体(からだ)をしているのが、ピッタリと張り付いた半裸状のドレスから見て取れた。

なるほど好事家(こうずか)の山崎代議士が声を弾ませて私に企てを持ちかけた訳である。

その日確かに、吉井良子の意志に関わり無くその日の筋書きはとっくに決まっていたのだ。


始めて目にした吉井良子は、官僚夫人としての奥ゆかししさ、しとやかさを身に着けた気品有る仕草の女だった。

内心私は「これは虐め甲斐も犯り甲斐もある」と、ほくそ笑んだ。

こう言う事は、吉井良子に「犯る必要が有れば犯れ、無ければ犯れない」もので、幾ら考えてもその答えは変わらない。

自分が夫の為に「何が出来るか」を考えれば、簡単な話し他に答えが出せないのなら吉井夫妻は良子の身を持って群れへの服従を証明しなければならない。

つまり女性は想像以上に逞(たくま)しく、そこに到る経緯(いきさつ)に納得すれば良子も夫の前でも素っ裸になって他人(ひと)の欲棒をシャブって見せるし性交もして見せる。

そして一度お披露目の輪姦(まわし)を犯ってしまえば、犯ったそこまでが良子が犯れる基点になる。

性的刺激を求めるのが性交だから、良子が二度目に雌犬として呼ばれる時には、最初以上にエスカレート(段階的に増大又は激化する)しなければ、周囲も良子本人も満足はしない事になるだろう。


吉井良子は、夫を山崎派の仲間に入れる為の忠誠の証明を、肉体(からだ)でする為に遣って来た。

世の現実の問題として、唯口先で「信用してくれ」だけでは何も相手には伝わらない。

互いの信頼を勝ち取る為に、親密さを増すに必要なのは結局の所、「互いの関わり方の質と量」の努力で、その究極の手段が誓約の(うけい)の性交である。

その洗礼を受ける為に、吉井良子は度胸を決めて深紅のドレス一枚の裸同然でここ(山崎山荘)に連れられて来た。

山崎代議士は、女性本人が応諾しなければここ(山崎山荘)のパーティに連れは来させないから、良子がお披露目のパーティ・デビュー応諾した時に、もう犀(さい)は投げられたのである。

夫は此処で、妻の良子を犯らせる為に連れて来ている。

もうゴタゴタは出来ないから、良子は開き直って大胆に誓約の(うけい)の性交に臨むしかない。

山崎代議士にはS(サド)の癖が有るから良子も、最初はけして気持ちが良い訳ではないかも知れないが、息も付かせぬ輪姦(まわし)を犯られてしまえば、やがて良子は無我の境地に入り込んで、突き抜けた心地良さに包まれるに違いない。


見ると、夫婦で固い不安気な表情をしている。

まぁそれくらい緊張してくれないとお披露目をさせるこちらも面白くは無いのだが、吉井夫婦の緊張感が私にもヒシヒシと伝わって来る。

無理も無い話だが、ここ(山崎山荘)は良子のお披露目の場で並のパーティ会場ではないのである。

その良子の顔と全身を眺め回して、「この女の口へ我が欲棒を捻じ込むのも時間の問題だな」と思いを巡らせていると、「今日は宜しくお願いします。」と挨拶をされたので、「今日は主役だから、皆さんに気に入られ、可愛がられるように頑張れ」と言っておいた。

言葉での弄(なぶ)りは、もう始まっている。

その私の意味深な励ましに、吉井良子は戸惑いながらも「はい。」と返事をした。

山崎代議士の読み通りに、この秘密パーティの招待に応じて今私の目の前に吉井夫婦は居る。

これは良子のお披露目であるから、素っ裸にして皆さんに「肉体(からだ)の隅々まで見られる」と言う羞恥心をタップリ味わいながら、晒(さら)し者にならなければ成らない。

その為に、吉井夫婦はこの秘密パーティの招待に応じて遣って来た。

しかしそれは、これから始まる陵辱劇の序章に過ぎない事を、私は知っていた。


逃げて居てばかりでは、結局未来など開けない。

肝心な事は、例え意に沿わない事でも正面からチャレンジしてこそ、吉井夫婦の未来を開くチャンスは生まれる。

順調に行けば、正直こう言う場面では男にとって勃起物の修羅場が、良子の身に展開する筈である。

こうした遊びの初歩は精神的な心理の駆け引きで、例え形式的であってもその決断は本人の意志でなければ成らない。

吉井良子が夫に連れられて「ここ(山崎山荘)に遣って来る」と言う事は、これから自分の身に何が起こるかを全て承知している事に成る。

大方吉井良子は、夫に説得されて見知らぬ男達の「輪姦(まわし)を受ける事を承諾して居る」と言う事だ。

良子はどんな気持ちでここ(山崎山荘)に遣って来たのだろうか?

そこら辺りが、山崎代議士の言う所の「面白味」かも知れない。

兎に角、良子本人が承諾した以上良子は、何が有っても「ずさんな事」はここ(山崎山荘)では出来ない立場に追い込まれている。

段取り通りに事が進んで、手に入れた獲物である。

立ち話をしている間、私は無遠慮にジロジロと吉井良子の顔と肉体(からだ)を見た。

遅かれ早かれ裸に剥(む)かれて曝(さら)け出す肉体(からだ)だから、今更私が紳士面をしても始まらない。

不安そうな表情を浮かべながらも、結局この女も己を納得させる理由が在れば「それを拠り所」に犯られにここ(山崎山荘)に遣って来た。

それは夫公認の他の男とのSEXであるから、女性心理において僅(わず)かでも良子の心中に幾ばくかの性的期待がなければ「ウン」とは言わない筈である。

その辺りの良子の心理が判るから、こちらも品定めに遠慮は無用なのである。



山荘の中に入ると、既に代議士関係出席者は全員揃(そろ)っていた。

何でも、早朝に集合してパーティの前に派の会合をし、正式に「吉井夫妻とKIYOUBI(京美)グループの政和交歓倶楽部への参加を承認した」と言うのだ。

代議士関係は、流石(さすが)に良子でもテレビで見た顔も混ざっている。

実は内緒だったが、このギャラリー(観客)の中に、次にお披露目輪姦をする予定の星野凛子(りんこ)とその夫・徹も、山崎代議士に見学を命じられ混ざっていた。

山崎代議士からは、「二ヵ月後には奥さん(凛子)の出番だから、二人が犯る事をシッカリ観て犯り方を覚えなさい。」と言われた。

その星野凛子(りんこ)の披露目輪姦ステージは、後ほどのこの物語の章でご案内する事になる。

山崎派の連中は、医者、弁護士、会計士、市民運動家に二世・三世議員、出身は千差万別だが、政界に揉(も)まれた強(したた)かな連中である。

見回すと、山崎代議士の趣味なのか豪華な調度品が玄関ホールを飾り、パーティルームの壁際にもしっかりした輸入家具らしきソファーが取り囲むように設(しつら)えてある。

その一郭にロープが数本、太い天井の張りから垂れ下がってあり奇妙な違和感を感じたが、それも「山崎代議士の趣味を思わせる物」と、吉井夫婦は後で気が付いた。

吉井良子でも普段テレビで顔に見覚えのある名士が、着飾って多数居る豪華で華やかな場だった。


豪華なのは衣装だけではなく、この山崎山荘の秘密パーティではシャンパン、ワインを始め酒類は豊富に用意してあるが、食事やつまみのメインは特に鰻(うなぎ)料理と生カキやカキフライなどのカキ料理である。

他に、その他に牛肉(もも肉)、チーズ、レバー(豚・鶏)、卵黄、大豆、納豆、きな粉、豆腐、そば、ゴマ、緑茶、抹茶、カシューナッツ、アーモンドなどが限定的に出て来る。

実はこの代議士メンバーの中に医師が居て、このメニューの狙いは強壮剤(若さの維持)として亜鉛の摂取である。

天然亜鉛は現代の栄養学の中で、注目されている微量健康ミネラル(必須微量元素)である。

この天然亜鉛が「現代日本人が最も不足している微量健康ミネラルだ」と言われて居る。

亜鉛(ジンク)は、たんぱく質の合成や骨の発育などに欠かす事の出来ない必須ミネラルで、新陳代謝を良くし、免疫力を高め、タンパク質やDNA、RNAの合成に関係し、マグネシウムと同様に百種類近くもの酵素に関与している。

亜鉛が体内で不足すると、「味覚障害や発育不全、機能性障害などを引き起こす」と言われれ、また有害物質を捕まえて毒性を抑え、排泄させるタンパク質の誘導役でもある。

天然亜鉛の一日の必要量は十五mgで、微量健康ミネラル(必須微量元素)であるこの重要な天然亜鉛が、近年の食生活様式では「不足している可能性がある。」とそのナンバーは言うのである。

厄介な事に、この天然亜鉛は体内で合成する事が出来ず吸収され難い微量健康ミネラル(必須微量元素)で、体内の亜鉛が不足してしまうと細胞分裂などがスムーズに進まなくなって新陳代謝が活発な器官ほど亜鉛不足の影響を受けてしまう。

人間の身体の中では筋肉や骨、肝臓、精巣や前立腺などの性腺にもかなりの量の天然亜鉛が含まれているのだが、これが加齢と伴に減少して肉体的な衰えを見せるのである。

天然亜鉛は「性のミネラル」とも呼ばれており、前立腺で性ホルモンの合成に関わり、精子の生産を活発にする。

前立腺で合成された性ホルモンは男性器の勃起力を高め、精子の生産は性欲を増す為、体内の亜鉛が不足して来ると生殖能力(勃起能力)が衰えて子作りが出来難くなってしまう。

そればかりでなく、「生殖能力が衰えて子作りが出来難くなる」と言う事は男性機能の衰えに止まらず、性は生に通じる為にその男性の生活意慾(活力)や精神力まで奪ってしまうのである。

その辺りが日本の男性から男らしさを奪ったり、社会問題に成っている「直ぐ切れ易い人間」を出現させて、また自殺の多発を招いている「原因の一つ」である可能性が想定される。

当然ながら、肉体的衰えは生きる気力にも反映する。

年とともに減退していく精力は男性共通する大きな悩みのひとつで、このような年とともに衰えて行く肉体的な特徴は避けられないものであるが、様々なミネラルが関係している精力減退要因の中でも天然亜鉛は深く関与している。

何しろこのパーティは、男性メンバーが勃起しなければ肝心の輪姦(まわし)が出来ない。

メンバー全員に拠る輪姦(まわし)が成立しなければ、「誓約(うけい)の信頼関係の確立」と言う所期の目的が達成できない事になる。

まぁ鰻(うなぎ)は古来から強壮剤として精力増強に要されていたから、メンバー全員元気溌剌(はつらつ)と言う訳で、昔の人間も経験学的に知っていたのかも知れない。


良子は、華やかな顔ぶれが集(つど)い、華やかなパーティをしている場に自分も参加するのは娘の頃からの夢だった。

その名士が揃う政和交歓倶楽部のパーティに招待され、しかも自分が「パーティのヒロインだ」と言う。

本来なら、乙女チックな「夢が叶った」と言う話だが、現実は残酷である。

夢の条件は揃っているけれど、この現実は良子の思い描いた「夢の世界」ともまったくの別世界だったのである。


「おぉ、来たか、来たか、見てくれお影でここは気分一新だ。」

私を見るなり、山崎代議士が上機嫌で声を掛けて来た。

今回のKIYOUBI(京美)グループの山崎派入りを記念して、山崎SM山荘の改装を突貫工事で今日に間に合わせた。

「綺麗に成りましたね。先生が御満足なら良かったです。」

「いや、絨毯(ジュウタン)の色も良いが、あの大鏡は見事なものだ。それに、君らがプレゼントした吊りパイプも感謝するよ。設置が完成して直ぐに佐和子を吊って見たり**君(女優妻の夫)夫婦に使ってみたりしたが、あの吊りパイプは使い易くて良いわ。」

「いゃあ、あれは色々お愉しみに使えますから・・・。」

岩代は、山崎代議士の依頼でこの山崎山荘に、KIYOUBI(京美)と同じ滑車とギア(歯車)を組み合わせて二本のチェーンで平行に横に渡した鉄パイプを上下させる設備を設(もう)けていた。

例の平行に横に渡した鉄パイプに、女性に両手を広げさせた形で腕を十字にパイプ固定して半吊り状態にする吊り下げ設備である。


濃い深紅色だった山崎SM山荘の絨毯(ジュウタン)は、KIYOUBI(京美)グループの支援で蒼い絨毯(ジュウタン)に張り替え、クロスも張り替えた壁の一部に大きな鏡も設(しつら)えたのだ。

やはり絨毯(ジュウタン)は、蒼く無ければ落着かない。

それにKIYOUBI(京美)の接待ルームに設(もう)けたと同じギアチェーン式の吊りパイプ装置も工事して取り付けた。

スポットライトも設置したが操作する手は省(はぶ)けないので、点灯するとパーティ会場の中央と吊るしパイプを床近くに下げた位置に固定で照射する様に予(あらかじ)めセットして在る。

山崎代議士は壁いっぱいの鏡と吊りパイプの方に興味があるようだが、実はこの蒼い絨毯(あおいジュータン)にこそ罠が潜んでいる。

改装なったここ(山崎山荘)で素っ裸に剥(む)かれて、晴れのお披露目を勤めるのが今日のヒロイン吉井良子なのである。

吉井夫婦がこの世界に受け入れられる為には、吉井良子がこの蒼い絨毯(あおいジュータン)の上でこっ酷(ぴど)く輪姦(まわ)され、見守るメンバーに全てを曝(さら)け出して犯られて見せなければならない。

しかも輪姦(まわ)される吉井良子には、その極限に在っても自分が何を犯られているのかを時折冷静に思い出させ、認識させてその一つ一つの場面を脳に焼付けなければならない。

犯られる良子が無我夢中で、「犯られた事の半分も覚えていない」では、折角の輪姦(まわ)の陵辱(りょうじょく)効果は半減する。

人は興奮する事によって、精神的衝撃を逃れようとする。

しかしそれを良子に赦さないのが、このパーティ会場一面に敷き詰めた蒼い絨毯(あおいジュータン)なのである。

肉体は性交(触覚)の快感を享受しながらも、視覚は蒼い色の冷静を持ってその「情景を脳に焼付けさせる」と言う相反する効果を演出する魔法の絨毯(ジュータン)が、岩代の考え出した蒼い絨毯(あおいジュータン)なのである。

赤い色は人を興奮に誘い、蒼い色は人を冷静に導く。

互いに興奮だけを求める性交ならば、絨毯(ジュータン)の色は赤かピンクが妥当だろう。

しかしここ(山崎山荘)は、アブノーマルに犯って犯られ、その事を自覚させられる場所である。

蒼い絨毯(あおいジュータン)で良子に冷静さを保させ、自らが卑猥(ひわい)な晒(さら)し者である事を常に自覚させながら輪姦(まわ)され続けなければならない。

そこで、今日が初お披露目の吉井良子に冷静に現実を受け止めさせる事は、蒼い絨毯(あおいジュータン)を設(もう)けた狙(ねら)いでもある。

だから既に、視覚に於いては吉井良子の調教は始まっていた。

蒼い絨毯(あおいジュータン)は威力を発揮し始め、吉井良子はここ(山崎山荘)に入って来た時から視覚において酷く冷静に現実を受け止めさせられている。

見物する方も、良子が犯られて居る卑猥(ひわい)な姿を冷静さを保ちながら冷ややかに鑑賞する事が楽しみで、その全てに効果を発揮するのがこの蒼い絨毯(あおいジュータン)だ。

つまりこの陵辱(りょうじょく)パーティ会場の蒼い絨毯(あおいジュータン)は、吉井良子を冷静に導き良子が輪姦(まわ)しの極限に於いても我を忘れさせない意地悪な効果があるのだ。


「山崎先生(代議士)、先程山荘の入り口で会ったばかりですが、こちらが吉井警視夫妻です。」

山崎代議への吉井夫妻の紹介は私がした。

「この度は政和交歓倶楽部にお招き頂きまして・・・吉井です。」

「おぉ君が吉井君か?君の奥さんはこのパーティの招待に応じて可愛がられに来た所を見ると利巧な奥さんらしいな。」

「恐れ入ります山崎先生(代議士)。」

「所で吉井君、パーティのメインの余興が今日は奥さんのお披露目だで、確り責任は果たしてもらうよ。」

「えぇ、皆さんに内の奴(良子)を愛がって頂けると聞いて来ました。」

「まぁここ(山崎山荘)の秘密パーティは、男達にとっては一緒に悪さをする裸の付き合いと言う事で、仲間意識を高める場所だからな。まずは吉井君もその悪仲間の一員になる訳だ。」

「一緒に悪さをする裸の付き合いですか。」

「ご婦人方はその悪さをされる方の役割じゃから、今日は良子君もタップリ悪さを犯られて貰う事になる。」

「はぁ山崎先生(代議士)、そのお披露目はバトル‐ロイヤルだと聞いて来ております。」

「そうか、それを承知で来たのなら問題は無いだろう。何しろ初めて経験させる事だ。奥さんを確り仕込まんとな。ハハ、こう言う事は、現場で嬲(なぶ)られながら味を覚えるものだからな。」

吉井良子が知ったのは、若い頃から豪腕と恐れられた政治家のまったく別の顔である。

ここ(山崎山荘)は、山崎派のメンバーがバトル‐ロイヤル・セックス(多数が参加し公開で戦う性交方式)を繰り広げる場所なのだ。


この山荘に来た時点でもう、吉井良子への陵辱舞台の幕が上がってしまっていた。

夫の吉井警視が生贄(いけにえ)として山崎グループ・政和交歓倶楽部に裸に剥(む)いて引き渡したメンバーの意のままに弄(もてあそ)べる性玩具(おもちゃ)である。

こう成ったら良子は、「小娘じゃあるまいし」と自分に言い聞かせて、ポルノ映画の様に生ライブ(生実況風景)のセックス・ヒロインを務めるしか選択肢は無い。

「所で吉井君、役人は何事にも考えが偏っていかん。君ら夫婦はここ(山崎山荘)で勉強を犯り直してもらう。奥さんには仲間入りのお披露目でエジケェーション(教育)が必要だが、身柄を預けてこちらに全て任せてくれるかね。」

山崎代議士は、行き成り核心を突いて来た。

勿論、吉井夫婦に「嫌」と言える訳が無い。

こう成るともう、吉井夫婦は山崎代議士が仕掛けた蜘蛛の糸に絡(から)め取られて料理をされるのを待つ小虫の様なもので、ジタバタしても糸が絡(から)み付くだけである。

「それはもぅ政和交歓倶楽部の仲間入りさせて頂くからには、先生(代議士)に一切お任せする積りで連れて来ましたから。」

その絡(から)み付いた糸が、山崎代議士に拠ってジワジワと引き絞(しぼ)られて行く。

「そうか、任せる積りで来てくれてか。ここ(山崎山荘)のお披露目は少々荒っぽいが、構わないだろうね。」

新しく生きの良い女が夫に連れられて犯られに遣った来たのだから、山崎代議士の機嫌はすこぶる良い。

「内の奴には良く言い聞かせてありますから、心配は無用です。遠慮なさらずに教育を為(な)さって下さい。」

「ハハハ、君が承知なら遠慮無くそうさせて貰(もら)おう。」

山崎代議士が、吉井警視の傍(かたわ)らに立つ半裸の吉井良子をジロリと品定めをする様に全身を舐めまわして見る。

どちらにしても、ピッタリと肌に張り付いて乳房や尻肉など透けて見える所も在る前後を大きく開けたドレスしか良子は身には着けていない。

何とも頼りないが、ドレス一枚外せば正真正銘の丸裸である。

「吉井君は、わしらの犯って居る事が理解できなかっただろう。考えて答えの出ない問題は、犯って見ないと判らないのだよ。」

「確かに、理解できませんでした。」

「じゃろう、元々人間は回り舞台の上で裸踊りを踊っている様なものだ。理解出来ないからと中途半端に逃げてばかりで解決する問題など、世間には無い。だから奥さんに輪姦(まわし)を犯らせる事にした。」

「はぁ、お招き頂いた趣旨は承知しています。」

「所で吉井君、パーティじゃで皆は飲み食いしながら奥さんを犯るが、奥さんはお披露目だで許しが出るまでは酒は飲ませんぞ。」

山崎代議士はまるで普通の会話の様に平然と、吉井夫婦の前で「奥さんを犯る」と口にして憚(はばか)らない。

まるでここ(山崎山荘)ではそれが当たり前の事と言わんばかりである。

「内の奴(良子)には酒は駄目ですか?」

「あぁ君は飲んで構わんが、奥さんには精々本性を曝(さら)け出して貰う為に、犯られて居る事を正気で確り自覚してもらわねば成らんからな。酒でまぎらわされては困るんじゃ。」

「判りました。内の奴(良子)には酒は飲ませません。」

麻生康子もそうだったが、この有力代議士も初対面の良子に向かってまるで当然の事のようにあっさりと「犯る」と言うので腹が立った。

吉井良子にとって正直恐ろしい話が、いとも簡単な物言いで確信に触れて行く。

内心良子は、「何なの、この人達」と、唖然と彼等の会話を聞いていた。

腹が立ったが、後に落ち着いて考えると、そのあっさりが初めての陵辱(りょうじょく)舞台に上る良子の気持ちを救っていた。

とにかくそこまで「犯る犯る」と念押しすれば、半裸の良子は代議士にすればもう手に入れた獲物で、これから裸に剥(む)いて味わう女体だ。

「さて、ご主人の了解も得た事だし、どれどれ、おぉ、奥さんが中々美人じゃないか。スタイルも良さそうだし・・・名は何と?」
「良子と言います。」

「良子さんか、政和交歓倶楽部へようこそ。今日は良子さんの歓迎儀式が有って、皆さんへの御挨拶に少々良子さんが頑張らなければいけない決まりだが、承知だね。」

意味深な言い方で、山崎代議士が言いながら良子の顔を覗き込んだ。

事前に詳しく話を聞いて良子はそれを受けたのだから、此処まで来て今更恐れる事も嫌がる事もおかしな話である。

多分吉井良子も最初は悲壮な決意だったかも知れないが、それも半裸で山崎代議士の前に引き出され眼光鋭く射竦(いすく)められては哀しいや恥ずかしいなどと考えている余裕など無い。

使い心地をお試し頂いてこそのお披露目だから当たり前の事だが、良子は突っ張る余裕も無く男達に次々と欲棒で股間を挿し貫かれる事になる。

多分それも、輪姦(まわし)の本番が始まってしまえば考えている余裕など無い筈だった。


心の準備は出来ていて、もう良子は犯れる覚悟をしてここに来ている。

覚悟してしまうと不思議なもので、何しろ散々に康子に卑猥な事を吹き込まれていた。

だから、矛盾する事だがどこか心の片隅に「自分はどんなに恥ずかしく犯されてしまうのだろうか?」と言うほのかな期待が芽吹いて、下半身にジーンと熱い物を感じいた。

この心境の変化は、「断れない情況に在るのだから仕方が無い」と言う立派な理由が逃げ道になって、自分を納得させてくれて居た。

山崎代議士には気取って聞かれたが、予めメチャクチャな秘密パーティでの生け贄を「応諾(おうだく)した事」が前提で、気取って言おうが砕けて言おうが良子は犯られに来ているのだから、もぅ最初から警視婦人などと気取ってなど居られない。

「はぃ、凡(おおよ)その所は聞いて承知して来ました。」

「良子君、今ならまだ間に合う、ここ(山崎山荘)から引き返せるが・・・。」

良子の覚悟を確かめるように、代議士は意地の悪い事を言い出した。

今更吉井良子には、この先何があろうとも引き返す気など更々無い。

良子は、唯一「警察官僚としての夫の命乞いをする事に成る」と言う事を理解して、下着も着けずドレス一枚の半裸でここ(山崎山荘)に来ている。

今から引き返すくらいなら、最初からこんな格好でここ(山崎山荘)までこないではないか。

山崎代議士にクドイくらいに念を押されたが、変え難い大切なものは他にある。

その信念は変わらないから、良子には輪姦(まわし)の陵辱への不安と恐れは在ったが、もう迷いは無かった。

「いぇ、このまま吉井の妻として先生のお申し付けを果たします。」

吉井良子には、何よりもこの事態を「乗り越えよう」と言う意慾が溢れていた。

「なるほど、流石(さすが)キャリア警察官の妻、思ったより腹の据わった奥さんだ。それなら話は早い。手本は先輩の**(女優妻)君に先に犯らせるから、彼女が犯る事を良く見て置きなさい。」

人間、前に進む積りなら立ち止まっては居られない。

犯らなくては終わらないものなら、終(しま)いになるまで犯って見せるしかないのだ。

それが見本と言うなら「はぃ、それでは拝見(はいけん)致します。」と良子は素直に応じた。

「それで良い。佐和子、良く躾(しつ)けてあるから**(女優妻)君の犯る事を良子さんに見せて置けば参考に成るじゃろう。」

「承知しました。良く見せて置きます。」

「良子さんは、後で**(女優妻)君と同じ様に皆さんに紹介して、御挨拶を犯らせて廻らせるから手本にしなさい。良いね。」

ほとんど状況が判らないままに、「とにかく犯られる」とだけ承知して連れて来られた良子にすれば、情報不足で対処方法が判ら無い。

だからこの場に逆らわず、何を言われても神妙な態度か笑顔で居る以外に為す術(すべ)はない。

「はぃ、お手本があればそのように・・・」

良子は、キッパリと応えた。

「教えて置くが、君のような美しい女性はその美しさの代償を周囲への奉仕で払わなければ世の中のバランスが悪いのだよ。」

山崎代議士は吉井良子に言った。

「美しさの代償・・・ですか?」

「そう、美人に生まれた幸運に見合う代償の厄落(やくおと)しだな。それでなければ世の中不公平だろう。ワハハ。」

山崎代議士は、己の力を誇示するようなおう揚な態度で、良子が犯られるのは「美人の代償だ」と言い放った。

「・・・・・。」


実の所、吉井良子は「犯らせる」と話を聞いて来ただけで、どうすれば良いのかも判らずに連れて来られて心細かった。

つまり健気(けなげ)な話し、「夫の為に上手に犯られなければならない」と言う使命感はある。

世間には内緒の特殊な場所で、しかも自分が輪姦(まわし)で犯られる話とは言え、夫の将来が掛かって居るからここまで遣って来て粗相(そそう)は出来ない。

何をどうして犯られて良いのやら判らないから、陵辱される身でおかしな話だが承知して連れて来られた以上は、山崎代議士の機嫌を損ねないように上手く犯るに越した事はない。

同じ犯られるにしても要領は必要で、手本が無ければ皆目(かいもく)犯られ様が判らない。

そこが遊び人の憎い所だが、山崎代議士が心得ていて良子の戸惑いを見透かしたように「女優妻を手本にしろ」と、確り卒のない助け船を出した。

吉井良子にすればいきなり本番に入るよりは、**(女優妻)と言う実演見本があれば助かる心境だった。

「判りました。良いなお前。」

心配だったのか、吉井警視が横から口を出して良子に念押しをした。

「旦那さんの返事ではない、わしは良子さんに言った。」

山崎代議士の鋭い叱責(しっせき)が飛んで、吉井警視は慌てた。

「ア、はぃ。」

「まぁ奥さん(良子)がそう言うなら、今日は皆で存分に可愛がってあげよう。吉井君もそれで良いね。」

「はぁ、可愛がって犯って下さい。なぁお前。」

「アッ、はぃ・・・・宜しくお願い致します。」

吉井良子は、本音では「納得が行かない」から山崎代議士の執拗(しつよう)な念押しには「しつこい人だ」と気分は悪かったが、不貞腐れて見せても只の我侭(わがまま)でしか無い所まで追い込まれていた。

これ以上面倒な事に成るのは御免(ごめん)である。

女優妻はお披露目輪姦に対応する為に予(あらかじ)め調教されたが、吉井良子のお披露目輪姦はぶっつけ本番だった。

敢(あ)えて言えば、政和交歓倶楽部のお披露目で自分が何を犯られるのか、予(あらかじ)めレクチャー(説明/解説)された上で、それを承知して連れられて来たのだ。

それで良子は、お披露目輪姦に大凡(おおよ)その想像は着いて、覚悟の上の承諾だった。

生身の人間だからこそインパクト(衝撃)は強いが、羞恥心を超越して突き抜けた上流階級の遊びだった。

夫婦生活としてはイレギラー(変則的)だが、大人の本音と幸せのチョイス(選択)の為にはクレバー(賢い)にフレキシブル(柔軟性)で在りたい。

嫌でも他人前(ひとまえ)で性交を犯らなければならないなら、良子はそれを犯る事を好きになるしかない。

今更何か言っても虚(むな)しいだけで、良子は思考回路を止めて頭の中を真っ白にし、何を犯られてもここを「耐え凌(しの)ぐしかない」と決めていた。

「はぃ先生(代議士)、仰(おっしゃ)る通り、ご期待に添えるように確り見て置きます。」

「良し、良し、利巧な奥さんだ。今日は楽しいパーティに成りそうだ。」

「はぁ、ご気分を害さないよう内の奴には楽しく過ごさせます。」

「そう言う事ではない。この儀式で奥さんの心を開放して犯るのだ。」

「はぁ、内の奴の心を開放するのですか?」

「犯らせて見れば、まぁ吉井君にも判るじゃろう。これは奥さんにも為に成る事だ。」

「何か、・・・奥が深いですね。」

「まぁ良子さんも、このパーティで皆に厳(きび)しく仕込まれれば、男にとって極上の女に躾(しつけ)られるだろう。こう言う事は中々自分では出来ないから、旦那さんの吉井君には感謝してもらわねば・・・」

山崎代議士は機嫌良くニコヤカに笑って言うが、有無を言わさぬ迫力がある。

「ハァ、その積りで勤めさせます。良いなお前。」

夫の声が、良子には虚(うつ)ろに聞えて来た。

「はぃ・・・・自分で選んだ結論ですから。」

夫の念押しに、良子は虚(うつ)ろな返事をしたのだが、この状態で「良いなお前。」もないものだ。

夫の立場は判っている積りだが、腹は立った。

「奥さん、ここ(山崎山荘)は大人の秘密基地だから世間には内緒で、互いに素っ裸に成って本性を曝(さら)け出して遊ぶ所だ。」

「私(良子)に出来ますか?」

「それはな、楽しくなければ何の為の人生だろうか?そう考えれば、簡単な事じゃよ。奥さん、ここ(山崎山荘)はそう言う所で、嫌らしい事が出来ないでは済まされないんじゃよ。」

「簡単な事・・・ですか。」

「良子さん、ここ(山崎山荘)は世間とは離れたバーチャル(仮想現実)の世界だと思いなさい。夢の中の出来事なら、何が起きても明日の朝に成れば、ただの幻(まぼろし)だ。」

興奮を誘う性的な遊びの初歩において、「ゲストの性玩具(おもちゃ)にされる」と言う卑猥(ひわい)な事をさせるのだから、その決断は本人の意志でなければ成らず、本人に「犯る。」と言わせる駆け引きがコツである

山崎代議士の念押しは、まだ続いていた。

良子は内心、「クドイなぁ、もう犯るって言っているでしょ」と叫んでいた。


世の中で人と人がぶつかる切欠の多くは、主体性と客観性の「思考バランスの悪さ」からである。

主体性ばかりで思考すると、凡そ不満ばかりの人生になり多くの敵を造る事になる。

客観性を考慮した決断で一歩踏み出せば人生が変わる。

どうせ踏み出すなら、大胆に中央突破がもっとも効果的で気持ちが良い。

人間の行動には必ず自身の思い入れがあり、それが無ければ納得は出来ないのだが、割り切ってしまえば新しい人生が開けるのである。


群れのルールはボス(支配者)が決める。

実は先程から、近寄って来た山崎代議士に夫の前で良子はドレスの胸元から左手を入れられて乳房と乳首を弄(なぶ)られ、右手は大きくえぐれた背中から滑り込んで尻を弄(もてあそば)れていた。

先程良子がキッパリと応じた時、間髪(かんぱつ)を入れずに山崎代議士の右手が伸びて来て良子を抱え込み、その手が空いたドレスの隙間から良子の尻をムンズと掴んだ。

有無を言わせぬ行為だが、良子は既に「先生のお申し付けを果たす。」と応じている。

「さて、この美乳の触り心地はどんなじゃろう。」

山崎代議士は天に向かって丸く膨らんだ良子の乳房をムンズと掴んだ。

手始めに、ポルノ映画のように、乳首を硬くした柔らかそうな良子の乳房が無遠慮に山崎代議士に揉みしだかれて波打ち、掌(てのひら)の指に幾分コリコリと挟まれて間から突出した良子の可憐な乳首が刺激を受けている。

山崎代議士の露骨な手の動きに、生肌を陵辱されつつある良子が夫に目を遣ると、吉井警視は呆然と立ち尽くして無言で山崎代議士の所業を見ていた。

吉井警視は、麻生康子からは山崎代議士が「相当の好事家(こうずか)だから驚くな。」と、予め聞いている。

それを聞いた吉井の気持ちは複雑で、良子をその好事家(こうずか)の毒牙に掛けたく無い気持ちと、実はそんな目に合う良子がどんな反応をし、どんな姿を曝(さら)け出すか見てみたい思いもあった。

つまり吉井は、妻の良子とは好事家(こうずか)の山崎の事を話題にはしなかったが、良子が相当に弄(もてあそ)ばれる事は覚悟し、半ば期待した上でここ(山崎山荘)に連れて来ている。

こんな事は手始めだから、吉井とすれば驚いても居られない。

良子は、山崎代議士に行き成り下着を着けていないドレスの隙間に手を入れられ、驚いて叫び声を上げそうに成ったが、上げずに「ウッ」と声を飲み込んだ。

山崎代議士の利き腕が良子の尻に廻って手の平が尻肉を撫(な)で廻し、指先がモソモソと菊座の穴や二枚の肉花弁の間に潜(もぐ)り込んで弄(なぶ)り廻している。

その弄(なぶ)りに、良子は恥ずかしそうに顔を赤らめながらも身を捩(よじ)って避けもせず、股間を広げて山崎代議士の為すがままに耐えている。

乳房も尻肉も、瞬時に山崎代議士に掴(つか)まれてしまったが、連れて来た夫の手前、ジタバタと見苦しいまねは出来ないから、良子は山崎代議士の為すがままに身を委(ゆだ)ねた。

続いて耳元で「少し左右に脚を開きなさい。」と、代議士に囁(ささや)くように命じられたが、最初から「輪姦(まわ)すから犯られに来い。」と理不尽な要求を臆する事無く伝えて来た相手で、非常識な事は判っていたから、良子は「はい。」と応じて脚を広げた。

良子は、トンデモナイ舞台に立たされて半ばパニック(恐慌/きょうこう)状態だったが、無意識脳は防御の準備体制に入って一種の興奮をし、身を守る為のアドレナリンを発生、脳を「ハィ状態」にしていた。

しかし実際にその場に立つて改めて感じたのは、そこはまるで「こちらが非常識なのか」と思うくらい平然とその非常識がまかり通る所だった。


今、良子は夫の見ている前で人目も憚(はば)からずにドレスに手を入れられ、肉体(からだ)を山崎代議士にまさぐられ、抗(あらが)う術(すべ)も無く弄(なぶ)られている。

勿論、その山崎代議士の所業を咎(とが)める者は居ない。

「ここ(山崎山荘)では世間の常識感覚は一切通用しない・・・・」

山崎代議士が僅(わず)かに良子の左側に移動して右手の指が良子のア*ルに触れ、同時に左手がドレスの前側から滑り込んで右の乳房を揉みし抱く。

代議士の手が乳房・乳首、ア*ルから肉花弁へと嫌らしくまとわり付いていたが、良子には抗(あらが)う事は出来なかった。

山崎代議士は絶対権限者で、肌を触られるのも「汚らわしい」と生きて来た良子の常識は、ここでは通用しない建前だったのだ。

「良いか良子。男にしろ女にしろここ(股間)に着いているこれ(性器)は使う為に着いているのだぞ。」

山崎代議士の指先が良子の肉花弁をまさぐって、ニヤリと笑った。

「アッ、ハィ・・・。」

「そうか、ハィか・・・此れで、この女といっぱい(沢山)犯れるな。」

山崎代議士は、吉井警視の前で良子の肉花弁をまさぐりながら「此れで、この女といっぱい(沢山)犯れるな。」と言い放った。

戸惑いの表情を浮かべながらも抗えないでいる吉井良子を尻目に、山崎代議士は良子の肉体(からだ)を笑いながらまさぐって感触を楽しんでいる。

「所で吉井君。君には判るだろうがわしもこの齢(とし)だ、余程の刺激がないと愚息(欲棒)も立たん(勃起しない)から奥さんには少し根性入れて頑張らせねばならんな。」

山崎代議士に「刺激がないと愚息(欲棒)も立たん(勃起しない)」と話を振られても、吉井警視は「はぃ、承知しました。」と応える以外に返事に困る。

「余程の刺激がないと」と言い放った山崎代議士は、「奥さんスカートは胴の所まで捲くり上げて自分の手で押さえて居なさい。」と良子に命じた。

良子がスカートを捲くり上げると、山崎代議士の指先二本が確りと良子の柔ら壺に潜(もぐ)り込み、その指を伝って良子の愛液が手の平に向かって流れている。

先程から、立ったまま代議士に指を柔ら壺に挿入されて攻められている良子にして見れば、この弄(なぶ)りは堪(たま)ったものではない。

「ほれ吉井君、奥さんは感度が良いからもう洪水じゃ。これを見せたくて捲くらせた。」

吉井警視の目の前で、妻の良子が下半身を露(あらわ)にして捲くり上げたスカートを胴の所で抑えながら、目を瞑(つむ)って歯を食い縛り、山崎代議士がクィクィと攻める二本指の抜き挿しを、白い尻をクネらせ震わせながら耐えている。

目の前で山崎代議士に妻の柔肌を撫でられ弄(なぶ)られた吉井は、妻のとまどいの表情を観ていたが、思わず欲棒が半立ちする位の興奮もしていた。

男の性(さが)は罪なもので、卑猥な現場を観ると興奮するように本能が出来ている上に、その視覚の先に居るのが妻のとまどいの表情ともなると格別な心理も働くのだ。

こうしたソーシャルセックス(社交的な性交)のルールでは、旦那が「妻を玩具(おもちゃ)にしてくれ。」と合意して好意的に貸したのである。

だから原則として、この場の連中が良子に何を犯らせようが、借りた山崎グループの方に使用権がある。


夫の吉井警視が、妻の吉井良子がその場に成って「私は嫌。私帰る。と言い出すのではないか」と案ずるまでもなく、案外素直だった。

人間の感覚など可笑(おか)しなもので、押し潰されまいと凛(りん)とした態度が伺える気の強い良子でも、こう言う状況で相手に強く出られると以外に弱(もろ)い。

気が強くを装っている女性ほど実はM(マゾ)気が強い事が多く、強く出られるとM(マゾ)スィツチがオンに入り「本能が感じてしまうのだ。」と言う。


こうして山崎代議士に質濃く念を押されると、何故か犯られて当たり前のような気分に良子が成るから不思議である。

実はそれが既にプレィの内で、好事家(こうずか)の山崎代議士が良子に質濃く念を押して精神的に追い詰めて行くにはそれなりの計算した理由がある。

山崎派の秘密パーティのメンバー代議士の中には医師資格者が二人居るのだがその内一人は脳外科医上がりで、人間の精神反応と脳の活動を上手く秘密パーティで応用する手法を進言していた。

人間は不安や恐怖を感じるとそれを和らげようと脳が反応して興奮し、ドーパミンを発生して「脳内快感物質ベータ・エンドロフィン」の発生を誘発し、脳内に快感を蔓延させて不安や恐怖を抑えようとする。

つまり、不安や恐怖を快感に変えて「急場を凌(しの)ごう」と言う働きである。

次に、恐怖が現実となり「痛みなど」を伴うと予測されると脳が働いて、今度は予測される段階で脳内快感物質ベータ・エンドロフィンを誘発剤としてセロトニンと言う脳内物質を誘発させて痛みに対処する。

セロトニンは、「脳内快感物質ベータ・エンドロフィン」の発生に誘発されて送り出される伝達阻害物質で、程度の差こそあれ男女ともに保有する物質である。

中枢神経系にあるセロトニンは、人間に存在する化学物質・セロトニン総量の僅(わずか)二%で、残りは血小板に八%は配されて必要に応じて血中で用いられ、また小腸の粘膜にあるクロム親和細胞内に九十%が存在して消化管の運動に深く関わっている。

中枢神経系に在るセロトニンの日常生活への影響が近年では注目され、うつ病や神経症などの精神疾患などの疾病を(再吸収を阻害法)に拠って治療、症状を改善する事が出来るように成った。

SMプレイに鞭(むち)打ちが成立するには、それ成りの根拠が存在する。

痛みは損傷部分から脳に伝達する信号で、これを抑えるには痛みを遮断する脳内物質・セロトニンを活生させブロックする事である。

脳にはそうしたリスクを自然にフォローする調整機能があり、セロトニンは別の安心する刺激があれば脳内から神経遮断の為に送り出される。

つまり、「痛いの飛んで行け」と「痛みの気を紛らわせる」と言う手段は、安心に拠る脳内物質・セロトニンの活生に拠る「痛み伝達のブロック」と言う事に成る。

実は、SMプレイに於ける鞭(むち)打ちなどの痛みが大した事に感じ無い理由は、この「痛みの気を紛らわせる脳内でも使われる物質・セロトニンの活生」に拠る伝達阻害の結果である。

つまり、M性が強い固体に於ては、被虐感自体が興奮(ドーパミン発生)要素で「脳内快感物質ベータ・エンドロフィン」の発生に誘発されてセロトニンを送り出す要素に成るのであるから、「痛みと快感」と言う合い矛盾した二つの感性がプレイとして成立するのである。

そしてそうした事を経験した脳と肉体は、学習効果から不安や恐怖、痛みが快感に結び付く方程式が成り立ってM性と言う性癖が定着する。

山崎代議士が麻生康子に追い詰めさせて良子に輪姦(まわし)を承諾させた拘(こだわ)りも、パーティドレス一枚の半裸で山荘に向わせた事も、今執拗(しつよう)に「輪姦(まわ)す、輪姦(まわ)す。」と質濃く念を押しするのも、目的は「良子のM性を引き出す」と言う点で同根である。

つまり吉井良子の脳内は、山崎代議士の威圧感と巧みな言葉の誘導に拠って、叙々にM性が滲(にじ)みだされ、秘密パーティのお披露目ヒロインとしての受動モードにスィッチを切り替えて行くのである。


このM性、実はまともな女性なら誰でも持っている資質である。

女性には「出産」と言う痛みを伴う大役がある事から、基本的にはセロトニン拠る痛みの遮断機能は男性より優れていなければ成らない。

裏を返せば、女性には「痛みと快感」と言う矛盾した二つの感性を脳が受動する能力に長けていて、M性化の資質は高いのである。

しかしながら、年齢を重ねると、誰でも身体的機能が低下し痛みを止めるセロトニンの調整機能も低下して行く。

「身体の節々が痛い」と訴える中高年女性は、恋愛感情や性的感情から縁遠く成って、脳にそう言うシグナルが行かなく成っているのと考えられる。

女性の場合、痛みを遮断するセロトニンの生成機能は出産に対する痛みを和らげる目的が最大であるから、本人が自ら老化を意識すると脳が必然的にセロトニン生成の必要性を考えなくなる。

本人の意識の問題もあるのだが、人間は老化を意識するとこの痛みを抑えるセロトニンの脳内生成が衰えて手足に痛みを感じる。

色気は痛みの制御に大切で、特に女性は子供の成長に合わせて性欲を抑え、自分で気持ちが老け込む特性があるから、中年になるとセロトニンの脳内生成を抑えて手足に痛みを抱えてしまう。

つまり、齢(よわい)を重ねると脳の自覚が「出産」の現実から縁遠く成ると伴に「要済み」と受け取ってセロトニンに拠る痛みの遮断機能が衰退して行くのではないだろうか?

女性が何時までも若々しく居る為には、育児にかまけて旦那様との性行為を疎(おろそ)かにするのは持っての他で、精神的に色気を手放さない事で脳を活性化し続けなければセロトニンの生成機能は維持出来ないのである。

そう言う意味では、ヨン様ブームに代表される中高年女性の「フアン心理」と言う名の「擬似恋愛」も、「脳内快感物質ベータ・エンドロフィン」の発生を誘発し、若さを保つ一つの方法かも知れない。


吉井良子は、夫の吉井警視が生贄(いけにえ)として裸に剥(む)いて、政和交歓倶楽部に引き渡した性玩具(おもちゃ)である。

倶楽部が意のままに弄(もてあそ)べる性玩具(おもちゃ)として手に入れた良子の乳房や今から使用する股間の柔らかそうな感触を山崎代議士は露骨にニヤつきながら面白がって撫(な)でて確かめている。

まぁ、山崎代議士が良子の裸体の乳首を無遠慮に摘(つま)もうが太腿(ふともも)を撫(な)でようが、二枚の肉花弁の中に指先を挿し込もうが良子は耐えるしかない。

ドレスの中に手を入れられたまま、山崎代議士に見据えられて「良いね。」と念を押された。

山崎代議士の指先は、良子の潤み始めた肉花弁を掻き分けてその中まで到達していた。

こんな状況で素に戻ったら犯っては居られないから、こう成ったらもう良子は犯られ役のAV女優気分に徹するしか無い。

内心「女性(ひと)を何だと思っている」と怒りも感じたが、ここは良子にとって正念場で、嫌ならこの場を逃げ出すしかないのだが、ここで逃げ出せば夫との全てが終る気がする。

山崎代議士の指先に弄(なぶ)られながら、どの道自分が崩壊するのであれば、「肉体(からだ)を投げ出しても可能性に掛けるしかない。」と思った瞬間、良子は興奮の極(きわ)みに達して子宮が熱く感じられた。

追い詰められて気持ちの中の結論は出ていたから、良子は自分の中にM(マゾ)性がフッフッと湧き上がって、脳の思向は意外な事を感じたのである。

麻生康子から聞いていた通り、自分はこの狂気のメンバーの仲間に成る為に衆人環視の中で犯られまくる姿を披露する時が、現実のものとして降りかかっているのだ。


こう言う事(他人との性交)をするには、女性は自尊心の為に事情が在って「仕方が無かった」と言う言い訳が欲しい。

そして「犯る」と決めてしまえば、性行為に「どこまで」と言う線引きなどは無いから「仕方が無かった」と言う言い訳があれば、実は本音は「かなりのスケベじゃないのか」と思えるほど他人(ひと)には言えない様な卑猥(ひわい)な事も、何故か結構アッサリ犯ってのける。

まぁ大概の女性は、亭主公認なら世間体(せけんてい)の心配さえ無ければ自尊心は「仕方が無かった」と納得して、実は性交への興味は「相当強い」と言う事である。

それは良子にも「そんな淫乱な真似は絶対に出来ない」と言う思いはあった。

しかし冷静に考えれば、そんな事は「仕方が無かった」と、周囲の環境が許さない状況にあった。

そして何よりも狡猾(こうかつ)な事に、この山崎代議士に仕掛けられたこの難問は、「嫌なら別の選択をしても構わない。犯るなら確り犯れ。」と結論を良子自身の選択に委(ゆだ)ねられている事である。

これは明らかに、吉井夫婦に対する山崎代議士の念押しだった。

つまり良子自らが「犯る」と言わざるを得無い環境が整えられていて、結局良子は「犯ります」と応えざるを得無い仕掛けである。

「はぃ、承知しました。確り犯ります。」

そう応えた良子に、山崎代議士は大きくうなずいて「良し」と一言いい、そして「奥さんを良い女に仕込むのだから、吉井君には感謝してもらわねば・・・」と言い放った。

「覆水(ふくすい)盆に帰らず」で一度吐いた唾は飲み込めない、「犯ります」と応えた以上、良子はこの秘密パーティでこっ酷く犯られても仕方が無いのだ。


今回の目的は、山崎派とKIYOUBI(京美)グループが組織的に合併するパーティであると伴に、吉井警視夫妻を正式な一員に加える儀式(パーティ・デビュー)でもある。

KIYOUBI(京美)グループからは、代表者の私と妻、岩代夫婦と小泉、生島の両夫婦、それに賑やかしで接待四人組を連れて来ていた。

もっとも、四人組の内麻生康子は、吉井婦人・良子の付き添いも兼ねていて、そちらに付きっ切りである。



一方、女優妻はこの秘密山荘(アジト)に来る途中も、ほとんど裸の晒(さら)し者状態で吉井良子のお披露目に参加した。

それも性玩具(おもちゃ)に躾(しつ)け始めた女優妻に、露出趣味の山崎代議士が面白がって仕掛けた結果だった。

実は女優妻のお披露目が終わった後の或る日、遊びに金を惜しまない山崎代議士から女優妻の下にプレゼントが届いた。

代議士(山崎)が「今後の山荘の会合には、全裸にこれだけを着て来るように」と雌豚・女優妻に買い与えたニットアンサンブルカーデガンは、ブランド品・透かし柄の高級品だった。

勿論天下の美人女優に裸同然の格好をさせ、晒(さら)し者にして弄(なぶ)り愉しむ代議士(山崎)の露出趣味の意図は、聞くまでも無く女優妻夫妻にも良く理解出来た。

女優妻夫妻は、早朝に集合してパーティの前に派の会合に参加する為、吉井良子のお披露目日の前日深夜出発し、命令通りにそのカーデガンだけを着、夫の運転する夜間走行の車で、この山崎派の「特殊な勉強会」の会場・山崎山荘に遣って来た。

贈られてきたアンサンブルカーデガンは、ニットセーターの上に同じニットカーデガンを羽織るタイプで、セーターはウエスト丈、カーデガンは少し長く股下丈に仕上がっている。

全裸にこの透かし柄ニットアンサンブルカーデガンを羽織らせると、女優妻の乳房や乳首も透けて見え、体形もほぼ下着無しの裸体と判るほど透けて見えている。

極め付けは下半身で、カーデガンは股下丈で尻の上半分を隠すが、前開きで羽織っただけなので前の開き部分は下に着たニットセーター丈しか隠さない。

それで前から見れば、悪趣味な代議士(山崎)の飼う雌豚・女優妻に相応(ふさわ)しい卑猥(ひわい)な景観が出現する。


下の駐車場から山荘へは歩きの山道を登る事になり、登って来る有名美人女優の股間が、丸見えだった。

女優妻の、柔らかく丸みを見せる恥丘の陰毛が密集する股間は前方からドキッと丸見え、後続者が見上げる山道だから、後ろからは女優妻の尻が丸見えだった。

それでも前回、女優妻はお披露目で究極の性交姿さへ皆さんに披露しているのだから、今更この程度の野外露出で恥ずかしがっても仕方が無い。

それにヒロインだった前回と違って、女優妻は今回お披露目を務める良子とか言う女性の「手本を犯れ」と申し付けられ、その覚悟で此処(山崎山荘)に来ていた。


(雌犬の手本・女優妻)
蒼い危険な賭け・京香◆
第五十二話(雌犬の手本・女優妻)


吉井夫婦が踏み入れた山崎山荘の大広間は、まるで小説の中にしか無い様な卑猥(ひわい)で淫靡異様(いんびいよう)な空間のパーティ会場だった。

そして吉井良子に用意されていたのは、過酷な陵辱(りょうじょく)舞台だった。

今回は吉井婦人・良子の歓迎儀式もあるので、最初は全く普通のパーティ風に政和交歓倶楽部全員がスーツとパーティドレス姿で集まっていた。

しかしまだ許しが出ない女優妻だけが、周囲の華やかさと違って素っ裸だった。

男女の群れの中に全裸の女性が一人居れば、それだけで異様な非日常の空間が生まれ、群れに怪しい雰囲気の世界が幕開けする。

女優妻はもぅ女達の興味深々な視線の中、良子拠りも先に男達が待つ陵辱舞台に素っ裸で上がってしまったのだ。

信じられない事だが、テレビを見ていれば化粧品のコマーシャルで良子が毎日顔を見かける美人の女優妻が股間も露(あらわ)な素っ裸の雌豚である。

その女優妻は犬首輪をされ、全裸四つん這いで膝を伸ばして尻を高く掲げた雌犬を演じ、リード(引き綱)で曳き歩かれる変態的で屈辱的な雌豚の扱いを受けていた。

雌豚・女優妻を曳き歩くドレス姿の女性が「おシャブリさせましょうか?オマ*コさせまますか?」と言いながら、男達が呼び止めるのを聞き歩いている。

呼び止めた男が、「どれ、雌豚の尻の中身を皆さんに披露しよう」と言い、四つん這いにさせた女優妻の二つの尻肉を掴んでグィと左右に広げる。

女優妻の恥毛に覆われた恥丘のデルタゾーン(三角地帯)の上部にポッンと敏感な花芯と縦にスリット(割れ目)を持つ二枚の肉花弁がピンク色の内面を見せながらパカッと生々しく花開く。

雌豚に任命された後の女優妻は、時間調整までして犯られに出席していたのだから、本音では「嬲(なぶ)られるのが嫌だった。」とはとても思えない。

当たり前だが輪姦(まわし)の時は、レギュラー(正規メンバー)の男性が皆汗ビッショリで慌(あわただ)しく突きせめるから、受け入れる女優妻の方も汗と愛液塗(まみ)れでヒィヒィ言わされる。

これは正直、良子にしてみたら、「ワーこれマジかヨ〜。」と言う心境だった。


こうなると女優妻は、経緯(いきさつ)に関係なく世間では立派な淫乱女である。

しかしそれを批判する世間の女性達が、性交技も下手(へた)な癖にそれをまったく認識せずでは、呑気に何も判って居ない世間知らずである。

マルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)、或いはコレクティブセックスプレィ(集団乱交)などの遊びの性交も多人数相手では汗も噴出す奮闘で、女優妻にはかなりの運動量である。

おまけにこの環境では裸体を始終見られる事を意識しているから女優妻の肉体(からだ)が適度に美しく引き締まり、いっそう魅力的になっていた。



この陵辱パーティは、幻想などでは無くリアル(現実)だった。

良子も含め、出席メンバー女性が全員着ているミニドレスの丈は、膝上何センチと言うよりは股下数センチと言う超ミニ丈である。

勿論、ノーパンティなら椅子に座れば股が丸見え、屈んだだけでも尻が丸出しに成るしろものである。

吉井良子は、空想の世界にしか「そんなパーティは無い」と想っていたが、まさかそれが現実に存在するとは良子もそこに居合わせて初めて知った驚きだった。

しかしそのパーティは現に存在し、目の前で女優妻の**が素っ裸で欲棒をシャブらされ、欲棒で犯かされ嬲(なぶ)られている。

良子が、その光景に呆然(ぼうぜん)としたのは一瞬だった。

「あれ(女優妻)は新婚で新参者だから、今は雌豚として新妻(にいずま)弄(なぶ)りに掛けられているのょ。」

直ぐに康子の声に引き戻された。

「さぁ、ボーっとしない。良子さんも後で**(女優妻)さんと同じ事を犯るのだから驚かない。」

ここ(山崎山荘)は、当たり前のように有無を言わさず誰でも欲棒をシャブらせ、許した事の無いア*ルも当然のように犯られてしまう所だ。

そしてここは「群れの仲間」を確認する所だから、性交相手をシェア(分配)する事に拠って、群れ社会に於ける「共生の絆」が強まる事を目的にしている。


完膚(かんぷ)無きまでに卑猥に辱(はずかし)め、仲間内のプライド(誇り)を葬り去る「見せしめ」をコンセプトにしているのが山崎派仲間入りのお披露目である。

女優妻の雌豚姿は良子の思考上では信じられなかったが、それが良子の見本であり、これは目の前のリアル(現実)だった。

吉井良子が、初めて輪姦(まわし)を体験する運命の時は、刻々と近付いて来ていた。

他の女性の犯られて居る所を見せるのも良子の躾(しつ)けの内で、目の前では既に見本と成る雌豚・女優妻の日頃の想像を超えた新妻(にいずま)弄(なぶ)りが始まっている。

「**(女優妻)さんの犯る事を良く観て置きなさい。良子さんもああして素っ裸にされて四つん這いで、ご挨拶におシャブリして犯られて廻るのよ。でもここ(山崎山荘)では普通の事だから、恥ずかしがらなくても良いのょ。」

「ハィ、ここ(山崎山荘)では普通の事だから、恥ずかしくはないのですね。」

「そぅここ(山崎山荘)はそう言う所で、ここ居る女性は誰でも皆犯って居るから安心しなさいね。」

「そんな事は在り得ない」と言う希望的先入観だけで思考を停止し、良子が気が着か無かっただけなのかも知れない。

つまりこの卑猥(ひわい)な空間は現に今確かに存在し、あの有名な女優妻が素っ裸で良子の目の前でドロドログチャグチャのエゲツ無い行為を閲覧させ大勢の男達に弄(なぶ)られ犯されている。

良子の目の前で動じる風情も無く平然と全身を汗でビッショリと濡れ光らせ、髪を振り乱して性玩具(おもちや/ジョイトイ)を務めている女優妻に対するエゲツ無い陵辱行為は続いている。

「良く見て置きなさいね。今日は良子さんのお披露目だから、あくまでもメイン(主)ヒロインは良子さんで、**さん(女優妻)はサブ(副)ヒロインになるわ。」

「私(良子)がメイン(主)ヒロイン・・・。」

「そうよ、言ったでしょ。だから雌豚の**さん(女優妻)も雌犬の良子さんも、この仲間内ではNGフリー(扱い自由)で皆さんに犯られて愉しんで頂くのよ。」

「政和交歓倶楽部」のマルチSEX(複数性交)を覗けば世間の裏側には良子の想像を遥かに超えるエロティックな闇が潜んで居る事を実感する筈である。

確かに現在の家庭とか社会性に鑑みると、マルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)、或いはコレクティブセックスプレィ(集団乱交)などトンデモナイ事かも知れない。

しかし山崎代議士に言わせれば、そのルールは人間生活の打算の中で「左脳の利(都合)」的に徐々に醸成されたもので、実は唯一の正解とは言えない。

自然に於ける人間は群れを作る生き物で、本来は「群れ婚(複数性交)」が一番本能に近く脳に理想的な婚姻(性交環境)状態である。

つまり人間には、「左脳の利(都合)」とは対極上に「右脳の感性」と言う別の一面が存在し、その二面性をどうコントロールするかが現代の課題だった。

その「右脳の感性」の部分を埋め合わせたのがこの「政和交歓倶楽部」の集(つど)いで、そのストレス発散の癒し効果が仲間を集めたのである。



目の前で見た**(女優妻)の雌豚陵辱姿は酷い弄(なぶ)られ様だったが、吉井良子は、夫の吉井警視や麻生康子から「ここを乗り越えなければ次には進めない。」と言われて覚悟は出来ていた。

予(あらかじ)め散々に麻生康子に脅されてはいたが、実際に雌豚扱いされて犯られている女優妻を見せられて、それが想像以上にハードな事を吉井良子は思い知らされた。

そりゃあ良子にとっては、男女が見守る晒(さら)し者状態で見知らぬ男達大勢に輪姦(まわ)される事自体が、充分にかなり酷く卑猥な事である。

その輪姦(まわ)される事を承知で漸(ようや)く承諾して来たのだから、今更それが「思っていたよりキツイ事をさせられるから」と言って「何処までなら良くて何処からは悪い」などと線引きしても五十歩百歩で注文は付けられない。

それに良子にした所で、これは自分なりに真剣に向き合った末の結論だから、女優妻の雌豚扱いを見せられても今更怖(お)じても居られないし、意地でも「嫌だ」と見っとも無い真似をして逃げ出す訳には行かない。

女優妻の激しい犯られ方を見て、相当にビビッた吉井良子だったが、それでも「彼女らが犯れるものなら自分に犯れない事は無い」と良子は思った。

吉井良子は、その酷い弄(なぶ)られ様を見せ付けられて、忌み嫌うと言うよりも「あれを犯らされる」と思った瞬間に、正直子宮にジ〜ンと熱いものを感じて焦(あせ)っていた。

それにもう、雌豚・**(女優妻)の陵辱光景を見せ付けられた良子は、その美しい女優が遠慮無しに弄(なぶ)られる非日常的な世界に入り込んで、自分の意識そのものが現実から遠ざかっていた。


それは恩着せがましく「私はこう思っている」と言われても、口先で言うだけや思うだけでは世間は通用しない。

実態の在る確実な証明は誓約(うけい)の性交で、吉井良子のような世間知らずの初心(うぶ)な新参者を扱うには、一気にトコトン犯って乱交に慣れさせるのがこのグループの常套手段である。

この仲間入りのお披露目儀式は、夫も「犯れ」と薦める事であれば、後は前向きに考えようが後ろ向きに考えようが自分(良子)の気の持ち様だけである。

実は良子は、ある種の抑え切れない被虐の期待感さえ感じたが、康子が言う様に元々ここ(山崎山荘)はそう言う所なのだ。

どうせ信じられないような事だから、非日常の別世界で起こった事なら何を犯ろうが犯られようが夢の出来事で済まされる。

つまり、「ここ(山崎山荘)で起こる事は現実ではない」と割り切れば良いのだ。

誓約(うけい)の信頼は、気取って居ては得られない。

ここは素っ裸に成って、自らの性癖を真面目に仲間に曝(さら)け出す場所だから、気取って居たら「ふざけるな」と非難される。



パーティの口開けに現れた女優妻の全裸四っん這いの雌豚姿は、一瞬の間に非日常の空間を創り、様々な性遊戯で「非日常の興奮の愉しみ」から脳を刺激する事を試みるに充分な格好だった。

人間誰しも元々兼ね備えた性本能だから、もう周囲の雰囲気も含め全体の気分が卑猥モードに切り替わってしまえば、犯る方も犯られる方も乗り乗りの興奮状態で、走り出した輪姦(まわし)は途中では誰にも止められない。

その乱交輪姦パーティの雰囲気創りに、素っ裸に剥(む)かれて犬首輪にリードチェーンを装着され、四つん這いの格好で場の卑猥モードを高める性奉仕をして廻る雌豚が、女優妻の役目である。

この遊びに関して山崎代議士は傍若無人で、遠慮する事など一つも無い。

ここでは、参加者全員がその陵辱の目撃者である。

良子に取って衝撃的な悪夢だったが、この場では有名女優の世間的な評価など誰も「屁(ヘ)ッ」とも思っていない風情で有名女優の惨めな雌豚の格好を、周囲は平然と見下ろしている。

女優妻だけが素っ裸に剥(む)かれ、上半身亀甲縛りに乳房を絞った上に犬の皮首輪を嵌(は)められ、リードに繋がれて床に両手を着き尻を高く掲(かか)げた四つん這いで、片山佐和子にリードで曳かれて乳房を揺らしながら会場を連れて歩かされてる。

佐和子が「おシャブリさせましょうか?オマ*コさせまますか?」と言いながらリードで女優妻を曳いて連れ歩く。

雌豚の女優妻も佐和子のリードに曳かれて這い歩きながら「おシャブリ致しましょうか?オマ*コ致しますか?」と声を掛けて歩く。

男が一物(いちもつ)をぶら下げ、快楽相手を求めて会場をうろつく光景にも、良子はもう女優妻の様に馴染んでいた。

勿論、声が掛かればその場でおシャブリをさせて頂くし交尾も後ろから犯して頂く。

今は声を掛けた男の利き腕が女優妻の尻に廻って手の平が尻肉を撫(な)で廻し、指先がモソモソと菊座の穴や二枚の肉花弁の間に潜(もぐ)り込んで弄(なぶ)り廻している。

その弄(なぶ)りに、女優妻は恥ずかしそうに顔を赤らめながらも身を捩(よじ)って避けもせず、股間を広げての為すがままに耐えている。

撫(な)で廻し終わると、次はおシャブリ次は犯すと男の欲望の赴くままに相手をする。

女優妻が最初のお披露目パーティで見せた「尻の穴を舐めろ」と命じられるプレィも吉井良子への手本としてまた行われた。

女優妻は、テーブルの上に伏せる様に手を着いて腰を突き出したその男のリクエストに応じて素直(すなお)に男の後ろに廻って目の前に尻が在る位置にしゃがみ込んだ。

女優妻は、後ろから手を回しての欲棒を扱(しご)きながら、男の尻に顔を埋(うず)め、舌先を尖(とが)らせてア*ルに挿し込で刺激し始めた。

女優妻の舌先が男のア*ルに挿し込まれる度に女優妻の鼻先が尾てい骨辺りに当たり、生々しい息使いを男が感じる。

女優妻の舌先は、躊躇(ためら)いも無くその男の菊座の皺(しわ)を舐め回し、尖(とが)らせた舌先はア*ルの中に挿し込んで来、性衝動の増進効果は抜群である。

天下の清純女優に欲棒を扱(しご)かせ、尻の穴を舐めさせながら、「これは極上の贅沢だ」と満面の笑顔で愉しんでいる。

政和交歓倶楽部の秘密お披露目パーティで、生贄に他人の尻の穴を舐めさせるのは然して驚くに値しない。

だが、今回生贄を出す良子の夫・吉井警視が始めて目にした反応は別で、彼の股間は明らかに膨(ふく)らんで興奮が隠せ無い。

この女優妻が為す行為は、妻・良子がこの後為すべき行為の見本と聞いている。

見本として見せられたからには、妻・良子も「実行は避けれれ無い」と覚悟すべきである。

ア*ル舐めは服従の意志を示すもので、妻・良子にM(マゾ)心が無ければ他人のア*ルに舌を挿し込んで舐め廻すなど出来ないと夫・吉井警視のS(サド)心が胸をときめかせた。

性行為には多様性が在っても良い筈で、妻が他人の尻に顔を埋(うず)めア*ルを舐めて居る光景を見るのは衝動的勃起ものである。

つまり吉井警視は妻の本性が曝(さら)け出される期待に彼なりの愉しみ方をして自分の性癖を満足させて居たのだ。

欲棒を扱(しご)かせながら、他人の女房に尻の穴を舐めさせるなんてプレィは男にしたら願っても中々成立しない桃源郷である。

テーブルの上に前のめりに手を着いた男に、女優妻は欲棒を扱(しご)きながら同時に舌先が男のア*ルを多少くすぐったく刺激し、そのM(マゾ)奉仕的なスチェーション(構図)に会場の興奮は急上昇し、本格的な輪姦(まわし)に入って行く。


輪姦(まわし)の最中はルールが有って、受け答え以外に許される台詞は「オマ*コ気持ち良い」とよがり声だけが許されているので、雌豚・女優妻が犯されている最中は「オマ*コ気持ち良い」の連呼になる。

自然は必要に応じて生き物を進化させる。

脳の発達に拠って、他の動物に在る「繁殖期」を無くした時から神は人間に、脳を癒す為の生殖を伴わない「擬似生殖行為」を与えた。

つまり生殖を伴わない擬似生殖行為は「癒しのバランス効果」を期待したもので、ややこしい建前論を外せば、脳は、乱交や公開輪姦、露出プレィやSMプレィなどを、非日常空間を創り出す事で相互にメンタル面の劇場型脳プレ効果を生み出す事を期待していてる。

そして山崎派のお披露目パーティは、元々の所普段羽目を外せない議士生活の憂(う)さを晴らす意味合いがあるから劇場型脳プレ効果を期待していて、誓約(うけい)の性交に普段出来る程度の遊びでは納得しない。

ここ(山崎山荘)は「政治家の重圧」と言うメンタル面のケア、年齢を積み重ねる脳年齢の老化から「脳トレ」と言う考えを一歩踏み越えて「脳プレ(脳トレ + プレイング)」と言う概念を打ち出している。

遊びの意味合いを持たせ 、様々な性遊戯で「非日常の興奮の愉しみ」から脳を刺激する事を試みる脳プレの場である。

世間は簡単に「常識の押し売り」をするが、結局の所は何事にも創造性が無ければ新しい道は開けない。

専業主婦としてヌクヌク生活していた吉井良子に取っては、こう言う事が「避けては成らないお勉強」なのである。

良子も康子から聞かされていたが、女優妻は最初の態度が生意気だったので、「お仕置きが長引いている」と言う。

リードを曳いている佐和子は今日の進行プランを心得て居るから、良子の目の前を、這って歩く女優妻をわざと曳いて通って見せつける

スーツとドレスで着飾る参加者の間を縫(ぬ)うように、女優妻の高々と掲げられた白い尻がモコつきながら進んでいる。

女優妻が這って歩く度に、その尻肉の双丘が交互にモコモコと怪し気に動いているのが生々しい。

吉井良子は、唐突(とうとつ)に始められた女優妻の上級調教編に心中悲鳴を上げたが、その衝撃と動揺の壁は自力で乗り越えなければ成らない。

周囲がパーティドレス姿で着飾っていて、女優妻だけに課されたその惨(みじ)めな立場の落差は強烈である。

剥(む)き出しの女優妻の白い尻が生々しく、良子にはまるで小説か映画に在りそうな光景だった。

「変態行為をさせる場所だと承知で連れて来られた」とは言え、いきなりその光景を見せられて、「世の中には、本当にこんな事が在るのだ」と、吉井婦人・良子も驚かされている。

噂では聞いていたが、まさか本当にこんな事をしているグループが在るなんて事は、目の前で見せ付けられるまで吉井夫婦には信じられなかった。

だが、目の前で全裸の女優妻が蒼い絨毯(ジュータン)の上を「おシャブリ致しましょうか?オマ*コ致しますか?」と、四つん這いで這い廻って、おシャブリやら犯(おか)されたりされてお廻っている。

観ると女優妻は、首を固定した形で上半身を使って、頭を高速度で前後しながら欲棒を必死でシャブって、その口元に濡れ光る陰茎が見え隠れしている。

それは間違いない現実で、自分達の世間への認識の無さを痛感させられた。


女優妻の全裸四つん這いの痴態が、山崎派の絶大な力をまざまざと良子に示していた。

有名女優の代議士夫人でさえ、全裸の上に、子供の拭き掃除の格好(態勢)みたいに尻を高く掲(かか)げた四つん這いで曳き廻されている。

ここ(山崎山荘)は山崎派の秘密パーティの場なのだ。

「康子さん。あの方、お話をなさっていた女優の**でしょ。」

驚愕の表情を浮かべる良子の目の前に、リードで佐和子に曳かれる女優妻が、ア*ルの蕾(つぼみ)はおろか、股間の恥毛に囲まれた女性器も露(あらわ)に、尻を高く掲(かか)げた四つん這いで、通り過ぎて行く。

良子が見た女優妻は、ほとんどノーメイクだったから雰囲気が何時(いつ)もと違い地味だった。

それで良子は、改めて康子に「女優妻本人か」と確認した。

「見ればもぅ判ったでしょ、**(女優妻)本人よ。」

「ヤッパリそうですよネ。」

「ここでは有名女優も雌豚にされる所だから、良子さんも素直にしないとあの女優みたいにお仕置きが長引くわよ。サァ、自分の目で確認して納得したでしょ、良子さんもあぁして皆さんに可愛がって犯って貰うのよ。」

良子は、心細い気持ちで頼りにしている康子から冷たく突き放された。

「でも、メイクが何時(いつ)もと違うから・・・別人かと・・・」

「だから、プレィ中は化粧崩れするとみっともないでしょ。厚化粧してプレィしたら途中で見られない顔に成るわ。**(女優妻)は素ッピンの雌豚用よ。」

「化粧まで雌豚用・・・。」

「涙や涎(よだれ)で大変なのだから、アイラインやマスカラはここ(山崎山荘)では持っての外よ。」

そう言えば、プレィ中はメイクがグチャグチヤに成るから当日は「薄化粧をするように。」と、康子に平然と命じられた事を思い出した。

秘密パーティに出席した男の全ての性玩具(おもちゃ)に成る事が、良子に課せられたノルマだった。

良子は、自分のメイクがグチャグチヤに成るくらい「責め上げられる」と言う場所に、どうやら足を踏み入れた事を実感した。

「どんなにあさましい事をさせられても、ここでは普通だから恥ずかしがらなくて良いわよ。」

脅したりすかしたりで、今度は麻生康子が良子を励(はげ)ました。

「あれが、ここ(山崎山荘)では普通・・・」

「そぅ、ここ(山崎山荘)では普通、普通。」

目の前で雌豚女優妻の現(あら)れもない姿を見せ付けられて、「まさか」と思っていた有名人達の常軌を逸(じょうきをいっ)したパーティだった。

パーティがこんなに卑猥(ひわい)だった事は衝撃だが、始めからそう告げられて全裸にドレス一枚で連れて来られた吉井良子である。

「ジタバタするのはお止めなさいょ。どうせもぅ何も変わらないのですもの。」

「どうせもぅ何も変わらない・・・。」

「恋愛ごっこのSEXじゃ無いんだから見せてなんぼで、犯る以上は男性を興奮させるビジュアル(視覚感)も大切でしょ。」

「全てを割り切って受け入れろと・・・・。」

「そうよ、あなた(良子)は覚悟の上でそれを犯られに来たんですもの。」

例えそれがで仲間内の親交目的在っても、自らが限界を設(もう)ける事は、考えように拠っては言い訳の幅を広げる姑息(こそく)な手段である。

だから大詰めまで行けば、断固した態度で良子に全てを屈服させるしかない。

「良子さん、**(女優妻)を良く見てご覧。面白いでしょ。」

「面白い・・・のですか?」

「だからさ、お披露目なのだからあの**(女優妻)のように、チャント入っているか皆様が見易いような形で犯りなさいね。」

麻生康子が、冷たく良子に命じた。

言われて見ればなるほど、女の性(さが)と言おうか、無意識に見せ様と大股開きに股間を開いた女優妻の恥毛が絡むデルタ地帯の肌の下に、敏感な花芯ボタンが小さなピンク色の実を膨らませて、淡い光を放ちながら弄(なぶ)られるのを待っている。

つまり犯され役の女優妻は、絶えず欲棒が抜き挿しされる結合秘部が周囲に見易いように気を配って晒(さら)していた。

あの女優妻の、ワザと結合秘部をギャラリーに見せる究極の性交プレィが「良子の犯るべき見本だ」と言う。

康子に質濃く脅されて往生し、「一度だけなら」とクレバー(賢い)にその怪しげなパーティへの参加を承諾したが、良子はコレクティブセックスプレィ(集団乱交)のデビタント(お披露目者)に仕立て挙げられていた。

つまり良子は、華やかな宴(うたげ)に素っ裸で曳き出されて股を開き、結合秘部も露(あらわ)に性交パホーマンス(肉体を用いた表現形態/遂行能力や性能)をあそこまで披露する破目に成った訳である。

しかしコレクティブセックスプレィ(集団乱交)まで犯れば、細かい事は五十歩百歩で今更そこを隠しても仕方が無い話しだ。

康子のアドバイスには間違いが無いと判断し、「はぃ、心掛けます。」と良子は応じ、途端(とたん)に奇妙な興奮も感じていた。

目の前で欲棒を抜き挿しされている女優妻の股間が、自分の物のように感じた。

吉井良子の初舞台は、刻々と迫っていたのだ。


郷に入れば郷に従えで、こんな場では幾ら理不尽な要求でも「私(良子)には犯れない」等(など)と、良子にはとても逆らえ無い雰囲気だった。

こうなれば覚悟を決め、満足するまでメンバーに身を任せて犯されて見せるしか無い。

「だから、此処での事は面白い程度の話しよ。」

「それなら私(良子)、深刻に考えなければ良いのですね。」

「そうよ、ここ(山崎山荘)では日頃難しい仕事をしている皆さんの気晴らしにバカな事を犯るの普通で、珍しい事ではないから良子さんが深刻に恥ずかしがる事はないわ。」

吉井良子には信じられない「とてつもない世界」だが、この代議士グループは「たまには気晴らしに、バカな事を犯るのも良いではないか?」とそれを平然と行っている。

「私(良子)の皆さんのお相手のお話も、長引く事があるのですか?」

「ここでは良子さんと言う個人は誰にも認められないの。山崎代議士は、女体を汚す事に興奮を感じるので、その積りで皆さんに素直に接して居ないと、生け贄延長の罰を受けますから。」

「もしも、私(良子)がお相手のリクエストを拒(こば)んだらどうなります?」

「ばかねぇ、そんな事したら良子さんは確実に調教部屋行きよ。幾ら良子の様な美人が会の性玩具(おもちや)に成っても、ご奉仕が下手クソでは皆さん面白く無いでしょ。」

「調教部屋ですか?」

「あの女優妻の**は、最初ご主人の代議士先生に片山(佐和子)さん夫婦に裸で預けられて毎日調教部屋で犯られてミッチリ仕込まれたから、聞き分けが良くなったのよ。」

「私(良子)も皆さんのリクエストを拒(こば)んだら、あの片山さんに毎日犯られて仕込まれるのですか?」

「そうよ、犬の首輪をされてチェーンで柱に繋がれて、片山(佐和子)さん夫婦に交代で朝から晩まで嬲(なぶ)られ続けるの。一週間もすれば、誰でも素直(すなお)に言う事を聞くわ。」

「そんな・・・。」

良子も「毎日調教部屋で犯られてミッチリ仕込まれる。」と聞けばリクエストを拒(こば)む事も無いだろう。

半ば騙(だま)し、半ば脅〔おど)して良子をその気にさせたが、後は現場で素っ裸に剥(む)き、考える間を与えない内に極限まで犯ってしまうのが、康子のプラン(計画)だった。

女優妻の扱いを見せられた上で、逆らえば「陵辱期間が長引き調教部屋行きだ。」と脅されては、良子は逆らえない。

「判りました。素直(すなお)にしています。」

「判ってくれて良かった。後で私(康子)が良子さんをお尻を高く上げた四つん這いの格好にさせて、皆さんに紹介して回りますから。」

「私(良子)も、四つん這い・・・・・に成るのですか?」

あんな格好で曳き廻され、欲棒をシャブらされて犯られ廻るのは「凄く辛い」と思った良子だったが、何しろ全裸四っん這いで犯られ廻って居る女優妻の**は代議士夫人である。

その美人女優の代議士夫人さえあの格好で曳き廻されて肉体(からだ)を提供しているのだから、「自分だけ惨(みじ)めでは無い」と慰(なぐさ)めて山崎代議士の言う事を聞くしかなさそうである。

そう思った途端、奇妙な事に良子の子宮がキュ〜ンと縮(ちぢ)むような被虐(ひぎゃく)の熱さを感じていた。

「当たり前じゃない、そんな事。何が有っても、旦那様の了解している事だから安心でしょ。」

「そりゃ、そうだけど・・・」

「そぅ、良子さんは皆さんの性玩具(おもちゃ)なのよ。這いつくばって皆さんに見て頂くの。」

麻生康子が、冷たく言い放った。

そして、「良子さん、ここ(山崎山荘)に居る間は理屈や計算は捨てて、体感だけ受け入れて過ごすのがコツよ。」と念を押された。

性行為は自分が楽しむものであり相手を楽しませるもので、人間誰しも、楽しみを与えてくれる相手には優しく成れ、信じられる。

つまり争いから信頼に変える手段で、それがこの国に古くから伝わる誓約(うけい)の根本精神である。

そう考えれば、この秘密パーティに招かれた良子は、この陵辱舞台で最善を尽くさなければならない。

全裸四つん這いの女優妻を見た吉井警視は心臓が飛び出るくらい驚かされ、良子の脇で康子の話を聞いて「ここ(山崎山荘)がそう言う所だ」と改めて確信させられた。

吉井良子に派閥への絶対服従を実感させるには、この雌犬リード曳き回しは勿論、可愛がって頂く為のSMプレィの基本形をマスター(習得)させる事である。

ストリップ・サーチ(全裸検査)やエクスポースフィールドワーク(野外露出)、ティードアップ(縛り)、ビリンデス(目隠し)、ハンダードラッシュ(鞭叩き)、ハングアウト(吊るし)など仕込むものは多い。

そしてそれが、間も無く妻の良子が同じ事をさせられる事も、自然に承知する事に成る。

フト周囲を見回すと、女優妻ばかりではない。

好奇の目をし吉井良子を取り囲んだ人々の中には、見知った有名人の顔が並んでいた。

三年ほど前に引退して代議士と結婚し、「セレブと婚」で大ニュースになった元フアッション・モデルのリーナ夫婦もメンバーだった。

なるほどセレブ連中の別の顔などそんな物かも知れないが、今日の良子はそのセレブ連中の仲間入りの為に自分を試される境遇だった。

山崎山荘のパーティはこう言う非日常の場所だから、女性には年齢制限がある。

中には婦人が年配で参加資格が無い為、息子の嫁を説得して連れて来て「遠慮なく犯っちゃって下さい。」と差し出す代議士まで居る。

こう言う事は目的が違うから相手も行為内容も相手任せだが、理屈では無く実行する事でこそ初めて証明されるのである。

連れて来られたその代議士の息子の嫁も当然パーティの事情は事前に承知の上だから、人前で素っ裸に剥(む)かれ夫の親を含む男達に犯られるのは覚悟の上である。


ここ(山崎山荘)は怪しげな性宴が繰り広げられる所で、その為の演出は必要である。

官能とは性本能を揺さぶられる事で、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚)を満足させるお膳立てが良いほど官能的な胸中(きょうちゅう)に入る事が出来る.から、SMチックな演出は欠かせない。

つまり雌豚(女優妻)の全裸四つん這い姿は、一瞬で見る者全員の脳髄を刺激し五感を満足させてしまう強烈な威力がある。

人間は、本来群れて生きる「群れ社会」の動物である。

例え理不尽であろうとも、一旦「仲間に入る」と応じた以上、当然ながら「郷に入れば郷に従え」の諺(ことわざ)式に、この淫乱猥褻(いんらんわいせつ)な群れに従わなければ成らない運命に、吉井良子は在った。

その運命を意識した時、良子は胸がキュンと成る不思議な感覚を覚え、後でそれが自分のM(マゾ)性だと知った。


他人はそう簡単に信じられるものではない。

だからこそ信じ合える手段として、自然に性交に拠る誓約(うけい)が成立した。

ここはさながら現代の、仲間内公開誓約(うけい)ショーの舞台なのである。

山崎派の若手親衛隊の結束は、「鉄の結束」と言われて世間ではつとに有名で、そこに新たに参加するのだから覚悟が要る。

仲間に受け入れられるには、全てを曝(さら)け出す事が要求される。

尻を高く掲げた四つん這いの有名女優、その掲(かか)げた尻の中心には、ア*ルの蕾、そして彼女の女性器が恥毛に囲まれて、二枚の肉花弁も鮮やかに生々しい晒(さらし)し物に成って居た。

逆らえば夫婦共々に潰される。

力(パワー)が、圧倒的に違うのである。

仲間の信頼を勝ち取る為、相互信頼の証(あかし)として肉体(からだ)を供する行動実体が求められ、映画やテレビドラマで有名な女優さえ、全裸四つん這いでこのパーティ新参の洗礼を受け、雌豚の扱いに甘んじている。


何故か不思議なのだが、世間は女性の性癖にはタブーで、余り話題にしない。

確かに男性の性癖は、隙あれば「子種」を使って子孫を残したいのが本能で、不貞浮気の機会作りも熱心で多いかも知れない。

つまり男性は、性に関してはどうしょうも無い生き物である事は間違いない。

しかし女性も中々の物で、信頼出来る政府機関の統計に依ると、夫婦間に出来た筈の子供の二十五人に一人は「夫との子供では無い」と言うデーターがある。

それは女性側にした所で、平凡な日常生活ばかりの人生は安全かも知れないが、退屈で心が乾き切ってしまう。

本音では、日常の平凡な人生を長々と送ってそのまま朽ち果てるよりも、贅沢かも知れないが時々シュール(奇抜)な刺激が在る方がストレスを発散できる。

つまり女性も、本能的には絶えず優秀な「子種」を求めて機会を伺って居るのが偽らない自然な姿である。


秘められた人間の性癖など、滅多な事で本音は露(あらわ)には成らない。

中々環境が揃(そろ)わないだけで女性の中にもドスケベ女は存在し、誘われれば応じる主婦も結構居る。

つまり女性の貞操と言うものも条件次第で、貞操を必ず遵守(じゅんしゅ)するかは個人に拠って別物である事の証明である。

だが、個々の妻に内緒、夫に内緒の浮気では相方にバレれば修羅場もので、だからもう少し利口な夫婦合意の遊びが良い。

コンバインSEX(複数の形式を組み合わせる性交)は、全く奇妙な男女の性宴だが、性行為なんてものは多少変態の方が上等で、清く正しくなんて訳には行かない。

秘められた人間の性癖など、滅多な事で本音は露(あらわ)には成らず、そしてソーシャルセックス(社交的な性交)は、質の高い娯楽である。

愛情と性的独占欲は違う物で、勘違いすべきではない区別すべき感情である。

しかし性的独占欲が強いと勘違いし、想い通りに成ら無いからDVなどに結び付く。

つまり婚姻相手が例え遊びで性交していてもその嫉妬は性的独占欲で、本来は愛情とは別の感情である。

ただしその性交を互いに内緒にする所に、修復が難しい裏切りが発生する。


つまり男女伴に不倫の浮気や愛人を持つ事は大いに可能性がある。

だが、そんな一対一の性関係よりも、マルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)の方が遥かに後腐れが無く刺激的な大人の遊びである。

ソーシャルセックス(社交的な性交)での他人前(ひとまえ)でコンバインSEX(複数の形式を組み合わせる性交)を犯って見せる刺激は、生々しくシュール(奇抜)な快感だった。

女優妻にした所で他人(ひと)前で変態的に弄(なぶ)られる羞恥心は、本音ではウキウキさせられる様な大人のパラダイスで、脳みそが溶ける様に生々しくシュール(奇抜)な光景だった。

この遊び方、安全と判ると実に「婦人の七割近くが嵌(はま)る」と言うから、日頃のストレスは結構多い事になる。

そうなると上面(うわつら)の綺麗事など意味が無く、夫婦間のストレスの捌け口を夫婦合意の下で「遊び」として理性的に構築する方が利巧かも知れない。


滅多な事で本音が露(あらわ)には成らない秘められた人間の性癖が、ここではファスト(手軽)に行使され、さながら大人のパラダイスである。

こんな場では、女優妻も妥協無く痴女に成り切らなければ、ギャラリーが期待される様な脳が震える新感覚の面白味(おもしろみ)が無く成る。

女優妻は多くのギャラリーの至近距離の視線に囲まれて、全裸で尻だけ膝上の高さに掲げたうつ伏せ四つん這いの姿勢を採らされ、後ろから見れば股間の全てが生々しく曝(さら)け出ている。

尻の双肉を左右に広げられて下半身のパーツを鑑賞されても、女優妻は苦笑いしながら堪(た)えるしかない。

その女優妻の白い尻の溝に沿って見知らぬ男の二本の指先がア*ルの菊蕾(きくつぼみ)を撫(な)で、パックリと割れた二枚の肉花弁の内側へと潜(もぐ)り込む。

女優妻は乳房を揺らし、挿し込まれた二本の指の抜き挿しに腰をうごめかして快感を堪(こら)え、口から善がり声を漏らしている。

見え隠れする挿し込まれた二本の指を伝わって女優妻の白く濁る愛液が、弄(なぶ)る男の手の平に伝い下り、手首の辺りから床に向かって滴(したた)り落ちて行く。

女優妻は、うつ伏せ四つん這いの姿勢のまま抜き挿しされる二本の指に悶(もだ)え、善がり声を張り上げている。

その女優妻の反応に、攻めての男の欲棒は漲(みなぎ)りを見せ、女優妻のパックリと割れた二枚の肉花弁の内側へ、その漲(みなぎ)った欲棒を突き入れる。

女優妻を後背位に組み敷いた男がクィクィと腰を使い、女優妻の股間で愛液に濡れ光る欲棒の茎が男の腰使いに応じて見え隠れしている。

欲棒を荒くガンガンと突き入れられて目一杯感じて居るのか、うつ伏せ四つん這いの女優妻が泣きわめく様に善がっている。

ハァハァと荒い息の呼吸が漏れ聞こえ、目の前で女優妻を主役にした汗と愛液に塗(まみ)れた勃起ものの修羅場が展開されている。

普通では無い何か特別な、生々しくシュール(非日常的)なアクテビティ(活動・行動)が、この時間の此処(ここ)には在る。

目の前で繰り広げられる女優妻のソーシャルセックス(社交的な性交)の卑猥な光景に、次に妻の良子が登場する吉井警視は愕然(がくぜん)とさせられ、固まって見入ってしまった。

呆然(ぼうぜん)と固まって見ていた吉井警視に「どうだね、あの女優も中々の奮闘じゃないか。」と山崎代議士が声を掛けて来た。

「はぁ、仰る通り凄い迫力に見とれてしまいました。」

「あの女優には新人(良子)さんのお手本に成れと命令して置いたからな。」

「内の奴(良子)のお手本ですか・・・。」

「承知していると想うが、この後君の奥さんもああして活躍してもらう事に成るが問題ないね。」

「はぁ、内の奴(良子)にも良く言い聞かせてありますから大丈夫です。」

吉井警視にした所で他人(ひと)前で変態的に弄(なぶ)られる羞恥心は、本音ではウキウキさせられる様な大人のパラダイスで、脳みそが溶ける様に生々しくシュール(奇抜)な光景だった。

女優妻相手に繰り広げられる卑猥な光景に愕然(がくぜん)とさせられたが、まぁ此処まで来たら妻の良子も犯られ通してお披露目を終わらすチョイス(自由意志の判断に依る選択)しか選択枝がない。

一人目がイク(絶頂)に達し、代わった二人目が女優妻をギャラリーに向けさせて左手で抱え女優妻の股を開かせる。

ムチッとした眩(まぶ)しい女優妻の両大股(りょうふともも)の中心に、二枚の肉花弁が生々しい。

その男は全裸の女優妻を左手で抱えながら乳首を吸い、余った右手は大股に開いた太腿の付け根を弄(なぶ)りながら指を二本柔ら壺に挿し込んで激しく抜き挿しして攻め立てる。

女優妻の臍(へそ)の下のV字ゾーンのちじれ毛が密集した柔らかそうな恥丘の下部で、男の腕使いがその二本の指を生々しく見え隠れさせている。

女優妻は乳房を揺らし、挿し込まれた二本の指の抜き挿しに腰をうごめかして快感を堪(こら)え、口から善がり声を漏らしている。

柔ら壺に挿し込まれて見え隠れする二本の指を伝わって女優妻の白く濁る愛液が、弄(なぶ)る男の手の平に伝い下り、手首の辺りから床に向かって滴(したた)り落ちて行く。

変態的に弄(なぶ)られ、脳みそが溶ける様な羞恥心に女優妻の股間から滑りを良くする潤滑油が湧き出し、抜き挿しされる二本の指の刺激にビクンビクンと腰を浮かして反応し、堪えきれずに潮を噴出する。

その攻め立てられて居る女優妻の鼻先に、三人目の男が腰を突き出して欲棒をシャブらせ、こちらも口中を激しく抜き挿しして攻め立てるシュール(奇抜)な光景だった。

プチュウ、プチュウと言う欲棒のエラが女優妻の唇を引っ掛けて鳴らす音が聞こえ、口の端から涎(よだれ)が顎(あご)を伝って落ちて行く。

二本指で女優妻を攻め立てて居た男が、女優妻を仰向(あおむ)けに転がすと、両手で両膝を掴んで押しながら脚を開かせ、欲棒のカリ首を入り口に宛がった。

困惑気味の表情を浮かべる女優妻にグィと欲棒を挿し込むと、ユックリした抜き挿しからバシバシと肉が当たる音を響かせて急速で突き入れ攻め始めた。

肉体(からだ)の中心を欲棒で貫(つらぬ)かれての強烈な突き攻めに、女優妻は口を半開きに顔を歪(ゆが)めて襲い来る脳みそが溶ける様な快感を受け止めている。

四人目に順番が廻って来た男が「シャブれ」と命じ、両足を開いて仰向けに寝た。

女優妻は、その男の剥(む)き出しの欲棒にうつ伏せ四つん這いの姿勢で取り付いて咥え、ジュポジュポとシャブリ始める。

その女優妻の尻に、先ほどまでシャブらせていた三人目の男が取り付いて欲棒を柔ら壺に挿し込み、クィクィと抜き挿しを始める。

勿論、生々しくシュール(非日常的)なマルチタスクSEX(同時実行性交)の光景の方が、観て愉しいし興奮する。

一人当たり、抽入からだと男達がイク(絶頂・射精)に達するまで短くて五分から長くて七分を費やす。

十人も熟(こ)なすなら一時間、二十人熟(こ)なすなら二時間で、その長丁場のこの露出公開輪姦性交は、女優妻にとって見ればマラソン性交である。


ソーシャルセックス(社交的な性交)のサプライヤー(供給者)としての調教が進めば、夫の前で他人の男に変態的に弄(なぶ)られる事にも慣れて来る。

素っ裸で男達に操られながら女優妻は明らかに興奮して扇情的表情で鼻の穴を広げ、乳房を揺らし行為に奮闘している。

夫の若手代議士にしてみれば、妻が他人(ひと)前で変態的に弄(なぶ)られる光景は、ウキウキさせられる様な大人のパラダイスで、脳みそが溶ける様に生々しくシュール(奇抜)な光景だった。

勿論ギャラリーも、生々しくシュール(非日常的)な光景の方が観て愉しいし、この場にしか無い貴重な扇情的興奮もする。

公開輪姦(こうかいりんかん)ショーは、他人前(ひとまえ)で犯られる究極の露出コンバインSEX(複数の形式を組み合わせる性交)ショーである。

大人数の男達を相手にする輪姦(まわし)の生贄(いけにえ)にされ、次から次に男達の欲棒が股間に突き挿さって女優妻の肉体(からだ)の中で蠢(うごめ)く。

一人一人、相手がイクまでは犯られ続ける壮絶な露出公開性交ショーだから、他人前(ひとまえ)だからと言って恥ずかしがって居る暇など無い。

先ほどまでギャーギャーとけたたましい善がり声を挙げていた女優妻も、今は受け腰を使いながらもウゥウゥと押し殺したような善がり声を漏(も)らしている。

とにかく上に成ったり下に成ったり後背位に成ったりと、相手が発射するのに一人に五分から十分が必要で、それをこの後妻の良子が熟(こな)す事に成る。

騎乗位など、男がガブリ腰で突き挙げて来るのを、上に乗った女優妻がピッチング(上下動)で腰が抜ける程に応戦する。

女優妻は、漲(みなぎ)った欲棒を股座(またぐら)に咥え込んだ腰を、クィクィと振って快感を貪欲に甘受している。

形振(なりふ)り構わずの自らの激しい腰使いに、クチャクチャと言う愛液音を股間から発しながら身悶(みもだ)え、「アゥ、アゥ、アゥ、アゥ」と艶(なまめ)かしい善がり声を会場に響かせている。

夫の若手代議士が観て居ようが、他人女(ひと)が観て居ようがお構い無しで、欲棒を咥(くわ)えた腰をクィクィと巧みに使って早くイカさなければならない。

ギャラリーの視線を集めて踏ん張る女優妻が、腰を下ろす度に股間に咥(くわ)えている欲棒が下からも突き挙げられる。

静まり返ったギャラリーの視線を浴びながら女優妻の肉体(からだ)にグィグィと抜き挿しされる欲棒の陰茎が、映像シーンの様に生々しく見え隠れしている。

乳首が立った乳房が上下し、周囲の視線も構わず半開きの口から慎みも無く叫び声に近い善がり声が響いてい居る。

男達全員を満足させねば解放されないこの状況から逃げられない以上は、自ら積極的に腰を使って少しでも早く人数を熟(こ)なさなければ、肉体(からだ)が持たないのだ。


官能的な服従の性交が長々と続き、刺激に反応して欲棒を咥え込んだ腰が艶(なまめ)かしくクネリ、時折激しく反応して腰がビクンビクンと動きを見せる。

ハァハァと荒い息の呼吸が漏れ聞こえ、汗と愛液に塗(まみ)れた修羅場で変態的に弄(なぶ)られて、女優妻の全裸体が海老ぞりに反り返える。

大股に開いた太腿(ふともも)の付け根に挿し込まれた欲棒を周囲に見せ付けながら、上目使いに夫の視線を確かめる女優妻の生々しくシュール(非日常的)な光景だった。

欲棒が抜き挿しされる股座を見せ付けて犯られながら感度良く反応して善がり狂い、此処まで曝(さら)け出してしまえば女優妻ももう慎(つつし)み深さを装(よそお)う必要も無い。

長時間の連続抽入は感度を益し、「性欲の極限」と言う究極の新感覚にトランス状態(通常とは異なった変性意識状態)に脳が震える至福の時を過ごす。


女優妻を組み敷いた男がクィクィと腰を使い、女優妻の股間で愛液に濡れ光る欲棒の茎が男の腰使いに応じて見え隠れしている。

欲棒を荒くガンガンと突き入れられて目一杯感じて居るのか、女優妻が泣きわめく様に善がっている。

次から次と一人当たり五分から八分、変態的に弄(なぶ)られて犯られ通しの男達の陵辱が女優妻に続く。

続けて何人もと性交するから、女優妻は時々ガクンガクンと落ち(イキ)ながら、犯られ続ける事に成る。

快感に肉体(からだ)に波打たせる女優妻は、オーガズムの快感反応の一つ背骨の反り返りを見せ、加えて足の指が開くバビンスキー(ババンスキー)反射を見せている。

判り易く言えば、足の指が開くバビンスキー(ババンスキー)反射は性交中の女性の「イク時」の反応のひとつである。

まぁ、バビンスキー(ババンスキー)反射までは演技では出来ないので、そこまで反応すれば演技では無く、本当にイッタと言う事である。

だが、まだズブリとモロに犯られた他人の欲棒をガッチリと咥え込んだ女優妻の卑猥な受け腰使いと、けたたましい善がり声は反応後も見事に続いていた。

つまり絶頂が繰り返し続くのだから、性愛欲の極限と言う究極の新感覚に脳が震える至福の時を過ごす事になる。


こうしたソーシャルセックス(社交的な性交)の遊びをするのは、何も特別な女性では無く極普通の女性が状況次第で幾らでも覚えて犯るものである。

そしてその資質は、「どの女性にもある」と言う。

一人の女性に大勢の男性が寄って集(たか)って輪姦するなど、一見「酷い」と想うだろうが、実は女性には潜在的にその性癖や能力が備わっている。

現代日本人の倫理感覚では、「夜這い婚」の一妻多夫形態など到底理解できないかも知れないが、実は「種の保存」を優先する自然界では人間の生殖倫理の一夫一婦制の方が異例である。

輪姦など、「何と酷い陵辱であるか。」と解釈されるもので、女優妻も勿論そう言う想いは在ったのだが、その場の成り行きで断りも出来ずに仕方なく妥協してそう言う身に成った。

しかしその輪姦(まわし)の最中に、女優妻の本能のスィッチがオンに成って「このプレィ」が満更では無い事を感じた。

素っ裸で犯り放題に弄(なぶ)られ羞恥心で溶けそうな想いに耐えるのは、脳が震える新感覚だった。

この女優妻の輪姦(まわし)肯定感覚が、実は女性の隠された本質的性本能の目覚めでだった。

つまり女性の原始的な性癖が連続性交だったからこそ、輪姦(まわし)の官能的な性愛欲の極限と言う究極の新感覚が成立する。

いささかタブー染みた情報であるが、一番人間に近い類人猿・チンパンジーなどの生殖行動を見ても判る通り、霊長類の基本的な生殖行動は「群れ婚」である。

チンパンジーの雄(オス)達は一頭の発情期の雌(メス)に順番に群がり、雌(メス)は一日に何頭もの雄(オス)と交尾する。

その理由は「確実な種の保存の為」で、雌(メス)が依り強くて優秀な精子に回(めぐ)り逢う目的で「自然がそうした生殖行動を選択させていた」と言う立派な理由が在るからだ。

これは「種の保存」のメカニズムが主体の自然な生殖行動であるから、雄(オス)雌(メス)の生殖機能には目的に添った違いが在る。

当然、雄(オス)の方は次と交代させる為に肉体的に一度の射精で終わるが、雌(メス)の方は連続交尾を受け入れられる構造をしている。

つまり生物としての現生人類は、「確実な種の保存の為」に本能的に「虚弱精子劣性遺伝」や「XY染色体の劣勢遺伝」などを知っていた事になる。

この学説を証明する為に、新疆ウイグル自治区の四千年前に描かれた世界初のエロ本とでもいうべき壁画には、女性一人に順番待ちする多数の男性の姿が描かれている。

意見を押し付けてはイケナイが、現代女性にも祖先の記憶は間違いなく存在し、その機能を肉体的に有して居る事になる。

本来の生物的なコア(核)は変わらないから、そこに目覚める事はロジック(論理)として充分に在り得る。


表向きの正論ばかり言いたてるほど、世間知らずの野暮な事は無い。

根本的に、男性は子種(精液)を撒き散らす本能を抱えて生きている。

例え「疑似生殖(快楽性交)」で在っても、その本能が満たされる安全な性交機会とあらば、遠慮する男性はほとんどいない。

女性にしたところで、類人猿のチンパンジーの雌(メス)は、強い子孫を残す為に繁殖期には雄(オス)を並べて置いて順番に交尾する。

人類にしたところで、女性は歴史的に永く「群れ婚状態」で、相当永い間一夫制などの縛りはなかった。

つまり女性も、本能としては「多数相手の疑似生殖(快楽性交)本能」を持っているが、それを社会的に抑制しているだけである。


繁殖期と言う枠を外して「疑似繁殖期(快楽性交)」を得た人類は、日常生活の中に「快楽性交」を定着する。

ガチの「快楽性交」となれば、その行き着く先が多様化して、雄雌一対一の建前で終わるとは思えない危惧がある。

こう言う行為を「特別」と観る風潮があるが、本来「疑似繁殖期(快楽性交)」は多様化して当たり前だから然程(さほど)の事ではない。

人間だから、自らの快感だけを追求する「疑似生殖行為(快楽性行為)」に没頭しても不思議では無い。

時期を逸して若さを失わねば、この遊びを愉しむチャンスは無くなる。

折角だから、日常の夫婦生活では味わえない性感を貪(むさぼ)って、充実した人生を愉しめば良い。

思い切って踏み込んだそれは、みすみす失われ行く性春(青春では無い)を取り戻す機会だった。



いずれにしても、連続性交の物凄い快感を感じた女優妻の脳は、撮影中でも時折卑猥(ひわい)モードがフラッシュバック(体験が明確な感覚として思い出される)して、次の誘いを待つ様に成っていた。

女性の原始的な性癖が連続性交だったからこそ、輪姦(まわし)の官能的な性愛欲の極限と言う究極の新感覚が成立する。

これは女優妻にはあくまでも非日常の時間で、それが普通だが日常の生活は平凡でこんなスリリングで愉しみな遊びの時間など無い。

輪姦(まわ)しを過酷と想うのは実は一方的な既成概念の発想で、世の中には色々な性癖を持つ女性が存在し、輪姦(まわ)される女性が好き者ならそれが天国である。



吉井良子は、会場に入って直ぐに現実を目(ま)の当たりにした。

派の秘密パーティの趣旨から言って、見られたくない姿を晒(さらし)て見せる事に意義がある。

別世界だった。

あの有名女優が雌豚の扱いをされ、女性器を晒(さらし)す掲(かか)げ尻の四つん這いで、リードに曳かれて歩かされているのだ。

山崎派の「秘密パーティへの招待される」と言う意味を、良子が予(あらかじ)め康子から聞いていなければ、卒倒しそうな光景である。

「代議士婦人で有名女優」と言うステータスなど、ここでは全く通用しないほど山崎派の力(パワー)が強い事を意味している。

吉井良子にすれば、その有名雌豚女優が男達のリクエストに、余りにも従順な事がショックだった。

だが、吉井良子もその「力(パワー)に屈しよう」としていた。

「良子さんほら、あの女優さんのする事を良く見てなさい。良子さんもアァ犯って皆さん一人一人の欲棒をおシャブリして、御挨拶して回るのよ。」

二度目の舞台として女優妻は、雌豚として良い仕上がりだった。

世間では考えられない筈の過激な性行為を、「遊びのプレィはそんなもの」と他人前(ひとまえ)で平然と熟(こな)すほどに成長していたのだ。

康子に促(うなが)されて女優妻を見ると、四つん這いで代議士一人一人の前に曳かれて行く度に、相手の代議士がファスナーを下げ女優妻の鼻先に「シャブレ」と欲棒をぶら下げる。

それを、女優妻は躊躇(ためらい)いもせずにパクリと咥(くわ)え、懸命に口で扱(しご)いている。

雌豚でも雌犬でも四っん這いで挨拶に来れば、男達はまずはファスナーを下げ、欲棒を咥(くわ)えさせておシャブリの奉仕をさせるのがこの場の正しい対処である。

「アァしておシャブリの御挨拶してその気に成られた方には、そのままあの女優妻に後ろから突き入れて犯す事も、その方の自由なの。」

話している間に、シャブらせていた代議士が四つん這いの女優妻の尻に取り付き、両手足を踏ん張らせると、腰を入れてグイッと抽入を果たし、クィクィと攻め立て始めた。

硬く張り詰めたエラの感触を感じさせながら、グィと中に押し入って浅く深く律動が始まると、・・・

突かれる度に女優妻の乳房がユサユサと踊り、筋肉がプルプルと揺れている。

「アン、アン、アン、アァ〜ン。」

**(女優妻)が、シャブらせて居た代議士の欲棒に突き責められて、「アァ、オマ*コ気持ち良い、オマ*コ気持ち良い」と卑猥な事を良い声でさえずり、人目も憚(はばか)らず腰を振っている。

セックス・ジェンダー(生物学的性意識差)の違いは在るから、女優妻の痴態を手本として見せ付けられて、良子にも複雑な思いは在ったかも知れないが、乗ってしまった船は港に着くまで降りられない。

良子には想像を絶する卑猥(ひわい)な光景で、息を呑んで立ち尽くすしか術(すべ)が無かった。

良子の想像を超える在り得ない衝撃と動揺の、現実の光景が目の前に在った。

しかし確かに、良子の目の前であの有名女優が雌豚として全裸四つん這いの姿で性の奉仕を犯って歩いている。

正直、この女性(ひと)は「こんな事を犯って何を考えて居るの」と言う懐疑的想いも浮かんだが、セレブパーティのこの場では子供染みた常識など通じず、「この程度の事で驚い」ては返って格好悪い気もする。

考えて見れば性癖は夫々(それぞれ)だから、そこを満たす為の営業性行為も在れば遊び仲間も存在し、それは「無い」と否定出来ない事実である。

人生、エロい方が結構愉しいからそう言う実態は幾らでもあるが、そう言うエグイ実態は例え事件に成ってもマスメディアは自粛してオブラートに包んでしまう。

どうせ男女の事は、世間では建前上は大っ開(おおっぴら)にはしないだけで非日常の刹那を愉しむエグイ実態は幾らでもある。

「事実は小説より奇成り」と言う、「在り得ない」と思っていたのは自分(良子)だけだったのかも知れない。

目の前の現実を認め、信じるしか無かった。


雌豚・女優妻の行動を観察した良子は、自分の股座(またぐら)に付いて居るグロテスクなものが、ここ(山崎山荘)では男に供され可愛がって貰う為に存在する事に気が付いた。

そして良子は、口やア*ルでさえ別の使い方がある事を自分の目で確認した。

そこまで行くと、良子には肉体(からだ)で実践してそれを納得させられる以外の選択肢は無い。

お仕置き中の女優妻に、人間としての人格尊厳など与えられては居ない。

なにしろ政和交歓倶楽部が手に入れた愛玩具(おもちゃ)で、素っ裸四っん這いを命じて会場を徘徊させている雌豚・女優妻である。

参加男性は、雌豚・女優妻の尻の双肉を左右の手の平で掴(つか)んで無遠慮に左右に広げ、女優妻の尻の中心の蕾(つぼみ)やその下の割れ目まで目で確かめる。

その忍従儀式の後は大抵おシャブリを命じ、硬く元気に成った所で雌豚・女優妻に四っん這い後背位で性交をさせている。

良子は、全裸四つん這いで曳き連れ廻わられ、男の前に行く度に当然のように容赦の無い性奉仕が求められ、素直に弄(もてあそ)ばれる女優妻の痴態を目撃した。

このパーティに於ける生け贄の無防備・無抵抗の象徴が、自分の肉体(からだ)で楽しく遊んでもらう為の「今の女優妻の格好だ」と良子は解釈した。

**(女優妻)さんや私(良子)に「ここまで犯らせよう」と言うこの連中は、果たして正気なのか狂気なのか?

良子は山崎代議士に、あの「女優妻のする事を参考にしろ」と命じられていた。

生々しいものを見せられて度肝を抜かれたが、この後直ぐにそれが「自分に降りかかる事だ」と気が付いて、良子は愕然(がくぜん)とした。

良子はあれを受け入れる為に、夫にここ(山崎山荘)に連れて来られたのである。

隣で今も女優妻が、一人の男にバックから突かれながら、次の男の欲房を咥(くわ)えさせられて唇で扱(しご)いている。

もう、咥(くわ)えさせている男の腰が浮き上がって微妙に揺れていたが、突然から「ワァっ」と言う声が漏れて浮き上がった腰の力が抜けて行った。

どうやらの口の中に発射したようだが、女優妻はまだそのままシャブリ続けて発射したものをゴクンと飲み込んだ。


論より証拠で、目の前で雌豚・女優妻が「御奉仕」を犯って廻って居る所をお手本として康子に見せらては、良子も「私は犯らない」とは言い難い。

鮮烈な事に、輪姦(まわし)と成るともうメチャクチャで、何しろ多い時は、女優妻ひとりの肉体(からだ)に代議士連中が四人も五人も取り付いている。

彼等は、雌豚・女優妻の股間だろうがお尻の穴だろうが胸の乳房も口も所構わず手を伸ばして揉(も)みし抱いたり指先をメリ込ませたり、可能な所は何処にでも欲棒を捻じ込んで居る。

それが公開乱交輪姦だから雌豚・女優妻が廻って行けばそこに人が集まり、誰かが欲棒を四っん這いの雌豚・女優妻の鼻先にぶら下げれば勿論それを咥(くわ)えてジュポジュポとシャブり出す。

ちょうどシャブらせて居たのは岩代で、奴のやや膨らんだ腹が女優妻の鼻を潰す様に腰を使ってクイクイと押し付けられる度に、女優妻も上半身を使って岩代の欲棒をウゴウゴと喉の奥に必死に迎えに行く。

カリ首を喉の奥まで飲み込めば流石(さすが)に「オェッ!」と苦しいが、口をすぼめて咥えた岩代の欲棒に歯を立てられないので、女優妻は涙を流しながら我慢する。

岩代の欲棒を咥えた女優妻の口元で、唇を擦(こす)りながら唾液に濡れ光る陰茎が生々しく見え隠れしている。

当然ながら、岩代の腰の動きに連れて坊主頭・海綿体のカリ首が女優妻の口中でまで届いて口蓋垂(こうがいすい/喉チンコ)を押し分け、岩代の欲棒根元の恥毛が女優妻の唇に容赦無く押し付けられている。

これは男性が女性に対する征服欲を満たす行為としては一種の服従儀式で、喉の奥まで欲棒を挿し込む行為は中華大陸で一般的なので大陸式フェラチオとも呼ぶ。

だからこの大陸式フェラチオは単なるおシャブリ以上に過激だが、その方に服従するお遊びのSEXのお相手を、これから始める「挨拶代わりの礼儀」と言う事になる。


四っん這いの雌豚・女優妻がシャブり出せば誰かが雌豚・女優妻の下半身に廻り、後ろから花弁のスリットに二本指を挿し込んでズポズポと抜き挿しを始める。

するとまた別の誰かが、二本指の抜き挿しを避(かわ)してその上のア*ルの蕾にも指を入れて弄(いじ)り始める。

その他にも数本の腕が伸びて雌豚・女優妻の乳房やら乳首やら敏感な花芯ボタンも弄(いじ)り始めて、雌豚・女優妻はその数多い手を逃れられないまま瞬く間に全身をトコトン攻め立てられる。

勿論、最初にシャブらせ硬く成った欲棒が雌豚・女優妻の後ろに回って犯り始め、次の欲棒が雌豚・女優妻にシャブらせる両穴嬲り責めに入っても、多数の手に拠る全身弄(いじ)りが止む事はない。

意図的に見せながら犯るように指示されているから、二枚の肉花弁も露(あらわ)な女優妻の女陰器は諸出(もろだ)し、そこに抽入された欲棒の抜き挿しも諸見(もろみ)せである。

多少無理な体勢をしても諸見(もろみ)せに拘るから、此処まで来ると女優妻と男達の輪姦(まわし)は一種の格闘技で、ここ(山崎山荘)は観衆参加のコロシアム(闘技場)だった。

こうなってしまえば、女優妻には夫に気兼ねなどして居る暇(ひま)は無い。

それ所か、考える暇(ひま)も与えられまま壮絶なコレクティブセックスプレィ(集団乱交)ショーは続けられる。

もうハチャメチャだが、何しろ気晴らしの標的だからその全身攻めに身悶える雌豚・女優妻を笑いながら残酷に見下(みくだ)している御婦人方のギャラリーも、この陵辱(りょうじょく)パーティの珍しくは無い風景である。


その物凄い光景を「お前にも犯らせる」と宣告された身で、吉井良子は呆然(ぼうぜん)と見せ付けられたのである。

思わず「私(良子)にも、あれが待っている。」と思うと、何故か良子には嫌悪感より興奮が込み上げて来た。

既に良子は、彼女の中に潜む「淫」を、無理やり引きずり出される運命にあったのだ。

それでも吉井良子が、内心「こう言う酒池肉林の世界があるかも知れない」と言う漠然とした想像を抱いていたからこそ、この状況を受け止める事がかろうじて出来たのかも知れない。

ただ、目の前で繰り広げられる女優妻の陵辱光景は、吉井良子の想像を遥かに超えていた。

そしてそれが、「これから良子の身に起こる手本」だと、山崎代議士は言うのである。



今日初お披露目の吉井良子に雌犬の身分を認識させるには、調教中の雌豚・女優妻が見本にちょうど良い。

その雌豚・女優妻を、メンバーの女性達が輪になって虐(いじ)め始めた。

女達が同性の女を虐める方が、遥かに陰湿でキツイ。

麻生康子が、「面白い見物が始まるから良く見て置きなさい」と良子に声を掛けて、御婦人方の輪の出来た所へ連れて行く。

片山佐和子が、サド風に雌豚・女優妻に命令する。

「雌豚、またハッスル囃(はや)を皆さんにして見せなさい。」

「はぃ、喜んで懸命に努めますので、皆様もご覧下さい。」

吉井良子に、目の前で雌豚・女優妻に御婦人方がさせたのは、生け贄恒例の「ハッスル囃(はや)し」である。

持ち出して来たのは、長さが三十センチはあろうかと思われる吸盤付きで床や壁などに固定して使用するタイプの妙に生々しいカリ首を持つシリコーン・ディルド (張形)である。

これは上手く出来ていて当人が両側を踏んで床に固定させる床板が在り、そのディルド (張形)を踏みながら跨(また)いで抽入する仕様に成っている。

「はぃ、トットコ跨いで、中に受け入れなさい。」

一人の夫人が、手で床固定した男根型の性玩具(おもちゃ)を女優妻に跨がせて腰を降ろすように命じる。

女優妻が、それに直(すなお)に応じて腰を降ろして抽入させる。

シリコンラバーのカリ首が、女優妻の肉花弁を巻き込みながらズブズブと言う感じで股間を貫いて行く。

あの小椋佳作曲・梅沢富美男の「夢芝居」の曲が突然バックミュージックで流れ、見応えのある「あやつりつられる夢舞台」の強制オウンマークスポート(自主弄び)ショーが始まった。

女優妻が腰を上下する度に、彼女の諸出(もろだ)しの二枚の肉花弁も露(あらわ)な女陰器に愛液に濡れたディルドーの陰茎が生々しく幅を変えて見え隠れしている。

「さあ、中に入れたら皆さんの掛け声で腰を上下させて。」

スクワットの要領で女優妻自身が腰を上下させて男根型の性玩具(おもちゃ)に自ら犯され続ける事を命じる。

「さあ、ハッスル、ハッスル」

膝幅を広げた和式座(わしきすわ)りの女優妻が、「ハッスル、ハッスル」の掛け声に合わせてシリコン製のディルドーに挿し貫かれた腰をピッチング(上下動)する。

人間には周囲に囃子(はや)さたり手拍子を叩かれたりされると盛り上がる性質があり、こんな卑猥(ひわい)な情況でも自然にリズムに乗せられてしまうから不思議である。

髪を振り乱し、乳首が立つ乳房を上下に揺らしながら雌豚・女優妻の股間を貫くシリコンラバー製のディドル(張り形/男根型性玩具)が、ギラギラした視線を浴びながら腰を浮かせば浅く、沈めれば深く見え隠れしている。

やがて歯を食い縛っていた女優妻の口元が緩(ゆる)み、吐息のような善がり声が漏れ始め、耐え切れなくなって大声で歓喜の善がり声を張り上げる。

「アゥ〜、アゥ〜、アゥ〜、アゥ〜。」


こうも赤裸様(あからさま)に周囲の合意の下で同性を甚振(いたぶ)れるとなると、「そんな事可愛そう」は口先ばかりにメラメラと加虐心が湧いて来て、卑猥(ひわい)な事を面白がって強いる女性の本心が露(あらわ)に噴出する。

そりゃあ誰だって多様性が在る人間だから、正直に言えば本能に虐(いじ)め心は存在する。

生ライブ(生実況風景)のセクハラで卑猥(ひわい)な事を逆らえない同性に強いるのは気分が良いし、それを犯られる同性の羞恥反応を真近に観るのも愉しみなものだ。

全裸の美人女優妻の大股開きの股間にシリコンラバーの男根型の性玩具(おもちゃ)が突き刺ささり、女優妻の腰のピッチング(上下動)に伴って肉花弁を巻き込みながら見え隠れする様は、これはもう卑猥(ひわい)な動くアート作品である。

吉井良子は信じられない表情で、女優妻が掛け声に合わせ必死で男根型の性玩具(おもちゃ)を自ら抜き挿しする様を呆気(あっけ)に取られて見てた。

「良子さん、ここ(山崎山荘)はこう言う所よ、もう観念しなさいね。」

麻生康子が、良子の耳元で囁(ささや)いている。

肉体を用いた表現形態、そして遂行能力や性能をパホーマンスと言う。

お披露目の華やかな宴(うたげ)の場では、見る者を勃起させるビジュアル(視覚感)を駆使したパホーマンスが要求される。

つまり、こうした群れに加わる為の乱交お披露目披露のヒロインには、最高の性交パホーマンスが施(ほどこ)される訳だ。


正直私(良子)は、康子さんに散々に脅し空(すか)かされて覚悟は決めていました。

でも、その積りでも会場に到着すると心臓がバクバクするくらいの驚きと不安で呼吸が息苦しかったのです。

それが吹っ切れたのは、挨拶していた山崎先生に行き成り乳房を掴まれ、私(良子)股間の奥まで指を入れられた時でした。

だって山崎先生に指を入れられて私(良子)が仰(の)け反(そ)ったその瞬間でさえ、夫が愛想笑いをしていたのですから、現実に不安も吹っ飛んでいました。

私(良子)は、いったいどうしたのかしら?

例え意にそぐわなくても、こう成って避けられないものなら落ち込んで居ても仕方が無いのです。

このパーティ話しは、私(良子)にとっては唐突(とうとつ)に降りかかった試練でしたが、元気を出して切り抜ける事にしました。

この情況で「元気を出す」何んて言えば奇妙に想うかも知れませんが、追い込まれた私(良子)には他に考えられる事が無かったのです。

山崎代議士に「今ならまだ間に合う、ここ(山崎山荘)から引き返せるが・・・。」と念を押され、「いぇ、このまま吉井の妻として先生のお申し付けを果たします。」と応えた時、乳首が硬く立っていたのです。

そして次の瞬間には、その乳首が硬く立った乳房もお尻も、山崎代議士にギュッと握られ弄(なぶ)られていました。

「アッ。」、私(良子)から力が抜けて行く・・・・

山崎代議士が、股下数センチの超ミニ丈ドレスに手を入れて私(良子)の耳元で囁くように命じます。

「少し左右に脚を開きなさい。」

「はい。」

私(良子)は代議士が触り易いように横に片脚を送り出します。

山崎代議士の手の平が私(良子)の尻肉を撫で廻し、指先が内太腿(うちふともも)を撫で回すコソバユイ感触が突き刺さるように脳に伝わって来ます。

サワサワと鳥肌が立つような感触で奇妙な感覚ですが、肉花弁を撫でられても開いた股は閉じられません。

これを犯られに来た私(良子)には耐える意外に選択肢は無く、撫で回される事を抗(あらが)う訳には行きません。

私(良子)が「夫(吉井警視)は・・」と目を遣ると、無言で呆然と立ち尽くして山崎代議士が私(良子)の肌を弄(もてあそ)ぶ様を見ていました。

「夫(吉井警視)が止めない」と言う事は、「夫が触らせている」と言う事です。

私(良子)も追い詰められて気持ちの中の結論は出ていましたから、抗(あらが)いもせずにされるに任(まか)せました。

何と言う事でしょうか、その異常な状況に無防備で晒された時、脳の思向は意外な事を感じ、私(良子)は自分の中に被虐(ひぎゃく)のM(マゾ)性がフッフッと湧き上がって来るのを感じたのです。

私(良子)の股間の中に入り込んで来た代議士の指が、中でグリグリとうごめきます。

思わず声が出そうに成るのを歯を食い縛って抑え、肉体(からだ)が揺らぐのを踏んばって堪えながら代議士の指攻めを受けていました。

山崎代議士から受けた陵辱(りょうじょく)は、ほんの一分くらいだったのでしょうが、随分長く感じました。

まだ、私(良子)の股間には山崎代議士に強引に挿し込まれ、グリグリと攻められた指の感触が残っています。

私(良子)は、初対面の山崎代議士に突然酷い事をされましたが、考えて見ればこの一瞬で私(良子)の緊張が解けて居ました。

康子さんの説得に応じて、輪姦(まわし)で犯られる事を覚悟で来ていましたが、どう対応して良いか皆目見当が着かなかったのです。

この山崎代議士の手荒い歓迎で「思い悩む事は何にも無いのだ」と、私(良子)は吹っ切れました。

つまりは自分が雌に成り切って、これから起こる事の全てに服従すれば良いのです。


そして、山崎先生(代議士)から、女優妻の**さんを見本にする様に命じられましたが、ここ(山崎山荘)は私(良子)が思った以上に凄い所です。

その**(女優妻)さんだけが素っ裸に剥(む)かれ、上半身亀甲縛りに乳房を絞った上に犬の皮首輪を嵌(は)められています。

皮首輪にリードに繋がれて床に両手を着き尻を高く掲(かか)げた四つん這いで、佐和子と言う女性(ひと)にリードで曳かれて「おシャブリさせましょうか?オマ*コさせまますか?」と言いながら乳房を揺らしながら会場を連れて歩かされます。

雌豚の女優妻本人もリード(引き綱)に曳かれて這い歩きながら「おシャブリ致しましょうか?オマ*コ致しますか?」と声を掛けて歩き、その場でおシャブリをし交尾も犯られているのです。

「仕方が無い」と言う諦(あきら)めが、驚愕(きょうがく)と恐怖に変わった一瞬です。

ここでは、当たり前のように有無を言わさず誰でも欲棒をシャブらせ、夫にも許した事の無いア*ルも当然のように犯られてしまいます。

**さん(女優妻)の雌豚陵辱姿を見せ付けられて驚愕(きょうがく)し、「これは大変な事に巻き込まれた」と言うのが率直な感想でした。

その反面、逃れられない情況の中で**さん(女優妻)の雌豚陵辱姿は私(良子)自身を慰め納得させるものでもありました。

不思議な事に**さん(女優妻)でさえ「雌豚として陵辱を受けて居るなら」と言うある種の安心感を感じます。

あの**(女優妻)さんが見本ですから、私(良子)にも「あれを犯れ」と言う事です。

私(良子)が、全裸四つん這いの雌豚**(女優妻)さんが犯られて廻るのを呆然と見ていると、康子さんから「良子さんも、ああして卑猥(ひわい)を愉しみなさい。」と、ここ(山崎山荘)での心構えを聞きました。

ここ(山崎山荘)で私(良子)に求められるものは「限りなく卑猥(ひわい)猥褻(わいせつ)な行為だ」と言うのです。

「第一男性(おとこ)は、雰囲気が卑猥(ひわい)猥褻(わいせつ)でないとオチ*チンが立たないでしょ。男って言うのはそう言う動物よ。」

そして康子さんに「卑猥(ひわい)猥褻(わいせつ)は、悪い事ではない」と言われて、今までの思い込みとはまったく違う「猥褻(わいせつ)は人間が愉しむ為に備わった感性だ」と言う考え方を教えられました。

言われて見れば確かに、性行為を猥褻(わいせつ)と感じるのは性行為を愉しむ感性を持った人間だけなのです。
裏を返せば、性行為を愉しむ感性を持って居なければナチュラル(自然体)な生き物として子孫繁栄の生殖行為だけなのです。

そして擬似生殖行為(生殖無き性行為)を愉しむ感性は人間だけの授かりものですから、猥褻(わいせつ)行為を忌み嫌うか愉しむかは「個人の気分の問題」と納得です。

何故かと言えば、人間と言う脳が複雑に発展した為に生じる苦悩から、心を癒す為の手段として擬似生殖行為(生殖無き性行為)を愉しむ感性を神から授かって、猥褻(わいせつ)感が生まれたのです。

従って、猥褻(わいせつ)感が生まれた経緯(いきさつ)からして、本来、猥褻(わいせつ)行為は忌み嫌うものではなく、「愉しむもの」と理解するように言われました。

「意味は判りますけど、私(良子)にそれが出来るか中々気持ちがまとまりません。」

「それなら良い事、お近付きの印に良子さんが皆さん犯って頂くのですからね。輪姦(まわ)されている間はどんな行為にも変な顔は禁物よ。それでないと嫌々犯られているとお相手に思われるから。」

「どんな行為にも変な顔が出来ない・・・・。」

「だから、犯られて感じている時は仕方が無いけど、**(女優妻)さんの様に這い歩いている時とかお相手が変わる時の合間合間の表情は嬉しそうに何時も笑って居なさいね。」

そう言われて見れば、**(女優妻)さんは嬉しそうに笑いながら蒼い絨毯(ジュータン)の上を「おシャブリ致しましょうか?オマ*コ致しますか?」と、四つん這いで這い廻って、おシャブリやら犯かされたりされて廻っています。

こう言う誓約(うけい)の照明は、目的が違いますから相手も行為内容も相手任せですが、理屈では無く実行する事で生の自分を包み隠さず曝(さら)け出す事でこそ初めて証明されるのです。

驚いた事に、中には婦人が年配で年齢制限の為参加資格が無いので、「息子の嫁を連れて来る代議士まで居る」と私(良子)は聞かされました。


康子さんに「面白い見物が始まるから良く見て置きなさい」と声を掛けられ、御婦人方の輪の出来た所へ引かれて行きました。

片山佐和子さんと言う方が、サド風に雌豚の**(女優妻)さんに命令します。

「雌豚、またハッスル囃(はや)を皆さんにして見せなさい。」

「はぃ、喜んで懸命に努めますので、皆様もご覧下さい。」

目の前で、御婦人方の女優妻の**さんがさせられたのは、生け贄恒例の「ハッスル囃(はや)し」です。

一人の夫人が、手で床に固定した男根型の性玩具(おもちゃ)を女優妻に跨がせて腰を降ろして抽入させます。

シリコンラバーのカリ首が、女優妻の肉花弁を巻き込みながらズブズブと言う感じで股間を貫きます。

「さあ、中に入れたら皆さんの掛け声で腰を上下させて。」

スクワットの要領で女優妻自身が腰を上下させて男根型の性玩具(おもちゃ)に自ら犯され続ける事を命じるのです。

「さあ、ハッスル、ハッスル」

私(良子)は、女優妻が「夢芝居」の曲が流れる中、掛け声に合わせ必死で男根型の性玩具(おもちゃ)を自ら抜き挿しする様を呆気(あっけ)に取られて見ていました。

「あれは見せしめだから良子さんも犯らされるかも。」

康子さんが私に囁(ささや)きます。

「あら、この雌豚・女優の癖に結構気持ち良さそうに腰を使っているじゃない。」

「この女性(ひと)、気取って映画に出ていてもキット根がスケベなのですね。あぁ〜それ、ハッスル、ハッスル。」

女優妻に聞こえよがしに声を掛け、羞恥心を煽(あお)りながら、それでも非情な「ハッスル」の掛け声は続きます。

「アァ〜、アァ〜、アァ〜、アァ〜。」

シリコンの欲棒を呑み込んで結合した己の女性器を自らM字開脚に晒(さら)して、女優妻のハッスル囃(ばやし)しは続きます。

それからは御婦人方全員が、男根型の性玩具(おもちゃ)に貫かれた女優妻の股間を眺めながら、女優妻に「ハッスル、ハッスル」と口を揃(そろ)えて囃し(はや)たて、腰を使わせて女優妻自ら性玩具(おもちゃ)に犯され続けるのを強要します。

「それ、ハッスル、ハッスル」

女優妻が歯を喰い縛って腰を上下させる度、シリコンラバーの性玩具(おもちゃ)が愛液に濡れて見え隠れしています。

あの清純派美人女優があんな卑猥な姿を御婦人方に披露している・・・・

「それ、止まっちゃ駄目よ、ハッスル、ハッスル。」

「アアッ、アアッ、アアッ、アアッ、アアッ。」

髪を振り乱し、乳首が立つ乳房を上下に揺らしながら**さん(女優妻)の股間を貫くシリコンラバー製のディドル(張り形/男根型性玩具)が、ギラギラした視線を浴びながら腰を浮かせば浅く、沈めれば深く見え隠れしています。

御婦人方の慰みものにされた**さん(女優妻)は、その「恐怖のハッスル囃(はや)し」に掛けられ、最悪の羞恥心を引き出されるシュチエーションで女優妻は腰を上下させ続けるのです。

女優妻はその見せしめから中々赦されず、御婦人方の意地悪い囃(はや)声が何時(いつ)までも続きます。

「それ、ハッスル、ハッスル、まだまだハッスル。」

「アッ、アァ〜、アァ〜、アッ、アァ〜、アァ〜。」

**さん(女優妻)はM字に開脚して、シリコン製の欲棒を咥(くわ)え込んで結合した己の女性器をギャラリーに晒(さら)し、囃(はや)し立てる掛け声に合わせてユックリと抜き挿しの抽送を続けているのです。

まるで御婦人方の「ハッスル、ハッスル。」の掛け声に犯かされるように、女優妻の**さんが腰を上下させて、貫かれた男根型の性玩具(おもちゃ)に自らジュポジュポと犯されています。



「それにしても、随分露骨な事を犯らせるのですね。」

「そうよ、ここは露骨で当然。皆他人の浅ましい恥晒(はじさら)しな姿を観たいのよ。こう言うパーティで気取っていても仕方ないでしょう。」

吉井良子の精一杯の抗議にも、麻生康子は取り合う素振りも見せない。

寒気がするほどの、嫌悪感(けんおかん)を感じました。

「私(良子)も、皆さんが見ている所でアレをするのですか?」

「ご主人を出世させたいのでしょ。可愛がって頂く為の、初めてのご挨拶だから当たり前じゃない。」

「でもあんな恥晒(はじさら)しな事を皆さんに犯って見せるなんて・・・、こんな事を平然としているあの方達、まったく、どんな遊びをしているのでしょうね。」

「ここに居る女性達は、皆、アレを何度も犯って見せて居るのよ。良子さんが恥ずかしがるほど皆さんは考えてはいないから堂々と犯りなさい。」

「それじゃあ私が犯られる所を皆さんに見られても、そう恥ずかしくは無いのですよね。」

「そうよ、ここじゃあ良子さんが思うほどこんな事は珍しくは無いのだから・・・大丈夫、大丈夫。」

「良い事、ここ(山崎山荘)で上手く犯るコツはとにかく自(みずか)ら卑猥に卑猥に行動する事よ。今日のパーティの余興が、良子のお披露目なのだからね。」

「はい、承知しました。」


私(良子)が見る限り、尻を高く掲げて這うには膝を床に下ろす事は出来ません。

拭き掃除の雑巾掛けの要領で膝を伸ばして尻を高く掲げ、四つん這いに這って歩くのです。

這い進む女優妻の白い尻が、モコモコと怪しげにうごめいて見えています。

「私も、これからあの恥ずかしい格好で・・・・」

驚愕の現実ですが、そう思ったら私(良子)は羞恥心で目眩(めまい)がしました。

しかし他でもない若手代議士夫人の有名女優妻が、その格好でシャブリ歩き犯られて廻っているのです。

女性器は後ろから丸見えでしたが、康子さんに言わせると何しろ生け贄の身で、皆さんに自由にお使い頂く所ですから、見せて歩くるのが当たり前なのです。

立場は判っています。

生け贄なのですから尻穴の蕾も黒く蔭(かげ)る陰毛も、恥ずかし気にパックリと開いた二枚の肉花弁も、「どうぞご覧になって、宜しかったらお好きにお使いください。」と晒(さら)して歩くのです。

そして私(良子)も、**さん(女優妻)の様に咥(くわ)えて硬くした物を高く掲げた尻の真中へ挿し込まれ、抜き挿しされのを四つん這いに踏ん張って耐えなければなりません。

でも、こんな事で、私(良子)の人生は終れないのです。

「その辺のショボイ女のような誇りは捨てる事ね。」と、康子さんの台詞(せりふ)が聞えて来ます。

私(良子)は、自尊心より生活を選択しました。

多くの男性に輪姦(まわ)され、陵辱(りょうじょく)される事は、最初から言い渡されています。

それを承知で「受ける」と言った以上、例え思惑より過酷な事であろうとも、今更逃げる訳には行かないのです。

逆転の発想が肝心で、幾ら誇り高い私(良子)でも輪姦(まわ)されて誇りを失うのではなく、「新たな誇りを手に入れる」と考えれば晒(さら)し者で犯られても受け取り方が違うのです。

あの雌豚・女優妻の**さんも他の御婦人方も、キットそんな気持ちの切り替えでここ(山崎山荘)に居る筈です。




それは、何も知らないまま身を預けて陵辱されるのは「いったい何をされるのだろうか?」と不安だった。

だからこっ酷く犯られ嬲(なぶ)らる女優妻で、「見本だ」と手酷い陵辱行為をタップリ見せられたが、良子にしてみれば幸い同じ境遇の仲間が居た想いだった。

良子は自分一人(ひとり)だけがこの狂宴の生贄(いけにえ)では無い事に正直少し安心し気持ちは僅(わず)かばかりだが楽に成る。

確かに酷い嬲(なぶ)り方だが、「あの女優妻に出来る事が自分に出来ない事は無い」と言い聞かせて、平静を装(よそお)った。


今日のヒロイン吉井良子が、「警視庁警視婦人だ」と、会場メンバーには事前にお愉しみの案内がされている。

何でも有りの一大性交イベントに、警視庁警視夫人を生贄(いけにえ)に曳き出したのだ。

その警視庁警視の「夫の目の前で夫人を弄(なぶ)る」と言うこれから起こるお披露目輪姦のイベントに、奇妙な熱気と期待が会場を充満させていた。

このお披露目輪姦の手口は、ヒロインの吉井良子に考える暇を与えない怒涛(どとう)の展開で、「あれは犯っても良いけど、これは犯るのは嫌」と言った分別をさせない内に一気に犯ってしまう事である。

人間は妥協しながら生きて行く、痛みを痛みと感じない為には受け取り方を変えるしかない。

何も深刻に受け止めるばかりが良い事ではなく、何事も受け取り方を変えれば軽(かろ)やかに人生を生きて行ける。

例え他人と性交したとしても何も大袈裟に考える事は無く、その行為が夫婦合意の上なら単に親交のツール(道具)と考えれば割り切れる。


「さぁ、今日は新しい仲間も沢山見えましたから、大いに飲んでそれから大いに楽しんで下さい。」と山崎代議士の簡単な挨拶がある。

次に片山佐和子と名乗る進行役の女性が、KIYOUBI(京美)グループの代表とその一団を紹介、次に自分達吉井警視と妻の良子が紹介された。

その片山佐和子の後ろには夫の片山直太郎(だみ声の専務)も控(ひか)えている。

佐和子の吉井夫婦の紹介には「良子さんには後ほど、皆様の下へご挨拶に回らせますので、存分にお楽しみください。」と付け加えられた。

吉井警視は、妻の良子がイヨイヨ陵辱(りょうじょく)の舞台へコール(呼ばれる)されるその瞬間を見ていた。

全裸でお披露目会場に曳出された吉井良子は、今ここにいる男達全ての欲棒を、単身(ひとり)で柔ら壺に受け止める事になる。

パーティ参加者の目が、無遠慮に良子に注(そそ)がれている。

「あの裸体を観て見ろ、涎(よだれ)が出るほど旨そうじゃないか。」

吉井警視は、仕方無しに「妻に一〜二度遊びの相手をさせれば良い」と思っていたが、雌豚・女優妻の扱いを見せ付けられると、それはとんでもない間違いだった。

麻生康子の話しも話し半分で、「まさかそこまでは無い」と思っていたがそれが有った訳である。


それは警視庁の警視だろうが警視正だろうが生身の人間には違いないから、犯罪の範疇に無い遊びの範囲なら男の本性を露にして行動してもおかしくは無い。

こんな情況で納得するのも不思議だが、脳が喜ぶ最高の性感は、何と言っても性的接触感覚と性的視覚の相乗効果である。

素っ裸に剥(む)かれた女優妻が犬首輪にリードチェーンを装着され、四つん這いの格好で輪姦(まわし)犯されて歩いている。

麻生康子から聞き、そして実際に見て警察官僚として神経をすり減らす吉井警視は納得したのだが、地位が高い者ほど憂(う)さ晴らしは必要である。

同じ思いだから「なるほど」と言えば「なるほど」で、政界一温厚と言われる山崎代議士には隠された発散場所がこうして在ったのだ。


佐和子と言う女性が吉井警視に近付いて来て、「今日から仲間ですから、吉井さんもここ(山崎山荘)の女性達と楽しんで下さいね。」と、笑顔で声を掛けて来た。

吉井警視は、実はここ(山崎山荘)での行動をいかにすべきか判らずに内心困っていた。

「私も参加して良いのですか?」

「えぇ、遠慮なさらずに・・・ここ(山崎山荘)では、女性にはお相手を選ぶ権利が無いので、吉井さんがお好きになさって良いのですよ。」

なるほど、確かに人生を楽しむ事も「そんなに悪い事ではないかも知れない。」と吉井警視は思う事にした。

大事な事が何であるかを突き止めれば自(おの)ずと答えは決まるもので、生きて行くには思い切って意識を変え良い夢を見る時間も必要である。

夫の吉井警視がそこまで思い至って漸(ようや)く、妻の吉井良子の非日常の時間が今始まった。

彼女に求められるのは、観音菩薩や弁財天の慈悲の心である。

人間の認識など発想で変え得(う)るものだから、本来常識とか普通と言うものは本人が思い込んで居るだけで存在しない。

つまり、現実に則さない妖しげな「建前を信じる」と言う事は、その建前を簡単に信じる「オメデタイ連中」と言う事になる。

そもそも、右脳思考と左脳思考の二極面の性格を持つ人間に、思想や宗教で人間の欲心が抑えられる訳が無い。

現に、日本独特の「共生社会」の性文化を批判した西欧文化も裏面では不倫と売春の文化で、その辺りを念頭に物事の発想を始めないと、思考の柔軟性を自(みずか)ら縛る事になる。

性交相手に老若美醜(ろうにゃくびしゅう)を選ばない事が、観音菩薩や弁財天の慈悲の心である。

群れ社会(村落社会/共生社会)においては、この観音菩薩や弁財天がごろごろ居た事になる。

この素晴らしき考え方を、欧米文化の「罪の意識」に変えた事が、日本と言う国の村落社会から「共生社会」を取り上げ、群れ社会を消滅させて極端な私権社会に走り、「親子兄弟でさえも殺す」と言う殺伐とした社会を創造した。


他人(ひと)に見られている所で他人と性交を犯るなんて事は、吉井良子には想像も着かないトンデモナイ事である。

しかし目の前で、素っ裸で輪姦(まわ)される女優妻の、ど肝を抜かれる破廉恥(はれんち)な陵辱姿を見せ付けられ、どの道どんなに足掻(あが)いてもこの情況は変わらない事を思い知らされた。

覚悟しなければ成らないが、これからは政和交歓倶楽部のメンバーが良子を寄って集(たか)って犯し、女としての性感をブラッシュアップ(磨き上げ)して犯る事に成る。

つまりこのお披露目マルチSEX(複数性交)は、良子を完全調教する為のエキシビション(公開実演、模範試合)なのである。


皆さんが一斉に私(良子)を品定めする目で見ています。

康子さんから粗方(あらかた)聞いていたので、パンティの一枚も穿(は)かない素裸にミニ丈のドレス一枚で連れ出された私(良子)の運命は凡(おおよ)そ想像が着きました。

その想像をあれこれ思い巡らしていて、不安と同時に何とも言えない呼吸が荒くなる程のドキドキ感が私(良子)にある事に気着きました。

つまり恥ずかしい事に、腹を括った自分(良子)は結構強(けっこうしたた)かに「政和交歓倶楽部」の皆さんに陵辱(りょうじょく)される自分を想い描いて密かに興奮していたのです。

お披露目の方法には当然それなりの拘(こだわ)りがあり、「目的はエゲツ無い行為を閲覧させて秘密を共有する事にある。」と教えられました。

正直下着を脱いだ時点で私(里美)の気分は既に娼婦で、そうなると後は非日常の性体験を期待するのは然(さ)して異常な事では無いのかも知れません。

人は誰しも、日常生活に於けるストレス(歪みの状態)を修正する為に、時折非日常の時間が必要に成ります。

それには、猥褻(わいせつ)モードにスイッチを変換してルーティン(日常的に繰り返される様式)化する事です。

そうした対外要因に対するストレスマネージメント(精神的緊張・生体内防衛反応の管理)をして精神状態をフラット(安定状態)に保つのかも知れません。


代議士とその妻の女優でさえ突き放せない相手(山崎代議士)では、もう私(良子)には抗(あらが)いなど出来る訳はありません。

そう私(良子)は、これから素っ裸に剥(む)かれて披露され、皆さんの今日の性玩具(おもちゃ)になる身ですから・・・

ここ(山崎山荘)まで来てしまったのですから、恥ずかしがってうろたえた姿を晒(さら)しては惨めなだけです。

私(良子)は「こんな事何でも無い」と涼しい顔をして虚勢を張るしか有りません。

確信を持って行われる常識など通じない陵辱(りょうじょく)パーティのヒロインを応諾したのですから、たちまち素っ裸に剥(む)かれて会場中央に曳き出されるでしょう。

大勢の視線を感じましたが見世物にされながら犯されるのは想定内で、もう始まってしまえば覚悟も決まり、「もぅ、こうなったら根性を入れて犯るっきゃ無い」と想うしかないのです。

この方々のお相手をしなければ成りませんが、キッチリ言い付かっていますからどなたがお相手でも嫌な顔は出来ません。

今更後には引けない情況で欲棒をズブリと入れられてしまえば、受け腰で応戦して一人づつ早く熟(こ)なして行くしか良子に残された道は無いのです。

他人(ひと)前で性交を犯ると言う、酷い辱(はずかし)めを受ける事になりますが、これは夫の依頼なのです。

夫との絆が切れなければ「耐えられる」と、私(良子)は思ったのです。

康子さんには「ここは明るい乱交の場だから暮れ暮れも湿っぽい態度は取らないように」と念を押されています。

皆さんの気分を壊す訳には行きませんから、私(良子)は笑顔で輪姦(まわ)され、楽しんで頂かなければ成りません。

康子さんに「下着を着けてなくて良かったでしょ。先生(山崎)が確かめた時にパンティを穿いていたら大変だったわ。」と言われました。

ここ(山崎山荘)でパンティは、要らなかったのです。

先程山崎代議士に超ミニ丈のドレスに手を入れられた時、下着を着けていたら「只では済まないお仕置きを喰らった」と言われゾッました。

うっかり地雷は踏めませんから、康子さんが頼りです。



佐和子の「良子挨拶回り」の紹介を受けて会場が拍手に包まれ、良子はもう一度「宜しくお願いします。」と会釈をしざるを得なかった。

もぅ、こう成れば何をさせられようが開き直って腹を括(くく)るしか無い。
ここはそう言う場所なのだ。

自らに、酷(ひど)い陵辱が待っているのは明らかだが、紹介された良子はそれを追認するように頭を下げて「宜しくお願いします。」と会釈したのだ。


美人女優で評判の女優妻が全裸の雌豚として目の前を四っん這いで曳かれて行く時も、吉井良子は抑(おさ)えた反応をした。

どうやらこれから我が身に起こる事を覚悟で、吉井夫人はここに連れて来られたようだ。

「吉井君も奥さんを連れて来た所を見ると、馬と鹿の違いくらい判る夫婦らしいな。」

傍(かたわ)らの私に、山崎代議士が言った。
吉井夫婦が、現実的判断をした事で「馬鹿ではない」と言いたいらしい。

山崎代議士は、女体を汚(けが)す事に興奮を感じる。

しかし、例え無理強(むりじ)いであろうとも、本人がそれを受け入れる事前の覚悟が絶対条件で、全く納得してない相手を汚(けが)す気は無い。

あくまでも薄っぺらいプライドを捨てさせて、人間の本質を見直す為の大人の節度を保った範囲での遊びで、勿論日常生活を壊す事など無い「非日常」の世界である。

まるで初期の妻を見るようだったが、この一連の経緯(けいい)を康子から報告されると、不思議な事に良子が拒否するタイミングは何度も合ったにも関わらず良子は流れに身を任せた。

思うにこの「素直に他人に輪姦(まわ)される」と言う良子の行為は、消極積極に関わらず「本人の合意」と言う前提がなければ成り立たないものだから、良子の内面ではそうした事に「密かな願望が有った」と確信した。

それなら「遠慮は要らない」と言う事である。

山崎派のパーティで陵辱のヒロインを指名され、避ける事も逆らう事も封じられた全裸四っん這いの雌犬・吉井良子は、言わば相当の運動量を要求される今日のメイン・プレィヤーで、どこにも逃げ場はない。

メイン・プレィヤーの良子には、雌犬として出席者の環視の下(もと)、全力を尽くして入れ替わる交尾プレィ相手を、全力で満足させ続ける使命がある。


これは対外国人には通用しない欠点になるが、元々誓約(うけい)に拠る「共生主義」が日本民族の歴史だったから、感情摩擦を生まない為に「イエス・オァ・ノーをハッキリしない国」に成ったのである。

ズルイと指摘されればそのとおりだが、確かに「共生主義」を貫くのであれば、明確な「ノー」は面と向って言い難い。

しかしながら日本民族の二千年は、誓約(うけい)に始まる「共生主義社会」の信頼関係で、村落共同体の根幹を成していた。

性交を犯らなければ誓約(うけい)は成立せず、つまり誓約(うけい)に拠る「共生主義」は日本の独自文化で、このパーティでの「ノー」は禁句である。

それは警察官僚と成ったからには、警察庁々官や警視総監と言った最高位が夫の夢である。

しかし大概の人間は、夢を抱(いだ)いても踏み出す勇気が無いから夢が夢で終わる。

もし踏み出す勇気がある人間でも、他人と同じ事をしていては夢は叶わない。

折角訪れた大きなコネクションを得るチャンスで、例えそれが外聞を憚(はばか)るような晒(さら)し者の端無(はしたな)い輪姦でも、妻の吉井良子が気取って居ては夫の夢が叶わないから、自尊心を棄ててでも形振(なりふ)りを構っていては居られない。

「夢に踏み出すからには相応の覚悟が要る」と言う事で、良子はその覚悟をここでメンバーに証明して見せなければ成らないのである。

つまり男達に次々と弄(もてあそ)ばれて、良子が全てを曝(され)け出すからこそ、その行為の後には新たな信頼が仲間内で構築されるる理屈である。

一番「気取り」とかけ離れているのが、性欲・性行為で、「気取り」は理性のもので、性欲は本能のものである。

理不尽なようだが、気取っていては出来ないのが性行為で、男も女も本能を曝(され)け出す。

「良し、吉井君の奥さんは、特別に雌犬にさせる。」

山崎代議士がメンバーに宣言をし、会場がざわめいた。

これにはメンバーも期待が出来る。

吉井夫人も最高刑の四っん這いデビューと決まり、この秘密パーティも女優妻に続いて深刻な待遇が新参女に続いて居る。

デビューする側にすれば、四っん這いは惨(みじ)めな衝撃的で、薄っぺらいプライドは瞬時で吹っ飛ぶ事に成る。

既に出席者は犯る気満々で、紹介された吉井良子を品定めしている。

これから雌犬・吉井良子に待っているのは、複数プレィ、同時三穴3Pプレィ、拘束SMプレィ、露出プレィ、輪姦プレィ、果ては獣姦SM輪姦プレィと何でもござれの雌犬扱いである。

麻生康子の言う通り、「ここでは雌犬にパンティは要らない」のだ。

ここまで来てしまえば、雌豚にしても雌犬にしても肉体(からだ)は山崎派の共有使用物で、その陵辱が「良子の想像を遥かに越えて居た」としても、一旦応諾してこの場に来たからにはもう後悔しても遅い。

決定的な事は、元々「変態行為をさせる事で信頼を勝ち取る」と言う引き換えの意味があるのだから、良子は何をさせられても仕方が無い。

このパーティを仕切っていると思(おぼ)しき「佐和子」と言う女性が近寄って来て良子に囁いた。

「雌犬なんて、あなたはまだ良い方よ。何時(いつ)だったかの新人は、蛙(カエル)にされてピョンピヨン這いながら裸で外に連れ出され、表の谷川の水をかけられた上に谷川の水で浣腸されたもの。」

良子は、駐車場から山荘への昇りがけに見た谷川の風景を思い出した。

沢のせせらぎの音とチィチィチーと水鳥の鳴き声がしていた。

「あの谷川での冷水浣腸は冷たくてキツイわ、それに蛭(ヒル)がいっぱい居て下半身は蛭(ヒル)だらけ。」

「あの、気持ちが悪い蛭(ヒル)ですか?」

「山蛭(ヤマビル)が血を吸いに肉体(からだ)に集(たか)るのよ、この丹沢山系は蛭(ヒル)の名所。上半身拘束の素っ裸で曳かれて行くからあの女性(ひと)もだいぶやられたわ。」

「そんな事・・・気持ち悪くて私にはとても出来ないわ。」

「ばかね、嫌も何も、それもお仕置きの内だから山崎先生に命じられたら誰も逆らえないわ。」

「お仕置きされない為にはどうしたら良いんですか?」

「先生を怒らせないように、はぃ喜んでと何でも素直に言う事を聞く事ね。それと、犯られている時は素直にオマ*コ気持ち良いと叫んでいなさい、」

「私・・そうします。」

性交中に「オマ*コ気持ち良い」を言わせるのは、それが本人を燃え上がらせる魔法の言葉だからである。

何らかの心理状態を植え込んでいる疑いは有るのだが、岩代夫婦には拘(かか)わる女性達が逆らえない或る種カリスマ(超人)的な影響力がある。

それでなければとても納得できないような卑猥(ひわい)な事を、女性達が他人前(ひとまえ)でいとも簡単に犯ってしまうからである。


新参のパーティ・デビューでは、場合に拠っては野外で辱(はずかし)められる事もあり、それでもこのメンバーの婦人達は山崎代議士の命に「従う」と言う事である。

「その奥さんも今日は居るのですか?」

「居るわ、あのオレンジ色のドレス着ている奥さんよ。新人虐(しんじんいじ)めだからあなたには風当たりが強いかもね。」

「新人虐(しんじんいじ)め・・・・」

結局、聞いても何も成らない事を良子は聞いていたのだ。

「良子さんあの雌豚(女優妻)は生意気だったから、旦那様(若手代議士)に暫(しばら)くここ(山崎山荘)にすっ裸で預けられて、あぁして素直に皆さんに犯られて回れて、確り雌豚が勤められるように成るまで私達夫婦に調教されたのよ。」

「旦那様(若手代議士)に預けられたのですか?」

「そう、良子さんも今からの態度次第だから。」

佐和子と言うここ(山崎山荘)の女主人にそう念を押された良子は、「もう逃げ場は無い、トコトン犯られて見せるしか無いのだ」と覚悟を決めた。

「オォイ、佐和子。**君(女優妻の夫)を呼べ」

山崎代議士が、何か思いついた様に佐和子に声を掛けた。

「ハィ、先生。」

佐和子は、山崎代議士に返事をするやいなやドレスの裾を翻(ひるがえ)して**代議士(女優妻の夫)の方へ走っていた。

慌てて**代議士(女優妻の夫)が走って来る。

「先生、何か?」

「おぅ**君(女優妻の夫)、新参の雌犬(吉井)夫婦に君達夫婦が夫婦協力して皆様にサービスする手本を、吊りパイプを使って見せて犯れ。」

「例の吊り抱きサービスですか?」

「そうだ。あれを犯って雌犬(吉井)夫婦に見せてやれ。」

「判りました。直ぐに支度します。」

**代議士(女優妻の夫)が、佐和子と話しながらパーティ会場の右奥にリードチェンを操って雌豚(女優妻)を連れて行く。

「吉井君、今から**君(女優妻の夫)夫婦がパーティ参加の皆様に、夫婦協力してサービスする吊り抱きサービスの手本を見せるから、次は自分達夫婦の番だと思って良く観て置きなさい。雌犬・良子もな。」

「はぃ、仰(おお)せの通りに二人で良く観て置きます。良いなお前。」

「はぃ、先生の仰(おっしゃ)る通りに。」

この状態では嫌も応もないから、吉井警視は山崎代議士の言われるままに返事をするだけである。

山崎代議士と吉井警視が会話している間にも、佐和子の夫・片山が天井から吊りパイプをギリギリと下げはじめて準備が始まっている。

これから素っ裸の女優妻を、吊りパイプに固定する作業が始まる。

一度犯った事らしく要領を知っている女優妻は、吊りパイプがチエンギアの音をさせながら腋の下の位置まで下がって来るとパイプに沿って両腕を広げ手首を返して左右の手の平でパイプを掴んだ。

直ぐに片山と佐和子が近付いて雌豚・女優妻の広げた両腕を手首、腕、肘(ひじ)の前後、二の腕と左右五箇所ほどを麻縄で巻き結わえてパイプを背負う形で固定されている。

雌豚・女優妻の両腕の固定を完了すると、吊りパイプが片山に拠って再び床上七十センチほどの高さに下げられ、前屈みになった女優妻の後ろに**代議士(女優妻の夫)が廻って女優妻の尻に取り付いた。

**代議士(女優妻の夫)が半吊り状態の妻の後ろで欲棒を添えた手で、二〜三度カリ首の位置を的に合わせて決めると「クイッ」と突き立てて「アッ。」と言う女優妻の吐息のような声とともに、グィグィと腰を使い出した。

**代議士(女優妻の夫)の腰使いが一気に激しくなる。

「アァー、アァー、アァー、アァー、」

女優妻の間延びした様な善がり声が始まり、口が半開きになって涎(よだれ)さえ流して居る。

**代議士(女優妻の夫)は、二分ほど抜き挿しした後に抽入したまま女優妻の両太腿(りょうふともも)を抱(かか)えて女優妻の尻が腹の上に乗る様にシィシィスタイルに抱き上げた。

両手を広げてパイプに固定され、**代議士(女優妻の夫)に両太腿(りょうふともも)を抱(かか)えられてシィシィスタイルに抱き上げられた。

女優妻の股間が、夫の**代議士(女優妻の夫)の手で広げられるとその時初めて良子が気付いたのは、**代議士(女優妻の夫)の欲棒が女優妻のア*ルを犯していた事だ。

実は吉井の予測とは違い、**代議士(女優妻の夫)はこれから行う吊り抱きサービスの為に妻のア*ルの方を犯して居たのだ。

なるほど、両手を磔状にパイプに固定した上に**代議士(女優妻の夫)が女優妻のア*ルを貫いて腰で支え、両太腿(りょうふともも)を抱(かか)えてシィシィスタイルに抱き上げれば、永く女優妻の体重を支えられる。

どうやら「吊り抱きサービス」は、夫が妻のア*ルを貫いた状態で妻を抱えてパーティ参加者に前側を犯らせる事らしい。

「さぁ、整いましたので先生から順番にどうぞ。」

**代議士(女優妻の夫)が女優妻を抱えてスタンバイし、まずは山崎代議士に声を掛ける。

「良し、佐和子こっちを硬くしろ。」

「ハィ先生。」

佐和子が素早く山崎代議士の欲棒を咥(くわ)えてクィクィと何度かシャブると、代議士が「良し。」と言って佐和子の口から硬くなった欲棒を引き抜いた。

山崎代議士は、「わしの次は理事長の番だ」と指名しがら引き抜いた欲棒を**代議士が抱(かか)えて待ち構える女優妻の股間に押し込んだ。

「アゥン、アァ〜、アァ〜、アァ〜。」

なるほど、群れの序列はこう言う形で周囲に認めさせるらしい。

次は私の番と言う事で派閥の順位第二位の地位を固め、派閥の禅譲(ぜんじょう/譲り渡す)を既成事実化させる山崎代議士の計算である。

しかし、夫婦協力してする「吊り抱きサービス」とは考えたもので、女優妻に押し込んだ山崎代議士の欲棒を、股間に咥(くわ)えさせたまま夫の**代議士がア*ルを貫いた腰を使ってクィクィとリズムを刻む正に夫婦共同作業に拠る駅弁スタイル前後二本挿しフアックサービスである。

「**(女優妻の夫)君、中々良い調子だ。わしの名刀が薄い皮一枚で君の名刀と鍔競り合いをして居る。」

「恐れ入ります。我々夫婦相手にここまで遊んで頂いて光栄です。」

「今日は、理事長初め皆さん相手にこれで楽しんで頂きなさい。」

「承知いたしました。」

「ア、ヒィ〜、ア、ヒィ〜、・・アァ〜、アァ〜、アァ〜。」

代議士と夫にサンドイッチで責められて、女優妻が奇妙な善がり声を上げている。

山崎代議士の次と言うので、代議士が終わるのを待っていたら、後ろに順番待ちの列が出来た。

女優褄夫婦の「吊り抱きサービス」は、まだ始まったばかりだ。


結婚式当日も女優妻はまだ調教期間中だったから、式の披露宴が始まる前の控え室で晩酌の労を取る山崎代議士にはお礼のおシャブリをしている。

その披露宴が滞(とどこ)り無く終わった後の、山崎派秘密パーティグループの二次会での新郎新婦のご挨拶が、これから私が行う「吊り抱きサービス」と名付けられた誓約(うけい)の性交儀式だったそうである。

激しく抜き挿しをしていた山崎代議士が突然「イクに達した」らしく、「フゥ〜。」と一息して女優妻から欲棒を抜き出す。

すると、祠(ほこら)のようにポッカリ穴があいて閉じきれない女優妻の肉花弁のスリットの間から、ドロリと白い液状のものが湧いて来て床にポタポタと落下した。

次は私の番で、ア*ルに欲棒を抽入して女優妻の体重を支え左右の太腿(ふともも)を夫に抱えられたシィシィスタイルだから、女優妻の股間は開けっ広げの超人気若手女優とは思えない浅ましい姿で、肉花弁もパックリと濡れ開いてウエルカム状態になっている。

その前に立った私は、女優妻のパックリと濡れ開く肉花弁に張り切った欲棒のカリ首を何度か擦り着けてから中に押し込んでグィと貫いた。

「アッ、アァァ〜。」

流石(さすがに)、後ろ側に**(女優妻の夫)の欲棒が収まっていて抽入に抵抗感があり、ニュルリと収まった後の抽入感もキツメに締め付けられる感じがする。

薄い皮一枚で仕切られているだけだから、**(女優妻の夫)の欲棒の存在はモロに感じられる。

**の方も受ける感触は同じで、私の欲棒が収まったと同時にア*ルに挿し込んだままの腰を動かしてリズムを刻み始める。

途端に「アァァ〜、アァァ〜、アァァ〜、アァァ〜。」と言う極まった女優妻の善がり声が漏れ聞こえて来た。

山崎代議士が言うように、私と**(女優妻の夫)の名刀同士が鍔迫り合いをして何とも言えない癖になりそうな感触である。

ここまで名刀同士が前後から同じ女を責めると成ると、何とも言えない親近感が湧いて来る。

夫がア*ルに抽入して妻を支え、妻を抱えて他人が抽入した欲棒にリズムを合わせて他人犯らせる行為は、究極の誓約(うけい)に違いない。

「アッァ〜、アッァ〜、アッァ〜、アッァ〜。」

甘美な女優妻の善がり声に誘発されて、ハードな腰使いで激しい抜き挿しを始めた私だったが。

さして間も無く「ウ、ウ、ウ、ウ、ウ、ウ。」と言う女優妻の音色を聞きながら不覚にも「イクに達し」ていた。

**(女優妻の夫)の方は抜き挿しをせずに抽入したまま妻と一体化しているからまだ良いが、「吊り抱きサービス」を受ける方は思わず腰を使うから物凄い刺激で永くは持たない。

潔(いさぎよ)く引き抜いて、次の男に女優妻の股間を譲った。

酷い扱われ様だが、実はこの事は女優妻本人が望んで申請した合意の上の事だった。

事情を話すと、女優妻は近々新しい主演作品の映画撮りがクランクインと言う事でスケジュールが決まっていた。

それに合わせる為に、多少無理強引な雌豚のお勤めでも何でも受けて、早く卒業したい意向が女優妻に在った。



「吉井君、奥さん本人が承知したのだ、後は皆で良子をトコトン格好悪く惨(みじ)めに扱(しご)いてここの作法に慣れさせるしかないじゃろう。」

夫の吉井の立場にして見れば、パーティ仲間には気楽に妻・良子との性交を愉しんで貰(もら)わなくてはならない。

「先生(山崎)の仰(おっしゃ)る通りです。犯る以上は妻にも慣れて貰わないと・・仲間として犯って行けません。」

吉井良子には、聞こえるように言った山崎代議士と夫の会話が聞こえて来た。

山崎代議士のこんな言葉責めやお触りは、これから善がり囀(さえず)る楽器(女体)をチューニング(調律・同調)させるようなものだ。

情況が判っての事だから、夫の目の前で股を開いて淑女の仮面を剥(は)ぎ取られ、他人(ひと)にトコトン格好悪く惨(みじ)めに扱われて雌の本性を剥(む)き出しにされても、自分達夫婦に必要な事を犯るのだから良子は今更後悔はしない覚悟だった。

女優妻夫婦の「吊り抱きサービス」をタップリ見せられ、参加者への紹介が終ると、早速康子が良子を別室へ連れて行き、「私(康子)もこれを経験して居るから、恥ずかしがらないで。」と声をかけ、ドレスを脱がして愛奴隷の支度をさせる。

京香と里美が手伝って、良子が素っ裸に剥(む)かれ、上半身亀甲縛りに絞った上に、犬の皮首輪を嵌(は)められた。

百五十五センチと小柄ながらグラマラスな裸身が、吉井個人から山崎派の物になった証(あかし)である。

「さぁ、綺麗に出来た。これでもう良子さんには、嫌です。出来ません。の言葉は無しよ。」

困惑した表情を浮かべる良子に、麻生康子の叱咤(しった)が飛んだ。

「そんな深刻な顔じゃなく、愛想良くニコヤカにしなさい。」

「康子さん、あんな人前で皆さんに犯られる何て恥ずかしいわ。」

「此処を公の場所と想うから恥ずかしいのよ。」

「でも皆さん初対面だし・・・」

「だから今から仲良く可愛がってもらうじゃない。その積もりで来たんでしょ。」

「えぇ、その積もりで来ました。」

「良い事、どんな見っとも無い事をさせられても他人に見られると想わないで、此処は全体がプライベートの群れ仲間で恥ずかしくは無いと想い無さい。」

康子に素っ裸に剥(む)かれた良子は、全体がプライベートの群れ仲間と聞いて、また自分の子宮が熱く成るのを感じた。

何時(いつ)しか良子は、異常な立場に置かれて興奮の極(きわ)みに達し、脳内にドーパミンを噴出させていたのだ。

吉井良子は、陰毛の下部に開く二枚の肉花弁など生々しく卑猥(ひわい)な自分(良子)の股間を、大勢の人前で晒すなどつい最近まで考えても見なかった。

だが、その考えられない事態をイザ犯って見ると、良子は多くの他人の視線を意識して胸を締め付けられ脳が痺(しび)れるような特殊なM(マゾ)感情が湧いて来た。

つまり良子は、人前で多くの突き刺さる様な視線に全裸体を晒す異常な状況に置かれて、不覚にも感じてしまったのだからそれは素直に認めねば成らない。

正直、密かに自慢のプロポーションだから、他人の視線を意識して全裸体を見せる事にも良子は「どうだ」と言う半ば自慢の想いがある。

そして女優妻の輪姦陵辱見本を「これでもか」と見せられているから、この後何を犯られるのかは理解している。

この延長線上に自分への輪姦陵辱が待っていると想うと、良子の子宮がカーッと熱くなり中が濡れて来るのが判った。

思考が常識的に否定する行為を、恥ずかしいけれど良子の肉体(からだ)が期待していた。

どこか良子の心の片隅で、新たな被虐の性体験への期待が、芽生えているのかも知れない。

そのせいか、白かった良子の肌が赤味を増し、サラッとした肌触りが少しずつ汗ばんで、異様な興奮を知り始めていた。

元々吉井良子にM(マゾ)の資質が有る事は、京香が予知で見抜いていたから、一度輪姦(まわし)に掛けて仕舞いさえすれば結果は見えていた。

もう引き返せない橋を渡ってしまったのだから、良子のアンカリング効果(行動形態学上の基点)を劇的に変える事は容易である。


「これから良子さんはお披露目のパーティ・デビューをするけど、決まり事と言うか、注意事項を言って置きます。会場に入ったら、どんな変態行為でもはぃ喜んでと逆らう事は一切出来ないので、その積りで・・・」

麻生康子が冷たく言い渡した。

「良子さん、ここ(山崎山荘)では何を命じられても返事は、はぃ喜んで、の一つだけが絶対服従ルールだから守ってね。」

それを受けるように佐和子が口を出し、「良子さん、山崎先生(代議士)は、雌豚や雌犬の怠慢はけして赦さないからその積もりで皆様との性交には目一杯応じてね。」と念押しをする。

良子の応えは、何を言われてもどの道「はぃ喜んで。」しか許されては居ない。

人間の一生などアクシデントの連続で、何処から人生の転機が遣って来るかは誰も判らない。

こう言う状況で相手に強く出られると以外に弱く、このパーティ会場に連れてこられ素っ裸に剥(む)かれてしまえば、もう何を犯らされても良子には嫌も応もない。

それに可笑(おか)しな物で、脳の思考は本人が思っている程平面的ではなく、必要と在れば多面的な展開を見い出す。

そう言う所に身を置いた以上出来る限りの事を犯って性欲をかき立て、「自分も相手も満足させる」と言う使命感を感じるから不思議なものである。


さぁ、イヨイヨ吉井良子のパーティデビューだが、犯られる方に嫌な顔ばかりされるプレィは犯っても犯る方の気分が乗らないから、そこは予(あらかじ)め良子本人に「気配り」として自覚させる必要がある。

「何時も笑顔を絶やさない。ロイヤリティ(忠誠心)の証明だから、何を要求されても露骨に嫌な顔などしたら、ここではお仕置きよ。」と、康子が言い渡す。

「お仕置きって・・・・康子さん。」

「この格好のまま暫(しば)らくこの山荘に預ける事になるわ。」

「私、預けられてどうなるのですか?」

「ロイヤリティ(忠誠心)が良くなるまで縛り上げられて吊るされ、鞭(むち)で叩かれるのよ。ダンディも居る事だし、そっちのお相手も良子さんは仕込んで貰うでしょうね。」

「私(良子)、それは嫌です。」

「ばかねぇ、良子さんの気持ちなんか関係がないわ。嫌も何も良子さんをどう扱うかの決定権は山崎先生(代議士)にあるのよ。」

「決定権は山崎先生(代議士)に・・・」

「そぅ、今まで旦那様に温々(ぬくぬく)守られていて呑気(のんき)にしていたのでしょうけど、もぅそれは通らないから世間知らずは好い加減にしてね。」

麻生康子が言うに、良子が完膚(かんぷ)無きまでに格好悪く惨(みじ)めに扱われ、卑猥に辱(はずかし)めて仲間内のプライド(誇り)を葬り去る「見せしめが山崎派仲間入りのコンセプトだ」と言うのである。

山崎代議士グループの対外的な名称は政和交歓倶楽部で在るが実質は違う交流の場で、山崎代議士が主催する政和交歓倶楽部の「歓」は歓喜を意味している。

何しろ「歓」を交(まじ)える・・・・のだ。

理屈以前の問題だが、女性は本能的に見せる事が魅せる事である事を知っている。

つまり、心の奥底では魅せる為に見せたいのが女性の性(さが)なのだ。

女性が己の露出行為に興奮と快感を得る別人格を内在させているからこそ、山崎代議士が主催する「政和交歓倶楽部」の「歓」は成立している。

この被輪姦要求は、どう見ても一般的には無秩序で不埒(ふらち)な行為で、その実行事実を世間的にはとても表だって他人様に言えたものではない。

しかし事が情を絡(から)めない信頼の証明であるから、つまりこの仲間内に於ける相手不特定の乱倫性交行為と言う無秩序で不埒(ふらち)な行為こそが、実は仲間内での共生の絆(きずな)造る最も具体的で有効な手段だった。

この康子との会話で良子は益々追い詰められ、笑って犯され廻される事を承諾している。

「判りました。康子さんの言う通りに頑張ります。」

「なら、素直に何でも笑顔で応じてね。」

「はぃ。何を要求されても、はぃ喜んで、と笑顔で皆さんと犯るのですね。」

「そぅ、心得としてはご挨拶なのだから良子さんが皆さんに犯れるのでは無くて、あくまでも良子さんが皆さんと積極的に犯る積りでね。」

「はぃ、判りました。私(良子)が積極的に犯るのですね。」

雌豚や雌犬の怠慢はけして赦さないのである。

この念押しで良子は、輪姦(まわし)の最中に自ら腰を使い、消極的な態度は一切出来ない事に成る。

吉井良子は「山崎先生(代議士)に睨(にら)まれたら吉井警視は一瞬で潰されますから。」と、麻生康子からキツく言われた。

従って例え理不尽であろうとも、これから先の如何(いか)なる要求にも絶対服従の姿勢は崩せない。

群れに対する無条件のロイヤリティ(忠誠)を、良子に肉体(からだ)で証明させるのが、お披露目のパーティ・デビューの目的である。


本当に驚かされたのですが、「私(良子)達夫婦の手本だ」と言って女優の**さん達夫婦が、山崎先生の命令でご主人と「吊り抱きサービス」と言う凄い事をさせられました。

女優の**さん、吊りパイプに両腕を広げて縛り付けられ、ご主人にお尻の方を犯されながら両太腿(りょうふともも)を抱(かか)えられてシィシィスタイルに抱き上げられた状態で、ご主人が**さんを抱えてパーティ参加者に順番に犯らせるのです。

それを、新婚早々の超人気美人女優と若手代議士の夫婦が犯るのですから、ここ(山崎山荘)は凄い所です。

凄くショックでしたが、「手本だから良く観て置け。」と言われた私(良子)に取っては他人事ではありません。

いずれ私(良子)達夫婦も同じ事を犯る羽目になるでしょうが、女優の**さん夫婦でさえ逆らえないでは、黙って従う事になるでしょう。

唯一救いは、**さんが余り辛そうに見えなかった事です。

女優の**さんは、暫(しばら)く雌豚修行をしているそうですから、徹底して犯られてしまえばそれが普通感覚に成るのかも知れません。


康子さんが、山崎代議士から指示が出て、「あの女優さんは雌豚だけど、良子さんは雌犬にさせろ。」と命令されているから、「皆様に、雌犬としてご挨拶をして回るのですよ。」と宣言します。

そして私(良子)が、皆様に雌犬としてご挨拶をして回る為に、予(あらかじ)め、「お座り」と「立て」の姿勢をリハーサルで教えられました。

このお勤めの間は、私(良子)に人権はありません。

何しろ雌犬ですから、人権の無い犯られ放題の私(良子)で、「立て」と言われても立ち上がる訳ではありません。

雌犬の「立て」は、お尻を掲(かか)げた四っん這いの姿勢なのです

そして「お座り」は、M字に開いた股の前に両手を降ろす犬のお座りのポーズをさせる事で、「待て」は、指示された姿勢を保つ事です。

その「待て」を命じられ、お座りのポーズで待つと、佐和子さんが別室に本物の犬を連れて現れ、「この先あなたは雌犬だから、ご主人様方には、どんな変態行為でも忠実に勤めるように」と言われました。

「どんな変態行為でも・・・・・はぃ喜んでと。」

一大決心をしたとは言え、心は揺れ動きます。

「お願い、助けて・・・・・」

今更そう言っても、誰も助けてはくれないでしょう。

佐和子さんには、私(良子)が素直に言う事を聞いて皆様に満足して頂けなければ、山崎先生からこの「ダンディ」と交尾をさせるように言われていますから「承知していなさい」と言われました。

そうなのです。佐和子さんは、「ダンディ」を私に見せる事で、私に引導を渡したのです。

凄く体格の良い、白毛のラブラドール犬の、「ダンディ」を見せられ、「この犬は女性とファックするように調教してあるから」と脅(おど)すのですが、嘘とは思えないので、全身に鳥肌が立ちました。

酷い事に、素直に皆の言う事を聞かなければ「ダンディと獣姦をさせる」と言うのです。

もう逃げ場はありません。

私(良子)にはとてもそんな事は出来ないのですから、もぅどんな変態行為でも、相手が人間なら素直に聞くしかないでしょう。



麻生康子巡査部長と吉井良子警視婦人は、共に夫が警察官僚で年恰好も同じだった。

唯一違うのは、康子が夫と警察官同士で結婚した事で、二組の夫婦は一時同じ官舎で暮らした経緯(けいい)もあり、康子の夫が殉職した後は、康子が吉井警視の部下に成っていて、何かと親交がある。

良子としては、康子は頼りに成る夫の部下だが、今回の事に関しては「何で康子が絡んでいるのか」どうも合点が行かない。

しかし、パーティ会場に連れて来られて、出席者の間で康子の顔が広く、事情やルールにも詳しいので、「潜入捜査先の関係」と、良子にも凡(おおよ)その見当が着いた。

すると康子は、夫の命令で潜入捜査に入り、その過程で今の良子のような立場で貞操を投げ出す破目に合っていた事に成る。

あえて康子は口にしないが、他のセクションならともかく、公安部の潜入捜査ではそうした手法が充分考えられるのだ。

それが証拠に、成ら無くても良い全裸に成ってまで良子に付き添い、リードを持ってパーティ会場内を同行してくれている。

全て心得てサポートするからには、「自身に同様の経験が有る」と言う事である。

案の定、別室でドレスを脱がされる段に成ると、康子から「私(康子)もこれを経験して居るから、恥ずかしがらないで。」と声をかけられた。

道理で今回の事では、恥ずかしかろうが惨(みじ)めだろうが良子には厳しい態度で臨んでいる。

それが、今まで夫の命令で康子がして居た事であれば、妻の良子が「自分は犯りたくない」では通らない。

麻生康子が言う通りの、**(女優妻)の雌豚陵辱奉仕のドギツい姿を見せられ、「あれを自分(良子)が犯るのだ」と思うと酷く憂鬱(ゆううつ)だったが、抗(あらが)う立場に無い事は明白だった。

事が、現実から目を逸らしても解決など出来ない問題で、康子に命じられるままに受け入れてドレスを脱げば、もう憂鬱(ゆううつ)などとは言ってられない臨戦態勢で、素っ裸に成ったからこそ覚悟が決まって良子の心は軽くなった。

恐らく康子の方も、自分が「良かれ」と思って良子に薦(すす)めた事も有って、事が事だけに叱咤(しった)はしても、優しい言葉こそ掛けないだろうがピッタリ傍(そば)に付いて最後まで付き合う積りでいるのだろう。

この時に成って旦那様の吉井警視が捜査中にKIYOUBI(京美)の乱倫同士経営と接待性奉仕の手法を「スキャンダラスだ」と批判していたから、「その酬(むく)いを妻の良子さんが受ける事に成った。」と康子が言う。

「主人が、皆さんの心証を害したと仰(おっしゃ)るのですか?」

「そぅ、知りもしないのに好きに言うなら、警視の奥さん(良子)にタップリ犯らせて反省させよう。て言う話に成ったの。」

康子に、山崎代議士がこの陵辱(りょうじょく)のシナリオ(脚本)を書いた経緯(きさつ)を聞かされて、衝撃と動揺が良子の脳裏を走った。

良子を「見せしめの為にお披露目に掛ける」と言うのなら、あの女優妻拠りも惨めに扱われても仕方が無い。

そして相手は常識など通じない連中だから、始まってしまえば覚悟も決まり、「こうなったら根性を入れて犯るっきゃ無い」と、良子は想うしかない。

「それじゃあ私(良子)が素直(すなお)に犯られないと、皆さんの気が納まらないのですねぇ。」

「そぅ、だから覚悟してね。」

「私(良子)、何時(いつ)の間にかそう言う運命に・・・」

「そんな事より、数えて見たら今日の男性出席者は三十二人だから、良子さんは最低三十二本は熟(こ)なさなきゃ成らないわ。」

「エッ、私(良子)、三十二人もお相手ができるかしら?」

「大丈夫よ。いいこと、一本一本を早くイカせるように良子さんが形振(なりふ)り構わず嫌らしく気分を盛り上げて腰を使えば、早く熟(こ)なせるわよ。」

「一本一本を早くイカせるのがコツ・・・。」

「そぅ、良子さんから積極的に腰を使って犯らなきゃ。中途半端に相手様任せだと一本の時間が長く掛かるわ。」

「私(良子)から積極的に嫌らしく気分を盛り上げて腰を使えば、一本が早く熟(こ)なせて好いのですね。」

「そうょ、その方が良子さんも気持ち良いし、一本イカせるに時間かければ良子さんが大変になるだけ。相手に気分良く犯って貰うには良子さんがドスケベに徹して腰を使うしかないのよ。」

「私(良子)がドスケベに徹すれば早く熟(こ)なせるのですね。」

「でも**(女優妻)さんが露払いをした後だから、皆さん長く耐(も)つかもね。」

「私(良子)、**(女優妻)さんと比べられるのですか?」

「**(女優妻)さんに負けてられないのよ。だから形振(なりふ)り何か構っている余裕はないの。」

相手が多人数だが承知で犯られに来た以上拒否する選択肢は無く、逃げられない以上は嫌でも犯るしかない。

そしてどうせ犯るなら高評価を得たいのが女心だが、比べられる相手は超有名な女優だから、良子は捨て身で犯らないと詰まらない女の烙印(らくいん)を押されてしまう。

こんな事をしてまで詰まらない女と評価されては、自分達夫婦の恥じになるから女の意地を賭けてこの輪姦陵辱に立ち向かい、「とにかく頑張るしかない」と決意した。

素裸に剥(む)いて、寄って集(たか)って嬲(なぶ)り、輪姦(まわ)し犯すのだから新参女性に「過酷な事をさせている」と言う自覚が参加者達に有る。

だが驚いた事にそこは用意周到で、常連メンバーに数人医者が居るしこの山荘のパーティには携帯の酸素吸入器まで用意してある。

つまりかなり過酷な事をさせても、医療的に問題はない。



吉井良子が麻生康子に連れられて支度をしている間に、山崎代議士と吉井警視の間で確認が為されていた。

「吉井君、聞いては居ると思うが、この会の新入者は皆からこっ酷く可愛がられて初めて初めて仲間と認められる事に成っているのだが、改めて聞くが承知だね。」

「はぃ、承知しております。本人にもそのように申し付けてありますので念には及びません。」

「まぁな。実際に犯られる奥さん(良子)を見て、吉井君が驚くと遺憾ので念押しだよ。」

「いぇ、この期(ご)に及んでそんな事は・・何を見ても一切異論は挟(は)さみませんので。」

「そうか、こちらに渡せば奥さん(良子)の肉体(からだ)はこちらのものだ。奥さん(良子)の意識を変えるには、生半可な甘い事をすると返って良くないから徹底して犯るが、異論は無いな。」

「承知してお渡ししております。構いませんから先生(山崎代議士)の思うように為さって下さい。」

「こちらの好きにして良いんだな。」

「どうぞ、どうぞ。それでお仲間にして頂けるのですから・・・」

「良いか、吉井君。こう言う事は奥さんに考えさせる間を与えず、一気に型に嵌(は)めなくてはいかん。」

「一気に・・・ですか。」

「心配するな、馴染んでしまえば結構奥さんに抵抗感は無くなる。」

山崎代議士が、吉井警視に言い放った。

「判りました。とにかくお任せしますので遠慮なくどうぞ。」

心境は複雑だったが、動き出した運命を止める勇気は吉井警視にはもう無かった。

「遠慮などするものか。綺麗事を言っていてもこの世は男と女で、どんな美人でも皆一皮剥けば影で股座(またぐら)に欲棒を突き込まれてズコズコと腰を使って犯っているものだ。」

生はんかな事では返って今までの倫理意識を引きずるが、今までの倫理意識を破壊する衝撃的な事を徹して犯れば、意識が百八十度変わるものである。

「そうですね。内の奴(良子)も、今日は皆さんにミッチリ嵌(は)め倒おされる訳ですね。」

山崎代議士の執拗(しつよう)な念押しは吉井警視にはくどい位だったが、山崎としては「何をされても構わない」と言う言質(げんしつ)を夫から取って置く必要が有った。

言わせてしまえば、良子をどう扱おうがこっち(山崎)の勝手である。


「勿論、良子さんには本番をさせる事に成りますが・・・普通の事を犯っても会の皆さんは満足しないでしょうから、良子さんには普通以上の事を犯って貰う事になります。」

美人女優で評判の女優妻が全裸の雌豚として目の前を四っん這いで曳かれて行くのを見て、麻生康子が予め念押しで言った意味が吉井警視に判って来た。

妻の良子に課せられた交尾プレィは、並大抵の事ではないのだ。

一切の要求に拒否が出来ないルールが、パーティ・デビューでの新参者のスタンダード(標準化)に成っている。

素っ裸に剥(む)かれた良子が、山崎代議士に引き渡されてしまえば、あらゆる卑猥(ひわい)な行為で良子を思い通りに支配(コントロール)するのは佐和子の権限である。

しかし夫の吉井警視は、官僚として生き残る為に必要に応じてこの決断をした。

康子にドレスを引き剥(は)がされて開き直り、輪姦の洗礼を受ける覚悟は出来ている。

もぅ、何を考えても遅いのである。

吉井警視は強がりを言ったが、この後妻の良子が素っ裸に剥(む)かれて大人数で休む間も無く輪姦(まわさ)れる犯られっ放しにされ、継続して繰り返しイキ続ける姿を見せられる事になる。

それは、充分に吉井警視を驚愕させるに値したが、承知の上で良子の肉体(からだ)を渡した以上、警視の想像を越える何を犯られても後の祭りである。


唯一身に着けていたドレスを採り上げられ、裸に剥かれた良子の引き締まった全裸体が眩(まぶ)しく、乳首が立った二つの乳房、曲線を描いて括(くび)れたウエスト、チャーミングな臍(へそ)を堺に下半身に続く。

恥毛が密集する柔らかく丸みを帯びたなだらかな恥丘の先に、実(サネ)と呼ばれる花芯ボタン、その下に二枚の肉花弁に囲われて縦に割れるスリットが、良子の股下に潜り込む様に見えている。

山崎山荘には、山崎代議士が永い事使い込んだ拘束プレィ用の麻縄の束がある。

五ミリ太程度の細めの麻縄を肌に馴染む様に良く扱(しご)いて揉み慣らして柔らかくし、それを三本ほど一本に束ね物で、代議士が使う縄は使い込んであるだけに良く肌にまとわり付く。

他に用意して滑車から吊るしてある太い縄は直接肌に充てる事は無く、その女性を拘束した三本縄と結んで吊るし用などに使う。


吉井良子の裸体に佐和子が縄掛けを始めて頃、吉井警視が慌てて催促(さいそく)に駆け込んで来た。

「皆さんお待ち兼ねなので、支度が出来たら早く連れて来てくれ。それと、これを良子に飲のませとけと山崎先生(代議士)が寄越した。」と言った。

「何ですかこれ?」

夫婦の会話に麻生康子が割って入り「少し興奮剤も入った二千五百円はする高級スタミナドリンクよ。」と補足する。

「そんなの飲むのですか?」

「何言ってるの、良子さんこれから何人お相手すると想ってるの。スタミナ着けとかないと乗り切れないよ。」と康子がたしなめる。

「そう言う事で、山崎先生(代議士)が寄越したから飲んで置きなさい。」

つまり夫の吉井警視は、妻の良子に「皆さんの性玩具(おもちゃ)を務めろ」とスタミナドリンクを持って来たのだ。


吉井警視は、女優妻のプレィで興奮していた。

「良子判るな、これは光栄な事だ。凄いメンバーだから仲間に成れば将来は約束される。」

おかしなもので、こう言う段取りが出来た状況では、妻が陵辱される事など打ち忘れて、無事にこの場面を進行させる事に吉井の気が優先している。

無理もない事だが、警察官僚として生きて来た吉井警視に取っては、今居る連中は眩(まばゆ)いくらいの参加メンバーだった。

「はぃ警視、奥さんに色々教えましたから支度が済んだら今連れて行きます。」

康子がそれに応えた。

「何だか内の人(吉井警視)嬉しそう・・・舞い上がって居るみたい。」

「良子さん、今更何を言っているの。男って言うのはそう言う動物よ。」と麻生康子が、良子の耳元で囁(ささや)いている。

吉井良子は、脳域に於いて新しい心理の領域に足を踏み入れていた。

どうやらこの抗(あらがえ)えない情況の中で、良子の潜在して眠って居たマゾ性が確実に引き出されて来ているのは間違いない事実だった。

女性の大半は、一旦内在するマゾ性に火が着けば、辱(はずかし)められ弄(もてあそ)ばれる事に上質な快感を感じるものらしい。


公式の場のドレスのデザインもある程度の露出は許されて居て、むしろ普段より大胆であるのだから男女共通の認識として女性を依りチャーミング(魅力的)に魅せるには肌の露出が一番である。

つまりお披露目の女性はヒロイン(主役)であるから、素っ裸に縄掛けが似合うのである。

この夫婦の会話の最中も、吉井良子の裸体の上半身を麻縄で亀甲縛りにする雌犬姿の縄化粧は佐和子の作業で着々と進んで行く。

「おぉ、済まんな麻生君。良子も確り頼むぞ。」

良子はもう、夫さえも自分に降りかかった不幸に気を留めていない事を理解した。

スッカリスケベな男達の一人に成って居たのだ。

こう言う場合の夫の心理など不思議なもので、周囲に「期待されている」と思うと、充分に「良子の肉体(からだ)を堪能(たんのう)して貰わねばならない」と言う気にもなる。

「お前、皆さんが期待しているのだから、頑張って皆さんに堪能(たんのう)して頂きなさい。」

「それであなた(吉井警視)は宜(よろ)しいのですね。」

「あぁ、ここまで来て何をゴチャゴチャいっている。良いも悪いも、皆さんをれぐれも失望させては申し訳ないぞ。」

「はぃ、承知いたしました。」

夫が「頑張って犯られろ」と言うのだから、もう良子にはどうしようもない。

「さぁ良子さん、出番ですよ。」

康子が言いながら犬の皮首輪のベルトを巻き、輪の大きさを合わせて装着した。

「はぃ喜んで。」

「さぁ、約束だから私も支度をしなくっちゃ。」

良子に嵌(は)めた犬の皮首輪にリードをパチリと繋ぐと、康子は思わぬ行動に出る。

康子は自分もミニドレスをスルリと脱ぎ、「ヒールも脱ぎ捨てた素足」と言う全くの素っ裸を晒(さら)したのだ。

「良子さん一人では恥ずかしいでしょうから、私(康子)も一緒に裸で皆さんの所を回ります。」と告げ、「はぃ良子さん、サァ這いつくばって皆さんに雌犬の肉体(からだ)を見て頂きなさい。」

良子は、康子にポンと尻を叩かれ「こう成ったからには、根性を入れて犯りなさいよ。」と言われた。



良子は、康子に「サァ、四っん這い。雌犬の出発よ。」とパシンと尻を叩(たた)かれ、良子は這いつくばってリードに操られ、会場の中心に向かって前に這い進みだした。

「さぁ、お尻を高く上げた四つん這いで付いて来なさい」と良子に命じ、リードを曳いて歩き始めた凛(りん)とした康子の態度が、良子に伝わって来た。

蒼い絨毯(ジュウタン)の広間に引き出された良子は、四っん這い姿で康子に曳かれて、舌なめずりする男達の視線を感じながら大鏡前に連れて行かれた。

大鏡に映(うつ)った良子の四っん這いの裸身は艶(なまめ)かしく、高く掲げた尻を後ろから見れば、良子の女性器は露(あらわ)に成って晒(さら)されているに違いない。

尻を高く掲げた四っん這いの良子の惨めな姿を映(うつ)し出す大鏡をわざと見せ付け、殊更恥かしがらせるのが目的だった。

これからは、永い時間の勝負に成る。

どうせ此処の遊びは、「明け方まで掛かる」と康子から予(あらかじ)め聞いて、「そう言う遊びの相手を長時間するのだ」と、立場を認識して漠然と覚悟して来た。


もうまな板の鯉状態で、本当に余裕が無く成ると嫌悪感など感じて居る間は無かったのです。

そこから逃れられない状況を前提にその場に身を置いてしまうとそう言うもので、「あれよあれよ」と言う間も無く私(良子)の意志は無視されたまま総べての事が進んで行きます。

丸裸にされ、屈辱的な尻を高く掲げた四つん這いを康子さんに命じられた。

私(良子)は、こんな事は幾ら「夫に頼まれた」と言っても、実際に全裸四つん這いで人前に引き出されるなど人妻にあるまじき行為で、思考回路が止まって頭の中が真っ白になります。

それでも「覚悟はしていた」とは言え、これで人前で陵辱される事をサバサバと完全に吹っ切れました。

もう引き返せない舞台に、私(良子)は乗ってしまったのです。

自分では自分のあさましい姿は見えませんが、先ほど女優妻の恥ずかしい格好を見ていますから、自分の姿が人の目にどう映っているかは見当が付いています。

支度が出来上がった頃、夫が慌てて「早くしろ」と催促に来たのですから、腹を括って犯られて見せるしかないのです。

良子は、「あの女優の様に、私もおシャブリして歩くのだ。」と尻を高く掲げた四つん這いで歩きながら思ったのです。

それでも、康子さんにリードを曳かれて尻を高く掲げた四つん這いの私(良子)が、別室から賑(にぎ)やかな会場へ曳き出されると、四方から視線が集まるのを感じて、恥ずかしさ、惨めさが込み上げて来ます。

「逃げ出したい、でも逃げる訳には行かない」、そんな気持ちも一瞬で、あさましい姿の自分が「皆に見られている」と思うと、もぅ、胸が高まり、頭が混乱して真っ白に成りました。


康子さんから、行くも地獄、止まるも地獄の理不尽な二者択一を迫られ、「何もチャレンジをしないで後悔するよりは」と身を捨てても可能性ある未来を選択しました。

それは、取りも直さず私(良子)が多くの他人に陵辱される事を意味しています。

決意はしたものの、会場に連れて行かれて改めて自分の置かれた立場を思い知らされました。

あの有名女優でさえ、山崎派の強い力(パワー)の前では、素っ裸に剥(む)かれて尻を高く掲げた四つん這いの晒(さらし)し者に甘んじて居る現実を見せ付けられたのです。


犬の皮首輪を装着され、尻を高く上げた全裸四つん這いで康子さんにチェーンでパーティ会場を引き廻され、私の屈辱感が高まります。

でもその最初の試練など、その後の凄い輪姦(まわし)の事を思えば甘チョロいものでした。

半ば恥ずかしさで気が遠く成りながら、リード(引き綱)に曳かれて会場の絨毯の上を這って行くと、「アッやっと来ました。麻生君こちらに連れて来て、山崎先生のお相手がいの一番」と夫の弾んだ声が聞えます。

グィとリードが操られて向きが変わり声の方向に這って行くと、「先生、内の奴です。何なりと、どうぞどうぞ。」と、また夫の声がはっきりと私(良子)を、山崎代議士に引き渡す残酷な言葉が聞えます。

「仕方が無い状況」とは言え、私(良子)の肉体(からだ)の使用権は山崎派に、夫に拠って売られたのですね。

良いのです。

こう成ったら見事に犯られまくってお見せしますとも。



(良子陵辱・雌犬)
蒼い危険な賭け・京香◆
第五十三話(良子陵辱・雌犬)


いよいよ、吉井良子に変態の限りを尽くす陵辱が始まる。

吉井良子にして見ればもう散々に言葉で弄(なぶ)られ脅(おど)され、半ば気分的にはもう犯られて居るような気に成って居る筈だった。

ここまで持ち込んでしまえば吉井良子の料理は簡単で、本人が認識していない無意識脳に於ける意識では、人間の本性は性交好きで当たり前であるから遠慮は要らない。

初のお披露目ともなれば良子にはショウ(見せる・見えるようにする・示す)的な要素が必要だから、いかに大胆に性交パホーマンス(表現)をして見せるかが求められる。

私も此処まで来る間に多くを経験したが、周囲に追い込まれたとは言え他人相手の遊びの性交も、元々自然界に於ける性交相手は限定的ものでは無い。

だから夫婦揃っての堂々の遊びで一度犯ってしまえば吹っ切れて、良子本人が気分良く数を重ねればその内慣れて嫌悪感も罪悪感も麻痺して来るだろう。

そして背徳の官能を身を持って知ってしまえば、次に「また可愛がってあげる」と声が掛かる頃には、吉井良子はそれを聞いただけで子宮をジンとさせる淫乱に変身を遂げている筈である。

吉井良子に求められる「腹を割る信頼関係」と言う事は、お試しだから生の自分を包み隠さず曝(さら)け出す事で、上辺(うわべ)だけの綺麗事を言っているだけでは本当の信頼関係など百年経っても生まれない。

普通の付き合いを超えるには普通で無い付き合いが必要で、本物の信頼関係を構築する手段はなるべく皆に行為の様を見せようと心掛け、勿論目的が違うから相手も行為内容も選べないが乱交を通じて同じ群れに成る事である。

「皆さん有名な方ばかりですね。」

「そう、こう言う形で名の在る皆さんに犯って頂く何て事、ほとんどの女性(ひと)には経験できない事よ。感謝なさい。」

「感謝ですか?」

「だから、物は考えようよ。何事もアクティブ(前向き)に考えなさい。」

「はぃ・・・。」

「良い事、良子さんのお披露目なのだから、気分の問題で**(女優妻)さんの様に犯って頂いたらチャント受け腰使いで応じて、感じたら直(すなお)にオマ*コ気持ち良いと言いなさいよ。」

「はぃ・・・。」

「はぃ、じゃないでしょ。はぃ、喜んで。でしょ。」

「アッ、はぃ、喜んで。」

この秘密パーティに於いて、男性メンバーが勃起しなければ肝心の輪姦(まわし)が出来ない。

だから、そのムード創りは、輪姦(まわし)を課せられた本人の責任に置いて素っ裸に剥(む)かれた肉体(からだ)と、限りなく卑猥(ひわい)な行為で表現させられる事になる。

勢いパーティは、輪姦(まわ)される本人も心得て「卑猥(ひわい)に卑猥(ひわい)に」とムードを創って行く事になるのである。


人間の本質は現金なもので、犯られて気持ちが良ければ思考がそれを認識する。

その認識された事実は良子の思考の中で肯定され、次の機会には肉体が先に快感を期待するようになる筈(はず)だった。

この山崎派の仲間に在って、誓約(うけい)の性交は仲間に対する服従を意味し、それを具体的に証明する手段である。

従って「契(ちぎり)」も性交であるが、情を絡ませた同等の愛情によ拠る「契約(けいやく)」とは少し違い、「誓約(うけい)」の性交はあくまでも情の絡まない「服従的な行為」と言う事に成り、おのずと激しい性交が良子に試される事になる。

人間は、始終犯ったり犯られた利していれば、それが普通の事として慣れて来る習慣性がある動物である。

山崎派の秘密パーティのメンバーは始終犯ったり犯られたりを楽しんでいるから、良子を楽しみながら犯り輪姦(まわ)す事など何でもない。

乱交が常態化している彼らだから、犯り輪姦(まわ)す事など躊躇(ためら)いも同情も感じない。

中途半端は意味がないから、目いっぱい攻撃的で輪姦(まわし)に手加減はしない事が暗黙のここ(山崎山荘)のルールだった。

実を言うと、今回は山崎派に加えKIYOUBI(京美)グループが四組も参加しているから、良子の相手は普段より多い。

しかし、KIYOUBI(京美)グループは手打ちの儀式でもあるから、吉井良子には遠慮はしないだろう。


現実を見れば、結婚なんかは日々の生活と言う生々しいもので、女性が夢見るメルヘンチックなものではない。

日常生活はそんなに甘いものではなく、それこそ、力を合わせて世間の荒波を二人で乗り越えて行く最小単位である。

そこが理解出来なくて、結婚相手の欠点を上げ連ねて不満を言い合うのでは夫婦とは言えないのだが、近頃はそう言う組み合わせばかりが目に付く。

まぁ吉井夫妻が平凡な日々を不満なら、実現不能なメルヘンの世界の変わりに、夫婦で刺激的な非日常の世界に足を踏み入れるのも一つの選択肢ではある。

初のお披露目ともなれば、この陵辱(りょうじょく)ゲームは仲間内のフォアー・アミューズメント(おもしろ半分の慰み)である。

だから、吉井良子にはショウ(見せる・見えるようにする・示す)的な要素が必要で、如何(いか)に性交パホーマンス(表現)するかが求められる。


人間は、リアリティー(現実)よりもバーチャル・リアリティー(仮想現実)に精神的な救いを求める。

脳が成長し過ぎた人間には、リアリティー(現実)ばかりでは生きて行くのが辛いのだ。

こう言う事を言うと、宗教家に「それでも信仰上は事実だ」と怒られるかも知れないが、実は信仰は信心とも言い、信仰においてもバーチャル(仮想)の脳域世界をバーチャル・リアリティー(仮想現実)化させる事で初めて信じられるものに成るのである。

つまり人間は、現実には適わない事をバーチャル・リアリティー(仮想現実)の意識の中で消化し、「思考的な満足を得よう」とする。

それが小説だったり舞台だったり、今時はアニメだったり果ては信仰の奇跡だったりするのだ。

しかし、あくまでもバーチャル(仮想)はバーチャル(仮想)で、リアリティー(現実)をバーチャル・リアリティー(仮想現実)化する事で満足を得る手段もある。

政治家には清廉と正義が求められる。

勿論、公僕(こうぼく)として国民を代表しているのだから、清廉と正義を求められるのは当然である。

山崎代議士も、そんな建前のインサイドで生活しているからこそ、本音のアウトサイドでの羽目を外した癒しの時間が必要になる。

良子が思っていたのは、只の奇麗事に過ぎなかった。

本来、性交は右脳域の感性のものだから、左脳域の理性で思考判断するものではない。

右脳域の感性に於いては変態も当たり前で、何を持って「正常な性行為を確定する」と言うのだろうか?

山崎派のメンバーが癒しを求めて構築した山崎山荘では、パーティ・デビューのヒロインを変態ライブショーで可愛がり責め上げる事だった。


吉井警視との手打ちと、KIYOUBI(京美)幹部四人、私と岩代、小泉、生島は、山崎派の代議士候補が名目で、山崎派の秘密パーテーに参加した。

一同が、いきなり会場で見たのは、あの有名女優が雌豚の扱いをされ、素っ裸の四つん這いで、リード(引き綱)に曳かれて会場を連れて歩かされている姿だった。

片山佐和子にリード(引き綱)で曳かれて、有名女優の**が乳首を勃起させた乳房を揺らしながら、女性器を晒(さらし)す掲(かか)げ尻の四つん這いで、尻を振り振り「陵辱の御用はありませんか?」とデモストレーションをしている。

「イィー、イィー、ヒィー、イィー、イィー、ヒィー。」

何しろ無遠慮な相手が列を作って順番を待っている。

欲棒を次々にシャブらされて涎(よだれ)を垂れ流し、挿し込まれた欲棒浅く深く愛液を滴(したた)らせてよほど感じているのか、先程から女優妻の極まった善がり声が響いている。

ここ(山崎山荘)は、山崎派のメンバーがバトル‐ロイヤル・セックス(多数が参加し公開で戦う性交方式)を繰り広げる場所なのだ。


新参は吉井良子だけではない。

既にKIYOUBI(京美)の女達は、思い思いに相手を見つけて、挨拶がてら勝手に性奉仕を始めている。

KIYOUBIの女性メンバーも本来ならパーティの輪姦に掛けるべきだが、元々輪姦は余り乱交に慣れない女性に躾(しつ)けをする為のものだから、躾(しつ)けが出来上がっているKIYOUBIの女性メンバーは免除しても差支えがない。

こちらは黙っていても直ぐに馴染む事を山崎代議士が知っているから、メイン・プレィヤーの良子の調教に専念する積りだった。

KIYOUBI(京美)の幹部は、秘密パーティなど慣れたものだから、生け贄の一人が女優の**と知って、犯る気満々、リードを曳いている佐和子に合図して、素っ裸に剥(む)かれた女優妻を呼び寄せ、容赦なくシャブらせて突きまくった。

先程山崎派の後継者として紹介された私は、女優妻にしてみれば既に山崎代議士に次ぐ逆らえない性交自由の肉体の支配者である。

どうぞ「可愛がって犯って下さい。」と、私の欲棒を丁寧にシャブり、硬く成ったのを確認すると、仰向けの姿勢で自ら股間に導いて行く。


草むらが生えて、なだらかな丸みを帯びる柔らかそうな女優妻の丘が恥ずかしそうに膨らんでいる。

二〜三度カリ首を股間に擦り付けて的(まと)に宛がった所で腰を入れると、女優妻の二枚の肉花弁を圧し分けて私の欲棒がグゥ〜ッ挿し込まれて行く。

内壁の抵抗を欲棒の先で感じながら挿し込んで見ると、「犯ってしまえば世間憧(せけんあこが)れの女優妻も只の雌豚に違いない。」と思った。

その女優妻の三角地帯中央に、花芯ぼたんの実(サネ)を配してその下の二枚の肉花弁の恥部に挿し込まれた私の欲棒を、ユックリと抜き挿しを始めた。


私が雌豚・女優妻に抜き挿ししてカリ首が内壁を擦(こす)る感触を楽しんでいると、山崎代議士がその雌豚の亭主を連れて来た。

「君が今責めている雌豚の亭主の**君を紹介して置く。年頃が近いから気も合うだろう。」

山崎代議士は、クィクィと腰を使って女優妻を責めている私にそう言って、若い二世代議士を紹介し、彼には「この人は歳こそ同じくらいだが、君なんかより遥かに凄い人物だから今後懇意にして頂きなさい。」と言った。

亭主に紹介されても、犯りながらがここのルールで、腰のリズムは落とさない。

「**です。今後ともご指導をお願いします。」

「やぁ、奥さんをお借りしてます。中々使い心地は良いですよ。」

「いぇいぇ、内の妻は今皆さんに仕込んで頂いてる最中ですから、何なりと遠慮なくどうぞ、どうぞお愉しみ下さい。」

「そうですか、内の奴も来ていますから、後で紹介します。」

「あ、奥さんなら先程佐和子さんに紹介して頂きまして、もう一度使わせて頂きました。凄いテクニックですね。」

「それなら良かった。こちらも勝手に楽しませて頂きますので・・・」

「はぃ、私は失礼して他を回りますので、内の妻を御存分に可愛がって犯って下さい。」

「そうですか、それじゃあもう少し奥さんをお借りして、ジックリ使わせて頂きます。」

「そうして犯って下さい。」

映画のスクリーンやブラウン管で見ていた女を犯るのは、存外妙な気分だった。

亭主に頼まれたから、散々女優妻を責めやって、ホトバシル白いものは口で受けさせ、終るのを待っていた生島に引き渡した。

今は生島が、**(女優妻)の高く掲(かか)げた尻をクィクィと突き責めながら、私に話し掛けた。

「お館様、本物の女優の**を犯れて、俺達はラッキーだ。」

「そう、舞い上がるな。これからもパーティの度に、この**(女優妻)は犯れのだから。なぁそうだろう、**(女優妻)。」

「はぃ喜んで。アッ、私(女優妻)はこちらの皆様のものですから、アッ、アッ、何時(いつ)でも犯って頂けます。」

「おぉ、天下の美人女優に裸でそう応えられると、良いねぇ、尚更良いねぇ。」

「アン、アン、アン、アァ〜ン。」

**(女優妻)が生島の欲棒に突き責められて、良い声でさえずっている。

「おぃ、飛ばし過ぎるなよ。まだ、肝心の吉井警視婦人のお仕置きがあるのだ。」

「アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン。」

「そうか、まだそっちも有るのだった。そりゃ、根性入れて鳴かせてやる。」



「本日のデビタント(お披露目者)は、警視庁公安部警視・吉井様の令夫人・雌犬の良子です。」

改めて佐和子から、会場に良子登場の案内コール(呼びかけ)が響いた。

社交にデビューする者をデビタント(お披露目者)と言う。

吉井良子は、コレクティブ・セックス・プレィ(集団乱交)社交界のデビタント(お披露目者)なのだ。

そしてデビタント(お披露目者)の礼装は全裸に犬首輪とリードチエーン、装飾は縄掛けで、社交マナー)れいぎ)は全ての要求に対して「はぃ、喜んで。」である。

全裸の麻生康子巡査部長にリード(引き綱)で曳かれて、尻を高く掲げた四つん這いの吉井良子が、尻を振り振り戸惑いの表情を浮かべて控えの別室から会場へ現れた。

相応の怪しいビジュアル(視覚的)の演出で、雰囲気を高め盛り上げるにはSM的な四つん這い姿は欠かせない。

本人に置かれた立場を自覚させる事が大切で、拘束姿の素っ裸で舞台の中心に曳き出されれば、吉井良子は嫌でも今日の陵辱ヒロインである事を思い知らされる事に成る。

控えの部屋からリード(引き綱)に繋がれて引き出された吉井良子の、乳首が勃起(ぼっき)した乳房の柔肌が赤く染まって明らかに彼女の脳内にドーパミンが噴出し、麻生康子が施(ほどこ)したのか例のオーデコロンの香りが良子の裸身から立ち昇っていた。

先ほど飲まされたスタミナドリンクの興奮剤が効いて来たのか、少し肉体(からだ)が熱く感じられる。



易々と逃げ切れない状況に追い込まれて、吉井良子は今、多くの視線を感じながら素っ裸で此処に居る。

良子が眩(まばゆ)い裸身を曝け出して引き出されたそこは、山崎代議士が主催する陵辱プレィのセックスフアイトリンクだった。

身包(みぐる)み剥(は)がされた素っ裸で他人前(ひとまえ)に曳き出され、良子は脳みそが溶けそうな何とも表現し難い想いの羞恥心に耐え、子宮がジワッと熱くなる興奮を感じた。

良子にしてみれば、逃げ切れない状況に易々と追い込まれて、止むを得ずに承知した日常生活では在り得ない遊びの性行為の最初の儀式だった。

この肉体(からだ)がフワッ浮き上がる様な表現し難い頼りな気な羞恥感覚は、実際に経験してみないと判らない。


この連中は本気で、「嫌だ」と言って止める連中では無く、素っ裸の良子はもう、どうせ輪姦(まわし)で大勢に犯られるのが避けられない。

こう成った以上、恥ずかしがったら面白がっている夫や政和交歓倶楽部の連中の思う壺だし、嫌がっても、泣き喚(わめ)いても、見苦しいだけで余計に良い事はない。

それならば、腹を括(くく)って覚悟を決め、堂々と彼らとの性交にアクティブ(前向き・攻撃的)に応じて観せ、見っとも無い態度は止め様と想って心に決めた。



一瞬静まり返ったパーティ会場が、今日のヒロインである良子の全裸姿にどよめき、何処(そこ)かしこのテーブルで憶測を交えた良子の品定めが広がった。

「お待たせしました。」と、会場を仕切る佐和子と言う女性の声が会場に響き、妻・良子が上半身縄掛けの全裸にされて首に犬首輪を装着され、四つん這いの雌犬として麻生康子にリードチェンで曳かれて入場して来たのだ。

その会場フロワーを、四つん這いで歩く吉井良子の全裸の背中から引き締まったウエスト、腰からなだらかに続く双(ふた)っの尻肉・・・。

そのモコモコと動きを見せる双(ふた)っの尻肉の間に、生々しく小さく膨らんだア*ルの菊の蕾と半開きの二枚の肉花弁が可憐に露(あらわ)に成って晒(さら)されている。

自分の高く掲げた白い尻肉に、「視線が集中している」と言う感覚は良子にも感じられた。

どの道これは、吉井良子の自尊心をズタズタにしてアッサリと抵抗感を奪う狙いだった。

流石(さすが)は官僚の妻で、吉井良子も此処まで来ればもう舞台に上がったのだから、「期待に応えるしかない」と吹っ切れている。

新たな生贄(いけにえ)を得て、吉井良子のお披露目を開催する時、また会場には佐和子の手で「いい日旅立ち」のメロディが流れている。

こんな輪姦陵辱の場には相応しく無い様な曲だが、S(サド)気が強い代議士のポリシー(方針)で、つまり良子の雌犬としての新しい旅立ちは此処から始まるのである。

全裸四つん這いでフロワーを曳き歩かされ、良子は「こんな事可笑しい」と一瞬思ったが、事(お披露目)が始まってしまったのだから今更後悔しても始まらない。

吉井良子は今夜のヒロインだから、彼女に注目が集まるのは仕方が無い。

全てを曝(さら)け出した自分(良子)の裸体に皆の視線が集まる羞恥心は在ったが、ここに到っては逃げ出す事も適わない。

衆目集まる中、良子はその女性器さえも全てを晒(さら)す惨めな頼りなさに、ある種被虐的で奇妙な興奮を感じていた。

それでもこう言う状態に嵌(はま)った以上、良子はあらゆる陵辱を直(すなお)に受け入れてその嵐が肉体(からだ)を通り過ぎるのを待つしか手立てはないのだ。

お披露目の生贄(いけにえ)として全てを晒(さら)し出す事を求められ剥(む)き出された吉井良子の裸体は、注目を浴びながら四つん這いでパーティ会場に曳き出された。

「まぁ良子の交歓会は今日から先が永い、最初から皆さんに気に入られる様に確り犯りなさい。」

山崎代議士は、良子の顔をマジマジと見詰めてそう言った。

「はぃ、喜んで。」


私は山崎代議士が言うようには、「そう簡単には思う様に行かない」と思っていたが、吉井良子は現実に素っ裸に剥(む)かれて麻縄で括(くく)られ、犬首輪を装着されて麻生康子にリードチェンで曳かれて私の目の前を這い歩いている。

良子の裸体は肉付きが良く、やや小柄ながらたわわに実った張りのある両乳房に、括(くび)れたウエストから曲線を為して広がる腰、露に恥毛を蓄えた股間は二枚の肉花弁も柔らかそうな内太腿(うちふともも)も、這い歩きながらのお披露目だった。

その良子の、なだらかに丸みを帯びた二つの白い尻肉もその間に在る菊の蕾(つぼみ)も、手の平で覆い隠す事さえ許されず、頼りな気にまったく無防備に全てを衆目に晒(さら)してモコモコと会場を四つん這いで披露して歩く。


吉井良子は、輪姦の洗礼を受ける為に素っ裸にされて柔らかい肌を晒(さら)し、首に皮製の犬首輪を装着し、リードチェンで康子に操られながら四つん這いに股間を高く掲げて這い歩き始めた。

四つん這いに這い歩く良子はもぅ恥ずかしさは通り越して、これから起こる陵辱劇に頭の中を真っ白にして慄(おのの)いていた。

全裸四つん這いの吉井良子が、雌犬らしく白い尻を高く掲げてモコモコとさせながら這って来る。

まずはこれまた全裸の麻生康子のリード(引き綱)で、パーティ会場の中心から中ほどを四つん這いで一回りさせる。

吉井警視は、そんな現実離れした妻の姿を映画でも見る様な気分で見ていた。

今日が初お披露目の良子にはそれなりの雌犬衣装が必要で、縄掛けで絞り込まれ乳首が立った剥(む)き出しの両乳房、なだらかに括(くび)れたウエストは流石(さすが)だった。

チャームポイントの臍(へそ)は立ての溝を刻んで愛らしく小判型の丸を描き、腰から続く内太腿(うちふともも)の間には仄(ほの)かに蔭る恥毛までが隠される事無く晒(さら)されて、白い肌が怪しく眩(まぶ)し気である。

勿論、夫の吉井警視がそんな怪し気に無防備な妻の姿など、結婚以来一度も目にした事は無い。

何とした事か、吉井警視はその光景に胸ときめかせる自分に気が付いた。

男の性(さが)だから仕方が無いが、正直、全裸の妻が目の前で他人の目に晒(さら)されている光景でも興奮して欲棒をおっ立ててしまう。

そして何故か異様な雰囲気に飲み込まれて、これから妻の身に起こる事を期待する自分がいた。

その興奮だけで正直吉井警視は、妻の良子が目の前で他人に犯かされている光景でも興奮して欲棒をおっ立ててしまうのが「男の性(さが)である」と気付かされた。

判り易く言えば、皆んな総論では綺麗事を言い各論では自分だけは「コッソリ犯って居る」と言うのが人間なのである。

吉井良子の雌犬としての初奉仕の期待感に、吉井警視が今まで経験した事が無い奇妙で卑猥(ひわい)な空間がその場を支配していた。

望まぬお披露目のヒロインを、無理矢理引き受けさせた妻・良子である。

しかし人間の気持ちは複雑で、例え意に添わない性交プレィでも犯る以上は「下手糞」と言われるより「上手(うま)い」と言われる方が女性としての自尊心はまだ傷が付かない。

本音の所、清く正しい性交など誰が望んで居るだろうか?

性交など、その行為の味付けとして依り濃い猥褻(わいせつ)な物でなければ興奮はしない。

それで、夫の前で此処までおシャブリも腰使いも上手(うま)く犯っちゃうと、もぅ「変な事を犯(させ)て・・・」と怒って観せても今更に嘘ぽくて始まらない。

つまり世の中、表面的な綺麗事だけで済む筈も無く、吉井良子が人生の裏側も認めて曝(さら)け出さないと良い夫婦生活など望むべくも無い。

しかし吉井警視は、まさか自分の清楚(せいそ)な妻がこの後恐るべき根性を発揮するとは、この時はまだ想い到らなかったのである。



政和交歓倶楽部のパーティプログラム(進行計画)は、何時(いつ)もほぼ一致していて、山崎代議士の好みが滲む性交パホーマンス(表現)の次第には似た流れが在る。

秘密パーティの生贄(いけにえ)として陵辱(りょうじょく)を待つ良子の、柔らかそうな肌の全裸に剥(む)かれた美しくしなやかな肢体は男達の本能をくすぐり、見るからに張りが有りそうで見る者に甘美な期待を抱かせる。

流石(さすが)に頬(ほほ)をホンノリと紅潮させ、恥ずかし気な四つん這いの良子で在った。

その良子が、乳首を勃起させた乳房を揺すり、くびれたウエストから丸みを帯びた腰と尻、その尻の中央には陰(かげ)る様に生えた陰毛と二枚の肉花弁まで這い歩く度に開き気味に見えている。

お披露目をする良子は、群れとしての上下関係から言えば最下位であるから、パーティ中は誰の命じる事でも絶対服従である。

それだからこそ、雌犬として素っ裸に剥(む)かれて犬首輪にリードチェーンを装着され、四つん這いの格好で性奉仕をする為に曳き回される。

私もその一人だが、良子は今日が初お披露目の晒(さら)し者なのだから、皆がこの初見の裸体を興味を持って眺めている。

良子の小ぶりな体躯に似合わない大き目の柔らかそうな両乳房が這い歩く度に上下に揺れている。

後ろに回って白い尻を眺めれば、股間に茂る恥毛も二枚の肉化弁もア*ルの菊蕾も恥ずかし気に露(あらわ)で、隠す術(すべ)も無い良い眺めである。


全裸で曳き出された良子は、何か想像とは違う奇妙な気分を味わって戸惑って居た。

何度も言うが、男性の視覚本能と女性の露出本能は天の恵みで、それを同時に満足させる手段がセックス・セッション(乱交)である。

それは誰しも、表向きとは違う格好が悪い一面も持って生きている。

つまり全てを曝け出して居る人間など居る訳も無く、敢えて言えば皆格好付けて上っ面を生きている。

性行為の一端を称して「嫌らしい」と言うが、元来、性行為に品の良し悪しなど無く、むしろ下品な方が拠り興奮し愉しめる性質の物であるから、犯る事に品が良くては興醒めである。

セックス・セッション(乱交)は、外聞を憚(はばか)るような端無(はしたな)い非日常の性行為だからこそ興奮するのだ。

つまり人間の感性を刺激するなら、依り下品に犯る事こそ性行の醍醐味で、そこを建前で無視ししては人間の本質としての真実など見えて来ない。

まぁ女性の性癖は露出で、現金なものだが卑猥(ひわい)な全裸体をパーティ会場で披露しただけで良子の呼吸が興奮で荒くなり、ハァハァと荒い息使いが口から洩れ始めている。

吉井良子は適応力を発揮してもう脳の別のどこかの引出しを開け、子宮が熱く感じて被虐(ひぎゃく)の期待で興奮し、既に股間からは本気汁が滴(したた)り流れて居るのだ。

肝心の目的は吉井良子の誓約(うけい)の証明で、男性メンバーが勃起しなければ肝心の輪姦(まわし)が出来ない。

男性を興奮させる怪しいビジュアル(視覚感)も必要で、そのムード創りは、輪姦(まわし)を課せられた良子本人の責任に置いて素っ裸に剥(む)かれた肉体(からだ)と限りなく卑猥(ひわい)な行為で表現させられる事になる。

勢いパーティは、輪姦(まわ)される良子本人も心得て「卑猥(ひわい)に卑猥(ひわい)に」とムードを創って行く事になるのである。


まずは男達が、性器も露(あらわ)な生贄(いけにえ)の良子を取り囲む。

全裸に剥かれて提供された肉体(からだ)だけのシエアリング(共同所有)は、仲間内の既成事実だった。

当然男達は良子の肌触りを愉しむべく裸身を撫(な)で廻すが、此処まで来ればそれは極自然な行動と言える。

それで良子は、手始めに裸身その物を男達の玩具(おもちゃ)にされる。

良子は被虐感と伴に、乳房を掴(つか)まれ乳首を摘(つま)まれようが、股間を撫(な)でられようが指先を入れられようが、相手任せに触り放題で弄(もてあそ)ばれるしかない。


仲間内でのキスやおシャブりは物理的に不潔なのか精神的に不潔なのか・・・。

愛とか情を絡ませれば精神的解釈となり、物理的な不潔感は超越するのかも知れないが、それでは現実の物理的な清潔不潔の解決ではない。

物理的に不潔ならば誰も敬遠する筈であるが、キスやおシャブりは世界的に極一般的な行為で、そんなものを不潔と敬遠すれば笑い者である。

夫や恋人も元は他人であるから、その欲棒をシャブるのも他人の欲棒をシャブるのもその差は気分だけの感覚で、物理的には同じ事である。

すると不潔と想うのは精神的なものであるから、他人とキスしたり他人の欲棒をおシャブりをした所で、まぁ、綺麗事だけの世間にバレなければ物理的にはさして問題が無い事に成る。

益してや、他人(ひと)前でおシャブりや性行為のテクニックを披露するとなると女性としての値踏みの問題でもある。

正直、「あの女、何時も旦那さんにもあんなにお粗末か」と想われかねないので、精一杯踏ん張って観せるのは女性として普通の感情なのだ。

そこまで行けば突き出される欲棒を、まぁ根性を入れて咥(くわ)え、丁寧にシャブるしかない。



吉井良子は、その落ち着いた外見に似合わずアスリートで高校大学を通して剣道部だった。

剣道の大会実績は小柄な体躯だったのでそう言い立てるほどの事はないが、胴衣を装着(着けた)まま周囲を走って回るハードな部活に耐えて三段まで取った。

趣味でテニススクールにも通っていて、こちらも少しは自信が有る。

結婚後は体型と体力維持の為に筋トレジムとエアロビに通って、肉体(からだ)を虐(いじ)めて来た。

そんな持前のアスリート魂の持ち主であるから、犯る気にさえ成ればここ(山崎山荘)の輪姦(まわし)がどんなに過酷でもギブアップはしない根性がある。

新人の雌犬披露である。

しかも四つん這いで挨拶して廻るのが警視庁警視婦人とも成ると会場のざわめきが一瞬で消え、興奮ボルテージは静かに高まっていた。


吉井良子の輪姦劇場が、最初は静かに始まった。

誓約(うけい)のそもそも論は「対立の解消」にあり、その究極の証明形体が契(ちぎり/性交)に拠るコンプライアンス(要求や命令への服従)の実践で、ペイ・リスク(支払うべき危険負担の代償)の消化である。

パーティ・デビューの女性を晒(さら)し者にして、マックス(絶頂/最大値)の表情や性感反応を楽しむのが山崎派秘密パーティでのお披露目の醍醐味で、そこに手加減は無いのである。

良子は雌犬として素っ裸に剥(む)かれ、四つん這いの不恰好な姿でパーティ会場に引き出されて刺すような視線を浴び、最初から酷(ひど)い羞恥(しゅうち)の極みを味わっている。

その上良子は、女優妻の醜態を予(あらかじ)め見せ付けられて、「あれを犯らせる」と覚悟を迫られている。

何が起こるかを「事前に知らされる」と言う事は、この場合良子に取って残酷である。

先程の女優妻のように晒(さら)し者状態で「好きに犯される運命」が待っているのだ。

確かに性行為は生々しいもので、性行為中は誰でも不恰好な姿を晒(さら)す事に成る。

その上「外敵に無防備」だから隠れて性行為を行なうように成り、返って人間は「秘する喜び」を覚えた。

秘する喜びを覚えたからこそ、性行為が生々しいものに成ったのである。

つまり「秘する喜び」の裏返しに、露出プレィや衆人環視の中での輪姦(まわし)に意味が出て来る。

良子に要求されているのは、衆人環視の中での輪姦(まわし)プレィである。

輪姦(まわし)プレィはプレィである以上、良子は犯す相手にも観衆にも面白く楽しんで貰わなければならない。

それが、不恰好で美しくないからこそ、曝(さら)け出せる仲間内の信頼は堅い物に成る。

性行為中は不恰好(ぶかっこう)ではあるが、性交が「美しくないから」と言ってそれが現実なのだ。

利巧な人間なら、例えグロテスクだろうが、「人間にはする必要がある行為」と肯定すべきで、仲間内での輪姦(まわし)は派内の誓約(うけい)の為には最も有効な行為だった。



山崎派の秘密パーティでデビューする女性への輪姦(まわし)を、派内では「可愛がり」と言う。

吉井警視の妻・良子は、夫に「皆さんで、お好きに可愛がって犯って下さい」と、派閥仲間に全裸で差し出された人身御供だった。

警察キャリア官僚の世界は縦社会の厳しい所で、吉井も上位職には極端に弱く、圧力に負けて良子を提供した以上どう可愛がられようが文句は言えない。

此処での性交トリアージ(優先選別)の順番は、派の盟主である山崎代議士である。

群れの獲物は真っ先に群れのボス(支配者)に供されるから、「可愛がり」は山崎代議士から始まる。


山崎山荘でのプレィは社会的に見て闇から闇に葬るのが常識で、当事者だけの秘密である。

つまりこの仲間は一蓮托生なのだから、吉井良子は夫にも見せた事が無い女性(おんな)の全てを曝(さら)け出し、メンバーに披露する事を要求される。

仲間内だけの事だから、こんな事は恥ずかしくはない。

吉井良子はそう自分に言い聞かせた。

そう言う判断が出来るのは常識に照らせば凄(すご)い事かも知れないが、良子はそれを受け入れる決断をして、今、全裸四つん這いで陵辱(りょうじょく)の場に曳き出された。

這って歩く度に、良子の尻肉の双丘が交互にモコモコと動いて、その中心部の生々しい女の部品が人目を誘っている

「さぁもう甘えない。あなたは誰にでも犯られる雌犬よ。」

康子は京香の直伝のS(サド)風の役割を心得ていて、そのリアルタイムの調教を良子に容赦なく行なうのだった。

麻生康子にレクチャーアされたが、輪姦(まわ)しを犯られ始めてしまえば、自然の感性に上手く乗るのがこの場に置かれた良子の取るべき秘訣である。

折角同じ輪姦(まわ)されるにしても、生意気では価値は半減で犯られ損になるから、控え目に謙虚な態度で輪姦(まわ)しに臨まなければ吉井良子の誠意は通じない。

例えヒィヒィ言わされても何事も明るく自然に受け入れ、自然の感性に上手く乗って限りなく淫乱に振る舞う事である。

ここに到って、もう良子にはネチョネチョ、グチョズチョ、ドロドロに弄(なぶ)り倒される陵辱が始まっていた。

新参のパーティ・デビューでの輪姦(まわし)では、メイン・プレィヤーの良子にただ犯られている事は許されない。

次から次と入れ替わる相手を満足させるそれぞれへの奉仕が要求されて、素っ裸で奮闘する良子の姿を吉井警視は長々と見せ付けられる事になる。


妻が全裸四つん這いでパーティ会場に現れたが、先程から女優妻の痴態を見ていた吉井警視の衝撃は差ほどでもなく、それより山崎代議士を待たせている事が気が気ではない。

「アッやっと来ました。麻生君こちらに連れて来て、山崎先生のお相手がイの一番ですね。」

此処での性交トリアージ(優先選別)の順番は、派の盟主である山崎代議士である。

目聡(めざとく)く姿を見つけた吉井警視が卒のない所を見せ、山崎代議士から奉仕をさせようと、直ぐに四つん這いの妻を呼んだ。

山崎を待たせていた事を、酷く気にしていた様子だ。

「先生、内の奴(良子)が来ました。何なりと、どうぞどうぞ。」

「おぅ雌犬を連れて来たか。・・・吉井君、君らは内のメンバーに入るのだ、今日は奥さんをガッンと仕込まなければな。」

「エッ、ア、はぃ。内の奴(良子)もその積りですから、先生の流儀で仕込で頂ければ・・・。」

「当たり前だ。良子が犯る事を犯らなければお披露目にはならんだろうが。」

「ハィ、仰(おっしゃ)る通りです。」

この「政和交歓倶楽部」に入りたかったら、細君なり娘なりに犯る事を犯らせなければ誓約(うけい)の証明は成り立たないのだ。

「それじゃあ、奥さんを使わして貰うか。良子さん、パーティデビューの女性は甘やかさない事になっとる。オマ*コは丸出しにして脚は絶対に閉じない。皆さんの指示には全て従うルールだからその積りでな。」

「はぃ喜んで、承知しました。脚は絶対に閉じず、皆さん御指示には全て従います。」

その返事が素っ裸に剥(む)かれて会場の中央に引き出された吉井良子の、これから始まる激闘の序章だった。

ここでは、普段口にするのも憚(はばか)る様な事を、誰もが恥ずかし気もなく平気で口にする。

そしてそれを周りが咎(とが)める所か、誰もがその普段口にするのも憚(はばか)る様な事を「実行しろ」と良子に平気で要求して来る。

良子は、ここ(山崎山荘)は「そう言う所だ」と自分に言い聞かせるしかない。

良子にして見れば、自分に要求されたこの生贄(いけにえ)の状況は、信じられない程余りにも衝撃的だった。

他人前(ひとまえ)で性器も露(あらわ)な素っ裸に剥(む)かれた裸体を晒(さら)すのは、良子に採って何とも恥ずかしく無防備で頼りない想いである。

それだけでも羞恥心でアドレナリンが噴出するのに、山崎代議士はこの衆人環視の中で「輪姦(まわ)されて見せろ」と、聞いただけで脳みそが溶けるような衝撃的な事を命じるのだ。

しかしこの際、良子本人が何をどう考えるかは、政和交歓倶楽部メンバーの構う事ではない。

必要なのは、只、良子を嫌応無しに素っ裸にして皆の前に連れ出し、休む間も無くこっ酷く犯し、善がり続けさせるだけの事である。


「良いか良子。動物は嘘をつかない。良子も雌犬で居る間は嘘をつくな。」

「はぃ、喜んで。」

「何じゃこの雌犬、澄ました顔し居って此処は期待汁でビショビショじゃないか?」

山崎代議士は、ワザと大声で叫んで周囲の気を引いた。

そこがビショビショなのはこの非日常の環境の中でこれから起こる事を想像した結果だが、山崎代議士に意地悪く「期待汁でビショビショ」と指摘されてしまえば、良子はもぅ格好を付けても仕方が無い。

肉体(からだ)が欲棒を迎え入れる準備をしている事実に、「そんなに可愛がられるのが待ち遠しかったのか?」と問われれば、「はぃ。」と素直に応えるしかない。

「良し判れば、犯られて感じたら直にオマ*コ気持ち良いと言え。」

「はぃ、オマ*コ気持ち良いですね。喜んで承知いたしました。」

吉井良子の陵辱劇、「可愛がり」が、まずは山崎代議士の指二本攻めで始まった。

「どれ、ギャラリーの皆も良子がどんな声で鳴くか愉しみじゃろう、一攻めして見せるか。」

山崎代議士が一言言って、人差し指と中指を咥えて唾液に濡らしながら周囲を見渡し、視線を集めると良子に「脚を開いて仰向けに寝ろ」と命じた。

まるでポルノ映画の一場面の様だが、良子には選択肢など無いから命じられた通りに脚を開いて仰向けに寝る。

良子が仰向けM字開脚で横たわり、その脚の間に山崎代議士が割り込んで覗き込むようにしゃがむと、良子の二枚の肉花弁のスリットの内側の濡れ具合を人差し指で確かめる。

「これなら大丈夫だ。良くしたもので確り潤(うるお)っている。」

仰向けM字様に開いた素っ裸の良子の股間に、山崎代議士の手の平上向きに人差し指と中指の二本がユックリと挿し込まれて行く。

良子が、どんな顔をして、どんな声を出して指攻めに反応するのかを期待する取り囲む男女の、露骨(ろこつ)に好奇心に満ちた視線を感じる。

指二本が挿し込まれ、その手が小刻みに前後して指が抜き挿しされると、女体を知り尽くした山崎代議士の攻めに良子が口をパクつかせながら善がり声を張り上げる。

山崎代議士が、良子の柔ら壺に指二本を挿し込み、ポルチオ攻めを敢行して肉体(からだ)の緊張を解き解(ほぐ)す。

この手淫では、子宮頸部のうちで膣(ウァギナ)に突出した部位(子宮膣部)のポルチオ攻めが女性の快感効率が良い。

ポルチオとは、膣(ウァギナ)の奥の方に存在する、「子宮口(子宮の入口)」の事で、触るとコリコリしていて、軟骨っぽい感じがする。

ポルチオは、「Gスポットの何倍も気持ち良い」と言われていて、確かに、ポルチオは強烈な快感を感じる事のできる性感帯である。

指先がポルチオを弄(いじ)れば、もぅ良子の全身の力が抜けて後は快感を貪(むさば)るだけの淫女に変身する。

本来ポルチオは、欲棒のカリ首が突っいたりカリ首エラが擦(こす)れたりの感触に反応する事に優れて存在している。


この場面では、良子は衆人環視の弄(なぶ)り者で、究極の恥じらいは感じるが立場を認識すれば晒(さら)し者に身を委(ゆだ)ねるしか無い。

そして生身の人間だから、最も敏感な内壁を指で此処(ここ)ぞと攻め立てられれば、例え面白がられても肉体(からだ)が他人目(ひとめ)を気にして気取ってはいられない。

肉体(からだ)の中で暴れまわる指にクィクィと内壁を攻められ、その指に伝わりながら愛液が垂れ落ちて生々しい。

良子は内太腿(うちふともも)を小刻みに揺(ゆ)すりながら、腕さら持ち上げるほど腰を浮かして「アゥ。アゥ。」と耐(た)え切れない体(てい)で見事に善がり狂っている。



ひとしきり良子を指で攻めあげると、山崎代議士はファスナーを降ろして硬さが益し始めた欲棒を引き出すと四つん這いの良子の前に腰ごと突き出した。

良子は利(き)き手で山崎代議士の欲棒の陰茎を握(にぎ)って素早く十回ほど扱(しご)き始めた。

代議士の欲棒が半立ちに成った所でカリ首に口を近付け、舌を使ってエラの方からペロペロと舐(な)め上げる。

舐(な)められている山崎代議士の方は、そんな良子の舌を使って舐(な)め上る口元を、気持ち良さそうに目を細めながら見下ろしている。

「良し、良し、利巧な女性だ。口を開けて咥(くわ)えなさい。はぃ、ア〜ン。」

「はぃ、喜んで失礼します。ア〜ン、ウグ・・・」

警視夫人だって夫におシャブリ位はする。

先ほど女優妻のする事を見ているから、良子は這ったまま山崎代議士の欲棒をパクリと咥(くわ)え、懸命に口で扱(しご)き始めた。

シャブり方は、見本を勤めた女優妻の所作を観て居て「首を固定した形で上半身をリズム良く使うのだ」と判った。

良子の口中に挿し込んだ欲棒が、ヌメヌメと舌先で嬲(ね)ぶられる快感に、山崎代議士は目を細めてそのおシャブリを愉しんでいた。

良子は、破れかぶれとも見えるほど頭を高速度で前後しながら欲棒を必死でシャブって、その口元に濡れ光る陰茎が見え隠れしている。

「そら、丁寧(てねい)にシャブリなさい。」

言いながら山崎代議士の腰が小さく前後し、良子の口の中に突き入れ始めた。

全く山崎代議士は、高齢の癖(くせ)にコチコチの欲棒を使い熟(こ)なすスーパー爺である。

KIYOUBIの女達は心得て居るから良子の輪姦(まわし)が始まると、妻を筆頭にその良子の陵辱姿を見物する代議士達の前に適当に膝間着き、欲棒を咥(くわ)え唇で扱(しご)いておシャブリを始めている。

見物する代議士達も、おシャブリをされながらなら見る良子の陵辱姿は、気分が盛り上がっているに違いない。

中には喜美子など、既に代議士の一人に四つん這いにドレスのスカートを捲くられて、抜き挿しされながら見物させている。

ここは、そう言うメチャクチャで明るい乱交の場だ。


首と上半身を使ってリズム良く懸命にオシャブリしている良子の、上半身亀甲縛りに絞られた乳房が小刻みに揺れている。

その良子の口元で見え隠れする山崎代議士の陰茎を、吉井警視がボンヤリと眺めて居る。

吉井警視は、自分が意外と冷静にそれを見る事が出来る自分に驚いた。

秘密パーティでは妊娠事故の回避が必要なので、秘密パーティのルールでは発射は口で受ける事に成っている。

それ故、最初と最後はおシャブリをさせるのが、決まり見たいに成っていた。

「君は?」

山崎代議士は、一緒に全裸姿で吉井良子のリードを曳いて来た麻生康子に興味を持ち、良子に咥(くわ)えさせながら聞いた。

「アッ、彼女は僕の部下で麻生康子と言います。」

「ほぅ、君の部下と言うと、潜入捜査で潜り込んだ現役の婦警と言うのが君の事かね?」

良子に咥(くわえ)えさせた山崎代議士は、話をしながらもクイクイと腰を使って良子の口中を突き荒らしている。

山崎代議士の太鼓腹が雌犬・良子の鼻を潰してクイクイと腰を使って容赦なく突き入れられる山崎の硬く張り詰めた欲棒を咥(くわ)えてシャブる良子の口元から、涎(よだれ)が一筋二筋と垂れ下がって床に落ちて行く。

「はぃ、山崎様はご存知でしたの。康子と申します。」

「ワ、ハハハハァ〜、聞いているぞ、なるほど、この娘が共釣りの共だった訳だ。成る程KIYOUBI(京美)流の躾(しつけ)が出来て居るわ。」

早速麻生康子が山崎代議士の目に留まったと成ると、いずれ康子にも正式な入会の儀式があるかも知れない。

安心な事に、麻生康子は長く硬式テニスをしていた。

テニスは長時間対戦する持久力のスポーツで、ハードな練習で自分の肉体(からだ)を虐(いじ)めて来た康子は体力には自信がある。

そこにKIYOUBI(京美)の接待愛奴隷の経験が上乗せなのだから、持前のアスリート魂で輪姦(まわし)がどんなに過酷でもギブアップはしない。

「何なら確かめ儀式でも申し付けて頂けますか?」

「判った。判った。しかしこの次の機会じゃ。今日は、吉井君の奥方を締め上げんとな。良し康子、雌犬に後ろを向かせてみなさい。」

「はぃ、山崎様。そら良子、後ろを向いてお尻は高く上げて、入れて頂くのだから踏ん張る。」

康子が良子のリードを操り、良子に後ろを向かせる。

その上体で康子は良子の耳元に口を寄せ「マグロは駄目よ。犯る以上はチャンと腰を使って一生懸命相手を感じさせるのよ。」と囁(ささや)いた。

一々念を押す康子にめんどくさく成っていた良子は、「はぃ。そうします。」と応えた。

山崎代議士は、「そのまま脚を少し開いて踏ん張り、腰を固定させろ。」と命じて背後に回り、「おぉ、ここはスッカリその気で濡れて居るじゃないか」との肉花弁が湿りを帯びて居る事を指で確かめる。

「吉井君、それじゃあ奥さんをバックで責めて見るよ。」

「はぁ、どうぞどうぞ。その積りで連れて来ましたから。」

犯られる方の雌犬・良子は、命じられら通りに脚を少し開いて踏ん張り腰を安定させ、何とも言えない不安そうな待ちの表情を浮かべての欲棒が捻り込まれるのを待っている。

湿り具合で良子の受け入れ態勢を確かめると、四つん這いの良子の肉体(からだ)に後ろから山崎代議士が覆い被(おおいかぶ)さる。

山崎代議士は欲棒に手を添えて張り詰めたカリ首を、良子の肉花弁のスリットに右手で二〜三回擦(こす)って愛液で湿らせ、滑りを良くしてから的を定めて固定し、グィと突き入れて欲棒の抽入を果たすと満面の笑みを浮かべた。

山崎代議士は吉井の目の前で、後ろからエラの張った坊主頭の欲棒を良子にグィと捻じ込んだのだ。

「アッ、アアア、アァ〜ン。」

女の肉体(からだ)は不思議なもので、望まなくても状況がそうなれば本能が受け入れ態勢を肉体(からだ)に指示を出す。

山崎代議士の欲棒は、さして抵抗もなく良子の中にスッポリと納まった。

「そお〜ら奥さん、旦那様の前でジックリ突いてやるからな。」

「はぃ、喜んで。」

ズブリと山崎代議士の欲棒を受け入れた自分の女陰への数十人の視線を意識すると、吉井良子はカァーと下半身が熱くなる羞恥心を覚えた。

山崎代議士がクィクィと腰を使って繰り出す欲棒の抜き挿しで、良子の内壁を擦(こす)るカリ首の刺激が一層良子の興奮を高めて快楽ゾーンに入って行く。

「オラ、オラ、このドスケベ女、犯られて気持ちが良いか?」と山崎代議士が欲棒を良子の柔ら壺に突き立てて良子を攻め立てる。

良子の柔ら壺にズッポリ嵌(はま)った欲棒が抜き挿しされ、陰茎が愛液に濡(ぬ)れ光りながら観え隠れしている。

良子は、その快感に腹の肉を波浮かせて身悶え、セックスハィの桃源郷を彷徨(さまよ)っている。

流石(さすが)の良子も、山崎代議士にどう言われようが合意の上で現実に犯らせているのだから、「ドスケベ女」と言われても仕方がない。

現に今、ドスケベ女(良子)の脳が、山崎代議士の抜き挿しの快感に気持ち良くトロケて行く・・・。

「アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン。」

殊更大きい善がり声とハァハァと荒い息使いが口から洩れるその良子の恍惚の表情は、吉井警視が始めて目にする妻・良子の別の女の顔だった。

肉体(からだ)の反応に身を任せて腰を使い出したあれが、吉井良子の眠っていた女が覚醒した瞬間だった。



吉井達夫婦にとって、以後の生き方が大きく変わる後戻りが出来ない人生の岐路なんてものは、想像も着かない所から始まる物である。

吉井達夫婦の場合は妻の良子が素裸にミニ丈ドレス一枚で山崎山荘に招かれ、パーティ会場の中央で山崎代議士の欲棒を受け入れて抜き挿しされた陵辱の瞬間が人生の岐路だった。

承知して居たとは言え、それは吉井警視にとっては正に仰天(ぎょうてん)の光景だった。

妻・良子の肉体(からだ)に山崎代議士の欲棒を挿し込まれて、白濁(はくだく)した愛液に濡れ光る陰茎を見え隠れさせながら腰を使う山崎代議士と、良子の肉体(からだ)が股間で生々しく繋がっていた。

覚悟は出来て居たし、犯ってしまえば女性の肉体(からだ)は現金なもので、良子は欲棒が嵌(はま)った腰を使い「ウフン」と甘い声を漏らして鼻を鳴らし、媚を売るように身悶えてみせて居る。

周囲にはギャラリー然とした出席者の人囲いが出来、良子性反応を伺っていてエゲツ無いと言えばエゲツ無いが、デビタント(お披露目者)は恥を晒(さら)してこその本当の仲間入りで、このお披露目の場は公開性交が原則だった。


山崎代議士の腰が、クィクィとリズムを刻んで前後に動き出し、高く掲(かか)げられた良子の尻の中心に開いた二枚の肉花弁が、捻じ込まれ貫かれた山崎の欲棒に絡みながら生々しく踊り、山崎の陰茎が白く泡立った愛液に濡れて見え隠れしている。

良子の股間に山崎代議士の欲棒がグィと挿し込まれて、モロ挿しの陰茎が生々しく深く浅く見え隠れする抽送が始まった。

吉井警視の前で、山崎代議士が気持ち良さそうにユックリと腰を使って欲棒の抜き挿しを吉井良子に続けている。

その抜き挿しで良子の股間に生々しく山崎の陰茎が二枚の肉花弁を捩(よじ)らせながら見え隠れし、少し間延びした良子の善がり声が圧し殺した様に漏れていた。

吉井警視の心臓をギュウと握られ締め付ける様に、欲棒を抜き挿しする山崎代議士の抽送に合わせて良子の乳房が乳首を硬く勃起して揺れている。

毎度の感想だが、抜き挿しをしながら相手の女にヒィヒィ善がり声を上げさせる事が一番男の本能を刺激し征服欲を満足させる。

それが相手の女の「亭主を前にして」と言えば、これ以上の興奮を呼ぶシチュエーション(舞台設定)は無い。

良くしたもので、受ける刺激には逆らえないらしく良子の腰が快感を追うような微妙な動きを始めている。

フロワーに四つん這いで引き出された当初は顔面蒼白(がんめんそうはく)の良子も、羞恥心で少し顔を赤らめた。

その顔同様に蒼白かった良子の裸身も、代議士の抜き挿しが始まってしまえばその攻撃で赤味を帯び、肉体(からだ)は意志とは関係なく反応をし始める。

遊びで犯るなら、愉しませる男の欲棒の数は一本も二本も同じだし、十本二十本なら、このプレィはいっそうお遊びらしい。

つまり性交相手の数が多い輪姦ほど、特定の男との浮気気分では無い「遊びの性交そのもの」を証明しているのである。

お披露目の女性は、舞台の上で倶楽部メンバーをうならせなければならない。

ようやく吉井良子が弾けて、益々現場の熱気が上がって来た。

吉井警視には意外だったが、輪姦(まわし)が始まればその先は全身を汗でビッショリと濡れ光らせ「息も途切れるか」と思わせる善がり声が響き渡った。

善がり声と伴に、太腿(ふともも)の付け根に咥(くわ)え込んだ欲棒に激しい受け腰で行為に応じて、愛液に濡れ光るモロに串挿しとなった陰茎が見え隠れしている。

「ハハハ、予(あらかじ)め言葉で散々弄(なぶ)られているから、感度が良いわ。ソレソレ。」

「アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン。」

「まぁ、これも経験じゃ。一皮剥(む)けたら奥さんは美しく成るからな。」

山崎代議士が、くしくもあの竹中の判った様な台詞をに吐いていた。

犯られている吉井良子にとっては押さえ切れない快感だった。

良子は、山崎代議士に抽入されて自分でも驚くほど感じていた。

人間、異常な環境に置かれると興奮するから、誰でも感度が数段良くなる。

端(はした)無い話、良子は夫の吉井にも聞かせた事の無い善がり声を上げていた。

「アッ、アッ、アッ、アァ、アァ〜ン、アァ〜ン、オッ、オマ*コ気持ち良い」

最初は心の中で構えていた良子も、輪姦(まわ)され始めるととてもそんな余裕はない。

それどころか、嫌も恥ずかしいも一々考えてなど居られない。

自分の身に信じられない事が起こっているが、考えて見ればその性交に相対(あいたい)の愛情が絡まなければ、麻生恵子が言うように犯って居る事は「只の誓約(うけい)の証明」に他ならないのだ。

良子にクイクイと突き入れながら、山崎が近くにいた佐和子の夫・片山直太郎に命じる。

「こりゃ良い声で鳴くわ。佐和子を呼んで**(女優妻)を連れて来させろ。」

「はぃ、**(女優妻)ですね。」

「ここに並べて、吉井警視殿に**(女優妻)を犯らせよう。奥方と並んで犯るのも面白かろう。」

「はぃ、早速連れて参ります。」

片山直太郎が佐和子の姿を目で探し、見つけると早足で近着いて行く。

夫の伝言を聞き、佐和子がリードを操って四つん這いの女優妻を連れて来た。

吉井警視が、見様見真似でファスナーを下げ欲棒を引き出すと、パクッと女優妻がそれを咥(くわ)え、口で扱(しご)き始めた。

その隣りで、妻の良子が高く掲げた尻を山崎代議士に抜き挿しされて、派手に声を上げて善がっている。

「落ちる」は女性の最も基本の感性である。

吉井良子の心境を言うと、犯る前は不安だったが犯ってしまうと何故か安心した。

開き直りかも知れないがそこは明確で、犯ってしまえばこんな事は別に大した事ではない気に成る。

大事なのは、精神的な夫との結び付きだった。

「アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン。オ、オマ*コ気持ち良い、アァ、オマ*コ気持ち良い。」

今は、吉井警視の目の前で他人の欲棒を柔ら壺にグサリと嵌(は)め込まれた妻・良子の腰が、肉花弁が捩(よじ)れるのも厭(いと)わず快感を貪(むさぼ)るがごとく生々しい抜き挿しの動きを見せ、吉井警視を思わず勃起(ぼっき)させていた。

何だ、こいつ(良子)結構感じて楽しんでいる・・・・・吉井はそう思った。

派手に声を上げて腰を使い、「オマ*コ気持ち良い」と善がっているからには、山崎代議士に犯られている事に良子にはさして不満は無い事になる。

吉井は、直ぐに女優妻が咥(くわ)えた自分の欲棒に力がみなぎるのを感じた。

吉井良子は康子からここ(山崎山荘)で上手く犯るコツはとにかく「自(みずか)ら卑猥に卑猥に行動する事だ」とアドバイスされている。

「良い事、ここ(山崎山荘)で上手く犯るコツはとにかく自(みずか)ら卑猥(ひわい)に卑猥に行動する事よ。」
「はぃ、判りました。」

良子も、どっち道他人(ひと)前で恥ずかしい事を犯るのだから、度胸を決めたら開き直って大胆に卑猥に行動すれば間違いはない。


女性を口説くなら「吊橋の上が良い」と言う吊橋効果とは、恐怖や危機感を共有する事で側坐核(そくざかく/脳部位)が働いて親近感が湧き、好意的な感情が芽生える心理効果である。

或いは、露出プレィの強制者(S)やSMプレィの施(ほどこ)し相手に、女性が究極の羞恥心や恐怖、危機感を抱く事も、或る種の吊橋効果としてM心理が働くのかも知れない。

同様に一度有無を言わせず、こっ酷くグチャグチャに輪姦(まわ)してしまう工夫(くふう)も、広義の意味で側坐核(そくざかく/脳部位)が働くM心理の吊橋効果かも知れない。


吉井警視には信じられない光景が始まった。

良子が「上に乗って犯れ」と命じられ、「はぃ、喜んで。」と横たわる山崎代議士の欲棒を自(みずか)ら手で股間に誘導して花弁のスリットに宛がい、グィと腰を下ろして馬乗理り状に受け入れる。

代議士が下から突き上げると、両足を踏ん張った良子が、「オマ*コ気持ち良い。」と絶叫に近い叫び声を上げながらクィクィと受け腰を使う。

「ヒーッ、オマ*コ気持ち良い。」

良子が、腰を浮かせて「オマ*コ気持ち良い、オマ*コ気持ち良い。」と連呼しながらクィクィと受け腰を使えば、連れて山崎代議士の濡れて光る陰茎が生々しく見え隠れしているのが、吉井警視にはスローモーションで見るポルノ映画の様に見えている。

それにしても、膝先を大股開きに開いた妻(良子)の女陰に赤の他人・山崎代議士に欲棒を挿し込まれて、陰茎を愛液で濡れ光らせ、肉花弁を巻き込みながら抜き挿しされている

山崎代議士に雌犬遊びでのスクワットファックで犯られて居るのが妻(良子)だけに、その様は吉井警視には生々しく鮮烈な胸締め付けられる光景である。

しかしその、腰を自ら上下して抜き挿しされる妻(良子)の股の光景を、怪しく目を輝かして吉井警視が観ていたのも事実である。

「良〜し吉井君、相手が**(女優妻)なら不足はあるまい。ここで並んで犯りなさい。」

「はぃ、それじゃあ**(女優妻)さん後ろを向いて。」

「向いてじゃない。向けだ。」

「後ろを向け。」

「その雌豚(女優妻)は、前も後ろも仕込んである。君の好きな方を使え。」

吉井警視は、「はぃ、」と返事をしながら欲棒を**(女優妻)の二枚の肉花弁の間に宛がい、腰を使ってグィと押し込んだ。

「アァ、アァ〜ン、」

吉井が抽入を果たし抜き挿しの抽送を始めると、**(女優妻)の善がり声が始まり。

隣りで山崎に犯されている妻の良子と、善がり声の二重唱を奏(かな)で始めた。

「アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン。」

「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ。」

「そこの婦警さんは康子とか言ったな、この良子とは以前からの知り合いか?」

山崎代議士が良子をクィクィと突き責めながら、全裸でリードを曳いて立って居る康子に声を掛けた。

「はぃ、家族ぐるみの長年の友人です。」

「それなら、わしが犯っている良子の前に回り、君のオマ*コを良子に舐めさせろ。」

「はぃ喜んで、山崎様。」

良子の前に回った康子が、四つん這いで山崎にクィクィと突かれている良子の顔に、股間を近着けて開き気味に足を広げて立ち、「良子、私(康子)のオマ*コを舐めなさい。」と命じ、ザラッとした陰毛が茂る股間を良子の顔に押し付けた。

もぅ良子は無我夢中で、後ろから突かれる快感のままに顔に押し付けられた康子の聖域に舌を伸ばした。

康子の花芯ボタンや肉花弁を良子の舌が這い始めたのか、やがて康子も「ムゥ」と声を発して細かく腰を震わせ始める。

「康子、感じても腰を離すでないぞ。」

「はぃ喜んで、ウムッ、山崎様。ウ〜ッ。」

康子は避ける事も出来ずに、良子に舐められながら善がり声を漏らして腰を小刻みに踊らせている。

「アウゥ〜、アウゥ〜、アウゥ〜、アウゥ〜。」

舐めている良子の方も、早くなった山崎の抜き挿し抽送に我を忘れて腰を振っている。

隣りで**(女優妻)に抜き挿し抽送をしている夫の吉井警視にも、妻(良子)の性交反応は手に取るように判る。

所詮貞操観念などこんなもので、犯られてしまえば快感を感じ、そう成ると勝手に肉体(からだ)が快感を貧(あさ)るものだ。

派の秘密パーティの趣旨から言って、見られたくない姿を仲間に晒(さらし)て見せる事に意義があるのだから、夫婦揃ってここまで犯ってしまえばそれが気取りの無い現実である。

全ての鎧を剥(は)がして、輪姦(まわし)で嵌(は)め倒されて身も心も素っ裸に成れば、別枠参加ながら山崎派の一員として夫婦に別の人生が待っているのである。

夫の吉井警視には、「雌犬・良子は増長させると心理的に行為が横着になり、調教結果が悪くなるので性交マナーを厳しく仕込んで雌犬学習させる。」と伝えて了解は取ってある。

まぁプレィの儀式みたいなものだが、事が始まったこの期(ご)に及んで吉井警視が別の答えなどできる訳がない。

だから素っ裸で輪姦(まわ)されても文句は無く、正直念押しに「お任せします」と言わせただけである。


「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アウゥ〜ン、アウゥ〜ン、アウゥ〜ン。」

暫(しば)らく雌犬良子を四つん這いにさせて後ろからグィグィと突き攻めていた山崎代議士が、突然思いついたように言い出した。

「そうだ。君ら夫婦にここ(山崎山荘)でのパーティの心得を教えてやろう。良子、ここに仰向(あおむ)けに成りなさい。」

「はぃ、喜んで山崎様」

吉井良子は命じられるままに仰向(あおむ)けに蒼いジュウタンに身を横たえた。

「吉井君も良子の近くに仰向(あおむ)けに寝て二人で確り手を繋ぎなさい。」

「はぃ。こうですか?」

全裸の夫婦が、仰向(あおむ)けに寝て手を繋いだ。

もっとも良子の方は、全裸の上半身に縄掛けをされ亀甲縛りに乳房を絞られている。

「**(女優妻)は吉井君の上に乗って犯りなさい。」

「はぃ、喜んで。」

吉井警視の上に騎上位を取った**(女優妻)は、もう両足を踏ん張ってスクワット気味に腰を上下し始めている。

**(女優妻)が上に上がると、吉井の陰茎が濡れ光って顔を出す。

「君ら、繋いだ手を離すなよ。」

女優妻が騎上位で再び吉井警視と始めると、山崎代議士は良子の両足首を掴(つか)んでグィと広げ、間に入って欲棒を宛がいグィと腰を使って抽入を果たし、クィクィと攻め始める。

山崎代議士の欲棒を挿し込まれた大股開きの恥部を、良子は生々しく晒(さら)して腰をクィクィと使い、善がり声を挙げながら愛液を滴(したた)らせて山崎代議士の抜き挿しに仰かえ腰で応じ続けている。

「アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン。オマ*コ気持ち良い。」

良子の慎みを忘れたような大きな善がり声が、洩れ始める。

「良し、手を繋いだ旦那様に、今の良子がどんな具合いか報告して見ろ。」

「アァ〜ン、はぃ、喜んで。あなた、アァ〜ン、あなた、気持ち良いー・・先生(山崎代議士)に犯って頂いて、オマ*コ気持ち良い。」

人間の行動など奇妙なもので、意識した行動と無意識の行動をする場合がある。

つまり人間は、入り込んでしまうとそこから先は「無意識の行動」になる。

「淫」を、無理やり引きずり出された良子の腰が怪しく微妙な動きを始め、良子は無意識に受け腰を使って快感を追って動いている。

「吉井君、良子は私(山崎代議士)に犯られて気持ち良いそうだ。君はどうかね?」

「はぁ、自分も気持ちが良いです。」

「そうだろう。君ら夫婦は、その手のように愛情は確り二人で繋いで、肉体(からだ)方は皆で楽しむ事がここ(山崎山荘)でのパーティの心得だ。」

「はぃ、承知しました。お前も良いな。」


「アァ〜ン、アァ〜ン、あなた、あなた、気持ち良いー、オマ*コ気持ち良いー。」

山崎代議士に攻め立てられている良子は、強く吉井警視の手を握ったまま受け腰をクィクィと使って、返事さえも出来ない。

「アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン。」

「良し良し、この感度なら良子は皆に気に入られるじゃろう。ワハハ〜。」

「股を閉じるな」と命じられて丸見え状態の吉井良子は、の目の前で他人の欲棒を抜き挿しされ、快感に応じて腰を使う自分を夫にハッキリと見られている。

夫の目の前で醜態(しゆうたい)を晒(さら)して、口には出せない卑猥(ひわい)な行為を犯られてしまえば、後は怖いも恥ずかしいも在ったものではない。

吉井警視の妻・良子は山崎代議士に一発で仕留められ、後はまさに全ての意志を放棄した性玩具(おもちゃ)として「犯られ放題」と言う訳だ。

最初は吉井良子が羞恥心を覚えた開けっ広げな性交も、数を重ねれば不道徳感などは自然に麻痺して行く。

NG(no good)が認められない条件下での輪姦(まわし)は、良子の貞操観念が破壊されて嫌応(いやおう)無く女を曝(さら)け出し、この無遠慮な陵辱が「何処までエスカレートするのか判らない」と言う恐怖心も、良子の脳にドーパミンを放出させるスパイスだった。



「どれ、最期は雌犬の口の中に放ってやろうか。」

山崎代議士は、吉井良子を膝間着きの格好にさせて仁王立ちになり、欲棒を咥(くわ)えさせる。

良子が咥(くわ)えた山崎代議士のいきり立つ欲棒のカリ首頭だけ咥えておシャブリの動きを止めさせて、麻生康子が手を添えて陰茎をクィクィと扱(しご)き、山崎代議士が発射する白濁した液体を口中で受け止めさせる構えである。

山崎の欲棒が咥(くわ)えられた良子の唇と陰茎との隙間からは、康子の扱(しご)きにつられての涎(よだれ)が滴り落ちて行く。

とその時、山崎代議士の欲棒がビクンビクンと脈打ちながら良子の口中で暴れ、青臭い体液がほとばしり出てドロリと良子の喉チンコにまとわり着いた。

山崎代議士が佐和子の夫・片山直太郎を手招きすると、何事か指示を出した。

佐和子の夫・片山がKIYOUBI(京美)のメンバーを呼んで回り、良子をクイクイと突き攻めている山崎代議士の下へ集めた。

その良子の口は、康子の股間が押し付けられて塞がれ、康子が声を発しながら腰を振っていた。

「康子、良子の口から離して良いぞ。良子はKIYOUBI(京美)のメンバーに渡すから、後の相手はお前がしろ。」

突然山崎から康子に奉仕の要求が下り、山崎は良子から欲棒を引き抜いた。

「はぃ喜んで、山崎様。」

康子は心得て居るから、良子の中から引き抜かれたばかりの山崎の欲棒を躊躇(ちゅちょ)する事無くパクリと咥(くわ)えて、唇で濃厚に扱(しご)き出した。

康子にシャブらせながら、山崎は私に声を掛けて来る。

「社長、いゃ、お館様それとも今度は大学の理事長・・か。とにかく良子はKIYOUBI(京美)のメンバーに渡すから、君らで好きにお仕置きしろ。吉井君それで手打ちじゃ。良いね、吉井君。」

「はぃ、先生。内の奴をKIYOUBI(京美)さん達に渡してやって下さい。」

吉井も女優妻に突き入れながらそれに応えた。

「先生(山崎代議士)幾ら何でも、一気に輪姦(まわし)は、良子にはまだキツイのじゃないですか?」

「構わん。三Pでも何でも犯ってしまえ。女が家庭に閉じ篭っていると退屈で買い物だエステだとろくな事は考えない。人間何事も経験が大事で、到底出来ないなどと思う事も経験すれば物事の考え方が違って来る。」

他人(ひと)前で素っ裸になり、自分の虚栄心を棄(す)てさえすれば、刺激的なドラマは待っているものである。

確かに山崎代議士の命令は卑猥(ひわい)な要求だったが、同時に専業主婦・良子の退屈も倦怠感も吹っ飛んで冒険心を満足させるものかも知れない。

「うぅ〜ん、しかし彼女にしたら輪姦(まわし)は始めての経験ですからね。」

「序々に仕込む何て生ぬるい。仲間に入れば、どうせ良子にはこれからも輪姦(まわし)は続くのだから、慣れさせて置く方が親切じゃないか。」

「吉井君は良いのですか?奥さん(良子)をトコトン犯っちゃいますよ。」

「私(吉井警視)はもう、先生(山崎代議士)に内の奴(良子)をお預けしましたから、先生(山崎代議士)の仰(おおせ)せの通りにして下さい。」

「初めてだからな、なお更キツイ方が良い。尻の方も掃除させて一気に何でもさせてしまえば、良子も輪姦(まわし)はこう言うものだと肉体(からだ)が先に馴染む。君等で目一杯犯り倒せ。」

妻の時もそうだったが、確かに人間は凝り固まっていては違う世界が有る事に気が付かない。

凝り固まった頭で考えた位では、頭で都合良く否定してして終わりにしてしまい、永久に知ろうとはしない。

初めての段階で一気に経験させてしまえば、それが普通に成る。

「それじゃあ吉井君、先生(山崎代議士)の仰(おおせ)せ通り、内の連中で遠慮なく目一杯犯りますよ。」

「はぁ、そうして犯って下さい。」

康子の話しでは、秘密パーティの趣旨から言って、良子は男達の玩具(おもちゃ)にされ、惨めで恥ずかしい思いをさせられる。

輪姦(まわし)で嵌(は)め倒され、見られたくない屈辱的な姿を見せる事に意義があり、それが初参加夫妻の妻に課せられた役目、パーティ・デビューである。

それを良子は「犯る」と受けたのだから、もぅ何をさせられても男を慰める為の只の肉体で、一切の人権は無い。

何時(いつ)の間にか、良子のリードは片山直太郎が曳いて居て、リードを操り私の所へ引き連れて来る態勢だった。

曳かれ際、山崎が良子に助言した。

「良いかね雌犬。ここの礼儀だから、可愛がって頂いた方には終ったら必ず有難うと礼を言うのが当然じゃろ。礼を言ってから次に廻りなさい。」

「はぃ喜んで、有難うございました。」

「吉井さん、奥さんをこっちで預かってお仕置きするけど良いですね。」

とにかく、念を押すのがここ(山崎山荘)流で、相手が承諾してしまえば遠慮はいらない。

「はぃ、内の奴(やつ)をKIYOUBI(京美)さんにお渡しします。」

勿論「ノー」は最初から無いから、この念押しは乱交プレィのお約束の内なのだろう。

「おぃ、良子。旦那さんから暫(しば)らく預かっからな。」

山崎代議士が欲棒を引き抜いて、湯気が立つような尻を四つん這いに掲げたままの良子に、私が声を掛けた。

「はぃ喜んで承知しました。お好きにお使い下さい。」

「そうか、旦那様もお好きにお使い下さいと言っておるから、それじゃあ雌犬の尻も使えるように中を掃除させるか。」


「さて佐和子、雌犬の尻掃除の支度は出来て居るか?」

「はぃ、整(ととの)って居ります。」

「佐和子、KIYOUBIの皆さんに引き渡す前に良子のお尻を掃除させなさい。」

「承知しました。」

「良子はそこでお座りして待っていなさい。」

「はぃ喜んで、山崎先生(代議士)。」

奥に引っ込んだ佐和子が戻って来て床にビニールシートを敷き、持ち出して来たのは浣腸道具一式だった。

良子はその器具類を見て「ギョッ」としたが、「指示に従う」と山崎代議士に応えてしまっている。

それに先ほど女優妻のア*ルZEXを見せられているから、あれを犯られるなら、掃除はして貰った方が良い。

佐和子が手馴れた手つきで支度を整え、極太の注射器みたいなガラス製の浣腸器に液を満たして身構えた。

「良子さん、四つん這いに成りなさい。今から浣腸しておなかのお掃除をしますけど、笑顔を絶やさない。」

「エッ、・・・」

「さぁ、腸に薬を入れるけど顔を挙げて愉しそうに笑顔。皆さんが笑顔で浣腸されている良子さんを観たいのよ。」

「はぃ喜んで。アッ。」

有無を言わせないまま、極太の注射器みたいなガラス製の浣腸器の口先が四つん這いの良子のア*ルに挿し込まれ、内溶液が少しずつ押し込まれて行く。

「佐和子、何を使った?」

「グリセリン溶液です。すぐに効いて来ます。」

佐和子は山崎に答えながら、二本目の分量を浣腸器に吸わせてまた良子のア*ルに挿し込み、中にグリセリン溶液送り込んで行く。

「アァァ〜。」

「佐和子、三本目を入れなさい。」

「はぃ、山崎先生(代議士)。」

おなかの中が熱い・・・

「良子さん、山崎先生が気を使って下さっているのだから、浣腸を有難うございますとお礼を言いなさい。口やお尻の中なら出(発射)されても妊娠の危険が無いでしょ。」

康子が、浣腸液を押し込みながら耳元で「笑顔で礼を言え」と囁(ささや)いた。

山崎代議士は、良子のア*ルを使えるようにしたのだ。

言われてみればその通りで、そう言う趣旨ならア*ルを使われても仕方が無い。

「はぃ。」と康子に返事をし、「山崎先生浣腸を有難うございます。」と、言われた通りにこやかに礼を言った。

オモチャにされたら必ず礼を言うのが此処の流儀で、「嫌では無いですよ」と言う確認の意思表示だ。

立て続けに、佐和子が三本目をア*ルに抽入し始めると、浣腸ををされながらも何とか笑顔で堪(こら)えていた良子の顔が歪(ゆが)んで来た。

「山崎先生(代議士)、おなかが痛くなって来ました。出そうです。」

「今、洗面器を宛(あて)がわせるから待ちなさい。」

「あの〜ここで・・・皆さんの前で出すのですか?」

「当たり前だ。皆さんにトコトン良子をお見せするのだからな。嫌なら何処まで出来るか我慢し通しなさい。」

山崎と良子の会話の間にも佐和子が四本目を用意して、容赦なく抽入を続けている。

「ア、アァ〜先生もう我慢が出来ません。」

「それなら、皆さん良子が出しますので良くご覧下さいと言え。」

「はぃ喜んで。アァァ〜、アァァ〜、皆さん良子が出します・・ご覧下さ・・出ちゃうアァァ〜。」

ブリブリと空気混じりの音を発して、良子の後ろからブワーッと噴出が始まると、前からもシャアーとアーチを描いて小水が噴出していた。

もう勢いが付いて噴出しているから良子にも止められない。

噴出を続ける良子に「どうだ恥ずかしいか?」と山崎が聞く。

「はぃ、恥ずかしいです。アァァ〜。」

「判っていると思うが、今日は良子にトコトン恥ずかしい思いをさせる日だ。」

良子の噴出は、液体に黒褐色の塊を混じらせてまだ続いていた。

正直、腰が抜けるほどの恥ずかしさだったが、止まらないのだから仕方がない。

「佐和子、良子が出し終わったら、KIYOUBIの皆さんに引き渡すのでシャワールームで中をすすいで連れて来なさい。」

「はぃ、山崎先生(代議士)。」

「理事長、雌犬・良子のお尻の中も綺麗にさせたから、前も後ろも存分に使って犯ってくれ。」

山崎代議士が上機嫌で私に声を掛けて来た。

「はぃ、良い見世物でした。」

山崎は良子の浣腸ショーの間、仁王立ちで康子にシャブらせ続けて見物している。


素っ裸で人前に引き出され他人の目に晒される無防備な頼りなさは、それだけで子宮の奥を熱く感じさせます。

全裸四つん這いで会場に引き出された私(吉井良子)は、「私(良子)、こんな格好でこんな所で何をしているのだろう?」と自問自答しながら這い歩いていました。

それにこの山崎派のパーティで私(良子)に求められるのは、参加者に求められた行為は一切拒否は出来ないルールの下、何でも有りの濃厚性交接触を私(良子)が積極的に果たす事なの。

それでも私(良子)は、夫を支える手段としてパーティで求められる役割を積極的に果たす覚悟をしたのですから、もう後には引けません。

私(良子)は今日がお披露目デビューの陵辱劇の主役ですから、大勢の視線が自分(良子)の裸体に痛いほど突き刺さって来るのを感じます。

勿論、理屈では納得しょうと努力していたのですが、「私(良子)が何故こんな恥晒しをしなければ成らないのか?」とまだ釈然としない思いが在ったのです。

結局、こんな格好で這い歩かされる理由に気が付いたのは輪姦(まわ)され始めてからでした。

夫(吉井警視)と山崎先生(代議士)の会話が聞こえて来ます。


「吉井君、流石(さすが)に肉体(からだ)の方は正直と見えて、スラックスの下でテントを張っているじゃないか。」

「いぇ、内の奴がこれから皆さんに犯られるのかと想ったら不覚にも興奮してしまいました。」

「良いじゃないか、この交歓倶楽部の場では吉井君も奥さんを客観的に女性と観ているのだから。此処はそう言う非日常のお愉しみの場だ。」

「そうですね。この場は内の奴の善がり振りを、客観的に観て愉しませてもらいます。」


つまり自分(良子)を「人間だと思うな」と言う事で、ここ(山崎山荘)に居る間は吉井良子でも吉井警視の妻でもなく、雌犬として皆さんに性奉仕をする性玩具(おもちゃ)だったのです。

その「人間を棄(すて)る時間だ」と言う認識切り替えの象徴的な格好が、全裸四つん這いの雌犬だったのです。

そう、日常生活から外れる非日常の時間に切り替えるチャンネルが、私(良子)に増えただけなのです。

丸裸にされ、屈辱的な尻を高く掲げた四つん這いの姿を晒(さら)した私(良子)は、これで人前で陵辱される事をサバサバと完全に吹っ切れた筈でした。

それでも、山崎代議士に欲棒を突きつけられ、夫の目の前で咥(くわ)えた時は、恥ずかしさ、惨めさがこみ上げて来て頭が混乱して真っ白に成りました。

勿論、周囲の視線が集まるのも感じて、これが公開の陵辱である事が身に染みます。

決意はしたものの、現実は想像以上の精神的衝撃をもたらせます。

その衝撃も収まらない内に、「吉井君、それじゃあ奥さんを責めてみるよ。」と、山崎代議士の欲棒が、私(良子)の中へ突き入れられました。

「あぁ、入って来た。動いている・・・な、中で擦(こす)れる・・・」

「アァ、私の股間を・・・他人の欲棒が抜き挿ししているのを、夫がジッと見ている・・・。」

そう思っただけで、私(良子)の脳にドーパミンが溢れ、脳みそが溶けるような感覚で堪(たま)らない程性感が強く成ります。

丸見えの羞恥心状態で山崎代議士に欲棒をグィグィ抜き挿しされる私(良子)の下半身から、肉壁の摩擦感と伴に快感が脳に登ってきます。

気分の問題なのでしょうが、抜き挿しされる欲棒の刺激が夫と犯る時より数倍も快感です。

康子さんに、私(良子)のお披露目なのだから、**(女優妻)さんの様に「犯って頂いたらチャント受け腰で応じて、感じたら直(すなお)にオマ*コ気持ち良いと言いなさい」と命じられました。

仕方が無いので、山崎先生のお相手をした時に受け腰で応じて、思い切って「オマ*コ気持ち良い」と言ってみました。

そしたら私(良子)、自分の言葉で凄く感じてしまい、気が付いたら夫の目の前で「オマ*コ気持ち良い」と言いながらクィクィと受け腰を使って居たのです。

只、後で考えてみると、他人(ひと)に見せるのも恥ずかしい性交行為をしながら「オマ*コ気持ち良い」と言う口にするのも端(はした)無い恥ずかしい事を言う事で私(良子)の気持ちが吹(フッ)切れました。

お披露目の性交に脳と肉体(からだ)が集中出来たのですから、康子さんの計算通りだったのかも知れません。

こうなってしまえば勢いで、吉井良子は周囲の視線などは気にしては居られない。

確かにこのパーティ参加するその辺の中年男共の裸体など、滑稽(こっけい)なだけであるが、そこへ行くと、女性の裸体はかなりの年齢までビジュアル(視覚的要素)として見応えがある。

生々しく露(あらわ)に成った張りのある乳房、括(くびれ)れた腰、恥毛に覆われた恥丘のデルタゾーン(三角地帯)の上部にポッンと敏感な花芯と縦に二枚の肉花弁、柔らかそうな太腿(ふともも)にスラリと美しい生脚・・・。

正直に言えば他人(ひとまえ)で素っ裸は精神的に心細いし呼吸が荒くなる程に恥ずかしい、やはり良子には始めから平気とは行かないだろうが慣れて来れば耐えられる。


「オマ*コ気持ち良い。」

アァ〜、コ、コレ良いかも・・・どうした事でしょう。

山崎代議士の欲棒に擦(こす)られて気持ちが良いのです。

気が付くと私(良子)、この異常な状態で犯される事に興奮し、口にするのも端(はした)無い恥ずかしい事を言う事で、凄く感じ易く成って居たのです。

「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン、アァ〜ン。オマ*コ気持ち良い。」

困りました。夫の目の前で山崎代議士に欲棒で突かれて、私(良子)は物凄い善がり声を張り上げています。

な、何と言う事を・・・山崎先生(代議士)が女優の**を呼んで夫に宛がい、「並んで犯りなさい。」と命じています。

「山崎先生(代議士)に犯られている私の隣りで、夫が違う女と犯るなんて・・・。」

あぁ、夫が女優の**と犯り始めました。

二人の善がり声の二重唱が始まっています。

「アァ〜ン、アァ〜ン、オマ*コ気持ち良い。アァ〜ン、アァ〜ン。」

「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ。」

もぅ、異様な信じられない快感に翻弄(ほんろう)され、理性が吹っ飛び、快感を貪(むさぼ)る私(良子)がそこに居ます。

凄い・・・流石(さすが)この人達犯り慣れているのです。

裸の私(良子)の肉体(からだ)を上手に操って、口も前もお尻にも欲棒を挿し込んで来て、もぅ犯りたい放題にあれもこれも犯らせます。

「アァ、ギャラリーに囲まれて、・・・私(良子)観られながら犯られています。」

でも、想像以上にスムースに事が進んで、フィニッシュは上手にお尻の中か口の中に出(発射)してくれます。


ここ(山崎山荘)には「手加減」なんて言葉は有りません。

素っ裸の雌犬にされた時からそれは覚悟の上だったのですが、想像以上に嬲(なぶ)られて驚きました。

お相手の男性は私(良子)の肉体(からだ)を操(あや)って、とても口では言え無い卑猥(ひわい)の限りを尽くしています。

雌豚や雌犬は、極上の性奉仕を政和交歓倶楽部メンバー提供する為に此処(山崎山荘)で倶楽部メンバーの前に、倶楽部の交歓に慣れさせる為に、乳房も尻も股座(またぐら)さえも丸出しの、一糸纏(まと)わぬ素っ裸で立たされます。

勿論、人前で素っ裸にされて性交をして見せる非日常の情況に、極限の羞恥心から雌豚や雌犬の脳にはドッとドーパミンが噴出します。

雌豚や雌犬は、倶楽部メンバーに無遠慮・連続で犯られ、雌豚や雌犬はセックスハイ状態に到達して素の女性(おんな)を曝(さら)け出すのです。


おかしなもので「ここ(山崎山荘)がそう言う場所だ」と意識すれば、どんなに恥ずかしい事をしても羞恥心が薄れます。

確かにここ(山崎山荘)は、世間の常識や日常意識とはまるで違います。

それでも夫婦合意でここ(山崎山荘)に来た以上、愛情と性行為を思考の中で分けて考えなければ、こんな事(秘密パーティ)は犯っては行けません。

そう、誓約(うけい)の情が絡(から)まない性行為だから、返って「手加減」をする事が出来ないのです。

その「手加減」無しに嬲(なぶ)られる私(良子)の痴態は、皆さんが誓約(うけい)の確認に鑑賞するのです。

アァ、こんな状態でも快感が込み上げて来て、善がり声を激しく上げ続ける私(良子)が居ます。


犯ってしまったのです。

批判は在るかも知れません。

しかし生きる知恵、生き残る為の原始本能の知恵を「誰が批判出来る」と言うのでしょうか?

性交と言う恥ずかしい行為を、「他人(ひと)目に晒(さら)しながら行う」と言う自分でも想像できないような事を、今、私(良子)は犯っています。

「アァ・・・。」

おかしな事ですが、私(良子)途中から自分がドM(マゾ)だと気付いていました。

だって私(良子)、この破廉恥な情況の羞恥心が、気持ちが良かったのです。

日常の世界ではけしてする事の無い格好で、けして見せる事の無い場所に男の欲棒が出入りしている様を「晒(さら)して見せている」と思うと、脳みそが溶けるような精神的刺激に襲われます。

山崎代議士に、突然康子さんの「股を舐めろ」と命じられました。

こうなれば破れかぶれで、犯ってやります。

山崎代議士に、クィクィと犯されながらの命令で、もぅ、逆らう気は失せていますから、言われた通りにすると康子さんも腰を振ってそれに応じます。

この異常な状況下に置かれた私(良子)は、本能が勝(まさ)って理性でものを考えるなど出来ません。

山崎先生に犯され終わると、公開浣腸と言う次の試練が待って居ました。

私(良子)、山崎先生(代議士)に有無を言わさず浣腸ショーまで犯らされてしまったのです。

そう言うプレィが在る事は知っていましたが、まさか自分の身に降りかかるなど想いも拠らない内に、あれよあれよと事が進み、気が着くと四つん這いの姿勢で顔を上げ、笑顔を振り撒きながら何本も浣腸液を入れられていました。

わざと惨めにさせているのですから、排泄もその場で皆さんに観られながらしました。
強烈な羞恥心に襲われます。

それは私(良子)も大人の女性ですから愉しそうに笑いながら浣腸をされて観せるなんて恥ずかしいに決まっています。

でも卑猥(ひわい)目的の生贄陵辱(いけにえりょうじょく)ショーのヒロインですから、笑いながら浣腸をされる事を強要されても仕方在りません。

唯、観客の方も笑いながら浣腸をされ私(良子)を観て笑いこそすれ驚かない所を観ると、此処ではそれほど大した出来事では無い様で、キット「定番のショーだろう」と開き直りました。

後で聞いたら笑顔で浣腸させる事は、「お尻の穴も使って良い」と言うアピール(訴え)だったそうです。



良子の浣腸ショーが終わると、山崎代議士が佐和子からハンドクリームの広口壜を受け取り吉井警視に声を掛ける。

「吉井君、これから皆さんに使って頂くア*ルだ。奥さんが痛がらないように、このハンドクリームで奥さんのア*ルに指を入れて良く揉み解してやりなさい。」

「ハィ、代議士。」

吉井警視が慌てて広口駆け寄り、壜の蓋を緩(ゆる)めて開けるとクリームを指ですくい、良子のア*ルに塗りながら指を挿し込んで揉み解す。

山崎派の秘密パーティでお披露目女性のア*ルを使う時に、出席メンバー御用達で使うのが殺菌剤入りのハンドクリームで、男性の欲棒と女性のア*ルに塗布するのは立会いの女性か、お披露目女性の亭主の役目である。

良子の方は奇妙な表情で夫がア*ルを揉み解す指を受けていたが、吉井警視の方は必死の形相である。

「さぁ、支度が出来ました。良子さん、皆さんに可愛がって犯って頂きなさい。」

頃合を見て、イヨイヨ佐和子が乱交の開始を宣言した。

「はぃ、喜んで。」

「そぅそぅ、お返事は全て、はぃ喜んで、だけね。」


価値観が変われば要求される事が変わり、吉井警視にはプレッシャーが掛る事に成る。

事態がここまで発展すれば、妻の良子が変態に徹してKIYOUBI(京美)の参加者を喜ばせる事が出来なければ、「詰まらない嫁を持っている」と、夫の吉井の沽券(こけん)に関わる事になる。

ここは良子が頑張って、誉められる事が内助の功である。

この現代の事で、良妻の吉井婦人にした所が、吉井警視に知り合う前に肉体(からだ)を許した男の一人や二人居ても何の不思議も無い。

だから今更、「肉体(からだ)を許す男は亭主意外に居ない」などとは言わせない。

この輪姦(まわし)は、良子をメチャメチャに犯し、今まで引きずって来た過去を、一度ご破算にする禊(みそぎ)みたいなものだ。

佐和子が「構う事はないですから、ア*ルもドンドン犯っちゃって下さい。」とリードを操りながらKIYOUBI(京美)の仲間にけしかける。

康子も「さぁ、お館様、吉井さんの奥さんだから、遠慮なく可愛がって犯って下さい。」と横からけしかける。

勿論、麻生に言われなくても私は遠慮などしない。

タップリと可愛がる積りでいる。

引き渡された肉体(からだ)だから、私は良子の裸身を撫で廻してその柔らかい感触を楽しんでいる。

勿論、乳房だろうが尻肉だろうが、それが股間の女性器であっても触らせ放題で、良子には抗(あらが)う事は赦されず黙って撫で廻わされ続ける事に成る。

吉井良子は、佐和子に「ダンディ」を見せられ、ご主人様方には忠実に勤めないと、雌犬として「ダンディと交尾をさせる」と脅されている筈(はず)である。

どんな事を命じても、どんな事をさせても、「ダンディ」と交尾するよりは益しだから、吉井良子は素直に言う事を聞く。

この場に引っ張りだされたら、吉井良子は性玩具(おもちゃ)に成る他に道はないのだ。

しかしこの調教で良子が変わり、「いずれダンディとの交尾も犯る様になる」と、妻の里美は予測していた。


政和交歓倶楽部のもっとうは、エンジョイ・トゥギャザー(ごいっしょに愉しみましょう)のソーシャルセックス(社交的な性交)である。

勿論、良子に尻の穴を舐めさせるプレィも行われたが、何故か佐和子との競演で、舐めさせたのは私の尻の穴だった。

素っ裸の佐和子が同様の良子を連れて来て、「二人で習い覚えた特別サービスをします」と言い、私には仰向けに寝て「上からかぶさってシャブらせて下さい。」と言った。

仰向けに横たわる佐和子の股間を眺(なが)め、欲棒をシャブらせる四っん這いの形で良子の顔に覆いかぶさって、少し前のめりに手を着いて尻を突き出す。

私がその体勢を取ると、良子は後ろから私の尻に顔を埋(うず)め、舌先を尖(とが)らせてア*ルに挿し込んで来た。

良子の舌先は、躊躇(ためら)いも無く私の菊座の皺(しわ)を舐め回し、尖(とが)らせた舌先はア*ルの中に挿し込んで来、性衝動の増進効果は抜群である。

下からは生暖かい唾液と肉壁に包まれて欲棒を扱(しご)く様にシャブる良子の舌の刺激が続いている。

ア*ル舐めは服従の意志を示すもので、どうやら性接待の象徴として愛奴隷が隷属的にア*ル舐めを犯るプレィが、特別サービスらしい。

良子の舌先が私のア*ルに挿し込まれる度に良子の鼻先が尾てい骨辺りに当たり、生々しい息使いが感じる。

性行為に多様性が在っても良い筈だが、良子に、M(マゾ)心が無ければア*ルに舌を挿し込んで舐め廻すなど出来ないと、夫・吉井警視のS(サド)心が胸をときめかせた。

妻・良子に他人の尻の穴を舐めさせてその光景を観た吉井警視の股間は明らかに膨(ふく)らんで興奮が隠せ無い。

欲棒を下から女にクィクィとシャブらせながら、別の女に尻の穴を舐めさせるなんて三人プレィは、男にしたら願っても中々成立しない桃源郷である。

目の前には、佐和子の生々しい股間が怪しげにその存在を主張して、三角デルタとプリッとした二枚の肉花弁の景色も良い。

佐和子は欲棒を口で扱(しご)きながら同時に良子の舌先が私のア*ルを多少くすぐったく刺激し、その奉仕的なスチェーション(構図)に快感度は上昇し、私は快感にうめき続けた。


気が付くと吉井良子の裸身からは、例の男の欲情を誘うオーデコロンの香が匂い立って居る。

あのオーデコロンは、麻生康子から吉井良子にも渡っているようだ。

「なーるほど」と、私は一人ほくそ笑んだ。

吉井良子は、麻生康子にガッチリ仕組まれているのだ。


最初は良子の鼻先に欲棒をぶら下げて咥(くわ)えさせた。

ネットリと良子の舌が坊主頭の海綿体に絡み着き、私の張り詰めた欲棒のエラを舌先が舐(な)め廻して刺激する。

容赦などある訳もなく、夢中で欲棒を咥(くわ)える良子に私がクィクィと腰を使って攻め始める。

良子の頬(ほほ)を丸く突き上げながら口中の頬肉(ほほにく)の壁が私のカリ頭を擦(こす)り、良子は咥(くわ)えたまま必死にジュポジュポと柔らかい唇でカリ頭を擦(こす)り、舌先でカリ首の付け根を舐(な)め上げて来た。

警視庁警視の妻と言っても人間で、夫婦でおシャブリは犯って居たらしく良子はこうした場合に犯る事は心得ていた。

そぅそぅ、何時(いつ)も夫に犯る事を皆に犯れば良いだけの事だ。

私の坊主頭のカリ首の割れ目を良子の舌先が押し分けて刺激し、カリ首の粘膜質のエラの淵を舌先が舐(ねぶ)り、首を上下する度に唇がカリ首の淵を擦(こす)る。

欲棒を喉(のど)の奥まで咥(くわ)える「大陸フェラチオ」と呼ばれる中国人の性技習慣を、良子は夫の吉井警視に教わっていた。

良子に欲棒をシャブらせ、堅くさせた所で「さぁ、行くか」と、後ろに回って良子の中に捻じ込んだ。

良子の二枚の肉花弁を圧し分けて、私の欲棒が内壁の抵抗を欲棒の先で感じながら気持ち良く挿し込まれて行く。

一時は対立しそうに成った吉井警視の妻・良子との性交で、ヒィヒィ善がり声を上げさせながら密着した互いの裸身を伝わって来る柔肌の感触は、私に取って蜜の味である。

結局吉井良子は素っ裸の雌犬として、肉体(からだ)を張って夫・吉井とKIYOUBIの連中とのケジメを着けなければならない。

世間で「浮気・不貞」と定義されるのは、男性にとっても女性にとっても連れ合いに内緒で犯す過ちで、情が絡(から)むから赦せなくなる。

しかしこの「政和交歓倶楽部」の激しいお披露目輪姦は、性交をした所でもはやリスペクト(価値を認めて心服する・敬意を表す)した男達と良子の「フアィティング(闘志・好戦的・挑戦的)行為」と言う表現が正確に思える。

内々で「遊ぶ組織を創る」と言うのは唯の言い訳かも知れないが、地位在る者は建前論の餌食(えじき)に成り易い。

確かに代議士にしても代議士夫人にしても、個々に外で遊ぶのは無防備でトラブルやスキャンダルのリスクが多過ぎ、それは高級官僚やその婦人も同様である。

かと言って一人の人間である以上、立場故に納得しなくても妥協せざるを得ない不本意は、地位・責任在る者には並大抵の物ではないストレスで、その捌け口は卑猥(ひわい)な非日常の遊びでなければ解消は難しい。

そのストレス解消の為の肉体(からだ)を、「政和交歓倶楽部」の内部で調達するシステムなら群れ(組織)としては理想的である。

良子が「政和交歓倶楽部」に呼び出されて雌犬を務めれば、いずれにしても良子は、多くの男達とジェニタリア・コンフロンテイション(性器対決)を余儀なくされ、毎回二十から三十本の欲棒を、クィクィと尻を躍(おど)らせて熟(こな)す事に成る。

やはり何本もの欲棒を次々に挿し込まれ、公開で股間で生々しく繋がっている陰茎を見え隠れさせながら性交を熟(こな)せば、これは秘匿性が強い個人的な「浮気・不貞」とはまったく違う唯の遊びである。

これは良子のプライドの問題だが、卑猥(ひわい)な要求を拒否して自らが傷付かない事もプライドなら、卑猥な要求を受け入れて自らが傷付ても押し通すプライドもある。

現状がこうした場合、大人の女性である良子には最善のプライドとして何が答えで、どう行動すべきかは充分に察しが着く。

つまり良子は、公開の場で善がりながら生々しく犯って見せるプライドを選んだ。

ここは、私が欲棒で思い切り良子を突(つつ)き倒せば「吉井警視とのわだかまりは消える」と言うものである。

「アゥ。」

良子が奇妙な声をあげたが構わずクィクィと抜き挿しの抽送を始め、突き責める。

「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ。」

私にズンズンと突き入れられる度に、良子の顔が歪(ゆが)み半開きに開けた口から「ハァ、ハァ。」と声が洩れ、白い尻がうごめき乳房がユサユサ揺れているのが生々しい。

限界(オーガズム・ハイ)に達したのだから、もう安っぽい誇り(プライド)等(など)良子は構っては居られない。

「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ。」

良子は、曖昧(あいまい)な反応が赦されない状況にあり、全てを忘れ現場の雰囲気に乗って快感の享受に集中すれば、そのクィクィと言う腰使いに渾身の切れがある。



吉井良子の政和交歓倶楽部デビューは素晴らしい内容で、肉体(からだ)も良く動いて居たし欲棒を受け入れてからの腰使いも激しく、言う事が無い。

「奥さん、今夜は内容が良くて素晴らしい出来でした。その調子で今後も犯って下さい。」と、私は褒めてやった。

いずれにしても山崎代議士の様な権力者を吉井良子が素っ裸で喜ばせる事は、夫の吉井警視が権力と結び付く効果的な手段である。

どうせ人間は贅沢な生き物で、波乱万丈の苦労でも文句を言い、反対に平凡な生活の詰まら無さにも不満を抱く。

つまりどちらに転んでも不満を抱く欲の深い究極の無い物ねだりが、人間の本性・煩悩(ぼんのう)である。

ならば良子本人が性に目覚め、他人と性交してもさして抵抗が無いのであれば、良子が目の前で他人と性交プレィをしていても吉井警視が「こちらも見て楽しむ、単なる遊び」と考えれば案外どうって事は無い。

どちらにしろ遊びなのだから、犯られたからと言って被害意識など持たずに、ポジテブに積極的に愉しんで犯れば全ては良い方に解決する。

相手の山崎代議士が強引にガブリ腰で突いて来るのを、良子がクィクィと受け腰で応戦する。

山崎代議士にグサリと嵌(は)め込まれたの陰茎が愛液に濡れ光ながら、良子の股間に生々しく見え隠れする。

性器と性器の海綿体が抜き挿しで接触し良子に快感が襲って来るが、良子にとってはここは踏ん張り所だった。

「ア〜ッ、ア〜ッ、ア〜ッ、ア〜ッ、ア〜ッ、ア〜ッ。」

フト吉井警視に敢えて認識を強める加虐の悪心が湧き、良子を責めたてながら私は吉井に声を掛けた。

「吉井さん、奥さんの道具は中々具合が良いがまだ本人に気合が入っていない。」

「はぁ、気に入って貰えれば・・・おぃ、お前も確り腰を使え。気に入って頂けなければ特別のお仕置きを喰らうぞ。」

「マァ、初めてにしては奥さん(良子)は良く犯って居ますよ。」と私は吉井に告げた。

吉井にすれば、妻・良子の貞操と引き換えに「政和交歓倶楽部」に加わる事で官僚としての道が出世の方向に開けたが、妻の良子が非日常の一時(ひととき)を愉しみとして今後も受け入れるならば、案外これは悪い話ではない。

吉井と話をするのは、吉井に「今自分の妻が犯られて居る」と自覚させ、良子夫人に「横で夫が見ている」と言うアナウンス効果を狙ったものだ。

その光景を直視させられるのは、自分(吉井)には複雑な心境だった。

夫の吉井警視が合意の上で、夫の為に何か目的が在っての妻・良子の性交や夫婦揃っての合意の上での乱交遊びであれば、例え妻が目の前で犯され身悶えていても、ここで吉井がその性交に嫉妬するのは返って見苦しい。

そして妻の良子が演ずる雌犬輪姦ヒロインの奇妙な緊迫感の陵辱劇を目の当たりにする。

お相手に良い様に弄(なぶら)られているその臨場感に、見ているだけで吉井警視の脳にドーパミンを放出され、その淫靡な雰囲気に吉井は快感さえ覚えさせられたのである。

実際に妻・良子の股間を、他人(ひと)の欲棒が愛液に濡れ光ながら生々しく抜き挿しされているのを見せ付けられる事は、切(せつ)なくもありながら異様な興奮を覚えるのは、自分(吉井)の男性(おとこ)の性(さが)なのだろうか?

妻の良子は、善がり声を挙げながら明らかに受け腰で応じている。


話をして居る間に、岩代が「ここがまだ空いている」と良子の口に捻じ込んで、腰をクィクィと使いだした。

「ウグ、ウグ、ウグ。」

良子夫人は前と後ろから突かれる事になったが、交互ではなく前後タイミングを合わせて同時に突くのでガンガン背骨に響く。

人間のオス(男性)は、猥褻(わいせつ)感が無いと欲棒の勃起すらおぼつかない厄介な生物で、私の時もそうだったが、刺激が在る人生は他に変え難い魅力がある。

吉井警視にしても妻の良子に輪姦(まわし)を犯らせて見れば、邪(よこし)まかも知れないが愛妻が他人に犯されて善がっている光景も、正直犯されて居るのが愛妻故(ゆえ)の格別な興奮で、嫉妬よりも勃起物だった筈である。

一度に多人数の輪姦(まわし)の陵辱を受け入れている妻・良子の痴態を見せ付けられて、今の吉井警視には、脳みそが溶ろけるような「夫としての被虐感と男としての加虐感」と言う複雑な感覚が湧き上がって来ている筈なのだ。

私にもその感覚の経験があるが、これがまた蜜の味で、吉井にとって否定出来ない上質な刺激の筈だった。

「お館様、吉井さんの奥さんだから、腹いせにガンガン行って下さい。」

「あぁ、旦那さんの前だ、加減したら奥さんに魅力が無いみたいで失礼だからな。タップリ可愛がってやるさ。」

言いながら、腰を使ってガンガン良子を責めた。

「アウゥ〜、アウゥ〜、アウゥ〜、アウゥ〜。」

欲棒をクィクィと抜き挿しする都度に良子が物凄い善がり声を上げながら受け腰で応じ、ヌュルリ、ヌュルリと内壁を擦(こす)る感触が快感と成って私のカリ首頭を刺激し、吉井警視の妻・良子を犯す実感を感じさせる。

まぁ、山崎派に於いての友と仲間の微妙な違いは、秘密パーティのメンバーとして互いの男女の間に性交があるかどうかで、そこが無ければ仲間とは言い難いのである。


雌豚・女優妻がマグロを決め込んだりすれば、「お前、俺等を舐めてんのか?チ*ポを突っ込まれたらもっと腰を使え。」と罵声(ばせい)を浴びせられていた。

それは吉井良子も同様で、「犯る」と決めて以上は懸命に受け腰で応じて犯る事を真面目に犯らなければ「舐めて居る」言われても仕方が無い。

行き成り知らない相手と「犯れ」と言われて面食らうだろうが、正直異性との遭遇は恋から始まるものであるから、この時点で「愛がなければSEXなど出来ない」何て言うのは真っ赤な嘘である。

これは「恋」と「愛」を混同している「建前」なのだが、本当の「愛情」など永く伴に暮らしてこそ芽生えるもので在って、それまで育んでは居ないのならそれは只の「恋」である。

そして「恋」と言う只の思い違いで性交行為が可能なら、「愛情」など無い性交行為でも現実は大した違いは無い。

正直、寝てみて肉体的・性癖的相性を確かめてから婚姻に到るのが理想的ならば、「愛がなければSEXなど出来ない」何て言うのは意味が無い事である。

従って、連れ合い探しに愛が無い「恋」の性交行為が可能なら、理論的には単なる遊びでも性交行為は可能である。


輪姦(まわし)が始まってしまえば、横着したら相手に失礼に成るから恥ずかしいなどと考えている暇は無く、良子に要求されいるのは自分の股間に咥(くわ)え込まれたカリ首が内壁を擦(こす)るのを感じながらの、「リズムと集中」の腰使いである。

早く相手をイカす事がこの輪姦(まわし)を乗り切る唯一の方法で、良子は咆哮(ほうこう)のような善がり声を上げながらクィクィと必死で腰使いを続ける事に成る。

ここ(山崎山荘)での「輪姦(まわし)」とはそう言うもので、輪姦(まわ)される方にはある種の残酷性が課せられるのだ。

一番手の名乗りを挙げた生島の手の平が指先が、良子の膝頭を撫でながら這い進み、太腿(ふともも)に達していよいよ大きく開放され露(あらわ)に成った股間の二枚の肉花弁に触(ふ)れる。

良子の脳が、この先の欲棒の受け入れを意識してか、二枚の肉花弁のスリットの奥は既に淫液に潤んでいた。

その水々しく潤(うるお)った良子の花弁の隙間に、生島の二本の指先が「さて、どんな声でさえずるかな?」と今コジ入れられて行く。

その数十秒後には、指の抜き挿しに攻められて腰を浮かして身悶(みもだ)えながら、良子は生島に敏感な花芯肉ボタンやら二枚の肉花弁まで舐(な)め廻されて、確かにヒィヒィとさえずりながら耐えている。

柔ら壷の内壁から湧き出る愛液汁の、ピチャピチャと言う指弄(ゆびなぶ)の妙な音と、良子の喘(あえ)ぎ声と、微妙な腰の痙攣(けいれん)が、臨場感溢(あふ)れるその場面を切り取っている。

挿し込んだ指で、柔ら壷の内壁を擦(こす)りり弄(なぶ)られ、良子のハァハァと漏(も)らす吐息の声色(こわいろ)が変わって、甘く聞こえて来た。

海綿体の粘膜は性感帯で、男女の性器だろうが唇やア*ルの菊座だろうが鼻の穴の内側まで、擦(こす)れは快感に通じていて、はそれを同時に攻めているのだ。

生島は指二本攻めから後を私に譲り、私が後ろから抽入してガンガン責め、口には岩代が前後タイミングを合わせグィグィ抽入して責めている。

吉井良子の秘所を、二枚の肉花弁を左右に分けながら私の欲棒が浅く深く潜り込むのを目で確認しながら突き入れ続けた。

私がズンズンと突き入れられる度に、吉井良子の乳房が揺れている。

こう成ると、私の心の中の加虐心が益々燃え上がって来る。

基本的に何をされてもさせられても相手の勝手で、吉井良子には逆らう事が許されてはいない。

それが、このお披露目パーティデビューの場でのルールで、つまり容赦の無いメチャクチャな犯られっ放しが、当たり前の事として彼女に求められているのだ。

一歩その仲間に成る為に踏み込んだ以上、なまじ手加減しては、「良子の決心が鈍る」と言うもので、後々このパーティ仲間として生きて行く彼女の為には成らない。

良子の、今まで培(つちか)って来た人間観そのものを、一晩で変えるくらい強烈な体験でなければ成らないのだ。

吉井良子の口中を責めていた岩代が、突然定番の口喉性交を試みだして欲棒を咥(くわ)えた良子の首に両手を巻いて顎(あご)を手で固定し、強引にクイクイと抜き挿しを始めた。

「ウグ、グェ、ウグ、グェ、ウグ、グェ。」

おかしな声を洩らしながら苦しそうに犯されている良子の口元で、岩代の陰茎が唾液に濡れながら見え隠れしている。

吉井良子の口に岩代が欲棒を抜き挿しする度に、岩代の腹が良子の額に当たり、鼻と唇には彼の陰毛を蓄えた恥丘が波状攻撃で当たり、咥(くわ)えた岩代の欲棒の陰茎が妻の唇を擦(こす)り、硬く張り詰めたカリ首が情け容赦なく喉の奥までグイグイと潜り込んで行く。

岩代が良子の口にクイクイと根元まで突き入れるので、良子は涙を流し涎(よだれ)を垂れ流して結構辛そうだが、披露目パーティデビューの生け贄には行為の全てに拒否権はない。

岩代が口中に発射し、私が抽入を抜いて二人が良子の肉体(からだ)から離れると同時に、生島が「雌犬、仰向きに成れ」と命じて良子を仰向きにさせる。

生島は良子を仰向きにさせると、顔を跨いで腰を下げて行き「ほれ雌犬、尻の穴を舐めろ。」と命じた。

良子が恐る恐る舌を伸ばすと、「それじゃ駄目でしょう、舌先をお尻の蕾の中まで入れて。」と康子の叱咤(しった)が飛ぶ。

その瞬間、良子の舌先がすぼんだ生島のア*ルの蕾をズブリと貫いた。

康子の勢いに押されて、良子は思わず舌先を生島のア*ルの蕾の中まで入れてしまった。

「そうだ、そうだ、尻の穴くらい舐められなくてどうする。それで舌先を抜き挿ししろ。」

生島は良子の口を御使用中だが、雌犬には空いている所もまだ二ヵ所もある。

股は閉じられないから、剥(む)き出しに開脚された良子の内太腿(うちふともも)の中心に、妖しげなひだに囲まれた花芯ボタン、その下に縦に割れた二枚の肉花弁が生々しく恥毛を絡ませてパックリ開いて咲いている。

生島がア*ルの蕾を良子に舐めさせている間に、良子の股間には小泉の欲棒が勝手にお邪魔して、二枚の肉花弁を捩(よじ)じらせながら太い陰茎が濡れ光って見え隠れしている。

おかしなもので、例えコレクティブセックスプレィ(集団乱交)のデビタント(お披露目者)でも、犯る以上は「あの女、使い物にならない」と評されるのは女のプライドが許さない。

吉井良子の場合は仲間入りの服従儀式と言うだけでなく、夫の不手際の責任を負わされた形の公開輪姦刑の執行である。

当然ながら、夫の視線も周囲の視線も忘れて必死で受け腰を使い、ど肝を抜かれる破廉恥(はれんち)な行為で相手をイカせる努力をする。

こうなってしまえば、吉井良子はもう夫に気兼ねなどして居る暇(ひま)は無い。

諸出(もろだ)し諸見(もろみ)せで、歯を食い縛り腰を使って応戦する。

二枚の肉花弁も露(あらわ)な女陰器は諸出(もろだ)し、意図的に見せながら犯るように指示されている良子だからそこに抽入された欲棒の抜き挿しも諸見(もろみ)せの体勢で受け腰を使う。

「ほら雌犬、愉しそうに笑って犯る。雰囲気や気分を壊しちゃ駄目でしょ。」

性交は最も姦淫ムードが在る性行為が上等で在って、スマート(格好が良い)な性交など元々在りはしない。

強制されて次の男にホヤッと笑顔を見せ、無表情だったが良子が媚を売るように笑いながら欲棒を向かえ入れている。

目的が公開性交だから、視覚角度から言えば舞台は床から十五センチほどの高さがベストで、椅子に座った位置でギャラリーに性交遊技を見下ろされる角度が一番良く観える。

それで床に畳を三枚敷いて、その上にシングルサイズの柔らか目のマットを敷き、周りを性交参加者が囲んだ上に、ギャラリーの椅子が取り囲む形になる。

お披露目を理由に大勢の他人(ひとまえ)に全裸で引き出されるのだから、良子にとって日頃隠している肉体(からだ)を隠せない事は、恥ずかしい依りも非常に心細い気分である。

しかし夫の吉井の為にお披露目の輪姦(まわし)に供(きょう)された身では、如何(いか)なる行為も拒む事無く受け入れて、メンバーの皆様を卑猥(ひわい)に愉しませなければ成らない。

これは、「他人前(ひとまえ)素っ裸で、淫乱にシャブて見せ性交を犯って見せる」と言う非日常の卑猥な陵辱プレィの行為で、嫌が応でも良子の本能のスィッチがオンに成る場面である。

正直本音で言えば、 「禁断の露出公開性交」と言う異常な舞台設定だからこそ、全てをその場を理由に違和感無く形振(なりふ)り構わず大胆・奔放に愉しめる。

ギンギンに張り詰めた欲棒が、蛙(かえる)の脚様に足を開いた仰向き体制の良子に次から次に襲って来る。

息も絶え絶えに、「止めてもうダメ。」と言う口とは裏腹に、良子の腰の方はリズムを合わせて確り受け腰を使って居る。

輪姦(まわし)が始まってしまった今、良子は羞恥心と被虐感を刺激に肉体(からだ)の性感が燃え上がる様な連続したアクメ(絶頂)を感じ続けていた。

同じ行為でも、「他人(ひと)に見られている」と言う脳みそが痺(しび)れる様なその刺激は公開性交だからこそで、夫や恋人との普通の性行為ではとてもその快感は得られない。

何と言っても、大勢のギャラリーが焦点を合わせて見詰める視線の先で、良子は別の選択肢が無い状況のままに、恥ずかしい性交姿を今、素っ裸で披露しているのである。

「見られながら犯られている」と言う羞恥心も凄いが、良子に押し寄せて来るM性(マゾ性)も半端でなく、その場面状況がに意識されて依り性感を高めている。

これからこの奇妙な感覚が自分の肉体(からだ)に訪れる事に、良子は期待と恐怖が交互に訪(おとず)れて来ていた。

生々しく股座にズブリと突き挿さった他人の欲棒の抜き挿しに、良子は善がり声を挙げながら腰を浮かして受け腰で応じているのだから、もう気取っては居られない。

此処まで来ると、吉井良子と男達の輪姦(まわし)は壮絶な格闘技で、ここ(山崎山荘)は観衆参加のコロシアム(闘技場)だった。

結局吉井良子にして見れば、今の敵は欲棒を口に捻じ込んで居る男でも股間に欲棒を抜き挿しして居る男でもなく、良子の「犯る気」と言う気構えの問題に過ぎないのだ。


勿論(もちろん)私(良子)には、こんなに多くが見守る中で輪姦(まわ)される様子を披露するなどフアーストトライ(初めて試みる)です。

この試練は、私(良子)にとって山崎派に仲間入りする為のアジェンダ(課題・議題・目標)であり、トライアウト(適性実技試験)でもありました。

山崎代議士にリマインド(念を押し/確認)されるまでもなく、合意の上でアプローチ(迫る、接近する)する以上は、赤裸々に曝(さら)け出してこそ意味があるのです。

これはオンスケ(予定通り/オンスケジュール)なのですから、今更嫌な顔をするような見っとも無い真似は出来ません。

女性が性交を受け入れる覚悟を決めると、そこから先は別の心理が働き、当然脳裏に性交への快感期待も横切って犯られるのを待つ心境に成ります。

こう言う遊びも考え方次第で、「何んにも無い人生依り良いかな。」と思えば、こう言う卑猥な時間も「在っても良いのではないか。」と思えて来ます。

つまりその時点で私(良子)に心境に変化が在った上での事だから、心理が淑女から娼婦に変わてもけして異常な事ではないのではないでしょうか?

ですから海綿体で出来た坊主頭のカリ首が肉体(からだ)の中に入って来て私(良子)の内壁を擦(こす)りながら暴れれば、快感を覚えて無意識に受け腰を使い、自ら快感を求めても仕方が無いのです。

気分を抑えようとしてもこの異様な雰囲気の中では、これから次々と男達に犯されると想うと想像しただけで興奮のドーパミンを脳内に放出させます。

そして現実に自分の女陰器に欲棒が抜き挿しされ始めれば、その贅沢な刺激に快感を感じてしまうもので、欲棒を咥(くわ)え込んだ私(良子)の腰は思わず自然に動いていたのです。

「長引くと身が持たない。受け腰を使って早く相手をイカせなさい。」と康子さんに教えられていています。

その方が相手の方も気持ちが良いでしょうから、欲棒を股間に突き挿されれば必死で受け腰を使い、早くイカせなければ大人数は熟(こ)なせません。

逃げ場が無い私(良子)がサボタージュしても終わるのが遅くなるだけですから、周囲にギャラリー(見物者)が居ても恥ずかしい何て言っては居られず、納得して腰を使います。

しかし困った事に腰を使えば相手の方のカリ首が私(良子)の内壁を擦(こす)る刺激が強まります。

それで私(良子)も一己(いっこ)の成熟した女性ですから、受け腰を使えば使う程、自分も気持ちが良く成ってしまいます。

イカせてもイカせても、私(良子)独りに相手は次々と代わって総力戦で責めて来ます。

そうなると当然、その最中は肉体(からだ)が反応して見っとも無い善がり声を挙げ、全身が歓喜に震えて股間から本気汁を噴出させているのが判ります。

尤(もっと)も、私(良子)のその反応が見たくてのこのお披露目なのですから、「気持ちで抑えても仕方が無い」と覚悟を決め曝(さら)け出しました。


皆さんが御覧になる衆人環視の中で素っ裸にされ、面白(おもしろ)がられながらおシャブリ奉仕やら嬲(なぶ)られ犯されて、羞恥心は極まって行きます。

でもそこまで羞恥心が極まってしまうと、脳がその現実に対応するのか、この卑猥(ひわい)な露出性交行為を曝(さら)け出す事に快感さえ感じます。

二人の男に口と股間を攻められて、欲棒を咥えた口元から白濁した涎(よだれ)を垂れ流しながら、陰茎を濡れ光らせて見え隠れして性器と性器が抜き挿しされ、海綿体が接触し脳に快感が襲って来ます。

こんなに卑猥(ひわい)な興奮をさせてくれる「非日常感」など、実は誰かが仕掛けない限り滅多に在るものではないのです。

つまり滅多に無い状況に在るのですから大事な経験の機会で、相手の男性が無遠慮にガブリ腰で突いて来るのを、私(良子)がクィクィと受け腰で応戦します。

そうなると、この晒(さら)し者状態での性交もけして嫌では無い歓喜の時間に変わり、快適快調に腰を使って行為を熟(こ)なす私(良子)が居ます。

どちらにしろ、晒(さら)し者状態で犯られたからと言って被害意識など持たずに、気持ちが良いのだからポジテブに積極的に愉しんで犯れば全ては良い方に解決するのです。

つまり赤裸々な露出性交行為を実践して究極の新しい感覚を知り、「この卑猥(ひわい)な私(良子)をもっと見て」と、根性入れて犯って見せるきゃ無いのです。

後はとにかく、男達に次々に輪姦(まわ)されるその「止まらない絶頂の連続」と言う強烈な性交の快感の中で私(良子)の理性はフッ飛びます。

只の淫乱な雌と成った私(良子)はもう、股間に抜き挿しされる欲棒の隙間から愛液を垂れ流し、善がり声を張り上げながら涎(よだれ)を垂れ流し、受け腰を使って快感を貪(むさぼ)ったのです。

「私にはそんな事は犯れない」、「嫌だ」は、あくまでも気分の問題で、犯って確かめた訳ではないのです。

でも、犯って見ないと判らない事を、想像だけで「嫌だ」と決め付けて良いものでしょうか?

学生時代の昔、恩師から「凡人とは、凡(おおよ)その人の事で、真面目な凡(おおよ)その人間は今日しか創れないが、はみ出し者は明日を創る。」と言われました。

確かに、知らない世界を犯っても見ないで常識を盾に否定し続けるだけでは、凡(おおよ)そ知的な対応とは言えないでしょう。

そして結局犯るのであれば愉しむ気で掛かるべきで、自分で気分を抑えてもろくな事は無いのです。



本来、性交は右脳域の感性のものだから、左脳域の理性で思考判断するものではない。

つまり右脳域の感性に於いては変態も当たり前で、何を持って「正常な性行為を確定する」と言うのだろうか?

益してやここ(山崎山荘)は、夫が良子を犯るのを平然と見守る妻達が居る場で、パーティ・デビューのヒロインを変態ライブショーで責め上げ可愛がり愉しむのが目的の場である。

「ワハハ吉井君、誉められたものではないかも知れないが、これがわしらの流儀だ。まぁ、当分責め上げて熟成させれば、奥さん(良子)の犯り味が良く成るじゃろう。」

「山崎代議士が、豪快に言い放った。」

私達KIYOUBI(京美)の段取りであればじょじょに攻め上げるのだが、ここ(山崎山荘)のパーティ・デビューではまるで容赦はしない。

吉井良子に課せられたのはコンプライアンス(要求や命令への服従)であるから、良子は、行き成りフルコースで多くの男達に輪姦(まわ)されて一気に攻め立てられ、マーキング(烙印や標識を付ける行為)されてしまう事になる。

「こんな・・・アァ・・」

剥(む)き身の欲棒をブラ下げた男達に取り囲まれた時、良子は一瞬恐怖の表情をしたが、そこまでだった。

その先は無我夢中の中で裸体を操られながら犯され続けるに精一杯で、恐怖を味わっている暇(ひま)さえない内に快感の桃源郷に入り込んで、抜き挿しされる欲棒に貪(む)るように夢中で受け腰を使っていた。

普通の女性・良子が、諸出(もろだ)し諸見(もろみ)せで「他人前(ひとまえ)で性交して見せる」と言う呼吸が荒くなる程の良子の羞恥心が、相手が次々に入れ替わりエンドレスに気持ち良い輪姦(まわし)の洗礼で変化し、ドMの喜びを知った瞬間だった。


吉井良子は輪姦(まわし)で犯られながら、自分の強いM性を知った。

「私(良子)、皆に見られなが犯られて・・・こんな状態でも感じて居る。」

感覚的に肉体(からだ)がマッチング(相性/適合)しているのだ。

被虐的なこの常態が思いの他興奮を呼び、肉体(からだ)の負担は感じたが、それにも勝るオーガズム・ハイを経験していた。

兆(きざ)しは在った。

この話を麻生康子から持ち込まれた時、何故か「犯られて見たい」とトキメク気持ちが在った。

人類の学びの一歩は「経験」で、「経験」が蓄積されて学問に成ったのであるから、「経験」もせずに物事をとやかく言う事には違和感を感じる。

勿論、合法が前提であるが、経験学的に学ぶ事にはリアリティー(現実)がある。

世の批判はあるだろうが、簡単に言ってしまえば「知りもしないのに建前で物を言うな」と言う事である。


腹を決めれば簡単な事で、良子本人が本能で感じて「そう在る事」を望めば、全ての拘(こだわ)りから開放されるのだ。

始まってしまえば、もう考える暇など良子には無い。

「ギャアァ〜ン、ギャアァ〜ン、ギャアァ〜ン、ギャアァ〜ン。」

もぅ、良子には周りなど見えない。

はしたない事に、夫相手でも上げなかったもの凄い善がり声を、知らず知らずに上げていた。

気が付くとそこに本能のままに快感を貪(むさぼ)り、腰を使ってうごめく自分がいた。

今まで経験しなかった興奮と刺激に襲われ、襲いくる快感に悶絶しながら欲棒を咥(くわ)え込んだ腰を使い、その予期せぬ反応に良子は自らの性癖に気付いて内心驚き慌てて居た。

何だかんだ言っても本能は正直で、無我夢中の内にメチャメチャに男達に輪姦(まわ)されると、良子は次々と弄(もてあそ)ばれながら、夫との性行為などと比べ物に成らない興奮と刺激が自分にもたらされて、受け腰を使いながら悶絶する。

一人終われば三つ指ついて「有難う御座いました。」と礼を言い、また次の男に股を開く。

抗(あらが)う事がない雌犬・良子を弄(もてあそ)び嬲(なぶ)る事ほど、男達に取って面白い事は無いから乗り乗りであらゆる事を試みる。

良子は確かに、康子の言い成りにしていた柔軟体操が役に立つほどに過酷な体位を取らされて攻め犯された。

メチャクチャな良子のパーティデビューは延々と続いて、今は後ろ手拘束のまま仰向けに転がされた良子の上に、小泉がシックスナインの形でうつ伏せに覆(おおい)い被(かぶ)さり、小泉の欲棒は妻の順子の口に捻じ込みながら、良子の股間に顔を埋め、尻を抱えて花芯ボタンに舌を這わせている。

互いの性器を舐め合っているのだから、良子の舌に花芯ボタンを弄(なぶ)られ舐め上げられて、時折舌先が妻の二枚の肉花弁の中まで潜り込んでさえいる。

良子は感じて居るのか腰を生々しく振りながら、それでも咥(くわ)えた小泉の欲棒をチュパチュパと唇で扱(しご)いている。


正直、素っ裸に犬首輪にリードで会場に曳き出され、羞恥心に頭の中が真っ白に成って考える間も無く、速い展開でアレヨアレヨと言う暇も無く一気に輪姦(まわし)の局面に入ってしまいました。

いざその場に成って見ないと判らないでしょうが、素っ裸で会場中央に引き出され、輪姦(まわし)が始まって一つの流れに成ってしまえばどんなに卑猥(ひわい)な事をされ様が犯られるがままで、それを断ち切る何て事など出来ません。

正直、流れの中で輪姦(まわし)の渦に取り込まれてしまえば、シャブらされたり抽入されたりと夢中で相手に応ずるのが精一杯でとても何か考えるなどと言う言う余裕は無く、何が何んだか判らない状態で只々犯られるだけでした。

それから先は、何人の欲棒私の肉体(からだ)を通り過ぎたのかさえ判らないまま、無我夢中で挑(いど)まれるままに相手に応じるのが精一杯と言う状態でした。

最初は弱みを見られたくなくて、「負けまい、泣くまい、乱れまい。」と強がり、犯られても強情を張っていました。

でも、考える間もなくお構い無しに輪姦(まわ)され、無我夢中で様々に操り犯かされて快感に耐えながら、自分でも何をしているのか途中でまるきり訳が判らなく成りました。

犯られて見て判ったのですが、実祭に輪姦(まわし)が始まってしまえば、抗えない立場だからとにかく開放されるまでは只々受け入れ続けるしか対処は無く、他人に見られて居ようが夫に見られていようが、「恥ずかしい」などと思う間さえ無かったのです。

休む間も無く犯られっ放しに輪姦(まわ)されてヒィヒィ言わされましたが、それで極限の陶酔状態(オーガズム・ハイ)に成って私(良子)は考えました。

確かに抵抗はありますが、「嫌も恥ずかしいも」言わば本人の個人的な感情やプライドなのです。

こう言う事の性に対する考え方にはあらゆるものがあり、一言で言ってしまえば「認識の違い」なのです。

自ら淫乱を楽しめる女に私(良子)の認識が変われば解決する問題で、従って、「認識」が変われば全く違う答えが出るのですから、不必要な先入観の「認識」は改めなければな成りません。

気持ちが良ければ「他の事はどうでも良い」、そんな気持ちに成って来ました。

あそこまで犯らさせられると、もう私(良子)の頭の中は真っ白の空っぽで、後はなんでも犯られるがままです。

こう成ったら仕方が有りませんから気の済むようにすれば良いでしょう。

そんな気分に成って居る所で、私(良子)はKIYOUBI(京美)の皆さんに引き渡されました。

どうやらKIYOUBI(京美)の皆さんが、夫を山崎派に推薦したらしいのですが、話しの経緯からすると、以前、夫の捜査対象に成っていて、どうやら私(良子)は、その詫びを兼ねて引き渡されたようです。

私(良子)は知りませんが、相手には夫と経緯(いきさつ)があるのですから、どうやら私(良子)が、その腹いせの責任を肉体(からだ)で取らされる事で手打ちが済むらしいのです。

一度性感が高まれば、結局の所それは貪欲に快感を求めて思わず受け腰を使ってしまいましたが仕方が在りません。

文字通りに輪姦(まわ)されてしまったのですが、女の肉体(からだ)何て哀しいもので、受け入れた欲棒を抜き挿しされて欲棒のカリ首が内壁を擦(こす)り始めれば、犯す相手が誰でも受ける快感は同じなのです。


KIYOUBI(京美)の皆さんに引き渡されて、最初に命じられたのは、「雌犬そのもの」の屈辱的扱いでした。

康子さんに、「お座り」を命じられて、M字に開いた股の前に両手を降ろす犬のおすわりのポーズで、リードが渡されます。

「おぉ、こりゃあ小柄だが、立派な乳房を持ったグラマーな雌犬だ。」

いきなり乳房をムンズと乱暴に掴まれました。

「良ぉ〜し雌犬、胸の掴み心地は判った。今度はお道具を調べてやるから、立て。良し、待て。」

それは、生々しい体験でした。

雌犬の「立て」の姿勢(四っん這い)で「待て」を命じられ、私(良子)はお尻を高く掲(かか)げたまま身動きが出来ません。

立ての姿勢を命じられ、お尻を掲(かか)げた四っん這いの姿勢を取ると、「どれ、どんな具合だ。」と、両手が私(良子)の尻肉の双丘をガバッと掴み、左右に開くのです。

私(良子)のでん部が左右に引っ張られ、恥ずかしい事に中心に在る二枚の肉花弁も、つられて開いて行くのを感じました。
恥かしくても、黙ってされるに任せる事が、今は最善です。

「おぅ、まだ使い込んでいないな。ジックリ使い込めば、味も出るだろう。」

「この人達、何を考えて居るの?」

驚いた事に、彼らには良心のかけらも無いのです。

いや、人妻を素っ裸に辱(はずか)め、シャブらせて犯しまくる事を「悪い事をして居る」と言う思考が全く無いのです。

まるでそれが極普通の行為であるかのように、楽し気に私(良子)を陵辱するのです。

「内の人(吉井警視)も、良くも私(良子)にこんな事をさせる。」

そうは言っても、康子さんにリードで曳かれて、高く掲(かか)げた尻を犯され、口も欲棒で塞がれながら考えても、後の祭りなのです。

自分達が日頃犯って居る事だからこの連中は、 に犯って居る事は当たり前で、悪いとも可愛そうとも想わない。

この会場を支配しているのは、山崎代議士だった。


相手が、誰だかは良く判りませんが、今は「お館様」と呼ばれる男性に、後ろから嵌(は)められて、ガンガンと攻め立てられています。

あぁ、中でカリ首が深く浅く擦(こす)れています。

口には、岩代と呼ばれる男性が、ブィグィと喉の奥くまで突き入れて来ます。

そんな状況でも、女の身体は良く出来ていて、中をお館様の欲棒に擦(こす)られて気持ちが良いのです。

「アウゥ〜、アウゥ〜、アウゥ〜、アウゥ〜。オマ*コ気持ち良い・・・。」

KIYOUBIの皆さんの輪姦(まわし)は、行き成り始まって徹底的でした。

初めての経験で無理もなかったのですが、始まってしまえば休む間も無く犯られっ放しに輪姦(まわ)されて、考える余裕も無くただ夢中でした。

正直、次から次に私(良子)の肉体(からだ)の穴と言う穴に他人(ひと)の欲棒がグサリと面白そうに笑いながら突き入れられ、カリ首の頭やエラが口中だろうが女性器だろうがア*ルだろうがお構い無しに肉壁を摩擦して来ます。

やっと、康子さんに言われて夫(吉井警視)と毎晩ア*ルセックスを予習した事の意味も体現しました。


アァ、衆人看視の丸見え状態の究極の羞恥環境の中で、全ての意志を放棄した性玩具(おもちゃ)として相手構わず犯られて見せる被虐(ひぎゃく)の露出性交行為の興奮と快感が、私(良子)の脳みそをトロケさせます。

その被虐の快感は、思わず私(良子)に貪(むさぼ)るがごとく生々しく受け腰を使わせます。

気が付いたら私(良子)は、お相手の「期待に応えよう」と、そればかりを考えていたのです。

矛盾した心理かも知れませんが、期待されれば「期待に応えよう」と言う気にも成ります。

「良子さんは、変な意地を張る事も頑張る事もないわ。ただ自然体で受け入れれば良いの。」

康子さんのアドバイスが耳に残ります。

「私は、性玩具(おもちゃ)に成る事を承知でここ(山崎山荘)に来ている。」

そう心に決めれば、確かに変な意地を張る事も頑張る事もない、ただ自然体で受け入れれば良いのです。

私(良子)が「期待に応えよう」とすれば進んで卑猥(ひわい)な行為をする事に成り、「女の慎みはどうした」と批判は覚悟ですが、そんな役に立たない意地は捨てます。

犯られた上で批判をされたのでは犯られ損ですから、ここは相手の要求に逆らわずに応じるだけで、この際嫌も応も有りません。

人の心理なんかそんなもので、どうせ犯られるなら後で批判はされたくはありません。


最初こそ「私(良子)が何でこんな事を犯らされなければならないの?」と不満ながらの輪姦性交でした。

でも、それが次から次で口も股間も後ろのア*ルさえ空く事が無くなる位に攻め立てられると、強い刺激と快感で一々不満を思う暇さえありません。

もうこう成っては私(良子)考えるにアァ、暇などありません。

無我夢中で身を任せて居る間に、康子さんの予想通りア*ルにも入れて来て、一度に三人の相手をさせられます。

無我夢中の内に一度に三人に欲棒を受け入れていた私(良子)ですが、正直自分がどうなっているのかも最初は認識出来ないくらいに脳の方は混乱していました。

そして気が付いたら、前も後ろも口の中にも欲棒が挿し込まれていました。

その欲棒達が、それぞれ勝手に抜き挿しされてアァ、私(良子)を攻め立てます。

「アァ何なの?私の三ヶ所の穴を・・・三本の欲棒が抜き挿しされているのを夫がジッと見ている・・・。」

それにアァ、皆さんが犯られる私(良子)の反応する姿を楽しみに見ているのにアァ、私(良子)の腰がいっそうの快感を求めて勝手に受け腰を使っています。

キット「普通じゃない」と言う事は、人間に取って堪(たま)らない魅力なのでしょう。

性的興奮は、外聞を憚(はばか)るような端無(はしたな)い非日常の性行為をしてこそ高まるもので、皆さんに見られながら犯るなんて惨めで恥ずかしい筈なのにアァ、何とも言えない奇妙な興奮の感情が湧いて来ます。

「何なの?今まで感じた事もないこの興奮・・・」

自分でも知らなかった潜んでいた本能が、輪姦(まわ)されながら湧き上がって来る思いです。

次から次に欲棒が、私(良子)の三ヶ所の穴中に入って来て暴れ周ります。

正直、これだけ攻めれられては頭の中は真っ白で、誰が見て居ようが構っては居られません。

それにこうアッケラカンと犯られてしまうと返って痛快で後味がすがすがしく、「えぇい、もう考えるのは止めて、行為に没頭しよう。」と今までのモヤモヤが吹き飛んで清々してしまう不思議な心境でした。

今日の私(良子)は、素っ裸で会場に曳きだされたパーティデビューの雌犬でなのです。

佐和子がさんが上手く休ませながらですが、雌犬・良子は唾液が泡を吹くほどシャブらせ続けられ愛液で太腿(ふともも)が白く乾き付くまで突き入れ続けられ快感地獄を味わっています。

不思議と言えば不思議ですが、それが途中から強い興奮の快感で「嫌な事」とは思えなくなったのです。

人間は面白(おもしろ)い生き物で、ここまでアッケラカンとして「犯られてしまう」と今までの鬱積(うっせき)が吹き飛んで後味がすがすがしく、痛快で輪姦性交の陰湿さは感じないものですね。


どうあがいても逃げられないこのパーティでは、私(良子)の役割は只の生きた性玩具(おもちゃ)でした。

所が犯られて見ると、ヌメッ、ニュルリとしたカリ首の抽入感を感じて、私(良子)は仰(の)け反(ぞ)ったのです。

何故そう言う気に成ったのかは判りませんが、日常の世界ではけして在り得無い格好です。

けして見せる事の無い場所に男の欲棒が出入りしている様を「晒(さら)して見せている」と思うと、私(良子)は脳みそが溶けるような精神的刺激に襲われ、ガクンガクンと上半身を跳ね上げて、その襲い来る刺激の快感に浸(ひた)っていました。

こんな姿で出席者達の前に曳き出されてこっ酷く輪姦(まわ)されると、女の肉体(からだ)は相手構わずの性交でも犯れば感じるように出来て居るのです。

晒(さら)し者の陵辱感が羞恥心とあいまって脳にドーパミンが溢(あふ)れ、骨まで溶けるような強烈な快感に自分でも驚く程のあえぎ声を張り上げ、やがてあえぎ声さえ掠(かす)れます。

その現(あら)れもない私(良子)の姿を「夫が見詰ている」と思うと、「今、夫に見られながら犯られている」と、その刺激的なシュチエーションに肉体(からだ)が自然に反応して夢中で腰を使い、快楽を貪(むさぼ)る私(良子)が居たのです。

それが・・・・アァ、想像以上の思いも拠らない快感で、思い出す度に股間が潤(うる)むほど心が解き放されました。


山崎派の代議士達とKIYOUBI(京美)グループの皆さんに輪姦(まわ)されましまいましたが、私(良子)、自分の劇的な心境の変化には驚きました。

輪姦(まわ)される事には、正直戸惑いも恥じらいも有りました。

しかし、同時に感じた精神的興奮と肉体的快感は、認めざるを得ません。

人生観がクルリと変わって、まったく新しい思考心理が私(良子)に醸成されます。

合い矛盾する微妙な心の動きかも知れないですが、これだけギャラリーが居ると可笑(おか)しなものですがその場の主演女優としては犯る気が出てしまうものなのです。

当然の事ですが、口に出せないほどの卑猥(ひわい)な事を犯らされて、しかも夫の目の前で輪姦(まわ)される私(良子)にも、最初は「やましい気分」がありました。

こう言う輪姦(まわし)を、私(良子)が合意の上で受ける事には背徳の香りがします。

でも考えて見たら誰に「やましい」のでしょう、世間体に対してでしょうか?

現在の社会通念からすれば確かに心理的聖域になるのでしょうが、状況を考えればこの期に及んで躊躇(ちゅうちよ)する性質のものではないのです。

「良子さん、ここ(山崎山荘)に居る間は理屈や計算は捨てて、体感だけ受け入れて過ごすのがコツよ。」

康子さんの言った一言が、輪姦(まわ)されながらめまぐるしく私(良子)の脳裏を駆け巡ります。

言われた通り体感だけに集中すると、「アァ。」、快感が湧き上がって来ました。


犯られるだけ犯られてしまえば諦(あきら)めも付き、抵抗感が薄れて型に嵌(は)まります。

人生は、その先に向かって答えを出すしかないのですだから、何も知らない「平凡な人生が私(良子)の幸せ」とは限らない筈です。

もっとも、何も知らない過(すご)ごせる平凡な人生が幸せなのかも知れないのですが、とにかく可能性を考えれば、私(良子)は犯らない後悔より犯った後悔の方がまだ納得出来るのです。

戸惑いは在りました。

これは価値観の問題で、私(良子)がそこさえクリアすれば大きく前進するのですが、その先が頭で考えているだけでは中々見つからなかったのです。

勿論、現実に犯られるまでは、素っ裸に剥(む)尻を高く掲げた四つん這いでリード(引き綱)で引かれても、心中まだ抵抗がありました。

変わったのは、それこそ卑猥(ひわい)な事をグチャグチャに犯られ、何本もの欲棒のカリ首が次から次に私(良子)の内壁を擦(こす)る快感を得て初めて思考心理が変わったのです。


露出癖の有る女性を、「良くあんな端無(はしたな)いまねが出来る」と思っていましたが、今ならそれが良く判ります。

こうして衆人環視の中で輪姦(まわ)され究極の羞恥心を自覚すると、防衛本能から脳が感受性を好転させる為にアドレナリンやドーパミンを噴出させるのらしいのです。

ですが、結果的にそれが性交快感をより増幅させて今まで経験しなかった快感を得るのですから堪(たま)りません。

私(良子)、あの露出乱交の羞恥心を一度経験すると、「癖になるくらい強烈な快感が得られ」と判ったのです。

それは大勢のギャラリーに囲まれての性交ショーを犯らされて私(良子)、顔が火照(ほて)るほど恥かしかったのです。

所が、その他人(ひと)前露出の羞恥心で脳内に放出されるドーパミンは、結果、他の興奮に拠るものと同じ性的興奮なのですから、結局は性交の快感を感受する後押しの効果に変わりは無いのです。

一方的に支配される服従隷属(ふくじゅうれいぞく)の被支配感の下(もと)、この犯られて感じている恥ずかしい格好を「皆さんに見られている」と羞恥心(しゅうちしん)を感じます。

すると、私(良子)は興奮で脳にアドレナリンやドーパミンがドバッと吹き出て悶え狂う自分を感じたのです。

実際に皆さんに輪姦(まわ)されて見ると、こう言う事は想像だけで結論を出すものではなく、この精神的興奮と肉体的快感は実際に体験して見ないと判らないものです。

例え妥協の結果でも、人間一度でも犯ってしまうと「一度も二度も同じ事」で、後は妥協の連続になります。

唯、単に男性の欲望を女体に吐き出すだけの事なら女性も二度と御免の筈ですが、犯られて見るとこれが失心するほど気持ちが良くて驚きました。

しかも都合良く「夫の身分を守り、出世の手助けをする」と言う、相応の自分を理性的に納得させられる理由があるのですから、安心して本能を剥き出しにして快感を貪(むさぼ)る事が出来るのです。

一度輪姦(まわし)が始まってしまえば、流れに身を任(まか)すばかりで輪姦(まわ)される者には考える暇はありません。

それはこっ酷いもので、私(良子)は待ったなしに無我夢中で犯られ続けるばかりです。

勿論、輪姦(まわ)されている間は私(良子)の人権や意志などは誰も考慮などしないのです。

目の前に欲棒がぶら下がれば、反射的にそれをパクッと咥(くわ)えてシャブり、抽入されれば受け越しで腰を使って貫かれたカリ首を内壁に擦(こす)り続けます。

秘密パーティに出席した男女の全ての性玩具(おもちゃ)に成る事が、雌犬・良子に課せられたノルマでした。

性感が研ぎ澄まされると、見えなかったものが見えて来ます。

実は、普段でも見えているのですが、性感が研ぎ澄まされないと認知出来ないのでしょう。

男達に次々と情け容赦なく弄(もてあそ)ばれながら、夫との性行為などと比べ物に成らない興奮と刺激が自分(良子)にもたらされます。

襲いくる快感に悶絶しながら欲棒を咥(くわ)え込んだ腰を使い、その予期せぬ私(良子)自身の反応に、「案ずるより産むが易し」で、その気に成れば楽しめるものだと、自らの性癖に気付かされて内心驚いていたのです。

経験の無い方には、「はしたない」と思われるかも知れませんが、何がなんだか判らない中で、私(良子)は輪姦(まわ)されて絶頂の快感を味わい続けました。

肉体(からだ)は私(良子)の思いとは関わり無く、気持ちが良ければ正直に気持ちが良いのです。

こっ酷(ぴど)く犯られて、常識では考えられない酷い目に合ったのですが、終った後に達成感と心地良い疲れが残りました。

だから、輪姦(まわ)される前の予想に反して後悔など微塵も感じませんでした。

絶頂の快感が続いて、気持ち良くて後悔の念が沸かない所を見ると、私(良子)は生まれ付き「はしたない」のかも知れません。

それでも批難を覚悟で言えば、あの絶頂の続く快感を経験しないで「駄目だ。嫌らしい。」と思うのは、言わば「喰わず嫌い」の一種かも知れません。

それを頭の中の理屈で計ろうとするのは、経験がない方だけの「たわごと」でしょう。

とにかく現実を知って、私(良子)の考え方が代わったのは事実です。

本音で言えば、仮免許で輪姦(まわ)しの身分が継続する事に、内心期待する私(良子)が居ました。

自分が頭で考えた事など、実は大した事では無いのです。

私(良子)には「とても出来ない飛(と)んでも無い事」と思って居た輪姦(まわし)も肉体(からだ)の方が勝手に反応し始めると、もう相手が誰だろうが欲棒を差し込まれてしまえば反射的に快感を貪(むさぼ)ろうと自然に腰が動きます。

この輪姦(まわ)されて快感にのた打ち、腰を使いながら善がり声を張りあげて居る私(良子)が「本当の私かも知れない。」と思えて来ます。

輪姦(まわし)で犯られて見て初めて自分(良子)の中にM(マゾ)の性癖がある事に気付きました。

屈辱的な興奮と被虐感、そして肉体的な刺激、それは思考が解けてしまいそうな経験した事の無い奇妙な快感で、犯られて見ないと、とても言葉で言い表せるものでは有りません。

正直に言うと、本来は誉められたものでは無いのでしょうが、限界(オーガズム・ハイ)に達した経験で、淫乱な輪姦(まわし)で弄(もてあそ)ばれる背徳の快感に溺(おぼ)れてその性欲の虜(とりこ)に成ってしまったのかも知れません。

ここ(山崎山荘)での事は、「非日常のバーチャルの世界だと思えば良いの。」と康子さんは私(良子)にサジェスト(示唆・暗示を与える事)しました。

なるほどここ(山崎山荘)が「特殊な場所」と割り切れば、股間を晒(さら)して歩き回る事も人前で陵辱(りょうじょく)されて見せる事も、非日常のバーチャルの世界なのです。

三人で一度の可愛がりが終わると、命じられた通りに三つ指ついて「可愛がって頂、有難う御座いました。」と礼を言いました。

人間おかしな物で、自分を騙せる「非日常のバーチャルの世界」と言う救いがあれば、安心してその中にドップリ漬かれるのかも知れません。

あれほど激しく輪姦(まわ)されるのですから終わった後は虚脱感と疲労感が残るのですが、何故か清々(すがすが)しい虚脱感と疲労感で、溜まっていたストレスが抜けているのが判りました。



男達に輪姦(まわ)されると言う、日頃は在り得ない卑猥な条件設定の羞恥心に、良子のアドレナリンが脳内で決壊したのか、感度は抜群だった。

仰向け大股開きにさせた良子の脚の間に小泉が陣取ってに抽入した欲棒をグィグィと抜き挿しすると、良子が堪(たま)らず顔を歪(ゆが)め、嫌々をする様に顔を左右に振る。

しかしその嫌々は快感の表現で、良子の乳房は大きく波打ち、欲棒を咥え込んだ腰は浮き上がって左右に振られ、口からは大胆な善がり声をヒィヒィとわめく様に発している。

良子の恥毛に覆われた柔らかな恥丘の下で、小泉の陰茎が濡れ光ながら見え隠れして確りと見えている。

赤の他人の小泉が、夫・吉井警視の目の前で良子の肉体(からだ)を欲棒でズブリと串刺しにしてグィグィと攻めて居るのだ。

「本当だ。この雌犬は感度も良いし、使い心地も良い。」と、腰をクィクィと使い良子の中で抽送を楽しながら小泉が言った。

人間性が無い扱いであるが、気分に情が介在しないから嫉妬に至らない。

基本的に、これは愛情を介在しない慰み(遊び)の行為だから、愛し合うでもなければ抱き合うでもない。

良子の女体(からだ)もこの場に引き出されれば、あくまでも使い心地を楽しむ為に使用する「物」扱いである。


性交為そのものは、相手が恋人だろうが夫だろうが赤の他人だろうが、気分が違うだけで基本的に「犯る内容」は然して変わる訳ではない。

そして男女の出会いに定型がないだけに、相手が例え赤の他人だろうが、性交を犯ってしまえば肉体(からだ)の方は構造的に快感を得られるように当たり前に設計されている。

「アァ、入って来る。アァ、引き出される。」と抜き挿しが始まると、流石(さすが)に吉井良子もそこに意識が集中して周囲は見えなくなり、快感を貪(むさぼ)る現在進行状態の性交を曝(さら)け出してしまう。

勿論、人前で素っ裸にされて性交をして見せる情況に良子の脳にはドッとドウパミンが噴出し、乳首が立つ乳房を上下に揺らしながら腰を使っている。

その先は「息も途切れるか」と思わせる善がり声と伴に、太腿(ふともも)の付け根に咥(くわ)え込んだ欲棒に激しい受け腰で行為に応じて、愛液に濡れ光るモロに串挿しとなった陰茎が見え隠れしている。

それでも男達の突き腰がクィクィとペースアップしても、欲棒を咥(くわ)え込んだ良子の受け腰は自然に快感を追う様にうごめき何とか付いて行っている。

白濁(はくだく)した愛液に濡れ光るモロに串挿しとなった陰茎を、菱形に恥毛に覆われた丸みを帯びた恥丘の下に見え隠れさせて受け腰を使うエゲツ無い行為の風景を閲覧させて居る。

驚愕(きょうがく)の表情を浮かべながらも、欲棒を部下の麻生康子にシャブられながら妻・良子の連続輪姦陵辱状況を見ていた吉井警視に、同じ状況で見物がてら里美にシャブらせていた山崎代議士が声を掛けた。

「あの腰使いなら今の所はまぁ上々の出来だが、このペースで暫(しばら)く弄(なぶ)れば、奥さん(良子)も良い女に出来上がるだろう。」

良子は騎乗位で後ろに両手を着いて後方に反り、抽入された欲棒を生々しく咥(くわ)え込んだ股間を、観せながら腰を使って観せる。

前技含みの濃厚な十五分間のセックスショーを、良子は犯って観せるのだ。

このセックスショーパターンで二人ほど熟(こな)し、後は良子を仰向けに転がして連続性交輪姦(まわし)に入る。

挿し込まれた欲棒で肉体(からだ)の一点を固定されたまま、強烈な性感に全身を打ち震(ふる)えさせ、ハァハァと漏(も)らす良子の吐息が大きく成って会場に響き渡る。


これは、男達が自分が短時間でイク事だけを考えてのガチンコ(真剣勝負)の行為だから、抽入即快速発射体勢で激しく攻め立てる。

私が目撃した限りに於いては、女性の一気の連続性交輪姦(まわし)の限界はトータル二十人、ワンセット三十五分間は充分に可能な能力が在る。

後で聞いた所では、山崎代議士が用意周到に、佐和子を使って政和交歓倶楽部のメンバーで、幾つかのパターンの連続性交輪姦(まわし)の限界を試していた。

「かなり激しいですね。内の奴(良子)は大丈夫ですか」

「大丈夫だ壊れはせん。佐和子を使って限界を試してある。」

「加減が判っているのですね。」

「あぁ、身を持って知っている佐和子に会場コーデネーター(全体の調整や進行の担当者)役を任せてある。」

つまり佐和子は、自らの実体験を元に生贄(いけにえ)女性の限界を測るお披露目輪姦の会場コーデネーター(全体の調整や進行の担当者)役を任じているのだ。

「それにしても、普段の良子では想像できないほど性感反応が半端ではないですね。」

「こう言う行為(性交)の最中は、理性を捨てなければ愉しめんから、誰でも脳全体が理屈抜きの感性に成る。」

「警視(吉井)、奥さん(良子)もこれだけ沢山の男と一度に犯ってしまえば、この先倶楽部でのプレィなんてお手のもののプレーヤー(遊戯者)仕上がるよ。」

男達の欲棒を、間も開けず柔ら壺に突き立てられ続けて身悶(みもだ)える妻・良子を眺めながら、山崎代議士が吉井警視に囁(ささや)いた。

良子は、トレーナー(指導者)の佐和子に、「役目でしょ。突っ込み易い様にお股を開いて、良い娘にしていなさい」と容赦無く調教されている。

良子は、柔ら壷の使用を一対男性多数の相手に委(ゆだ)ねて、根性を入れて踏ん張って犯るしかない。

そしてその連続性交(輪姦・まわし)に於いては、ガチンコ(真剣勝負)の奔放(ほんぽう)な性交ファイトが続く。

すると、良子は相手が十人目くらいから表情が変わり、目付きが優しい菩薩(ぼさつ)になる。

連続性交で感度が高まって、後半の十人ほどは抽入を受け入れただけで良子は身震いするほど性感を感じていた。

それほど感度が高まって悶絶(もんぜつ)し続けている良子を、男達は容赦なく高速の腰使いで攻め立てる。

連続性交輪姦(まわし)は、一応ワンセット三十五分間が目安だ。

だが、周囲のギャラリーから駄目だしが在ると、給水タイムを十分ほど挟んで再び二十人ワンセット三十五分間を追加で熟(こな)す事に成る。


こう言う事に慣れたKIYOUBI(京美)メンバーに、肉体(からだ)を預けられた良子は堪(たま)ったものではない。

入れ替わり立ち代り交代を繰り返しながら寄って集(たか)って犯し続け、良子を追い詰めて行く。

「ワァ〜、ワァ〜、ワァ〜、ワァ〜、ワァ〜。」

良子の思考能力は、止め処も無い快感に完全に失われて居たが、メンバーの手加減は無い。

僅かに笑みを浮かべた佐和子が、何やら掴(つか)んでやって来た。

「良子さん始めてだから、後ろはこれを使ってあげて。」

「用意周到」と言うか、殺菌力もあるハンドクリームが用意されていて白色の広口クリーム壜を佐和子から渡された。

受け取ると目的は明らかで、良子のア*ルを使う時に負担をかけないように欲棒に塗って「滑りを良くさせる為」と見た。

私は受け取ったハンドクリームを指ですくい、吉井良子を伏せさせてア*ルに塗る。

良子を伏せさせたのは以前岩代が言っていた角度の問題で、頭側を少し低めにさせて直腸が真っ直ぐな角度に成ると欲棒をア*ルにスムースに入れられるからである。


良子のア*ルに塗り付けて残りを自分の欲棒に塗り、良子の尻に取り付いてクリームまみれの欲棒をア*ルに宛がい腰をグイと入れた。

ア*ル処女の良子がいきなり抽入され、その強烈な刺激に悲鳴を上げる。

「ギャア〜。」

良子のア*ルは全く開発されていないのに欲棒で串刺しにされ、行き成り究極の「三穴攻め」で強引に攻め立てられたのである。

吉井良子が体験したお披露目輪姦のソーシャルセックス(社交的な性交)は、息も絶え絶え(たえだえ)に成る程に強烈だった。

生贄(いけにえ)女性・良子が全く無抵抗で何でも犯らせるから、その場のプレィは「これでもか?」と、どんどんエスカレート(激化)して行く。

ギャラリー(観客)が観たいのは、生贄(いけにえ)・良子が泣きわめき、身悶(みもだ)えて失神する光景なのだ。

その究極のプレィが、大技・「三穴攻め」かも知れない。

ズブリと良子のアナル(尻穴)に嵌(はま)った欲棒が、直腸の内壁を擦(こす)りながら抜き挿しされ、陰茎の見え隠れに応じるように良子の善がり声が響き始めた。

良子は、アナル(尻穴)性交の衝撃を快感い変える為に、良子自らが指で敏感な肉蕾の実(サネ)を刺激しながら、股間ガップリに男達の抜き挿しを味わっている。

この技法は、予め麻生康子が「お尻に入れられた時は、お実(サネ)を自分の指で刺激すると楽になるわ。」と教えられていた。

それでアナル(尻穴)にグィと入れられた衝撃に、良子は思わず実(サネ)を愛撫していた。

他人女(ひと)が、男達にアナル(尻穴)を犯されて善がり悶えるのを観るのは、ギャラリーの女達にとっても、サディスティック(S性)に興味深々の蜜の味である。

「良子、尻の穴は第二の性器じゃから、開発すれば気持ち良く成るぞ。」と、山崎代議士が平然と言った。


バックスタイルで欲棒をア*ルに抽入された良子が、抱えられて二人とも仰向けになると、ズッポリとア*ルに嵌(はま)った欲棒とパックリと開いた股間が現れる。

そのパックリと開いた良子の柔ら壺に、別の男の欲棒が抽入されてサンドイッチフアックが完成する。

三人目の男が、その良子の口に欲棒を咥(くわ)えさせれば、「仰向け三穴攻め」が完成する。

良子には、この過激なお披露目輪姦を快適に犯り抜けるテクニックとして教えられ、仕込まれた手段がある。

それが山崎代議士から夫の吉井警視が教わった、敏感部分の実(サネ)を弄(なぶ)り自らの感度を高めながら犯り抜ける事である。

柔ら壺での性交でもア*ル性交でも、自分の感度を高める敏感部分の実(サネ)を、常に自らの指で弄(なぶ)りながら抜き挿しに応じる技を教えられた。

良子は、柔ら壺での性交でもア*ル性交でも、自分の感度を高める実(サネ)を常に自らの指で弄(なぶ)りながら抜き挿しに応じて観せている。

この「仰向け三穴攻め」でも、良子の指は実(サネ)を弄(なぶ)り続けて快感を高め愉しんでいた。

その「三穴攻め」には、別バージョン・「うつ伏せ三穴攻め」もある。

仰向けになった男に良子が騎上位で性交し、そのままうつ伏せに成って後ろから別の男がア*ルに抽入してサンドイッチフアックが完成する。

その良子の口に、三人目の男が欲棒を咥(くわ)えさせれば、もう一つの「うつ伏せ三穴攻め」が完成する。


欲棒でア*ルを貫抜かれた時、歯が噛み合わないほどの痛みを感じたが、吉井良子はその痛みを堪(こら)えてを受け入れる以外にない。

誓約(うけい)の性交は、非情で在ってこそ意味があるのだ。

見ると、私の欲棒が生々しく良子のア*ルに嵌(はま)り込んで抜き挿しされ、良子の白い肌と対照的な黒褐色の陰茎が濡れ光って見え隠れしている。

無理やりア*ルを貫抜かれ、良子の脳が強烈な痛みに襲われているのだろう。

これは征服感満点で、私としてはヤッタァと言う気分である。

ア*ルに欲棒を捻じ込まれた良子の脳は、激痛に慌ててドーパミンを噴出、ベーターエンドロフィンを生成する。

脳内麻薬のベーターエンドロフィンで痛みを快感に変えるとともに、痛み伝達物質のセロトニンを出動させて、脳への痛み伝達を阻害する。

制御物質が脳に満たされれば、ア*ルに欲棒をねじ込まれた激痛もア*ルを貫(つらぬ)く欲棒の抜き挿しもビビッと電流のような快感になって良子の脳へ伝わって行く。

「アフン、アァ、アァ、アァ、アァー、アフン、アゥ、アフン、アゥ、アァー。」

人間を含む生物の機能は便利に発達していて、脳に拠る状況感知により必要な時にはその状態に対応したホルモン物質を生成して送り出し、自らの体調や精神をコントロールする。

音楽ライブ会場で失神する固体が出現したり宗教儀式の場で信者が神掛かる現象も、快楽系快感ホルモン物質ベータ・エンドロフィンが脳内に分泌放出される事に拠って起こる身体的な異変である。

そこら辺りを熟知して、利口に応用するか無知のまま何もしないかで、長い人生々活に結構な差が付くかも知れない。

吉井良子は流れの中で私達KIYOUBI(京美)メンバーに誘導され、自然にマルチタスクSEX(同時実行性交)に入って居た。

マルチSEX(複数性交)は相手を次々に代える性交行為だが、マルチタスクSEX(同時実行性交)は同時に複数が絡む性交行為で、依り刺激的なシチュエーション(状態/情況)を演出できる行為である。

私達KIYOUBI(京美)メンバーは、良子に女上位に取らせて交合し、後方からア*ルにも強引に抽入を果たし、口にも強引に捻じ込むと三穴攻めを完成させてそれぞれが抜き挿し抽送を始めた。

「ウグゥ、ウギャァ、ウギャァアア、アァア、アウゥ〜。」

くぐもった良子の声が、口に捻じ込まれた欲棒の隙間から洩れている。

下から小泉が腰を使って突き上げ、私がアナルに抜き挿しをして口には生島が欲棒をクィクィと突き入れていた。

男二人の欲棒でア*ルと女性器と言う前後を同時に貫かれる三P、口まで突き込まれる四Pなど、常識で言えば変態行為そのもので吉井良子には恋愛や遊びでならば到底承服できない行為である。

だが、今度ばかりは夫の将来を賭けた山崎派仲間入りの誓約(うけい)の証明で抗(あらが)う訳には行かず、手馴れた男達に導かれるままに夫の前で犯られてしまった。

吉井警視とは経緯(いきさつ)があるだけに、素っ裸の吉井夫人を警視の目の前でKIYOUBI(京美)のメンバー四人が「容赦無く可愛がって犯る」と言う事は、爽快な気分である。

良子は、股間に一本、口に一本、そしてア*ルにまで三本目の肉杭(にくくい)が射(う)ち込まれていて身動きが取れないまま、三連動の抜き挿しに耐えねばならない。

三人同時肉杭(にくくい)責めの四Pで、一見酷く見える鮮烈な光景だが、良子に採っては辛いと言うよりもその強烈な刺激が快感に変わって脳に突き刺さって来た。

その四P三穴攻めの三本の抜き挿し快感に良子の尻の穴がギュッと締まり、ア*ルに入った私の欲棒を絞め付けた。

良子が、男三人から同時に攻め立てられるその光景は壮絶だった。

「アウゥ〜、アウゥ〜、アウゥ〜、アウゥ〜。」

良子は、生島に口に欲棒をズンズンと突き入れられて涎(よだれ)を垂れ流しながら懸命にシャブらされ、小泉に股間に欲棒をズンズンと突き入れられ愛液を垂れ流しながら腰をクィクィと使い、アナルも私に挿し貫かれて欲棒が抜き挿しされている。

吉井警視が、小泉順子と名乗るKIYOUBI(京美)の幹部の妻を四つん這いにさせ後ろからグィグィと突いている目の前で、妻の良子が素っ裸で男三人に一度に攻められる激しい陵辱(りようじょく)を受けている。

俗に好事家の間で三Pと呼ばれるプレィだが、これまで複数SEXなど経験が無い良子には激しそうだ。

それも、山崎代議士から理事長と呼ばれているKIYOUBI(京美)の社長を含め四人が交代交代で一度に男三人で良子を攻める壮絶なもので、その男三人の中に「小泉順子の夫も混ざっている」と言う。

それはあの良子の口で欲棒をシャブらせている男か、それとも下敷きに成って下からアナルを突いている男か、はたまた上から覆(おお)いかぶさって欲棒を肉花弁の中に抜き挿ししている男か・・・。

「ヒーッ、オマ*コ気持ち良い。」

恥も外聞も忘れた妻の良子の悶絶するような犯られ声が、けたたましく続いている。

その内男達も持ち場が変わって良子に執(と)らせる体位が変わり、一人に後ろからお尻に欲棒を挿し貫かれたまま羽交い絞めに仰向(あおむ)けに転がされた。

もう一人に両膝を掴(つか)まれて押し広げられた股間に夫(吉井警視)の見ている場で他人の欲棒を抜き挿しされているのだから、良子には今更嫌も恥ずかしいも有ったものでは無い。

強烈な刺激に再び叫び声とも善がり声とも言えない雄叫(おたけ)びを挙げ出した良子の口に、また「まだここが空いている」と三人目の欲棒が押し込まれて、喉の奥まで抜き挿しされ始めた。


本当の所、「犯る」とは応えたものの良子には輪姦(まわし)を受けるなど犯れるのかどうか自信など無かった。

夫の吉井警視にしても同様で、妻の良子が「犯る」とは言ったものの本当に輪姦(まわし)を受けるなど半信半疑だった。

所が、いざその場に立たされて見ると、これは既に自分達夫婦が応諾したお披露目事である。

吉井夫婦のそうした思いとはまったく関係なく、肉体(からだ)を許し合う「極親密な関係」にする為に、当然の様な態度で良子を素っ裸にして縄を打ち犬の首輪を装着させて四つん這いにさせてリードで曳き始めた。

正直、素っ裸四つん這い姿のデモンストレーション(示威行為)は、吉井良子に取って恥ずかしくてムズムズするデリケート(繊細)で破廉恥な格好だった。


KIYOUBI(京美)のプレィ最中に政和交歓倶楽部メンバーの何人かが、愉しそうな雰囲気で会場ホールの中心に雌犬・良子の輪姦舞台の準備を始めた。

あの雌豚・女優妻を一気に攻め挙げる為に山崎代議士が用意した「コロシアム(輪姦闘技場)」と呼ぶ、例の直径六センチほどの円形パイプを組上げ始めた。

円形パイプでヘンスとして囲った八畳間ほどの雌犬・良子陵辱スペースを、倶楽部メンバーの何人かで設営するのだ。

そのコロシアム(輪姦闘技場)に、素っ裸に剥(む)いた雌犬・良子を入れて、多人数の輪姦(まわし)を一人で受ける雌犬・良子修羅場が始まる。

宴の参加者にしてみれば、雌犬・良子の輪姦(まわし)に参加して犯るも良し、犯られてあえぐヒロインを観るも良しである。

競技参加者(輪姦参加者)はスペースの内側に順番待ちをし、男達が次々に襲い掛かって犯す公開性交に挑む。

男達が群がって来て、無遠慮に乳房を掴(つか)む者、股間に手を入れ指先を中まで挿し込む者、尻の穴に指を挿し込む者、もう数人が一度に良子の裸身に取り付いて犯りたい放題である。

その先は、良子に欲棒を咥えさせる者、性交に及ぶ者、ア*ル性交に及ぶ者が次々に現れるが、相変わらず周囲に群がる男達の手も良子の裸身を同時進行で無遠慮に襲っている。

これも今後親しくお付き合いする為の「ご挨拶代わり」と言う事で、良子が承知したのだから何を犯らされても仕方が無い。

不参加者はパイプヘンスの外側を囲んで、犯られる雌犬・良子の曝(さら)け出す卑猥(ひわい)な様子を観覧して愉しむのだ。

コロシアム(輪姦闘技場)で公開性交が始まれば、妻・良子の奮戦と性反応を確り確認させる為に、ギャラリーの最前列・目の前が夫・吉井警視の定位置である。

次々に入れ替わって良子を欲棒でズブリと貫き、クィクィと腰を入れてリズム良く抜き挿しをして来るから、もぅこう成れば良子も気合を入れて必死に受け腰を使うしかない。

この輪姦陵辱舞台に登ったら、次々に襲って来る相手におシャブリも腰使いも上手く犯って、次々にイカ(絶頂)さなければ行為が何時(いつ)までも終わらない。

そして今此処は、「世間体(せけんてい)」と言う心配事をクリア(解決)にした密事の場所で、別人格の男性の性癖と女性の性癖が大胆さや高揚感で滲み出て、安心した交差を魅せて居る。

つまりこの輪姦(まわし)を見学している連中も、良子を輪姦(まわし)に掛かっている連中も同じ穴の狢(むじな)で、「卑猥の限りを犯ったから」と言って殊更恥じる言われは無い。

だから、良子は相手を気持ち良くイカ(絶頂)せる為に、恥外聞をかなぐり棄て相手の好みの性癖に応じて一心不乱に行為を為し、相手を喜ばせるしか選択肢は無い。


良子は生々しく結合部も露(あらわ)に、乳房を揺らし善がり声を挙げながら壮絶に相手の抜き挿しに受け腰で応じている。

クィクィと抜き挿しに応じて見え隠れする名も知らぬ倶楽部メンバーの陰茎に、良子の肉花弁が生々しく巻き込まれ捩(よじ)れ震えて見えている。

生挿しの欲棒が良子をヒィヒィ言わせながら、良子の股間に嵌(はま)って蠢(うごめ)く様に夫として吉井警視もドッキリさせられ、一瞬後悔の念も浮かぶ。

だが、この情を挟まない遊びの場では、その生挿しの欲棒は良子に与えた「大人の玩具(おもちゃ)」と想うしかない。

後で落ち着いて考えるに、このプレイは吉井警視自身には自虐的であり良子には加虐的と両方の感性を震(ふる)わす、良質の遊びだった。


周囲が良子に容赦ない扱いをするから、良子の方も無我夢中で応じるしかない。

多数のギャラリーに見守られながら、「陵辱の輪姦(まわし)を受ける」と言う異様な羞恥心の屈辱感が、吉井良子にとっては体感した事の無い刺激的な興奮で、良子は徐々に被虐的な快感に変わって行くのを感じていた。

夫も見守る中、余りにも卑猥(ひわい)な行為を男達に次々に強いられて、それで感じて受け腰を使い善がり声を挙げてしまえば、それはもう他で得がたい魅惑の記憶である。

吉井良子の性交に関する不倫感や堕落感は環境に植え付けられたものであるから、本来その観念が「絶対に正しい」とは言い切れない。

要は性的な倫理観は精神的縛りであるから、他に立派な思想思考があれば囚われずにその精神的な縛りは薄れて来る。


コロシアム(輪姦闘技場)での妻(良子)の公開性交を、吉井警視は唖然(あぜん)として観ていた。

次から次と切れ目無く妻(良子)の股元の柔らかそうな肉花弁の間に、愛液に濡れ光ながら男達の欲棒が生々しく抜き挿しされて、卑猥(ひわい)だった。

お披露目の輪姦(まわし)では人数が多いので、基本的には五〜六人連続で十分〜十五分休ませ、また五〜六人連続で十分〜十五分休ませるインターバル・パターンで、攻め上げて行くから犯られる側の連続性は強烈である。

まぁ素っ裸の妻(良子)が、他人の男達に嬲(なぶ)られ犯かされ欲棒を咥え込んだ腰を振って散々に善がっている。

その光景は、吉井警視にとって嫉妬交じりの刺激的な感情を揺さぶるもので、新鮮だった。

その無遠慮な性交の激しさに吉井が唖然(あぜん)として観ていると、「どうだ、壮観な眺(なが)めだろう。」と、山崎代議士が笑いながら話し掛けて来た。

「はぃ、しかし内の奴(良子)の、あの腰を振る善がり反応は意外でした。」

「奥さん(良子)は、正直に気持ちが良いと見えて良い腰使いだ。君、表向き格好付けて居るが、本音ではこう言う卑猥(ひわい)な事をするのが好きな奴が世の中の大半だよ。」

「はぁ、内の奴(良子)もあれだけ受け腰を使って善がっていますから、正直言えば結構馴染んで犯って居ますね。」

「こう言う場だ。奥さん(良子)も、もぅ犯っちゃってるのだから今は目先の行為にのめり込んで忘我(ぼうが)の世界を彷徨(さまよ)って居るんじゃろう。」

「しかしあれだけ酷(ひど)く犯らせては、後で内の奴(良子)が正気に返った時に私(吉井)が抗議されそうです。」

「大丈夫だよ。奥さん(良子)も、あの輪姦(まわし/性交遊び)を一度犯られると、その忘れられない快感に人妻としての抵抗感を失うほどリピート中毒になるからな。」

「先生(代議士)は内の奴(良子)が、この遊び(輪姦)のリピート中毒に成ると言うのですか?」

「そりゃあそうだ、どうせ一度に何人もと犯った事は無いだろう。旦那と二人でチマチマと犯るよりも余程ワイルドで刺激的な上に、相手が替わるから絶頂時間が持続するから快感も持続する。」

山崎代議士に操られたとは言え、結果的にこの遊びを妻(良子)に仕掛けたのは自分(吉井)だった。

だから、妻(良子)への陵辱光景は加虐心を満足させ、愛妻が嬲(なぶ)られ犯かされと意識すれば被虐心をも満足させる複雑な心境だった。

人間の欲望には際限が無く、この行為に入り込んで盛上がってしまえば、夫婦の枠組みよりも目先のエロスを満たしてくれる奔放な性交遊びの魅力に夫婦でのめり込んでしまった。


男性を受け入れるかの決断は本能で在るから、イザと成ると性交に関しては女性の方が余程(よほど)男性より度胸が良い。

吉井良子の喉が枯れるほどの激しい善がり声が、プレィ会場に響き渡っている。

「まるで私では無いみたい」と良子は想いながら、今は貫(つらぬ)かれたテレビ画面で顔だけ知っていた男の欲棒に夢中で受け腰を使って応じていた。

つまり良子は、想ったよりもこの卑猥(ひわい)な遊びと、肉体(からだ)が肉欲的に水が合った事に成る。

集団乱交の遊びなど「現実には存在しない噂」だと想っていた良子にはにわかには信じ難い事だっが、その噂だけの世界が現実に存在した。

しかも良子は、政和交歓倶楽部の生贄(いけにえ)のヒロインに仕立てられ、こんな乱交プレイを愉しみ愉しませる遊びを犯る連中が居る事を、肉体(からだ)で知らされ様としていた。

夫の官僚としてのキャリア上昇チャンスで、この遊びの性交プレィを拒絶しても回避できない環境であれば上手く犯るべきで、頑(かたく)なに己の気持ちだけで拒絶するのは聡明な事では無い。

こう言う事を否定しないで上手く犯るには、気を入れて気分を卑猥(ひわい)に持って行き、積極的に受け入れて性交を愉しむのが利口な女の処し方である。

良子は、今からこの「大勢の他人前(ひとまえ)で犯される」と想うと、恐ろしさと恥ずかしさで胸がキュンと成った。

けれど不思議な事に、この観られる快感が癖に成りそうな予感が、良子の心の片隅に複雑に存在した。

現に良子は、大勢の視線を意識して乳房の乳首を硬く立たせ、戸惑いの表情を浮かべて指示に従っている。

自然な男女の性癖を区分けすると、観て感じる男性と見せて感じる女性に分けられる。

頭の思考で露出癖を論理的に否定していても、経験から別の答えを感性的に受け入れる事もある。

タブーの世界だから余り正面切って表明は出来ないが、現実にAV女優の志願者は多く、事務所登録しているだけで数万人は居て、その彼女達が金の為だけで無い。

建前はともかく本音では、彼女達に「他人前(ひとまえ)で犯られて見せる」と言う究極の露出癖をも満足させる目的でも無ければ、そんな仕事は犯っては居られない。

日本でも欧米でも、大ヒットを飛ばす歌姫に露出の多い衣装は定番である。

つまり女性の「見せたい願望」は女性が男性を誘うカップリングの本能で、それで集まって来た中から相手を選ぶ為に、見せて誘う意識が感性的に働くと言って良い。

男性は観たい癖があるから露出の多い衣装は歓迎だし、女性も本音では「見せたい願望」で歌姫の露出に共感している。

だから良子は本能をくすぐられ、こう言う特別の場でしか味わえない女性特有の究極の露出癖に目覚めたのかも知れない。

此処まで来てしまえばまな板の鯉で、良子の顔は、一見すると覚悟の「はにかんだ微笑(ほほえ)み」の表情を含んでいた。

もっともこの快楽の場では今更抵抗は見苦しく、良子は場の雰囲気を壊さない為に悲壮な顔や嫌な顔は出来ない。

結局の所良子は、「どうにでもしろ。」と覚悟を決め、秘部も露(あらわ)に股を開いて相手の犯りたい事の受け入れを待つしか選択枝は無い。

そしてどんなに美人で、どんなにスタイルが良くても、絡み合う恥毛の丘とグロテスクな女性器は、性交の為の肉体の一部として違和感タップリに備わっている。

その場に全てを晒(さら)して素っ裸大股開きにされた良子の顔は、羞恥心を含んだ困惑の表情だった。

その良子の困惑の表情などお構い無しに、少し乱暴に輪姦(まわ)しは始まった。

この連中はこう言う事に慣(な)れて精神的にも図太く、他人前(ひとまえ)でも躓(つまずく)事も無くズブリとインサート(挿入)を確り決めて来る

自分達が日頃犯って居る事だから犯る方も犯られる方も笑顔で、この連中が無遠慮に  に犯って居る事は当たり前で、悪いとも可愛そうとも想わない。

しかし女性は、一度そちら側に飛んでその露出感覚の快感を味わってしまうと感性の快感が優先されて、次からのプレィは意外とそこまでは抵抗がない。

何しろ休みたくても休めない状態で後ろから前からと輪姦性交が続いて、良子の絶頂(アクメ)は途切れなく性感に拠る忘我の境地を彷徨(さまよ)っている。

ギャラリーの視線も忘れ、口をパクつかせて喉が枯れるほどの激しい善がり声が、良子の口から垂(た)れ流されている。

バック攻め独特のブシュ、パン、パン、ブシュ、パン、パンと言う良子の尻肉がリズム良く発する連続音が、激しくこの山荘のプレィ会場に響き渡っている。

雄(男性)の本能が子種を撒き散らす事に在る以上、雌(女性)の本能に優秀な子種を求める衝動が在る以上、所謂(いわゆる)性衝動を建前だけで制御するのはむずかしい。

原始回帰すれば、男性が良い母体を探し女性が良い精子を探す「種の保存本能」で相手を代える感性は、ふしだらでは無く当たり前だった。

その性交本能を剥(む)き出しに男女伴に、良子の肉体(からだ)でタップリ愉しむ事が、この場の約束事だった。

この狂宴の場に全裸で曳き出されたら、タップリと陵辱プレィで弄(いじ)り放題の女体である事を意味している。

全ては遊びの発想から生まれたもので、深刻な事実は無い。

輪姦(まわさ)れる事を恐がったらギャラリーを愉しませるだけだから、こう成ったら意地でも恐れの表情なんかギャラリーに見せられない。

余り大した事では無い振りでもしなければ、良子も大勢の他人前(ひとまえ)で晒(さらし)し者で犯られては居られない。

その場の雰囲気を感じ取ったのか、良子に恥ずかしい想いは在っても、何故か開いた股をこの場では閉じてはイケナイ気がした。

それで良子は、この狂宴が終わるまでグロテスクな女の部品も露(あらわ)に股を大きく広げたままだった。


どうせゴチャゴチャした理由など不用の良子へのお遊びだから、その場の者が性癖を曝(さら)け出して日頃の鬱憤(うっぷん)を晴らせば良い。

良子も、全てを曝(さら)け出して奔放(ほんぽう)に愛玩(かわいが)って貰(もら)えば、仮初(かりそめ)でも親近感が湧き、情が醸成される。

輪姦(まわし)の相手が替わって、これ観よがしに開いた良子の股の付け根に欲棒をスッポリと挿し込んだ当初、まずはユックリした生々しい抜き挿しから始まる。

良子ももぅ、欲棒を挿し込まれた状態だから、ユックリした抜き挿しで攻められて居る時は快感を得ようと硬さを緩(ゆる)め、相手に身を委ねた良い顔して犯られている。

それにしても、女の性(サガ)なんてものは男には判らないもので、これから一戦交える相手には自然と優しい穏(おだ)やかな表情で迎え入れる特質が備わっているらしい。

信じ難(がた)い事だが、想わず女としての表情を漏(も)らしたあの良い顔はこれから起こるアクメ(絶頂)への期待の表情に違いない。

相手の交代時の度(たび)に垣間(かいま)見せるその何とも言えない表情は、やがて激しく突き責められて歓喜に顔を壊すまで続く。

良子は、ソーシャルセックス(社交的な性交)のサプライヤー(供給者)として、おシャブリも腰使いも、行為に専念する怪しい表情で上手く犯られている。

倶楽部の男達は良子を相手に良い汗をかき、溜まったものを抜(ヌ)いて満足すると欲棒を抜いて次の順番待ちの男に良子の使用権を譲る。

犯られ終わった良子の方は、直ぐに次の男が行為の要求を始めるから、前の男との行為の余韻に浸(ひた)る間もなく、また喘(アエ)ぎ始める。

良子はもう、連続性交の性感に拠る忘我の境地に入っていて欲棒を抽入された正常位素っ裸で、倶楽部の男達に激しく乗り熟(こ)なされている。

抽送する男の腰の動きに応じる良子の、無意識な腰の動きが艶(なまめ)かしい。


政和交歓倶楽部のシークレットパーティ(秘密会合)は倶楽部員にとって、ガチンコファイト(真剣勝負)の新たなるスタイリッシュ(お洒落れ)な遊びの誘惑だった。

これは曖昧(あいまい)では通らない態度をハッキリすべき事で、吉井良子に大人の覚悟が必要だった。

そして犯ってしまえば確かに、お披露目輪姦一夜で友情とも愛情とも違う仲間意識が醸成され、互いの垣根は低くなり信頼関係は高まった。

大人数の相手を熟(こな)すには、参加メンバーの男達を早くイカ(射精)せる事が最優先で、良子が犯り惜しんではいられない。

そこを自覚した良子は、次々に欲棒を柔ら壺に咥え込んだら、相手より先に積極的にクィクィと腰を使う。

良子は、生々しく汗(あせ)や愛液に塗(まみ)れて善がりながら、卑猥(ひわい)な行為は続いている。

非日常のガチンコファイト(真剣勝負)の空間が、良子の卑猥(ひわい)モードの善がり声と伴に、時に流れながら埋まって行く。

まぁ、良子も他人前(ひとまえ)で、あれだけ惜しげも無く犯ってしまえば、「今更その性向を否定できない」と気持ちの整理が着く。

非日常のガチンコファイト(真剣勝負)の空間が、良子の卑猥(ひわい)モードの善がり声と伴に、時に流れながら埋まって行く。

素っ裸の良子を好きに扱(あつか)い、男達がマットの上でリード(命令)しながら、好みの体位で好みの性交を実地する。

プレィ中の良子は、常に嬉ししそうな表情を浮かべる事を心がけ、どんなプレィ仕掛けられても嫌そうな表情一つしない。

男達の好み(性癖)は良子が素直さ充分に配慮して即応するから、男達のプレィ満足度は大きい。

本音を言えば、何人束に成って掛かって来ても、一人づつイカ(射精)してしまえば、コッチ(良子)の勝ちである。


男達に指責めや性交を犯られている最中、良子は犯り抜ける為に、友人・康子巡査部長のアドバイスで、恥も外聞も無く或(あ)る事を実行していた。

それは、一般的にオナニー(手淫・自慰行為)と呼ばれる敏感部分の実(サネ)を弄(なぶ)り自らの感度を高めながら犯り抜ける事である。

酷く卑猥(ひわい)で恥ずかしい行為だが、良子はその実弄(サネなぶ)りを実行しながら康子巡査部長に感謝していた。

例(たと)えビジュアル(視覚)的に痴女(ちじょ)で在っても、このオナニー(手淫・自慰行為)で感度を高めなければ、とても犯り抜けられないほど男達の攻めが激しかったからだ。

「おぅ吉井君、奥さん結構良い顔して犯られて居るじゃないか。」

山崎代議士がニコニコして吉井警視に声を掛けて来た。

「そうですね。驚きですが、この状況で内の奴は意外に良い顔して犯られていますね。」

「珍しくは無い、普通の反応だよ。奥さんも、腹を決めれば後は清々愉しんで犯られる気持ちに成ったのだろう。」

「そうですね。遊びのSEXを苦痛に想ったら人生が詰まらないですから。」


大勢の視線を浴びる輪姦ショーのヒロインを勤めさせられるのだから、良子の性感が日常の夫婦の性交より過敏に成って当たり前である。

女体は良く出来ているもので、良子は素っ裸でプレィルームに曳きだされた時点で、もぅ滑りを良くする潤滑油が股間で湧き出しているのを感じていた。

大勢の視線を浴びる輪姦ショーのヒロインを勤めさせられるのだから、の性感が日常の夫婦の性交より過敏に成って当たり前である。

女体は良く出来ているもので、良子は素っ裸でプレィ会場に曳きだされた時点で、もぅ滑りを良くする潤滑油が股間で湧き出しているのを感じていた。

勿論、女性心(おんなこころ)としては、犯られた相手に「使いものに成らない」などとは言われたくないから、精々踏ん張って喜ばせようとする。

始まってしまえば、皆が良子の性感反応興味深々で、ギャラリーは面白(おもしろ)そうに囃(はや)したて、性交相手はグィグィと過激に攻めたてる。

後背位を採らされた良子が、口をパクつかせて喉が枯れるほどの激しい善がり声が、良子の口から垂(た)れ流されている。

バック攻め独特のブシュ、パン、パン、ブシュ、パン、パン、と言う良子の尻肉がリズム良く発する連続音が、激しくこの会場に響き渡っている。

相手が替わって体位が変わり、騎乗位に欲棒を咥え込んで良子自(みずか)らが腰を浮かして沈めて陰茎を見え隠れさせている。

良子の喉が枯れるほどの激しい善がり声が、形振(なりふ)り構わず「ヒィヒィ」とプレィルームに響き渡っている。

「まるで私では無いみたい」と良子は想いながら、今は貫(つらぬ)かれた欲棒に歓喜の受け腰を使って応じている。

めいっぱい感じているのか反応が凄く、良子は上半身をガクンガクンと奇妙に揺(ゆ)らし、乳房は踊り腹は小さく波打っている。


溜まったストレスを発散しリフレッシュするには、浮世離れした遊びが良い。

元々人間は残酷な生き物で、生贄の女性が輪姦される光景を観る事を愉しむ傾向に男女の差は然(さ)してない。

むしろ同性の女性の方が本質的には興味深々で、その生贄女性の性交反応をギラギラした視線で観る。

何しろ他人の女が目の前で欲棒に貫(つらぬ)かれ、受け腰を使って応戦しながら涎(よだれ)を垂らして善がり声を挙げる醜態を晒(さら)すのである。

周囲を囲んで観戦している女達も、普段は上っ面の綺麗事を言って居ても環境が許せば本音が出て、目の前に素っ裸に剥(む)かれた無抵抗の生贄女性が存在したらもぅ残酷性にスイッチが切り替わりイケイケで面白がる。

欲棒を咥(くわ)え込んだ股間から愛液を滴(したた)らせながら受け腰を使い、ヒィヒィ言わされて善がる同性を目の前で観る事は、自分達の加虐性を満足させる見世物である。

彼女達にとって雌犬・良子は、嬲(なぶ)り放題、弄(いじり)り放題の生きが良いストレスを発散の性玩具(おもちゃ)だった。


犯ると決めた以上、「恥ずかしい」とか「嫌、出来ない」は禁句の恥を晒(さら)してこその本当の仲間入りで、吉井良子の気持ちが中途半端で勤まる筋合いではない。

なにしろ政和交歓倶楽部が手に入れた愛玩具(おもちゃ)で、素っ裸四っん這いを命じて会場を徘徊させている雌犬・良子である。

参加男性は、雌犬・良子の尻の双肉を左右の手の平で掴(つか)んで無遠慮に左右に広げ、良子の尻の中心の蕾(つぼみ)やその下の割れ目まで目で確かめる。

その忍従儀式の後は大抵おシャブリを命じ、硬く元気に成った所で雌犬・良子に四っん這い後背位で性交をさせている。

お披露目輪姦で良子に極限までの雌犬行為を経験させる事は夫の吉井警視も承知の上で、これはもうマルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)の連続が約束されている根性SEXだった。

大股開きを命じられれば、女の性(さが)と言おうか、無意識に見せ様と股間を開いた吉井良子の恥毛が絡むデルタ地帯の肌の下に、敏感な花芯ボタンが小さなピンク色の実を膨らませて、淡い光を放ちながら弄(なぶ)られるのを待っている。

相手の欲棒を受け入れてしまえば、良子は康子から「そこを見せろ」と命じられているから脚を大きく開いて股間の肉花弁のスリットにズッポリと嵌(はま)った欲棒をギャラリーに見え易くし、その腰をクィクィと生々しく使って抜き挿しの様子を鑑賞させる。

股間が空(あ)く事の無い男達の猛攻に良子は半ばトリップ(無意識)状態で、欲棒を咥え込んだ腰を相手の抜き指しのリズムに肌から汗の玉が滲(にじ)み出るのも構わず応じている。

制御もまま成らなく開いた良子の口元からは、激しい息使いと伴に悩ましい善がり声が「アァ、アァ、アァ。」と漏(も)れ、その唇の脇からは涎(よだれ)が糸を引いて落ちて行く。

参加男性の腰が軽快なリズムを刻(きざ)んで、良子の肉体(からだ)の中心を貫抜いた欲棒の陰茎が、愛液に濡れ光って深く浅く見え隠れしている。

これは凄い見世物だが、正直良子が涎(よだれ)を垂(た)らしながら大口を空(あ)けて善がり犯られていても、抑圧されて居た本能が剥(む)き出しに成っただけだ。

だから夫の吉井警視が、刺激に顔を歪(ゆが)ませる妻から目を背(そむ)ける事はないだろう。

坊主頭のカリ首に肉体(からだ)の中心を貫かれてしまえば一瞬で心境に変化が起こり、警戒心で入った良子の力は抜けて行く。

現実にもう皆の前で犯られちゃったのだから気取っては居られず、覚悟を決めて本気モードのスイッチを入れるしかない。

当たり前の事だが、性行為は観るにしても犯るにしても、勿論、犯られるにしても下品な方が人間は興奮する。

まぁ元々上品な性行為など無いのだから、依り下品を追求しながら良子を犯る愉しみ方が正しいのかも知れない。


いずれにしても、これは「夫公認の性交遊び」と言う避けられない事態に吉井良子は巻き込まれた。

こう成った以上は夫の面子(めんつ)や自分の意地も在り、夫の眼前でどうせ犯られるなら他人に「下手(へた)な女とか詰まらない女」とかは言われたくない。

つまり自分の値打ちを評される場面だから良子は、女の意地を賭けて形振(なりふ)り構わず大胆に、おシャブリも腰使いも上手(うま)く犯ろうとする。

こんな事は、別に「世間に公表すべき」とは想わないだけで、何を犯っても「夫婦が遊び」と認め合えば良い事と良子は思考を整理する。

腹を括(くく)ってしまうと奇妙な心理が働くものだが、輪姦(まわし)と言う現実に直面すると、「無理も無い事」かも知れない。

男達が群がって来て、無遠慮に乳房を掴(つか)む者、股間に手を入れ指先を肉体(からだ)の中まで挿し込む者、尻の穴に指を挿し込む者、もう数人が一度に良子の裸身に取り付いて犯りたい放題である。

その一度に多人数に攻められると言う激しい刺激に、良子は無抵抗で耐えるしかない。

その先は、良子に欲棒を咥えさせる者、性交に及ぶ者、ア*ル性交に及ぶ者が次々に現れるが、相変わらず周囲に群がる男達の手も良子の裸身を同時進行で無遠慮に襲っている。

これも今後親しくお付き合いする為の「ご挨拶代わり」と言う事で、良子が承知したのだから何を犯らされても仕方が無い。

入れ替わり立ち代り、相手が嫌応無しの連続性交を挑んで来るのを、形振(なりふ)り構わず必死で応じる良子の眩(まばゆ)い裸身は流石(さすが)に加熱している。

この輪姦陵辱舞台に登ったら、次々に襲って来る相手におシャブリも腰使いも上手く犯って、次々にイカ(絶頂)さなければ行為が何時(いつ)までも終わらないから観応えが在る。

激しい運動量で無理も無い事だが、触るとペトッと吸い付くほど肌から玉の汗が噴出し口をパクつかせて善がりながら、裸身を濡れ光らせて奔放に腰を使って抜き挿しに応じて居る。


細かろうが太かろうが短かろうが長かろうが、ありとあらゆる欲棒が良子の事などお構い無しに挿し込まれて、良子の肉花弁を巻き込みながら抜き挿しを繰り返し、勝手に満足(射精)して次と交代する。

張り詰めたカリ首頭のエラが、次々に良子の内壁を容赦なく擦(こす)って、休む間が無いマックス(絶頂)が良子の肉体(からだ)を震わしながら続いている。

大勢の男達に連続して犯られる事を良子が「アンハッピィ(不幸)」と思うか「ラグジュアリー(贅沢・豪華な様)」と思うかは、結局良子本人の性感次第である。

良子が、欲棒を咥(くわ)え込んだ腰を夢中で使うアスリート・ハイ(恍惚忘我)状態に陥ればアンハッピィ(不幸)などとは思わない。


正直こう言う多人数の輪姦(まわし)を一人で受けるとなると相手が順番で続くから、吉井良子が渾身の受け腰使いで早く何本ん抜けるかが勝負になる。

最初に何人か熟(こな)して受け切れないと、良子の方が中々相手を抜けないまま一方的に責められてイキ過ぎ続ける無残な姿を見せる事に成る。

見事に山崎代議士の企(たくら)みに嵌(はま)って、政和交歓倶楽部の会場でお披露目の連続性交が始まってしまったのだから、ここはもう良子の踏ん張り所だった。

次から次に相手が代わり、男達が絶え間無く欲棒を良子の股座に抽入し、性器と性器が抜き挿しされて海綿体が接触し快感が襲って来る。

だから良子は、乳首が立った乳房を揺らし持続する快感の中で、歓喜の涎(よだれ)を垂れ流しながら受け腰を使い続ける事になる。


政和交歓倶楽部のお披露目パーティで、メンバーに輪姦(まわ)される為に素っ裸で引き出された吉井良子だった。

理屈では「そんな恥ずかしい事を・・良く犯るよ」と想うかも知れないが、現場の空気を感じれば一方的にそれを壊す度胸は良子には無い。

そして避けられない性交遊びであれば、オーガズムの到達点に到るまで良子は愉しんで犯って見せるしかない。

奇妙な心理だが、既に少なからぬ妥協をした後では引き下がれば犯られ損で、乗りかかった船は今更尻尾(シッポ)を巻いて良子には降りられない。

彼らは次々に入れ替わって良子を欲棒でズブリと貫き、クィクィと腰を入れてリズム良く抜き挿しをして来るから、もぅこう成れば良子も気合を入れて必死に受け腰を使うしかない。

周囲を順番待ち組と鑑賞組の人の輪で囲まれる中、良子は生々しく結合部も露(あらわ)に、乳房を揺らし善がり声を挙げながら壮絶に相手の抜き挿しに受け腰で応じている。

激しいピストン運動に良子の顔が歪みながら左右に嫌々をし、股間に抜き挿しされるその淫茎は抜き状態では濡れ光り見え、挿し状態では根元近くまで中に達している。

勿論こんな非日常の興奮は、良子に取って夫婦で犯る日常の性交ではとても味わえない強烈な刺激で、羞恥心など只の味付けだった。

次々と無遠慮に犯られる良子は、公開性交の露出羞恥心も脳内に噴出する興奮のドーパミンの快感に後押しされて、脳内麻薬・ベータ・エンドロフィンの誘導が起こる。

やがて良子は、セックスハイ状態に到達して涎(よだれ)を垂(た)らしながら尻を振り、性交を続けて快感を貪(むさぼ)り、素の女性(おんな)を曝(さら)け出す。

良子の股間に次々にズッポリと咥(くわ)え込まれた男達の欲棒を、その男の陰茎が尻の上下と伴に白濁(はくだく)した愛液に濡れ光りながら見え隠れさせて、良子の公開性交は続いている。

妻である良子が面白がっ犯る男達に立て続けに犯されて全身を汗でビッショリと濡れ光らせ、快楽なのか苦悶なのか表情を歪(ゆが)めて涎(よだれ)を垂らしながら喘(あえ)ぎ、吠(ほ)えるような善がり声を上げながら肉体(からだ)を震わせて悶(もだ)えている。

ぞの凄惨とも言える輪姦光景は確かに修羅場だったが、目の前で妻が犯られているその衝撃の光景に吉井警視はむしろ感動さえ覚えた。

もぅここに到っては、良子も恐れても臆しても居られない。

良子にとっては未知の領域で驚かされる事も多いかも知れないが、それも含めて愉しむしかない。

人間が刹那を生きる動物なら、その刹那を愉しむ事が悪なのだろうか?

欲棒を挿し込まれ、股間で生々しく繋がっている白濁(はくだく)した愛液に濡れ光る陰茎を見え隠れさせながら、それでもそこまで行ってしまえば良子の女性としての肉体(からだ)は現金なもので、「ウフン」と甘い声を漏らして鼻を鳴らし、媚を売るように身悶えてみせる。

衆人環視の中で次々と貫かれ、抜き挿しされる欲棒に応じて受け腰を使いながら、吉井良子は「こんな事犯って、何犯ってんのだろう私・・・。」と一瞬想ったが、それは直ぐに湧き上がる快感にかき消されて行った。

股間に誰とも判らない欲棒を突き立てられてから今更後悔しても遅く、もぅ犯られチャって居るのだからジタバタしても仕方が無い。

夫を始めギャラリーは多いけど、意識せずに相手との性交行為に集中すれば気に成らない。

良子の粘膜質の内壁を、相手の欲棒のカリ首がズボズボとリズムを以(もつ)て擦(こす)れながら深く浅く抜き挿しされるのを感じながら、良子はクィクィと受け腰を使って応戦する。

「エッ、淑女である良子が何故、受け腰を使う娼婦に変身したってか?」

それはもう良子が股間に挿さった欲棒を、他人前(ひとまえ)の晒(さら)し者状態で「抜き挿しされる」と言う非日常のリアルな性交状態に在るからである。

通常の状態で良子が性交を考えるのは「理屈(理性)」だが、坊主頭のカリ首の海綿体に肉内壁を擦(こす)られ続ける性交最中の良子は「感覚(感性)」だけである。

つまり肉体的な「感覚(感性)」がモロに脳に伝わって来るのだから、快感を貪(むさぼ)るが先で嫌とか恥ずかしいなどの「理屈(理性)」を考えている暇は良子に無い。

敏感な粘膜質の内壁を粘膜質のカリ首でリズム良く擦(こす)られるのだから、もぅ相手が誰か何んかに拘(こだわ)る意味も無く快感に溺(おぼ)れて行く良子だった。

吉井良子の肉体(からだ)が、丸見え状態で他人の欲棒を抜き挿しされ、腰を使う自分を夫に目の前でハッキリと見られ究極の羞恥心の快感を体感してしまえば、もうこの背徳の快楽は止められない。

激しい公開輪姦のヒロイン良子は、その究極の羞恥心渦の中心に居て全ての意志を放棄した性玩具(おもちゃ)としての被虐感(ひぎゃくかん)が自分(良子)の脳みそをトロケさせるのを感じていた。

一つの価値観が崩れ去れば、新しい価値観で生きて行くしかない。

凡そ考えられる性行為を一気に犯ってしまった良子にして見れば、性行為に変態(へんたい)・卑猥(ひわい)などの線引きは無く、どれも行為の一部に過ぎないのだ。

良子は自分の本性と呼ぶべきM(マゾ)性を自覚させられて本能のままに肉体を操り応じて、もうその被虐の喜びを否定する事は出来なかった。

ここが人間の複雑な所だが、女性から露出願望を取り上げたら、その女性の青春は終わりである。

露出願望は男性を惹き付ける為の本能だから、その願望が無い女性は余程ひねくれた気取り屋か、余程姿態に自信が無いかである。
そして脳天が痺(しび)れる位の、その究極の露出が他人(ひと)前での性交行為だった。

現に素っ裸に剥(む)かれて四つん這いでリード(引き綱)で曳き回された良子は、周囲方自分の裸体に突き刺さる視線を感じて、異様な興奮に股間を濡らした居た。


イキ過ぎていっぱいいっぱいでも拒否が出来ないから、容赦無い欲棒の抜き挿しに身悶えるばかりで陵辱(りょうじょく)は止まらず、良子にとっては正に仰天(ぎょうてん)の快楽拷問に近い性交責めのエゲツ無さが続く。

この山荘で良子に施(ほどこ)されるマルチSEX(複数性交)やマルチタスクSEX(同時実行性交)の目的は、良子が犯られ続けて快感が尽き抜け、究極のセックスハイ状態に追い込まれる事である。

良子の肉体(からだ)が、欲棒を挿し込まれて男の肉体(からだ)と股間で繋がって、愛液に白濁した泡に濡れ光る欲棒の陰茎が、吉井警視の眼前で良子の堪(こら)え切れずにやや浮き上がった股間を貫き、男の腰の動きに応じて生々しく見え隠れしている。

「ア、ヒィ〜、ア、ヒィ〜、・・アゥ、アゥ、アゥ、アァ〜、アァ〜、アァ〜。」

勃起したカリ首が内壁を連続して擦(こす)る快感のアクメ(絶頂)に身を震るわし、気持ち良いも極限に達して堪(たま)らず身を捩(よじ)って避けようとしても、男達はそんな良子には構わずに欲棒の抜き挿しの陵辱(りょうじょく)が続く。

良子は今、賢(かしこ)く「政和交歓倶楽部」の男達の「輪姦(まわし)の抜き挿し」に我を忘れて、恥毛が絡む肉丘を躍らせ受け腰で応じている。

腰を浮かせて善がり声を挙げながら良子の受け腰が踊る股間に、生々しくスッポリと挿し込まれた陰茎を濡れ光らせながら見え隠れさせて見えている。

つまりこのまま何度も犯り続け、経験上、良子の肉体(からだ)をマルチSEX(複数性交)環境の中で熟生させてしまえば、それが彼女の生活の一部になる筈だった。


目の前で、妻の良子に対する信じられない陵辱劇が続いていた。

吉井警視に言わせれば、妻の良子が「目の前で次々に大勢に犯られている。」のである。

それも間を空けない攻め手の交代でイッちゃったように白目を剥(む)き、瞳は泳いでいる。

それでも麻生康子は「良子さんは、もう桃源郷(セックスハイ状態)に入ったから心配ない」と耳元で囁(ささや)いた。

確かに妻の良子は涎(よだれ)を垂らし善がり声を上げ、愛液さえ撒き散らして次々に入れ替わる相手の腰使いに同調するように生々しく応戦している。

目の前で他人の欲棒に嵌(は)め突っ突かれてる妻・良子を見ながら、吉井警視の欲棒は康子にシャブられている。

官能の刺激が脳天に伝わて、これはもう情交ではなく「只の遊びである」と、吉井警視は想った。

情交なら浮気になり問題だが、只の遊びであれば夫婦で伴に愉しむ方が合理的で、人生何てものは壁を乗り越える勇気を持てば道は開けるものだ。

絶え間なくオーガズムが継続して、良子は確かに夫の見ている前で繰り返し繰り返しイキ続けていた。

それにしても、良子は何故こんなに過酷な輪姦(まわし)に絶えられるのだろうか?

吉井警視はそう疑問に思ったらしいが、吉井夫婦をこの世界(乱交遊戯)に導いた康子に言わせれば、それには立派な理由があるのだ。

疑問を抱いてその輪姦(まわし)の臨場現場で康子に吐露した吉井警視は、それをレクチャーされて、漸く(ようや)く「合点が言った」と言う。

人間は、気分良くその気(興奮状態)にさせられると物凄い能力を発揮する事が在る。

また、情況に拠って「火事場の馬鹿力」とも表現される、本人さえも想像が付かない超人的な身体能力を発揮する事が在る。

これはアドレナリンの放出前駆体ドーパミンの脳内放出に拠り、ストレス脳神経系物質アドレナリンの血中放出状態に拠る興奮状態下の筋肉細胞の成せる業である。

ドーパミンは中枢神経系に存在する神経伝達物質で、アドレナリン、ノルアドレナリンの放出前駆体とされる。

脳神経系における神経伝達物質・アドレナリンはストレス反応の中心的役割を果たし、血中に放出されると一時的に心拍数や血圧を上げ、瞳孔を開きブドウ糖の血中濃度(血糖値)を上げる作用などがある。

アドレナリンはリラックス物質ではなく緊急時の感性に拠る興奮物質で、恐怖や身の危険を察知した時、あるいは争いを必要とする時に素早く対応する為のストレス脳神経系物質である。

「戦う(闘争)か逃げる(逃走)か」の判断を迫られる緊急時の【左脳系】の活性ホルモンと呼ばれる。

人間を含む動物が「敵から身を守る。あるいは獲物を捕食する必要にせまられる。」などと言う状態に相当するストレス応答を全身の器官に引き起こす交感神経が興奮した状態で血中に放出される脳神経系物質がアドレナリンである。


吉井警視は、妻・良子の淫らな行為に興奮していた。

息も着けないほど入れ替わり立ち代り続け様に、相手の言い成りに輪姦(まわ)されて、口から涎(よだれ)を垂らし、抜き挿しされる欲棒の隙間から愛液を(した)滴らせ、襲い来る男達に受け腰を使って無我夢中で応じている。

羞恥心も、突き抜ければ快感に変わる。

そこの微妙な機微が判らないと、この陵辱のヒロイン感覚の本質は理解できない。

吉井良子の柔らかく伸びやかな裸身が次々と男を受け入れながら、その度に生々しく欲棒を咥え込んだ腰をクィクィと受け腰に踊らせ、肉体(からだ)を震わせて善がっている。

激しい輪姦に晒(さら)されて、妻の良子はもう夫の存在も忘れて気持ち良さそうに快感の中に漂っている。

考えて見れば、人間にはナチュラル(自然体)な性本能が在り、結婚後の性交相手が「一生涯連れ合いだけ」と言うも、夫婦互いに詰まらない話である。

それでも吉井夫婦がそうした遊びに踏み切り難いのは、独占欲に起因する夫婦仲崩壊の恐れからである。

つまり大概の所は、そうした潜在欲求は在っても現状の生活維持が根底に在って「踏み切れ無い」と言う現実的なもので、そうした心配を取り除けば吉井夫婦も夫婦揃っての乱交を結構楽しめるものである。

男達に続けて犯られれば、例え他人前(ひとまえ)で在っても肉体の反応の方は「理性(左脳域)」だけでは抑えられない。

だから吉井良子は、男達の激しい抜き挿しに耐え切れず途中からタガが外れて欲棒に串刺しにされたまま腰を浮かして物凄い反応で喘(あえ)ぎ善がる。

まるで夢でも見ている様に、吉井警視の目の前で次から次と妻・良子の肉体が男達にあえぎ犯されている。

正気を失った様に夫の目も憚(はばか)らず、妻・良子は悲鳴交じりの善がり声を上げ、受け腰を使って快感を貪(むさぼ)っている。

それを呆然と見つめる吉井警視も、実は先ほどから山崎代議士に命じられた女優妻に欲棒をシャブリ続けられて、脳天を突き破られるような暴発寸前の快感に見舞われている。

これほどの官能の世界は、山崎代議士に誘われなければ一生めぐり合えない事象である。

この吉井良子の、諸出(もろだ)し諸見(もろみ)せの破廉恥(はれんち)なコレクティブセックスプレィ(集団乱交)に拠る究極の羞恥心が、堪(こた)えられない狂気の興奮と快楽に変わる事を、この会場の吉井夫婦以外の皆が知っていたのだ。


吉井警視は、確かに欠点の無い完璧は実は平凡と然(さ)して変わらないのであるから、生身の人間に完全を求める事は「愚行」と言えると感じて居た。

味や素っ気は、ユニークな不完全を兼ね備えてこそ出て来るものである。

どう見ても輪姦(まわ)されている妻の良子に嫌がっている素振りはないのだから、ある程度の社会性を維持できるなら、ナチュラル(自然体)な性思考に拠る「非日常の時間が在っても良いではないか」と、吉井警視は考えるように成っていた。

そこまで行けば、妻の他人との性行為を見せ付けられて試されるのは吉井警視の「夫婦の愛が本物かどうか」である。

夫婦の愛情は、独占欲で束縛するものではないのである。

なるほど、夫婦相互に理解さえあれば、他人の男と妻・良子の性交為も「見物(みもの)」として楽しめるもので有る。

目の前で繰り広げられる良子の性交に多少の嫉妬を感じながらも、目の前の淫靡(いんび)な世界に見せられてそれを思う余裕など無く、意外と「これは遊びの性交だ」と冷静にそれを見る自分(吉井)に気付いていた。

気が付いて見ると、人間最初は抵抗がある事でも慣れて来れば案外別の考えを持つものである。

考えて見れば、夫婦間の愛情など「精神的な情の問題」で、性交為を持って愛情の基準とするものでは明らかに無い。

つまり夫婦愛は、性交の有無に関わり無く存在するものでなければ本物とは言い難く、妻の良子が「他人と性交したから」と言って、合意の上の事であれば咎める理由は一つも無く、気づいて見ればその性交姿さえ愛しく思えるものである。

夫婦の相方が再婚だったり双方が再婚だったりしても以前の性交履歴は済んだものとして受け入れられる。

ましてや、互いの独身時代の性交履歴を問題などにしたら、結婚相手など見つからない御時勢で、誰しも目を瞑(つぶ)るものである。

無論、妻も自分(吉井)も結婚後にそれを問い質(ただ)した事などない。

そして過去の性交履歴に目を瞑(つぶ)れる愛情が有るなら、独占欲による嫉妬は愛情とは関わりの無い感情である。


吉井警視には、段々パーティの趣旨が判って来た。

このパーティは自分達吉井夫婦の歓迎会を兼ねたもので、仲間に入れる儀式の様なものだ。

仲間に入れる為には、妻の良子を外聞を憚(はばか)るような端無(はしたな)い変態ライブショーのヒロインにする事で全員がマーキング(烙印や標識を付ける行為)をし、「その誓約(うけい)の証明が成されなければ成らない」と言う事なのである。

趣旨がそう言う事なら、仲間に入るからには妻の良子が皆さんにお好きに可愛がって犯って貰うしか取る道はない。

良子はもう魔法にかかったように周囲の事など忘れてこれ以上無い破廉恥な事を犯り、自ら受け腰を使い快感を貪(むさぼ)っている。

しかし仕方が無い、良子の肉体に淫乱な火が灯って、本人が快楽の中を漂っているのなら、その刹那(せつな)は彼女に取って幸せな一時なのである。

この変態ライブは「女性に優しくない」と思われ勝ちだが、これはあくまでも誓約(うけい)を兼ねた遊びの性行為である。

性行為に「情」が絡(から)めば浮気であるから、特定の相手に一対一でムードタップリなソフトタッチの性交は夫婦の相方を嫉妬させる。

あくまでも情が絡(から)まない遊びの性交だから当然不特定の相手でなければならず、行為も「非情」で強烈な行為の方が趣旨には合っている。

その条件をすべて満たして安心して遊べるのが、「皆さんでお好きに可愛がって犯って下さい。」と言う一度に多人数に拠るアッケラカンとした輪姦(まわし)が理に適っているのだ。

「政和交歓倶楽部」の山崎山荘は、アダルトアミューズメントパーク(大人の遊園地)である。

このパーティは、集(つど)いて行為の時間を共有するセッション(共演/協議)の場である。

オープンに夫が見ている前での多人数に拠る輪姦(まわし)は一見酷(ひど)い様だが、特定の誰々との性交ではないから「情」など絡(から)み様がなく、嫉妬(しっと)の対象も誰とは絞(しぼ)れない。

そしてこの行為は誓約(うけい)に拠るマーキング(烙印や標識を付ける行為)であり、ペイ・リスク(支払うべき危険負担の代償)やコンプライアンス(要求や命令への服従)の意味合いがある。

だから、相手を思い遣らない「非情」の性行為を夫が見ている前でアッケラカンと犯る事でこそ誓約(うけい)を兼ねた遊びの性行為を実践(じっせん)する事になる。

吉井警視は、腹を決めた自分の妻がこんなにも堂々と他人前(ひとまえ)で性交をして見せるとは想いも寄らなかった。

しかし妻の良子は、股間にグサリと他人の欲棒を嵌(は)め込まれ、肉花弁が捩(よじ)れるのも構わず受け腰を使い、奇妙な構図を見せ付けながら快感を貪(むさぼ)るがごとく生々しい抜き挿しの動きを吉井の目の前で見せている。

元々性交時の格好など他人(ひと)に見せられるような格好ではない。

それを公開状態の大股開きの素っ裸で、メンバーの性癖に合わせて弄(なぶ)られ放題、犯られ放題に身を任すなど究極の格好悪さかも知れない。

だが、その性玩具(おもちゃ)として夫の目の前で醜態(しゆうたい)を晒(さら)す事が出来ると言う格好の良さも今更ながら在るのだった。

明らかに良子が苦悶の表情を浮かべ、恐らく入れ替わり立ち代り無遠慮に訪れる男達の欲棒にクィクィと抜き挿しされる良子の下半身から、肉壁の摩擦感と伴に快感が脳に登って来て居るのが判る。

「アァァァァ〜。」
五分ほどすると、良子は失心して床に長々と伸びてしまった。

同じ相手のリピート(繰り返し/再性交)も在ったから、良子はいったい何本の欲棒に肉体(からだ)の中心を貫抜かれ、犯られ責められた事か。

続け様(さま)に二時間に渡る壮絶な輪姦(まわし)の激戦の官能の時間が過ぎた後は、心地良い疲労感と伴に良子の股間にはまだ何か突き刺さっているような感覚が残っていた。


吉井良子が失神すると、医師でもある代議士が近寄って来て良子のまぶたを開いて瞳を見たが、直ぐに指で丸を作ってサインを出す。

「問題はありません。あの雌犬の状態(体調)は良いから、続けても大丈夫でしょう。」

医師・代議士が山崎に診察結果を伝えた。

「何じゃ、驚かせおって。この奥さんはだらしが無い。まだ他の代議士先生方が順番を待っていると言うのに・・・吉井君どうするのだ?」

「・・・・・・・・」

「片山君、シャワー室へ連れて行って、水でもぶっ掛けてやれ。」

山崎代議士が、すっ飛んで来た片山に良子に水を掛ける様に命じた。

「承知しました。」

「済みません。内の奴(良子)がお楽しみの途中でノビてしまって、だらしが無い事で済みません。」

吉井警視が山崎代議士に近寄って詫びを入れた。

「まぁ良い。初日に色々犯らせたからな。続ければその内慣れるだろう。しかしあの程度でノビていたらまだまだわしの本格的な相手は出来ん。一服させたらまた犯らせるぞ。」

「はい。お任せしますから、どうぞ先生のお相手が何時(いつ)でも出来る様に内の奴を仕込んで下さい。」

「そうだな、吉井君が言うのだから理屈は通っている。トコトン仕込んで犯った方が良子が使えるようになって、君等夫婦の為になるじゃろう。どうだ任せるか?」

「はい、お任せします。」


良子は、失心したまま佐和子の夫・片山直太郎に抱きかかえられてシャワー室へ連れて行かれ、水をぶっ掛けられて気を取り戻した。

我に返った良子は、直ぐに自分の置かれている現状を思い出す。


ハッ、あ、済みません。」
人間の心理とは不思議なものだが、例え異様な輪姦の場であっても一旦引き受けた以上は、途中での失神には「しまった。」と良子も責任を感じる。

「気が付いたか、手間の掛かる雌犬だ。そんな事では当分お仕置きを食らうぞ。」

良子が気が付くと、いきなり小言が待っていた。

「済みません。直ぐに戻って続きを犯ります。」

「まぁ良い、先が永くなるだけだ。」

「私(良子)、皆様の所へ行って早くお相手をしないと・・・」

「おぃ、待て、世話に成った礼儀だろう。その前にここでわしのも抜いて行け。」

リクエストにはノーとは言えないから、「はぃ、喜んで。」と応じる。

良子は、シャワー室でいきなり片山に強制口中性交をさせられ、ドロリと発射された。

まったく雌犬・良子には自由が無く、気が向けば誰でもが好きに扱えるのだ。

吉井良子のお披露目輪姦のバトルロイヤルSEXは、まだ続いている。





続く

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