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【神武東征の登場神々を追う】

【神武東征・登場神々を追う】****【神武東征・登場神々を追う】****【神武東征・登場神々を追う】****

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◆小説【皇統と鵺の影人】より

***【歴史のミステリー】*********

神武東遷物語・神話顛末記

(神武東征の登場神々を追う)

この小説は、【日本史・歴史のミステリーのシリーズリスト】の一つです。

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***【歴史のミステリー】*********

神武東遷物語・神話顛末記

神武東征の登場神々を追う

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記載目次ジャンピング・クリック

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〔一話〕   【古代国家・狗奴国(くなくに)
〔二話〕   【高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)
〔三話〕   【賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと、かもたけつのみのみこと)
〔四話〕   【八咫烏(やたがらす)神話
〔五話〕   【饒速日命(ニギハヤヒノミコト)
〔六話〕   【長髄彦(ながすねひこ)


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【神武東遷物語・神話顛末記】

古代国家・狗奴国(くなくに)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆一話★古代国家・狗奴国(くなくに)◇◆◇◆◇◆◇

日本の神話の始まりは中華大陸に近い九州(対馬海峡寄り)・山陰地方(中国地方日本海側)、太平洋伊豆七島及び伊豆半島地方に集中している。

これは、それらの神話が原則的に中華大陸の漢字圏から渡海して来た渡来部族現住民族(蝦夷族)を統治する為に為した自らを神に捏造流布の神話だからである。


宗教を政治に利用したり権力維持に利用するのは当然の発想である。

先の大戦(大西洋戦争)時戦争遂行の為に「戦死したら靖国神社で神として祀られる」とまさに神を利用して国民に刷り込み教育をした事例もある。

出雲の大国主神話、九州の阿蘇・高千穂神話、九州の天岩戸神話伊豆半島葛城ミステリーなど渡来部族が日本に上陸した足跡が記されて行く・・・。

その後渡来部族の日本統一を目指して、神武天皇の神武東遷により神話の舞台は畿内地方に移り大和朝廷が成立して神話の舞台は皇居のある場所になった。



これからご紹介するのは、狗奴国(くなくに)の王・イワレビコ(後の神武大王/じんむおおきみ・初代天皇)が西日本全域を武力平定した血生臭い経緯を、神々の神話伝承に包んで柔らかく後世に残す試みの解説である。


神武東遷(じんむとうせん)物語によると、当初「奴(な)国」であった人々が、邪馬台国に追われて南に逃れ、狗奴国(くなくに)を創った。

奴(な)国は当初「筑紫の国(筑前・福岡県)から広域に北九州に在った」と思われる。


魏志倭人伝に記載された国々で王の存在が書かれているのは、卑弥呼邪馬台国スサノウの狗奴国・葛城氏伊都国の三っの国だけで、つまりこの三っの国が当時の日本列島に於いて広域・有力な王国である可能性が強い。

日本列島に渡来した呉族系海洋民族が九州北部で奴国(なこく)を造る。

その奴国(なこく)が、渡来系ながら部族が違う卑弥呼(比売大神・天照大神)が指導する農耕山岳民族・加羅族(からぞく)邪馬台国(やまたいこく)に一時期は圧迫された。

やがて奴国(なこく)は九州南部で勢力を盛り返して、海洋民族国家・狗奴国(くなくに)が成立する。

その狗奴国(くなくに)が勢力を増して九州南部・中国・四国・紀伊半島南部に到る広大な地域を支配し、卑弥呼(比売大神・天照大神)の邪馬台国(やまたいこく)を圧迫する。

この天照大神(あまてらすおおみかみ)須佐王(須佐之男)誓約(うけい)に到る「天の岩戸の宴」への経緯が、二大勢力に分かれて戦った倭国大乱である。

倭国大乱の件は、「卑弥呼系の邪馬台国」と「スサノウ系の狗奴国(くなくに)」が決戦の末に狗奴国が生き残って列島西日本を統一・神武朝を打ち立てた経緯である。

この海洋民族の王がスサノオ(須佐之男/須佐王)で、やがて両民族和合の為の誓約(うけい)に到って両者が統一を為し、日本列島の西半分が神武朝・大和朝廷の基礎と成った。

つまり神武東遷物語の神話伝承は、都市国家もどきの部族国家が生々しい殺戮を繰り返して覇権を争った事実を、後に部族間に禍根を残さない為に神々の争いに置き換えて伝承した。


イワレビコ(後の神武大王・おおきみ/初代天皇)が、筑紫の国(筑前・福岡県)から山陽道を瀬戸内海沿いに東に進み、「途中戦いながら畿内に達する」この神武東遷(じんむとうせん)物語では、神武大王(おおきみ・天皇)は、狗奴国(くなくに)の人物の様に記述されている。

南に逃れた奴国(なこく)の人々が、狗奴国(くなくに)を興し、やがて勢力を取り戻して邪馬台国を凌(しの)ぎ、「是に変わって大和朝廷をなす。」とある。

その、狗奴国(くなくに)と、邪馬台国の勢力の境界が、九州においては日向の国(宮崎県南部から肥後(ひご)の国(熊本県)、豊後の国(大分県)にかけて在った様だ。

その東の境界線が、県の庄(あがたのしょう/延岡市)の五ヶ瀬川の中州に在る「無鹿(むしか)」と言う奇妙な名の土地である。

この狗奴国(くなくに)・九州南部説が、「天の岩戸伝説」や「ニニギの命の降臨伝説」、「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)伝説」が日向国(宮崎県)〜薩摩・大隅国(鹿児島県)に多い理由であれば、神話と綺麗に一致している。


九州南部で力を蓄えた狗奴国(くなくに)はやがて力を着け、近隣を従えて行った。

多分に怪しい記述ではあるが、日本列島の西半分を最初に統一した大王(おおきみ)は神武大王(じんむおおきみ)と言う事に成っている。

従って、狗奴国(くなくに)の王こそが、当初の「大和朝廷の起源」と考えられる。

邪馬台国は女王・卑弥呼(ひみこ)、狗奴国(くなくに)の王は男なのだから、この狗奴国(くなくに)の王が、須佐王(スサノウ)または大国主宇佐岐氏?)と考えられる神武朝の男王である。


勿論、この「神武東遷物語・神話顛末記」そのものも、「架空創作説」と指摘する方も存在する。

物語の中の記述には、「狗奴国(くなくに)は海人族(あまびとぞく)と結んだ」とある。

この辺りの話は、真実と虚構が入り混じって、神話の中に隠れ潜んでいるらしい。

海人族(あまびとぞく)が隼人族(はやとぞく)であれば、奴(な)国が天(あめ)の国(天照の国)とも考えられるが、それであれば本来論争の激しい女王の国「邪馬台国」は何処に在ったか、簡単に見つかる筈だ。

それが発見出来ないと言う事は、神話と現実が、「二重帳簿の様に判り難く成る」、それなりの必要性が有ったに違いない。

であれば、初期の畿内制圧は伊都国(伊豆国)から西に勢力を拡大した賀茂・葛城一族の物語で、その経緯を「記紀神話」に盛り込んだ可能性も否定できない。

そして後から東征して来たイワレビコ(後の神武大王/じんむおおきみ・初代天皇)と賀茂・葛城一族が合流したのであれば、その辺りの矛盾が説明できそうだ。


考えられるのが、狗奴国(くなくに)と東海地区に居た海人族(あまびとぞく)が元々同族で手を結んだと成ると、この海人族(あまびとぞく・隼人族/はやとぞく)こそが「葛城氏」と言う事になる。

この神武東遷(じんむとうせん)物語を、「元々大和に朝廷が在った」とする学者が、東遷そのものが不自然な内容で「後の創作である」と断じている。

だが、畿内に在ったのは狗奴国(くなくに)の「飛び地支配の地域、または葛城氏の支配地(伊都国)だった」と考えたい。

何故なら、卑弥呼(ひみこ)率いる邪馬台国(やまたいこく)は、相応の力を持って、狗奴国(くなくに)と、覇権を争っていた。

イワレビコ(後の神武大王/おおきみ・天皇)が、「畿内の遷都(きないのせんと)に向けて移動する」と言う事は、既に二つの国は基本的に統一され、残存勢力の「掃討作戦」程度の行軍ではなかったのか。

討伐を重ねながら、辿り着いた所にいきなり遷都は考え難い。

しかしながら、この皇統初代とする神武大王(じんむおおきみ・天皇)は、本当に存在したのかどうかも、学者間で意見が分かれている。

何としたならば、古事記日本書紀は、余りにも後世に皇統の正当性を目的として天孫降(光)臨伝説を始めとする各種の神話伝承混じりに編纂された物だからである。

我輩はこの神武朝の正体を宇佐岐氏ではないかと推測し、それをバックアップしたのが葛城氏と考えれば、大国主の命と稲葉の白兎の伝承と符合し、神武朝三代の大王(おおきみ)の后妃に葛城氏の娘が嫁して居る事の必然性も頷(うな)ずけるのである。


初期の日本列島は、部族を中心とした都市国家もどきの小国・倭の国々が乱立していて、それぞれが国主(くにぬし/部族長/部族国家の王)を支配者として頂いていた。

やがて、その都市国家もどきの小国が徐々に統合され、国主(くにぬし/部族長)が支配する国々が大国主(おおくにぬし)をいただく連合国家に成長する。

神武大王(じんむおおきみ・初代天皇)が軍勢を率いて九州の本拠地・筑紫の国(筑前・福岡県)を出立、瀬戸内海を東に向かい各地の勢力を恭順させながら畿内を目指す神武東征が始まる。

神武東征が始まり、イワレビコ(後の神武大王/じんむおおきみ・初代天皇)が浪速国(なにわ/難波)青雲の白肩津に到着する。

イワレビコは、畿内に攻め込まんと浪速国(なにわ/難波)青雲の白肩津に上陸を敢行するが、長髄彦(ながすねひこ)県主らを有する畿内勢に押し戻されてしまう。

そこでイワレビコ(後の神武天皇)は、奇襲攻撃を企んで紀州半島・新宮に上陸、山越えをして畿内へ攻め込み、有力勢力を恭順させる。

西日本を統一したイワレビコ(後の神武天皇)が大和朝廷が成立、統一を果たして西日本・統一大王(統一おおきみ/初代天皇)に即位する。

その西日本統一過程の当事者だった国主(くにぬし/部族長)が、日本神話に於ける神々として登場し、神武東征に下りて助勢協力したり行く手を阻んで抵抗したりする者が神格化されて神話に名が残った。

日本列島各地に乱立した小国家群は、時の経過と伴に統一の経過を辿り、九州で勢力を誇ったイワレビコ(後の神武天皇)が進路の小国を傘下に収めつつ畿内山城国遷都に至る経緯が、神武東遷物語である。

ここから少々の間、神武東遷物語の登場人物をご紹介する。



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高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)

◇◆◇◆◇◆◇二話★高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)◆◇◆◇◆

高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)は、日本神話に於いて別天津神(わけあまつかみ)の一柱の神である。

古事記」では高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、「日本書紀」では高皇産霊尊と書かれる。

また、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)は葦原中津国平定・天孫降臨の際には高木神(たかぎのかみ)と言う名で登場する。


別名の通り、本来は高木が神格化されたものを指したと考えられている。

「産霊(むすひ)」は生産・生成を意味する言葉で、神皇産霊神とともに「創造」を神格化した神である。

女神的要素を持つ神皇産霊神(かみむすびのかみ)と対になり、男女の「むすび」を象徴する神であるとも考えられる。


「古事記」によれば、天地開闢の時、最初に天之御中主神(あめのみなかぬしかみ)が現れ、その次に神皇産霊神(かみむすびのかみ)と共に高天原に出現したとされるのが高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)と言う神である。

高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)の子に知恵を司どる思兼神(おもいかね)、機織りの女神・栲幡千千姫命(たくはたちじひめみこと)がいる。

天之御中主神(あめのみなかぬし)、神皇産霊神(かみむすびのかみ)、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)は、共に造化の三神とされる。

この三柱は、いずれも性別のない神、かつ人間界から姿を隠している「独神(ひとりがみ)」とされている。

この造化三神のうち、神皇産霊神(かみむすびのかみ)と高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)は、その活動が皇室・朝廷に直接的に大いに関係していると考えられた為、天皇守護 の神・神祇官八神(しんしかんはっしん)として八神殿で祀られた。

高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)は、「日本書紀」では天地初発条一書第四に「又曰く?」という形式で登場している。

その他では巻十五の「顕宗紀」において阿閇臣事代が任那に派遣され壱岐及び対馬に立ち寄った際に、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)の名前が登場する。

また高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)は、「延喜式」、「祝詞」、「出雲国神賀詞」では「神王高御魂命」とされている。


天照大神(あまてらすおおみかみ)の御子神・天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)が高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)の娘・栲幡千々姫(たくはたちじひめ)と結婚して生まれたのが天孫ニニギの命(みこと)である。

つまり、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)は天孫ニニギの外祖父に相当する。

天津国玉神(あまつくにたま/天国玉神)の子である天若日子(あめのわかひこ)が、天孫降臨に先立って降ったが復命しなかった。

天若日子(あめのわかひこ)は、その問責の使者・雉(きぎし)の鳴女(なきめ)を射殺した為、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)にその矢を射返されて死んだと言う。

しかし「古事記」では、即位前の神武大王(おおきみ・天皇)が熊野から大和に侵攻する場面で、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)は夢に登場する。

さらに天照大神(あまてらすおおみかみ)より優位に立って天孫降臨を司令している伝(つたえ)も存在する事から、この高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)が本来の皇祖神だとする説もある。



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賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと、かもたけつのみのみこと)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇〔三話〕◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
★賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと、かもたけつのみのみこと)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと、かもたけつのみのみこと)は、日本神話に登場する神で、鴨建角身命とも表記する。

賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は山城の賀茂氏(賀茂県主)の始祖であり、賀茂御祖神社(下鴨神社)の祭神として知られる。

「山城国風土記(逸文)」によれば、大和の葛木山から山代の岡田の賀茂(岡田鴨神社がある)に至り、葛野河(高野川)と賀茂河(鴨川)が合流する地点(下鴨神社がある)に鎮まった。

賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)には建玉依比古命(たけたまよりひこのみこと)と建玉依比売命(建玉依姫命、たけたまよりひめのみこと)の二柱の御子神がいる。

建玉依比古命(たけたまよりひこのみこと)は、後に賀茂県主となる。

建玉依比売命は、丹塗矢(にぬりや)に化身した火雷神(ほのいかづちのかみ)を床の近くに置いていたところ、上賀茂神社の祭神・賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)を懐妊し出産したと伝えられる。


「新撰姓氏録」によれば、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は神魂命(かみむすびのみこと)の孫である。

神武東征の際、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)=高木神(たかぎのかみ)や天照大神(あまてらすおおみかみ)の命を受けて日向の曾の峰に天降(あまくだ)る。

賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は、八咫烏(やたがらす)に化身して大和の葛木山に至るイワレビコ(後の神武大王/おおきみ・天皇)を先導した。

つまり賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は、イワレビコ(後の神武大王/おおきみ・天皇)が、宿敵・長髄彦(ながすねひこ)の裏をかき山城国に攻め込んで大和朝廷を開く助力をしたのだ。

ただしこの賀茂氏には、伊豆国=伊都国の部族王・葛城氏として強大な勢力を有し、伊豆から紀州にかけて勢力を有して居た可能性が在る。

つまり有力だった狗奴国(くなくに)王と伊都国(いとこく)王が手を結んで「畿内の勢力に臣従をせまった」と言う事と推測される。



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八咫烏(やたがらす)神話

◆◇◆◇◆◇◆◇四話★八咫烏(やたがらす)神話◆◇◆◇◆◇◆◇◆

三種の神器(みくさのかむだから/さんしゅのじんぎ)の一つ八咫鏡(やたのかがみ)の名称は、神武東遷(じんむとうせん)物語の「八咫烏(やたがらす)神話」にその源を感じる。

八咫烏(やたがらす、やたのからす)は、日本神話に於いて「イワレビコ(後の神武大王/おおきみ・天皇)を大和の橿原(かしはら)まで案内した」とされており、古来導きの神として信仰されている。

八咫烏(やたがらす)は、神武東征=神武東遷(じんむとうせん)の際、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)によってイワレビコ(後の神武天皇)の下に遣わされ、「熊野国から大和国への道案内をした」とされるカラス(烏)である。

八咫烏(やたがらす、やたのからす)は、中国や朝鮮の伝承で太陽の化身ともされ、一般的に三本足のカラスとして知られ、古くよりその姿絵が伝わっている。

また、現代では、八咫烏(やたがらす)は主に日本サッカー協会のシンボルマーク及び日本代表エンブレムの意匠として用いられて居る。


日本史と深く関わる信仰の熊野三山に於いて、カラスはミサキ神(死霊が鎮められたもの/神使)とされている。

八咫烏(やたがらす、やたのからす)は、熊野大神(素盞鳴尊/スサノウのみこと)に仕える存在として信仰されており、熊野のシンボルともされる。


近世以前に、よく起請文として使われていた熊野の牛玉宝印(ごおうほういん)には、カラスが描かれている。

咫(あた)は古来の長さの単位で、親指と中指を広げた長さ(約十八センチメートル)の事である。

つまり八咫(やた)は、十八センチメートルの八倍百四十四センチメートルとなるが、ここで言う八咫は、八を使う用法の単に「大きい」という意味で使っている。

なお、八咫烏(やたがらす)は、桓武帝が皇統の正統性を示させる為に編纂した「日本書紀」や「古事記」に登場する。

その、「日本書紀」では、同じ神武東征の場面で、金鵄(金色のトビ)が長髄彦(ながすねひこ)との戦いでイワレビコ(後の神武大王・おおきみ/初代天皇)を助けたともされる。

その為に、八咫烏(やたがらす)と金鵄が、しばしば同一視ないしは混同される事もある。


八咫烏(やたがらす)が三本足である事が何を意味するか、については諸説ある。

熊野本宮大社では、八咫烏(やたがらす)の三本の足はそれぞれ天(天神地祇)・地(自然環境)・人を表し、神と自然と人が、同じ太陽から生まれた兄弟である事を示すとしている。

また三本足は、過つて熊野地方に勢力をもった熊野三党(榎本氏、宇井氏、藤白鈴木氏)の威(い)を表すとも言われる。

しかしながら、「古事記」や「日本書紀」には三本足であるとは記述されておらず、後世に中国や朝鮮の伝承の鳥・「三足烏(さんそくう)」と同一視され、三本足になったともいわれる。

また千九百三十九年(昭和十四年)に、「天皇の命令」の形式をとる勅令(勅令第四九六号)によって制定された日中戦争の従軍記章たる支那事変従軍記章は、その章(メダル)の意匠に八咫烏(やたがらす)を用いるが、これは三本足ではなく二本足であった。

一方一九三十一年(昭和六年)には、サッカー協会のマークとして三本足の鳥を図案化している。

これは中国の故事に基づいたものと言われているが、日本サッカー協会のウェッブサイトでは、三足烏(やたがらす)と表現している。

元々賀茂氏が持っていた「神の使いとしての鳥」の信仰と、中国の「太陽の霊鳥」が習合したものともされる。


古来より太陽を表す数が三とされて来た事に由来するとする見方は、宇佐神宮など、太陽神に仕える日女(姫)神を祭る神社(ヒメコソ神社)の神紋が、三つ巴である事と同じ意味を持っているとする説である。

中国では古代より道教と関連して奇数は陽を表すと考えられており、「三足烏(さんそくう)」は、中国神話では太陽に棲むといわれる。

陰陽五行説に基づき、二は陰で、三が陽であり、二本足より三本足の方が太陽を象徴するのに適しているとも、また、「朝日、昼の光、夕日を表す足である」とも言われる。


上述のように、三足烏の伝承は古代中国の文化圏地域で見られる。

中国では前漢時代から三足烏が書物に登場し、王の墓からの出土品にも描かれている。

三脚の特色を持つ三脚巴やその派生の三つ巴は非常に広範に見られる意匠である。

三本足のカラスの伝承については朝鮮半島では、かつて高句麗があった地域(現在の北朝鮮)で、三本足のカラスを描いた国旗が使用された事も在った。

一方、三本足のカラスの伝承は朝鮮半島南部(現在の韓国)にまでは広がっていなかったと言う。


日本神話の「東征」に於いて、八咫烏(やたがらす)は瀬戸内海から近畿に進もうとしたイワレビコ(後の神武天皇)の道案内を務めたとされる。

イワレビコ(後の神武大王/おおきみ・天皇)は、当初畿内豪族勢に対して正面突破を挑み、西から大阪に攻め入って敗れる。

為に、太陽神・天照大神の子孫である自分たちは西から東へではなく、東から西へ日の出の方角に向かって攻め入るべきだと考えた。

つまり畿内豪族勢に対して、山越えの裏口突破を狙った奇襲作戦である。

そこで八咫烏(やたがらす)の案内により、瀬戸内海から紀伊半島を大きく迂回して現在の南紀・新宮(和歌山県)付近に上陸する。

この南紀・新宮から攻め入る事にし、その後、大和国南部・吉野(奈良県)を経て橿原(かしはら)に行き畿内豪族勢を制圧して大和朝廷を開いた。


日本の古代神話に於いて、八咫烏(やたがらす)は熊野の神の使いとしても活躍する。

山でイノシシを追っていたある猟師がカラスに導かれて大木をみい出し、そこに見えた光に矢を向けると、「私は熊野の神である」と言う声が聞こえた為その神を祀る社を建てたと言う。

この時が、熊野の神が人々の前に「初めて姿を現した瞬間だ」と伝えられる。

八咫烏(やたがらす)の記録は「古事記」、「日本書紀」、「延喜式」のほか、キトラ塚古墳の壁画や珍敷塚古墳(福岡県)の横穴石室壁画、千葉県木更津市の高部三十号噴出土鏡、玉虫厨子(法隆寺)の台座などにみられる。

「新撰姓氏録」では、八咫烏(やたがらす)は高皇産霊尊(たかみむすびの)の曾孫である賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)の化身である。

その後賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)は、鴨県主(かものあがたぬし)の祖となったとする。

奈良県宇陀市榛原の八咫烏神社は、建角身命(たけつのみのみこと)を祭神としている。

八咫烏(やたがらす)は、戦国時代には紀伊国の雑賀衆(さいがしゅう)を治めた鈴木家の家紋・旗ともなっている。

また、江戸時代の末には、高杉晋作が「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」と言う内容の都々逸(どどいつ)を作成している。

これは、熊野の牛玉宝印の札の裏に書いた約束事を破ると熊野のカラスが一羽(または三羽)死に、約束を破った本人も「罰を受ける」とされていた。

この事から「他(ほか)の男たちとの約束を全て破り、熊野のカラスをことごとく死なせてしまうとしても、あなたと朝寝をしていたい」と、自らの生命を賭けて朝寝を選ぶ、遊女の想いを表現したものである。



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饒速日命(ニギハヤヒノミコト)

◆◇◆◇◆◇◆◇五話★饒速日命(ニギハヤヒノミコト)◆◇◆◇◆◇◆

饒速日命(ニギハヤヒノミコト)の存在は、日本列島の西半分を統一する過程を説話として「古事記」・「日本書紀」で残す試みをした際の登場人物である。

饒速日命(ニギハヤヒノミコト)は、大きな役割を負って日本神話に登場する神で、別名、櫛玉命(くしたまのみこと)である。

「日本書紀」では饒速日命、「古事記」では邇藝速日命と表記する。

「古事記」では、神武天皇(イワレビコ)神武東征に於いて紀伊の国に上陸し、畿内に侵攻する際、大和地方の豪族である長髄彦(ナガスネヒコ)が奉じる神・饒速日命(ニギハヤヒノミコト)として登場する。

饒速日命(ニギハヤヒノミコト)は、長髄彦(ながすねひこ)の妹・登美夜須毘売(トミヤスビメ/日本書紀では三炊屋媛と言う)を妻とし、トミヤスビメとの間に宇摩志麻遅命(ウマシマジノミコト)をもうけた。

説話では、宇摩志麻遅命(ウマシマジノミコト)が物部連(もののべのむらじ)、穂積臣(ほずみのおみ)、采女臣(うねめのおみ)の祖としている。

イワレビコ(後の神武天皇)が東征し、それに抵抗した長髄彦(ナガスネヒコ)が武力衝突に敗れた後、イワレビコが天照大神(アマテラス)の子孫である事を知り、饒速日命(ニギハヤヒノミコト)はイワレビコのもとに下った。

「日本書紀」などの記述によれば、イワレビコ(後の神武天皇)は神武東征に先立ち、アマテラス(天照大神)から十種の神宝を授かる。

イワレビコ(後の神武天皇)は天磐船に乗って河内国(大阪府交野市)の河上の地に天降り、その後「大和国(奈良県)に移った」とされている。

これらは、ニニギ命天孫降臨説話とは「別系統の説話」と考えられる。

また、有力な氏族、特に祭祀を司どる物部氏の祖神とされている事、神武天皇より先に大和に鎮座している事が神話に明記されているなど、ニギハヤヒの存在には多くの重要な問題が課題として含まれている。

これらの錯綜から、大和地方に神武天皇の前に「出雲系の王権が存在した事を示す」とする説や、「大和地方に存在した何らかの勢力と物部氏に結びつきが在った」とする説など、列島の西半分統一には多くの謎がある。

この饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が、物部氏、穂積氏、穂積氏流鈴木氏、熊野(くまの)国造(くにのみやっこ)らの祖神と伝わっている。

藤代鈴木氏の源流を辿ると大和国山辺郡穂積が発祥とされる天津神(アマツカミ)や饒速日命(ニイハヤヒ)の後裔が神別氏族として有力豪族の穂積氏ある。

神別氏族・穂積氏の饒速日命(ニイハヤヒ)同祖には物部氏、熊野国造家、采女氏などが在り、源流は古代大和王朝成立に助力した部族王に一致している。

「古事記」では、神武天皇(イワレビコ)の神武東征に於いて紀伊の国に上陸し、畿内に侵攻する際、大和地方の豪族であるナガスネヒコ(長髄彦)が奉じる神・饒速日命(ニギハヤヒノミコト)として登場する。



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長髄彦(ながすねひこ)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇六話★長髄彦(ながすねひこ)◆◇◆◇◆◇◆◇

長髄彦(ながすねひこ)は、日本神話・神武東遷(じんむとうせん)物語に登場する有力な伝承人物である。

古事記」では、長髄彦(ながすねひこ)は那賀須泥毘古(ながすねひこ)と表記され、また登美能那賀須泥毘古(トミノナガスネヒコ)、登美毘古(トミビコ)とも呼ばれる。


長髄彦(ながすねひこ)は神武東征の場面で、機内・大和地方で東征して来たイワレヒコ(神武大王/おおきみ・天皇)に抵抗した豪族の長(部族王)として描かれている人物である。

また、長髄彦(ながすねひこ)には安日彦(あびひこ)と言う兄弟が居るとされる。

日本神話によれば、長髄彦(ながすねひこ)は饒速日命(ニギハヤヒノミコト)の手によって殺された或いは失脚後に故地に留まり死去したともされている。


長髄彦(ながすねひこ)が、イワレビコ(後の神武大王/おおきみ・天皇)の東征前に「政情不安から太陽に対して弓を引く神事を行った」と言う伝承がある。

これが東征の理由にも関与していた可能性をも匂わせ、イワレビコ(後の神武天皇)到達の故地の候補地となりし伝承も存在する。

つまりイワレビコ(後の神武天皇)に逆らった勢力・長髄彦(ながすねひこ)を「太陽に弓を引く」と表現した。

また、自らを長髄彦(ながすねひこ)の後裔と主張する矢追氏による「長髄彦(ながすねひこ)は自死した」と言う説もある。

そして長髄氏(ながすねうじ)は、旧添下郡鳥貝郷(現生駒市北部・奈良市富雄地方)付近、あるいは桜井市付近に勢力を持った豪族と言う説もある。

なお長髄(ながすね)とは、記紀では「邑(むら/村)の名である」とされている。


長髄彦(ながすねひこ)は、登美夜毘売(トミヤヒメ)あるいは三炊屋媛(ミカシキヤヒメ)とも言う自らの妹を、天の磐舟(あめのいわふね)で斑鳩(いかるが)の峰・白庭山に降臨した饒速日命(ニギハヤヒノミコト)の妻とし、仕えるようになる。

中世、戦国の武将・尾張織田家(織田信長を輩出)や奥州(東北)で活躍したの伊達家(伊達正宗を輩出)が長髄彦(ながすねひこ)の子孫であると伝えられている。


イワレビコ(後の神武大王/おおきみ・天皇)が浪速国(なにわのくに)青雲の白肩津に到着したのち、孔舎衛坂(くさえのさか)で迎え撃ち、この時の戦いで天皇の兄の五瀬命は矢に当たって負傷し、後に死亡している。

その後長髄彦(ながすねひこ)は、八十梟帥(やそたける)や大和国磯城の豪族・兄磯城(えしき)を討った皇軍(神武方)と再び戦う事になる。

この時、金色の鳶が飛んできて、神武天皇の弓弭に止まり、長髄彦(ながすねひこ)の軍は眼が眩(くら)み、戦う事ができなくなった。

長髄彦(ながすねひこ)はイワレビコ(後の神武大王/おおきみ・天皇)に疑いを述べる。

「昔、天つ神の子が天の磐船(あまのいわふね)に乗って降臨した。名を櫛玉饒速日命という。私の妹の三炊屋媛を娶わせて、可美真手という子も生まれた。ゆえに私は饒速日命(ニギハヤヒノミコト)を君として仕えている。天つ神の子がどうして二人もいようか。どうして天つ神の子であると称して人の土地を奪おうとしているのか」と・・・。

この疑いに、イワレビコ(後の神武大王/おおきみ・天皇)は天つ神の子である証拠として、天の羽羽矢((あまのははや)と歩靱(かちゆき)を見せて証明する。

長髄彦(ながすねひこ)は恐れ畏(かしこ)まったが、イワレビコへの抵抗を改心する事はなかった。

その為、間を取り持つ事が無理だと知った饒速日命(ニギハヤヒノミコト)に、長髄彦(ながすねひこ)は殺された。


饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が翻意して長髄彦(ながすねひこ)を殺した為に、神武大王(おおきみ/天皇)の西日本列島統一が成り、大和朝廷は成立した。

以後大和朝廷は、その勢力を伊豆国より東の東日本へと伸ばして行く。


渡来系二大勢力・呉族(ごぞく)系海洋民族と加羅族(からぞく)系農耕山岳民族が西日本列島で覇権を争う中、ネィテブな日本列島の先住民・蝦夷(えみし)族は東に追いやられ、鬼伝説に隠されて、悪役として言い伝えられる事になる。


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一部記述が重複する部分がありますが、この記述より更に詳しく広い範囲(背景など)をお知りになりたい方は、
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(なごやかなりょうじょく)


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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


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夢と現の狭間に有りて

(ゆめとうつつのはざまにありて) 完 全 版◆


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未来狂 冗談 作

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{「たったひとりのクーデター}・・・・・・・・(現代)

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小説としてもおもしろく、実現できれば
不況は本当に終わります。

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非日常は刺激的

 愛の形ちは、プラトニックにいやらしく

◆仮面の裏側◆

未来狂 冗談 作

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仮面の裏側・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(現代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 人の心って複雑ですね。
とくに男女の恋愛に関しては・・・
ちょっとHでせつない、現代のプラトニックラブストーリー。

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非日常は刺激的

 

◆仮面の裏側外伝◆

未来狂 冗談 作

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◆{短編集 仮面の裏側・外伝}・・・・・・・・(現代)

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====(日本史異聞シリーズ)第一作====
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東九州連続怪死事件・事件は時空を超えて

◆八月のスサノウ伝説◆

未来狂 冗談 作

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八月のスサノウ伝説・・・・・・・・・(神話時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 東九州で起きた連続怪死事件。
そして現代に甦るスサノウの命、
時空を超えたメッセージとは・・・

====(日本史異聞シリーズ)第五作====
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「権力の落とし穴」

本能寺の変の謎・明智光秀はかく戦えり

◆侮り(あなどり)◆

未来狂 冗談 作

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侮り(あなどり)・・・・・・・(戦国〜江戸時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 天才信長とその最高の理解者、明智光秀。
だが自らを神と言い放つ信長は
「侮り」の中で光秀を失ってしまっていた・・・

====(日本史異聞シリーズ)第四作====
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南北朝秘話・切なからず、や、思春期

◆茂夫の神隠し物語◆

未来狂 冗談 作

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茂夫の神隠し・・・・・・・・・(室町南北朝時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 誰もが通り過ぎる思春期、
茂夫の頭の中はHなことでいっぱい。
そんな茂夫が迷宮へ迷い込んでく・・・

====(日本史異聞シリーズ)第三作====
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鎌倉伝説

非道の権力者・頼朝の妻

◆鬼嫁・尼将軍◆

未来狂 冗談 作

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鬼嫁 尼将軍・・・・・・・・・・(平安、鎌倉時代)

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歴史上他に類を見ない「鬼嫁」が存在した。
その目的は、権力奪取である。

====(日本史異聞シリーズ)第二作====
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うその中の真実・飛鳥時代へのなぞ

◆倭(わ)の国は遥かなり◆

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◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 韓流ブームの原点がここに・・
今、解き明かされる「二千年前の遥か昔」、
呼び起こされる同胞の血

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この文章は修了です。
















































貴方は、冗談(ジョーク)を深く考えた事があるだろうか?
冗談(ジョーク)には「軽口」とは違う、もっと重く深い意味が密かに潜んで居る事も多いのである。
【作者プロフィール】●未来狂 冗談(ミラクル ジョウダン)本名・鈴 木 峰 晴
昭和二十三年、静岡市に生まれる。
県立静岡商業高等学校卒業、私立拓殖大学商学部貿易学科を卒業した後、実社会に船出。
従業員二十名足らず小企業に就職、その企業が三百名を超える地方中堅企業に育つ過程に身を置き、最終、常務取締役で退任。
その後、零細企業を起こし、現在に至る。
現在他家に嫁いだ娘二人に外孫三人、同居の愛妻が一人居るが、妾や愛人は居ない。

性別・男性 /生年・1948年/住所・静岡県東部在住
【メッセージ 】
ネット作家として文学・歴史・政治・宗教・教育・科学・性・脳などを研究し小説やエッセ、そしてブログでコラムなど書いています。
☆ペンネーム未来狂冗談(Miracljoudan)の由来は、「悪い未来に成った事は冗談ではな無い」と思う気持ちからで、けして「冗談に付けたのではない」つもりです。念のため・・・。
また、「冗談」とかざしたペンネームの真意は、作品により政治や信仰・占術、歴史に対する批評及び性描写に、タブーを恐れない過激な表現を用いる事がある為、利害関係者との余分な論争を避ける為です。















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作者本名鈴木峰晴