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【建前とは現実と向き合わない為の卑怯な方便】


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◆冗談の小説【皇統と鵺の影人】より

建前民族国家・日本

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建前民族国家・日本

【建前とは現実と向き合わない為の卑怯な方便】


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆(建前民族国家・日本)◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

日本民族の建前主義は、国の成り立ちと大いに関係がある。

言わばその価値観には二千年の歴史が存在し、一朝一夕に変わるものではない。

大和民族(ヤマト民族/日本人)の成立過程を観れば、鬼伝説の流布がおわった室町期に建前主義は成立して居る。


その建前主義の全てを否定するものではないが、少なくとも、何か事を考えるにおいて、その事を充分に認識して思考を始めないと、「最初の入り口を間違える」と言う結果になる。

「建前」の事を、「物事をスムーズに進める為の方便」とする言い分も在るが、突き詰めてしまえば「建前とは現実と向き合わない為の卑怯な方便」で、主として面倒な事を嫌う性格の人が好きである。

建前は小さな嘘だから建前ばかり言う者はけして正直とは言い難く、我輩に言わせればむしろ嘘つきである。


大流行した書物「国家の品格・武士道の国日本」については「眉唾物」と評したい。

この「眉唾物」には根底「建前民族国家・日本が存在する人」と言う指摘には筆者に多くの反論が予想されるが、敢えて持論を公表する。

それをさも正論のごとく言う輩こそは到底信用するに値しない。

隠すだけでは「問題は解決しない」と言う現実は多いのだが、建前を使う事に慣れ過ぎたこの日本国に於いては、都合の悪いものには「見っとも無い。外聞が悪い。」と蓋をして、何一つ解決せずにやり過す風潮が多過ぎる。



日本民族の建前主義が「国の成り立ちと関係が有る」と言ったが、その辺りの経緯(いきさつ)から説明する。

そもそも大和朝廷(ヤマト王権)によって、日本列島の西日本統一が実現された時、当時日本列島各地に勢力を持つ征服(侵略)部族の王達は既に神を名乗って神格化されて居た。

つまり日本列島は、神格化された部族王が支配する小国家群が林立する国々の地だった。

部族王が神格化されて居た事もあって、それを束ねる王中の王(大王・大国主)は「神の威光で統治する」と言う呪術的発想から、「軍事力ないし警察力の行使」と言う汚れた仕事は、国家の制度の内に「公式のものとしての存在を認めない」と言う世界でも類の少ない「特異な建前の制度」が採用された。

神の力を有する者に、「武力統治」は馴染まないからである。

それで軍事力や警察権は、臣下として大王(おおきみ/大国主=天皇)の下に就く「有力豪族」=「かっての国主(臣王)」が武力を担うとする形式を採った為、中世まで進むと将軍や大名が軍事力や警察権を持って天皇を象徴化して行った。

この「特異な建前の制度」、「神の威光で統治する」が採用されたのは、当時バラバラだった部族を、平和的に一つにまとめるには、形(建前)だけでも軍事力を背景としない「精神的な支柱(神の導き)」が必要だったからである。

征服部族の鎮守氏上による地方統治の歴史的経緯から、日本の軍事組織は、言わば「氏族」と言う名の血縁を構成する私兵(軍閥)が単位に成り、日本列島における特殊な軍事組織の歴史が始まって、それがほぼ明治維新に至るまでの永きに渡って基本となっている。

つまり、倭の国々の時代から、「征服部族の長」を中心とした軍事組織(氏族)が、そのままピラミッド式上下を構成して小国群を構成していた。

そして、その小国が一定の自治権を保有しながら最終的に五ヶ国位(五王並立)に統合し、その長(大御門・おおみかど・後の臣王)達が集合して大和朝廷(ヤマト王権)を構成し、大国主=大王(おおきみ・後の帝・天皇)を置いた。

この経緯から、シャーマン(呪述)的に神を持って国家運営を司る大王(おおきみ・後の帝・天皇)は、独自の軍事組織を持たず、直属の「秘密警察」兼「諜報工作組織」である陰陽修験組織以外は、有力氏族の私兵(軍閥)を必要に応じて徴集する形態を取って居た。

大王(おおきみ・後の帝・天皇)は、平和を祈り、豊穣を願って国を治める立場であるから、独自の軍事組織を保有する事は、その存在理念に於いて馴染まない。

つまり、武力を持たない建前の大王(おおきみ)の役目は、国家統一の為に祈る事であり、現在も皇室に相伝され、朝廷により行なわれる「神道儀式」の基礎は、この「占術、呪詛の集大成」と言えるものである。

従って、時代時代で国境こそ変遷しながらも、旧来の小国、倭の国々の観念がそのまま存続して、地域の呼称をそのまま「**の国」と呼び、その長を「国造り主・国主・**の守(かみ)」などと呼んで、その地を治める長が私兵(軍閥)を保有したままの形態が、明治維新まで名残を留めていたのである。

良いか悪いかの論議はさておき、表向きの奇麗事(建前)ばかり言って、事の本質に触れずに事を済ませてしまうのが日本人の妖しい所だが、その根源にあるのは「国の成り立ちと、その後の歴史だ」と言う事実が物語っている。



我輩が「日本の歴史は二枚舌の建前社会の歴史だ」と言う理由の一つは幕府の存在である。

「神の威光で統治する」と言う呪術的発想から、「軍事力ないし警察力の行使」と言う汚れた仕事は、国家の制度の内に「公式のものとしての存在を認めない」と言う世界でも類の少ない建前の「特異な制度」が採用されて成立した古代大和朝廷は建前において武力をもてなかった。

必要がある時は、「有力氏族(臣王家)が天皇家の命に従う」と言う建前の歴史である。

しかし本音では直属の武力機関を持ちたかったので、皇統に繋がる賀茂・葛城氏を筆頭にした秘密組織「陰陽修験」を組織させて大王(おおきみ・後の帝・天皇)の意向を具現化した。

それでも、統治の実権は大和朝廷の有力氏族(臣王家)である和邇(わに)葛城(かつらぎ)大伴(おおとも)物部(もののべ)蘇我(そが)安部(あべ)秦(はた)中臣(なかとみ・後の藤原)などに入れ替わり実権を握られていた。

彼らは建前としては天皇家を仰ぎながら、本音の部分で武力を背景に天皇家を蔑(ないがし)ろにし、相当独裁的な政治をしていた歴史が窺える。

有力氏族(臣王家)の勢力は平安期の中頃まで続いたが、本音の部分では天皇家も実権を握りたい。有力氏族(臣王家)に対抗させる為に後胤貴族の武門化を進める。桓武平氏清和源氏などがそれである。

所が、代替わりを重ねて桓武平氏や清和源氏の血流れが枝分かれし、天皇家と血統的に遠くなると、その武力を背景に事実上の支配者に収まって行く。

言うなれば建前では天皇家を仰ぎながら、その実天皇家は、武力に拠る実質覇者の権威着けに利用する為の存在価値だった。

徳川幕府(徳川家)も、室町幕府(足利家)も、建前では天皇家を仰ぎながらその実強力な支配権の世襲制を確立し、外(他国)から見た権威は「日本の王」そのものである。

これは、桃山期に於ける豊臣太閤家も、天皇家を仰ぎながら実効支配していた点では変わりはない。

鎌倉幕府(源将軍家)に到っては、天皇家ばかりか源将軍家まで建前に置いて北条執権家(得宗家)が、実質世襲支配をして居る三重の建前形式を採って居た。

これが、外国だったら王や皇帝は権力の交代と伴に、完全交代するのが通例である。

つまりこの建前の形態が機能したからこそ、天皇家は時としてお飾りだったにしろ曲がりなりにも二千年の存続を維持して来た。



日本が誇る「品格」は、自らを律して「恥じをかかない為の文化」の文化の筈である。

所が、日本人は、「建前」を綺麗に言いさえすればそれで通って来たから、何でも「建前」で済まそうとして核心をはぐらかせてしまう。

例えばであるが、「悪い官僚ばかりではない。中には立派な人もいる。」とコメンテーターは「建前」でものを言う。

しかし積極的に悪事を為したり加担しなくても、保身の為に黙認していれば立派な国民に対する裏切りで、推定有罪ではないか?

現実の「恥じの文化」は「建前」の奇麗事で蓋をする「恥じを隠す文化」である。

日本の「恥じの文化」は「建前恥じの文化」であり、建前はつまり「体(てい)の良い偽り」で、その建前で「恥じ」に蓋をする文化に「品格」など有るのだろうか?

日本人はその「偽りの建前」を容認する事で、良くも悪くも「世間が上手く行っている」と信じているから困った人種である。

まぁ、現実は「恥じを隠す文化」であるが、政治家や官僚の政治政策行動も企業経営者の経済活動も、「品格」を問われて立派な行動を取るのであらば、「恥じをかかない為」に意を砕くべきが本物の「品格」である。

日本人が「恥じをかかない為の文化」から「恥じを隠す文化」に卑しく変節したのは、何時(いつ)の頃からだろうか?

恐らく、「儒教・朱子学」を統治に採用した徳川武家政治に求められた「武士道」が余りにも奇麗事だった為、本音と建前の裏表を作らせたのではないだろうか?



日本の歴史を見てみると、日本人が如何に「建前」にばかりに拘(こだわ)って居るかが判る。

余りにも一民族丸々の人間が、その「建前」を普通の事のように受け入れて、不思議に思わない所が問題なのである。

つまり、「建前」でものを言いながら、本音で違う行動をするから、そこが外国人に理解されない点である。

何か事が起こると、けして本質に踏み込まず、建前の奇麗事を並べてやり過すのが日本流である。

ドップリ浸かってしまうと、日本が「建前の国」と言う事に気が付かず「それが当たり前」と思い込んでしまっている。
だが、その建前自体を他国は理解し難い。

ちなみに、この「建前」と言う言葉(単語)は、歴史的に大きな影響を受けた筈のお隣りの国、韓国(朝鮮半島)でさえ存在しない日本独自の言葉(単語)である。

日本は神代の昔から、武力ではなく「大王(おおきみ・天皇)の威光(信仰的な精神世界)で国を治める」と言う、理想主義的な信仰を利用したところから国の形態が成立した経緯があり、「建前」に重きを置く民族である。

それは「建前」で物を言うから、内容は確かに立派であるが、あくまでも奇麗事である。

例えば米国の銃社会を批判するに、その前提は「建前の精神世界」である。

乱射事件が起きると、銃の規制より護身用所持に走る米国民を「銃社会の悪癖」と安易に「建前」で批判する。

しかし、これは諸外国と比較すると、ある面日本人の独り善がり的なところである。

勿論「建前」だから日本人の言い分の内容は立派だが、国際社会では、もっとリアル(現実)な考えかを持つ民族の方が遥かに多いのである。

何故なら、日本と言う「建前の精神世界」でも毎日のように無差別通り魔殺人は起き、暴力団は容易に拳銃を所持している。

そこまで行かなくても、大企業の営利主義による「トラブル隠し」は、たとえ「間接殺人になろうか」と言う危険なものでも、平気で隠そうとする。

日本の建前主義の悪い所は、「建前を決める」と「もう通達したのだから」とそれで「終った気に成る事」である。

この建前主義の弊害を、先の第二次大戦を「例に取る」と良く判る。

当時のリーダーは、一旦、建前上有っては成らない事を決め、それの履行を前提として「起こり得る問題」を、建前で簡単に切り捨ててしまった。

兵に教育したのは、「生きて虜囚(捕虜)の辱めは受けるな(捕虜に成るなら死ね)」だったから、建前、降伏して捕虜に成る者はいない。

捕虜に成る者が居ないのだから、降伏兵から「敵に情報が流れる事はない。」と言う論法で、本来危惧すべき事項(情報管理)を放置した。

こんな建前主義で、戦争に勝てる訳が無い。

せめて、「あれは建前だから」と言う「本音」が在れば良いのだが、「官僚主義(軍指導部も官僚である)」は前提を動かさないから、米国の尋問所に連れて行かれた日本軍の降伏兵から、あらゆる情報が尋問を通して相手国に伝わった。

暗号から装備兵器、軍艦や飛行機の見取り図、軍需工場の所在地など、あらゆる情報が流れる危惧を「無いものは無い」と建前に固執して放置し、なんら対策を取らなかった。

現在、行政の指導不足で起こる数々の不祥事の根底にあるのが、この終った気に成る「日本の建前主義」である。

日本の行政に於いて、「在ってはならない事」と言う建前表現をした途端、以後その事は「無い事」として対策も採らずに処理してしまうのが無責任な日本式行政処理である。

つまり公務員の失敗や犯罪については、建前上在っては成らないから「想定すら」していない。

この「建前主義」は、官僚が手抜き(仕事をしない)をする為の「絶好の言い分」に使われている。

学習機会が過去に数多く在ったにも関わらず、この国は未だに「建前主義の官僚の国」で、一旦決めた建前を前提に、強引に事を進め、「起こり得る危惧」は、「有ってはならない事だから検討をしない」と、為すべき義務を放置して押し通すのである。


国民の「範」足るべき代議士から高級官僚、警察官から教師まで、犯罪またはルール違反をする度に、イレギラー(特殊)だと「建前の精神世界」に逃げ込んで、物事の本質を見ようとしない。

それは、不都合な事実を「イレギラー(特殊)」でかたずければ、「対処の労」を採る必要がない。

しかし無責任に「対処の労」を採らないから、「イレギラ(特殊)」ーが続発する。

そうした「イレギラー(特殊」)の当事者は何も特殊な人間では無い。

現実には、むしろ何処にでも居る普通の人間である。

初期の大和朝廷が、「お上(氏神)には間違いが無い」と言う神話を作る為に、性善説に立った建前を民衆に植え付けたのだが、その前提が未だに生きていて、馬鹿気た話だが、民間なら当然責任を取らされる事例と同様な事でも、現在の官僚の扱いに責任追及の充分な仕組みがない。

言い分としては、「お上に失敗や悪事は無い」が前提(建前)で有るから、「責任追及の仕組みは必要が無い」と言う真(まこと)に都合の良い解釈に基付いているのである。

例えて言うならば、物を取れば泥棒だが国を取れば英雄で、一人や二人殺せば殺人者だが国取りに大勢殺しても英雄なのは大いなる矛盾であるが、それに大儀の言い訳を付加して取り繕うのが「官製文献」である。

奇麗事の建前歴史観など、為政者は「古事記・日本書紀の官製文献」以来の壮大な虚構創りに血道を上げている。

ちなみに、この「建前」と言う言葉(単語)は、文化の中継地として我が国(日本列島)の歴史に大きな影響をもたらした筈のお隣りの国、「韓国(朝鮮半島)」でさえ存在しない日本独自の言葉(単語)である。

つまり「国家の品格武士道の国日本」は、「建前」のまやかしなのである。

◆【国家の品格・武士道の国日本飛ぶ。


日本人は、何か事あるごとに、それは「有るべきでない事」だから、自分達は立派な民族で、そんな悪い奴は「日本人としてイレギラー(特殊)である」と言い続け、その「建前の精神世界」を持たない国は「おかしな国だ」と主張し続けている。

所が、他国や他国人が外から見ると、その日本や日本人の現状に「建前」と乖離(かいり・かけ離れている)している行動の事実が日常的に存在するから、「建前の国の公式発言」が、とても信じられないのである。

本音を言わない事が「上手く行くコツ」と言う甘い考え方は、日本人の中でしか通用しない「ナァナァ主義」である。

日本人は、本音を言う事が「トラブルを生む」と言う意識が強く、良い私案があろうとも、やり方に不満をもちながらも、意思表示をさけ、互いに相手の腹の中を探りながら生きている。

実は、その「ナァナァ主義」が、物事の改善を大きく阻害している事も数多い。

世界の国々から見れば、日本の建前主義は分の悪い少数派で、中々受け入れられない文化である。

そして、その文化を「独自文化だから理解しろ」と、他国や他国人に言うのは、日本人の傲慢(ごうまん)である。

まぁ、何処の民族、何処の国家も独善的ではあるから、互いにそれを言い立てても永久に話はかみ合わない。

もし日本と言う我が国が、大人の民族・大人の国家なら、まずは己(おのれ)から改めるべきではないだろうか?

それとも今まで通り「正しい事を言っていて何が悪い」と、妖しげな建前の奇麗事を振りかざし続ける民族・国家なのだろうか?


【了】


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【*】短編人生小説 (4)

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裁判員制度シュミレーション

凌 虐 の 裁 き

(りょうぎゃくのさばき)


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【*】短編人生小説 (3)

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短編小説(1)

「黄昏の日常」

我にしてこの妻あり


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【*】女性向短編小説 (1)

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短編小説(1)

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青い頃…秋から冬へ


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【*】社会派短編小説(2)

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社会派短編小説(2)

「生き様の詩(うた)」

楢山が見える


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◆HP上 非公式プロモート・ウエブサイト公開作品紹介◆

【小説・現代インターネット奇談 第一弾】


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「小説・現代インターネット奇談」
【電脳妖姫伝記】

【*】和やかな陵辱


(なごやかなりょうじょく)


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【小説・現代インターネット奇談 第二弾】

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戦 後 大 戦 伝 記

夢と現の狭間に有りて

(ゆめとうつつのはざまにありて) 完 全 版◆


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本能寺の変の謎・明智光秀はかく戦えり

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南北朝秘話・切なからず、や、思春期

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今、解き明かされる「二千年前の遥か昔」、
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作者本名・鈴木峰晴