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【官僚と二世議員】

(官僚出身議員と二世・三世議員への危惧)

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【官僚と二世議員】

◆◇◆◇◆(官僚と二世議員)◆◇◆◇◆◇

官僚の政界転出について危惧するのは、ふたつの訳がある。

まず、端的に言うと政と官には本来定められたポジションで「せげみ合いをすべき」立場の違いがある。

にもかかわらず、官僚出身の親しい先輩が政治家になっては、心情的にも馴れ合いが起こり「政官癒着の温床」になる可能性が高いので、危惧する所で有る。

表向き、「太いパイプがある」と、良い意味に表現されるが、これは裏を返すとナァナァの話で、およそ国民の為にはならないと考えるのが一般的であろう。

ある側面、おおっぴらにはならないが、各省の代表(代弁)政治家として、省の影ながらの応援をバックに政界入りを果たす構図が憶測される。

今ひとつ、官僚出身の政治家に確信がもてないのは、この改革を要求される時代の中で、長年培われた官僚体質を引きずったまま、果たして「政治家としての目線がぶれる事無く活動が出来る」ものなのか疑問だからである。

一歩譲って、真摯に政治に取り組もうとしても、現実は机上の計算では上手くはいかない。

それは、「自分達の今までの仕事を否定出来るのか?」と言う疑問で有る。

官僚や与党政治家の元で日本の政治や行政の改革が進まないのは、会社も同じ事だが、たずさわっていた過去を持つ者が改革を断行しょうとすると、自分の信条、自分のしがらみ、それらを否定しきれない中途半端さが、邪魔になるからである。

ある自動車会社が再建を外国人社長で成功したのは、過去もしがらみも無いからで、別に特別な能力だけが成功の秘訣ではない。

現代の悪代官は、知能犯の上に大人数の利権防衛組織である。

明治維新の志士たちのように、家柄も官位も無い下級武士(新しい人材)が改革を目指さなければ、真の改革はなし得ないのである。


既成事実が出来て時間が経てば、安易な事にそれが判断基準の一つの目安に成る。

それが個々の人間性や才能より「生まれを大事にする」と言う「合理性が無い血統至上主義とブランド神話の正体」である。

我輩に言わせれば、これこそが、良くも悪くも「日本人が信じさせられた日本文化」そのものである。

二世、三世議員については小生の作品「鬼嫁尼将軍」の一部を抜粋してして、その危惧を表現して見た。

つまり現在の共稼ぎ「かぎっ子」にも共通する子育ての不安であるが、特に議員の子息は育て方の違いで、人間性に「庶民とのかい離」が育つ危惧があるからだ。

「小説・鬼嫁尼将軍より」

「北条政子は曲がり成りにも女だろう。親子の情とか、孫が可愛いとかの感情はないのか。」

山田が言い出した。

「それそれ、俺もずっと違和感があった。」

堀も賛同する。

茂夫が、「それについて解説してやる。」と言うと、「やっぱり大岡だ。それが判るのか。」と、竹内は言った。

それで、茂夫は話し始めた。

「これは、子育てと教育の問題で、ある意味今に共通する。」

竹内の話の冒頭から、源氏や平氏の親子がそれぞれ上皇側と天皇側について、殺し合って居たが、やつらには庶民ほどの身内の親近感がない。

たまに話題として出て来る「乳母の存在」から判るように、ある程度の家柄だと、実子でも母親が直接育てないし、側室の子を正室が引き取ったりすづが、いずれも実際には乳母が育てる。

父親も、大きく成るまで接触が少ない。

それで、親子の情は湧きにくい。

絆が生まれ育たないのだ。

どちらかと言うと、知らぬうちに「いつの間にか大きく成った」と言うところだろう。

権力者には、「血も涙も不要」そうした英才教育の考え方が、根底にある。

その親子の接触のなさが、互いの愛をはぐくまず、いくらでも残酷になれる。

本来、乳幼児から三歳くらいまでに母親のぬくもりは大事だ。

その後、十歳くらいまでは、両親の愛情を感じさせながら「育てて」やらないと、互いの心の繋がりは育たない。

ひいては、やさしさも育たない。

その子が、やさしさを欠落したまま、次の親になる。

人間として、悪い連鎖だ。

「なるほど、それであの時代は平気で親子が殺し合う。」

堀が、納得するように言った。

「すると、今の・共稼ぎ・は子育ての事だけ取ると問題だな。」

山田が話を振った。

「そう、社会問題であり、少子化の遠因でもある。」と、竹内が話を引き取った。

「オィ、二世・三世議員は、大丈夫か?両親は国会と地元で政治活動と票集めに忙しいはずだ。」

堀が言い出した。

「たぶん心情的庶民性には欠けるかも知れん。」

「八百年前の権力者は、どうやら、わざと情が湧きにくく育てた節あるが・・・・こっちの方は育っちまったと言う所か。」

「為政者に情けは無用・・・か。」


かくして、スポーツと芸術には大感動するが、妻とは離婚し、生き別れのまぶたの我が子との面会は頑固に拒む政治家が誕生した。

彼らに、庶民のささやかな生活を思いやる心情はあるのか?

昔、半島から渡ってきた半島の国々の王族一行が、それぞれの土地に定着して日本列島各地の豪族になった。

和邇、大伴、物部、曽我、中臣(藤原)、etc。

詳しくは皇統と鵺の影人に飛ぶ。

天皇・公家も、将軍・大名家も、血統を秩序基準に成立して来た。

つまり、日本の国家秩序は、執念とも言うべきこの「血統至上主義」に拠って二千年も維持されて来た。

それでその意識が日本民族に染み付き、血統のブランドに特に拘る特異な人種に成った。

人間、先入観が出来ると、中々「それが間違いではないか?」と、疑う事が出来なくなる。

バカバカしい事に、この国では永い事、血統が良いだけで「偉い人」とされて来た。

二千年前の亡霊が未だに出没している訳だが、この国ほど血統に価値があり、その血統を利用され易い国は中々無い。

全く能力に不足が有っても、その人間の血統が良ければ手放しで価値を認めたがるのが日本人である。

従って、無能な指導者は、ごまんと存在する。

いゃ、そちらの方が「数千数万」と遥かに多いはずである。

この二千年に余る血統至上主義、冷静に見ている私には「喜劇」にしか見えない。

酷い話になると、地域住民の自治組織である自治会の区長・自治会長まで、親子何代にも世襲みたいに続いて居る。

こう言っては何んだが、我輩が見る限り、この二千年に余る血統至上主義の歴史の当事者は、持ち上げる方も持ち上げられる方も、至極真面目にその時代を生きて居る事であろうが、その実それは「滑稽極まりない喜劇」である。

確かに秩序を維持する効果はあるが、産まれに拠って有無を言わさず「その人間の一生が決まる」と言うのは不条理な話である。

しかしその不条理に、当事者が全く気が付かず、到って真面目に「守ろう」とする姿は、現代人の我輩の感覚では滑稽でさえあるが、その事に疑いを挟まないのは、もう、ある種の「血統信仰」とさえ思えてくる。

そう成ると、たとえそれが血統故の悲劇であろうとも、現代人の感覚では喜劇にしか見えない筈であるが、そうでもない所に、日本人の哀しさを感じる。
それでも、その血統至上主義が、当時の守るべき常識だったのである。


その時代から二千年が経過し、日本列島に今新たな豪族が誕生している。

しかしこの「血統至上主義やブランド神話」、現代民主国家においては合理性がない。

いや、むしろ弊害でさえある。

今や代議士の子息・孫と言う「血統」の理由だけで判断基準にする新しい氏族制度が成立しつつあるのだ。

小泉朝は三代目、岸・佐藤・安倍朝、吉田・麻生朝、橋本朝、福田二世、中曽根二世、小沢二世、田中(角)二世、石原二世、etc。

彼らは、親や祖父の「既得権益」の上に乗っている。つまり、既得権の破壊を叫ぶ小泉氏は既得権の権化である。

口先だけの建前はともかく、特権意識の中で育った彼らに、弱者や庶民の痛みなど理解出来るとは思えない。

その事に考えが及ばない大衆は、彼らを血統で支持している。

日本人の「ブランド好き」にはあきれ果てる。

学暦主義の勝ち組(国家公務員上級職)と世襲議員では弱者の痛みも判らない「世間知らず」だからこそ、平気で冷酷な発想が浮かぶ。

そして彼らは、いざ難問に直面しても打つ手に頭が回らずに「やるやると口先ばかり」で、手をこまねいているだけである。

こう言う事(官僚出身議員と二世・三世議員への危惧)を書くと、かならず「人物本位で判断すべき」と言う反論がでる。

その甘さを繰り返して、今日の「日本の体たらく」が在る。

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【了】


小説「鬼嫁尼将軍」と小説「皇統と鵺の影人」より


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■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

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未来狂 冗談 作

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「あえて、暴論」

ジョウダンの発想

◆冗談 日本に提言する◆

未来狂 冗談 作

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冗談 日本に提言する・・・(来るべき未来に)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 冗談の発想が詰まった内容です!
ぜひぜひ読んで、感想をお聞かせ下さい。
異論・反論も大歓迎!!

====(日本史異聞シリーズ)第六作====
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「小説・怒りの空想平成維新」

◆たったひとりのクーデター◆

未来狂 冗談 作

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{「たったひとりのクーデター}・・・・・・・・(現代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 特に経営者の方には目からウロコの内容です。
小説としてもおもしろく、実現できれば
不況は本当に終わります。

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非日常は刺激的

 愛の形ちは、プラトニックにいやらしく

◆仮面の裏側◆

未来狂 冗談 作

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仮面の裏側・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(現代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 人の心って複雑ですね。
とくに男女の恋愛に関しては・・・
ちょっとHでせつない、現代のプラトニックラブストーリー。

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非日常は刺激的

 

◆仮面の裏側外伝◆

未来狂 冗談 作

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◆{短編集 仮面の裏側・外伝}・・・・・・・・(現代)

◆ウエブサイト◆「仮面の裏側外伝」

====(日本史異聞シリーズ)第一作====
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東九州連続怪死事件・事件は時空を超えて

◆八月のスサノウ伝説◆

未来狂 冗談 作

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八月のスサノウ伝説・・・・・・・・・(神話時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 東九州で起きた連続怪死事件。
そして現代に甦るスサノウの命、
時空を超えたメッセージとは・・・

====(日本史異聞シリーズ)第五作====
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「権力の落とし穴」

本能寺の変の謎・明智光秀はかく戦えり

◆侮り(あなどり)◆

未来狂 冗談 作

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侮り(あなどり)・・・・・・・(戦国〜江戸時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 天才信長とその最高の理解者、明智光秀。
だが自らを神と言い放つ信長は
「侮り」の中で光秀を失ってしまっていた・・・

====(日本史異聞シリーズ)第四作====
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南北朝秘話・切なからず、や、思春期

◆茂夫の神隠し物語◆

未来狂 冗談 作

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茂夫の神隠し・・・・・・・・・(室町南北朝時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 誰もが通り過ぎる思春期、
茂夫の頭の中はHなことでいっぱい。
そんな茂夫が迷宮へ迷い込んでく・・・

====(日本史異聞シリーズ)第三作====
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鎌倉伝説

非道の権力者・頼朝の妻

◆鬼嫁・尼将軍◆

未来狂 冗談 作

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鬼嫁 尼将軍・・・・・・・・・・(平安、鎌倉時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 今は昔の鎌倉時代、
歴史上他に類を見ない「鬼嫁」が存在した。
その目的は、権力奪取である。

====(日本史異聞シリーズ)第二作====
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うその中の真実・飛鳥時代へのなぞ

◆倭(わ)の国は遥かなり◆

未来狂 冗談 作

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倭の国は遥かなり ・・・・・・・・・・・(飛鳥時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 韓流ブームの原点がここに・・
今、解き明かされる「二千年前の遥か昔」、
呼び起こされる同胞の血

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◆作者 【未来狂冗談(ミラクル ジョウダン)ホームページ紹介 】

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(一般作)夢と現の狭間に有りて 作品を見る

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作者本名・鈴木峰晴