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【戦艦大和症候群】


(付記・戦艦大和の最後)

【戦艦大和の英霊に捧ぐ・そして靖国】作者本名・鈴木峰晴表紙ページ【サイトナビ】に戻る。

【戦艦大和の沖縄出撃命令はジエノサイト(大量虐殺)】


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【冗談の小論】

「戦艦大和の英霊に捧ぐ・そして靖国」

【戦艦大和症候群】


【付記・戦艦大和の最後】

「構造設計偽装問題の根は深い」

【*】「奇麗事のまやかしで無駄にするのか英霊の心を・・・。」

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小説「皇統と鵺の影人」より一部引用

【戦艦大和症候群】とは、無責任な引き際の悪さの事である。

「戦艦大和の英霊に捧ぐ・そして靖国」

【戦艦大和の沖縄出撃命令はジエノサイト(大量虐殺)】


世界最大の戦艦、大和の最後を描いた新い映画が完成した。

私が心配するのは、その描き方だ。

戦艦大和は沖縄戦特攻出撃で乗員三千御柱の英霊を収める鉄の棺と成った。

あの無駄で無用な長物に乗せられた三千余名の乗組員の命を、いたずらに美化すべきではない。

彼らの精神がいくら美しくても、「権力者の意図的幻想に操られた、二度とまねをして欲しくない精神」で有る事に間違いない。

こう言う事を書くと、「国を守る為、家族を守る為に捧げた命に対する冒涜だ」と言う。

だが、その事の影に隠れた別の視点を指摘しようとすると、残念ながら三千余名の将兵の命は、彼らの思いとは違い、無駄死に間違いは無い。

映画でもドラマでも視聴者は主役に自分を重ねてストーリーに一喜一憂する。

しかし、思いたくは無いだろうが現実はまったく違う。

「あなた」の希望的な思いで、見かけの恰好良さに騙されてはいけない。

恰好良のは主役だけで、もしも戦争が現実のものなら名も無く不恰好な死に様で、無残に死んで行くのが「あなた」である。

「そんな事は承知の上で、せめてもの夢を見ている」と言うかも知れないが、ヒトラーユーゲントのように見かけの恰好良さに洗脳される若者が大勢居るのが世間である。


ヒトラーユーゲントにしても紅衛兵にしても、見かけの格好良さを演出して純真な若者を煽動し、権力の掌握に利用したもので罪は深い。

日本の少年兵も戦時教育を純粋に信じて出陣して行ったし、現在でも世界のそこかしこにそうした政府に拠るプロパガンダの犠牲に成っている人々が存在する。


ほんの少し昔、日本は「外国に負けない為に」と「富国強兵」の名の下に国策を推し進め、その結果領土は広がり、富は財閥と軍閥が独占し、一部の財閥と軍部は確かに良い思いをした。

その結果、国民は国が富めば「いずれ豊かに成る」と希望だけを持たされて、実情は、長年「娘を遊郭に売る生活」を強いられて、一度も良い思いをする事無く昭和二十年八月の敗戦を迎えた。

つまり、「富国強兵」は「富民強兵」では無いのである。にも関わらず、最近、またゾロ「国際競争力」の名の下に、一部大企業の優遇策を実行し、格差社会が進行している。

最近良く使われる言葉に、日本は「武士道の国」と言うものがある。

武士道は精神論としては立派かも知れないが、あれは明治維新以来政府が民衆を「潔く死んで来い」と兵隊に、そして戦争に国民を駆り出す為の美辞麗句に使われた過去を持つ。

戦後も六十年間以上を経過して、過去を知らない若い人が増えている。

間違えてもらっては困るが、国が富む事と国民が富む事はかならずしも一致しない。

政府は、段々に「末端まで景気が廻る」と言うが、大企業の「国際競争力」を維持するには、「低賃金の効率的労働が半永久的に続く」と言う絶対条件が必要である。

つまり、現在の政権政党・自民党の政策は、過去の「富国強兵政策」を「国際競争力政策」に置き換えただけである。

民主国家・日本国の民衆は、明治維新以後のおよそ八十年間弱、民衆が騙された手法に、再び「騙され様」としてはいまいか?

「富国強兵」の名の下に、財閥を育てた過去の日本がどう言う結果になったのかは、誰でも知っている。

結局の所、益々財閥に都合の良い政治が行なわれて軍事国家色が強くなり、破滅の道を選ぶ結果になったのである。

そうした背景を背負って、多くの善良な民が戦場に駆り出されて行った。

彼らが純粋に「肉親を護ろう」と戦ったのか、強制的に戦わされる事を「納得する」為に、自らの死を「家族や国の為」と思い込もうとしたのかは、永遠に不明である。

いずれにしても、本来、格好が良く見えるのは「上面(うわっうら)」だけで、人間の「内面の格好良さ」は、表面には出ない。

しかし、美しく死んで行ったのは兵士であり、最高責任者の東条英機氏は、生き残って処刑された。


そこをきっちりと追求して、国家の指導者に反省をさせる事が、「真の英霊に報いる道だ」と思うが、間違いだろうか?

大体、戦死者の多くが戦闘ではなく「餓死」や「特攻」では、そんな無謀な計画を作戦指導した当時の指導者を赦せる訳は無い。

そこを意図的に外して靖国問題を扱う事は、「望まずに死んで行った英霊の思いをないがしろ」にして、いたずらに国家意識を操ろうとする事ではないか。

こんな事の判断に、「他国に批判された」などと言うばかげた理由は要らない。

日本人自らの判断をこそ「研ぎ澄ますべき問題」なのだ。


武士道精神には建前の格好良さとは違う本音が存在し、戦艦大和にはその見かけの美しさにはそぐわない哀しい歴史が存在し、「戦艦大和症候群」なる言葉まで残った。


【付記・戦艦大和の最後】


日本海軍は、各地の陸戦や海戦で続く日本軍の敗退の中、連合艦隊司令艦・戦艦大和を最終決戦の為に温存していた。

しかし、昭和二十年四月一日に米国軍が艦船千五百艘超、航空機千七百余機をもって沖縄に上陸すると、瀬戸内海・徳山沖に待機中の大和に沖縄支援の出撃命令が下る。

この「天1号作戦」と名付けられた戦艦大和の出撃は、自ら沖縄島残波岬の浅瀬に乗り上げて動かぬ砲台となり、「敵の陸上部隊を砲撃する」と言うもので、当初より連合艦隊司令部の「一億特攻のさきがけとなれ」と言う、片道分の燃料しか積んでいない無謀な特攻作戦である。(注・・燃料満タン説あるも、座礁固定作戦)

艦隊司令長官・伊藤整一中将の反対は司令部に通じず、昭和二十年四月六日、第二艦隊・戦艦大和は出撃し、沖縄島残波岬を目指す

同日午後六時(出撃二時間後)に到って、乗組員は甲板に集められ豊後水道航行中に、この「天1号作戦」が生還を期さない特攻であることを通達する。

翌四月七日早朝、大和出撃を察知した米国軍は、迎撃兵力、新鋭空母十二隻、艦載機およそ八百機をもって空母部隊に大和迎撃命令を発する。

四月七日正午(十二時二分)米国軍空母部隊百機が大和を補足、急降下爆撃を開始。

対空砲火で応戦するも、雲厚く主砲を使う事が出来ない。同四十五分に魚雷が一本、左舷に命中する。

一時三十四分、また魚雷三本が命中する。同じく一時四十四分、魚雷二本が左舷に命中、大和は左に傾くが、注排水システムで平衡を取り戻す。

しかし直後にまた魚雷三本が左舷に命中し、既に、戦艦大和の艦内は地獄絵図だった。

それでも何とか持ち堪え様と、傾きを直す必死の作業は続き、伝令兵の、怒号に似た悲壮な声が飛び交っている。

左舷に集中的に喰らった魚雷九本が、致命傷だった。

大和の平衡を復帰させる注排水システムは、左舷に集中した米国軍空母部隊の往復波状攻撃により限界に達した。

爆風、火災、船底部分には、激流と成って大量の海水がなだれ込み艦が大きく傾いて行く。

二時十七分、左舷中央部に被雷、船体の傾斜が大きく成って伊藤長官は、特攻作戦中止命令を下す。

特攻作戦中止命令・総員上甲板(総員退去)を発令した司令長官・伊藤整一中将は、大和と運命を伴にする決意で長官室に入って内側から鍵を掛ける。

二時二十二分、大和は横転、大爆発を起こし沈んで行った。

この無謀な作戦により犠牲になった乗組員は、三千名以上に上る。

制海権・制空権を奪われ、兵力を消耗していた日本の海軍に護衛機は無く、戦艦大和の航路空域には、米国軍空母部隊を遮(さえぎ)る航空戦力は、無かったのである。

記・戦艦大和の最後・了


戦艦大和は、その生まれからして不幸だった上に特攻と言う無鉄砲な作戦で多くの乗組員と伴に散った悲劇の戦艦である。

この鉄の棺桶(ひつぎ)と化した悲劇の戦艦大和を、その上辺の姿だけで「格好が良い」と評する大衆の軽薄さには、先の小泉純一郎氏の「観掛けの格好良さブーム」と同じ匂いを感じる。

戦(いくさ)は、引き際(撤退時期)が大切である。

第二次世界大戦(太平洋戦争)では、負け戦(いくさ)を止めなかったのは国家国民の為ではなく、理不尽な事に「己の保身の為」で、その為に将兵の犠牲は膨らんで行った。

第二次世界大戦(太平洋戦争)の各方面作戦でも、この「己の保身の弊害」が現地部隊将兵に悲惨な現実を押し付けたのである。

検証を進めると東条英機氏を始め赦すべきでない人間が多数居た。

織田信長が越前朝倉攻めの際、浅井長政の裏切りに合い窮地に陥った時、或いは信長が古いタイプの武将だったら、「撤退は武門の恥じだ」と意地を張って全滅したかも知れない。

この辺りから武門を中心に儒教の悪しき面、精神論の極端な傾倒が見みられ始めているのだ。

信長は即断で撤退を決め、美濃国・岐阜の居城に逃げ帰り、態勢を立て直して反撃に出ている。

味方に利有らずなら、躊躇(ちゅちょ)無く撤退するのが織田信長の才である。

引き際(撤退時期)の良さと言えば本能寺の変の後、その後の主導権を取る為の羽柴秀吉(豊臣)と柴田勝家の決断の違いが、この引き際(撤退時期)の見極めだった。

毛利勢と対峙して引き際(撤退時期)に躊躇(ちゅちょ)しなかった羽柴秀吉(豊臣)と上杉勢と対峙して引き際(撤退時期)に躊躇(ちゅちょ)した柴田勝家との両者の結果は誰でも承知している。

本能寺の変の後に羽柴秀吉(豊臣)に遅れを取り織田家臣団の主導権を失った柴田勝家は、肝心な時に上杉謙信と対峙して北陸路に釘着(くぎづ)けだったのである。


この「引く事(撤退)の勇気」は現代の省庁官僚政治でも企業経営でも必要なものであるが、不祥事を起こす省庁や企業は、大抵の場合縄張り意識や己の保身の為に自己の誤りや不正を認めず、引き際(撤退時期)を誤って放置され、最後は抜き挿し成らない事態に陥ってしまう。


引き際(撤退時期)は作戦上の事だけではない。戦艦大和建造に代表される「決め事」に対する「己の保身の為」の頑なさである。

「戦艦大和」は、艦隊決戦の切り札となるべく、昭和十二年十一月四日に呉海軍工廠において起工され、対米英開戦直後の昭和十六年十二月十六日に海軍に引き渡されて竣工、第一戦隊に編入された。

排水量六万四千トンの世界最大級の巨艦で、戦艦大和の建造費は、建造当時の金額で約一億四千万円、これは当時の日本の国家予算の約三%、現在の国家予算換算で約二兆五千億円程度である。

そもそも戦艦大和が完成した時は航空脅威の増大が予測し得た時期で、大和は既に時代遅れだった。

既に主流は航空戦の時代に入っていたのだ。

軍の上層部が既にそれを理解していたのは、端緒とした真珠湾攻撃(日米開戦)作戦を航空機で実行した時点で海軍自ら実証している。

航空脅威の増大が予測し得たにも関わらず、戦艦大和の建造に変更は無かった。

それで、戦艦大和はさしたる戦果を上げる機会も無く、軍部の強引な特攻作戦「沖縄沖の海戦」でその命運を絶つ事になる。


安倍一族の一人岸信介(きしのぶすけ)氏は、戦後初期の総理大臣経験者で孫に安倍晋三(あべしんぞう )氏・総理大臣経験者が居る。

岸信介(きしのぶすけ)氏は「昭和の妖怪」と呼ばれ戦時中は商工大臣を務め軍需産業と軍部の橋渡しをして戦争推進者の大物として戦後・戦犯容疑で巣鴨刑務所に収監された。

この戦艦大和建造に付いて、「戦艦時代遅れ説」を後世の人々が指摘しているが、それを一歩踏み込んで考えて見た。

大和が建造された時は、大艦巨砲時代から「既に航空戦の時代に突入した」と言ったが、それなら船体を生かし砲塔を取り払って空母にすれば良かった。

しかし、日本人特有の融通の利かなさ(担当責任の回避)で、計画された物は変更無く作られる。

そしてその無用の長物は、三千余名の命を巻き添えにして轟沈した。


この、時代遅れな物を強引に進める融通の利か無さや担当責任の回避が、【戦艦大和症候群】である。

時代遅れになった無用なダム建設で予算を浪費する結果を招き、先頃の長野県知事(田中氏)と県議会議員のバトルを生んだ。

全国でこの手の、もはや時代遅れの国家事業計画が、今も進んでいる。

作地を減反しているしているのに、農地を増やす為の干拓工事や、「人間が利用せず、鹿や熊が利用している。」と言う豪華なスーパー林道、利用者の利便性や採算も考えず面子だけで作る地方空港(静岡)など、その際たる物である。

そこに有るのは、「各省庁の縄張り意識」と言う、国家、国民の利害とは別の発想、「己の保身の為」があるからだ。

当然の事ながら戦艦大和の時代遅れの建造も、この類のお役所仕事感覚(海軍予算の継続的獲得)で作られ、それが「不幸な生涯を送る為だけにあった」のは歴史が証明している。

第二次世界大戦(太平洋戦争)の各方面作戦でも、この「縄張り意識や己の保身の弊害」が現地部隊将兵に悲惨な現実を押し付けたのである。

日本の建前主義の悪い所は、「建前を決める」と、それで「終った気に成る事」である。

この建前主義の弊害を、先の第二次大戦を「例に取る」と良く判る。

当時のリーダーは、一旦、建前上有っては成らない事を決め、それの履行を前提として「起こり得る問題」を、建前で簡単に切り捨ててしまった。

兵に教育したのは、「生きて虜囚(捕虜)の辱めは受けるな(捕虜に成るなら死ね)」だったから、建前、降伏して捕虜に成る者はいない。

捕虜に成る者が居ないのだから、降伏兵から「敵に情報が流れる事はない。」と言う論法で、本来危惧すべき事項(情報管理)を放置した。

こんな建前主義で、戦争に勝てる訳が無い。

せめて、「あれは建前だから」と言う「本音」が有れば良いのだが、「官僚主義(軍指導部も官僚である)」は前提を動かさないから、米国の尋問所に連れて行かれた日本軍の降伏兵から、あらゆる情報が尋問を通して相手国に伝わった。

暗号から装備兵器、軍艦や飛行機の見取り図、軍需工場の所在地など、あらゆる情報が流れる危惧を「無いものは無い」と建前に固執して放置し、なんら対策を取らなかった。

現在行政の指導不足で起こる不祥事の根底にあるのが、この終った気に成る「日本の建前主義」と「己の保身の為」の【戦艦大和症候群】である。

この「建前主義」は、官僚が手抜き(仕事をしない)の為の「絶好の言い分」に使われている。

学習機会が過去に数多く在ったにも関わらず、この国は未だに「建前主義の官僚の国」で、一旦決めた建前を前提に、強引に事を進め、「起こり得る危惧」は、「有ってはならない事だから検討をしない」と、為すべき義務を放置して押し通すのである。

嘆かわしい事に、日本の戦後六十年間は、この視点に於いて何の進歩も無かった事になる。

こうした物の本質にあるのが、官僚機構(長い歴史を持つ「お上意識」)であり、それを容認している民の側にも責任はある。

しかし、根本にあるのが、彼ら権力者のおごりで有り、国民に対する侮りである。


今回発覚した「構造設計偽装問題」も視点を変ると、戦艦大和の最後と「同根」の【戦艦大和症候群】と言う腹立たしい物が色々と見えてくる。

小さい事から言うと、平成十年に民間の認可審査機関が出来て、「審査が甘くなった」と言われるが、結局良く調べると市町村の官製審査機関でも皆ザル通過だった。

それでも、民間審査機関はマスコミの槍玉に上がり、国会証人喚問に呼ぶ。

その影で官製審査機関のミスは、とっとと軽い処分(減俸一ヶ月程度で重い処分)をして、済ませている。

ただし、その民間審査機関もしっかり官製審査機関の天下りの受け皿にならないと「許認可」されない現実がある。

今回のザル審査、「官でやろうが民でやろうが」、審査実務を実際にしていたのは同じ官僚としてふんぞり返り、ろくな審査もしないで高給を取っていた連中である。

つまり天下って新聞を読み、お茶を飲んで給料を貰い、中身を見ずに判を押して、後は退職金が付くのを待つだけ。

それを知っていたから「悪い連中に付け込まれた」のだ。

そして、仲間に甘い内部処分。

現在国会の証人喚問でA元設計士の偽装の原点がG,ステージ池上から始まったとはっきりした。

此れは民間の検査機関の仕事ではない、大田区の官製審査機関である。

これが一味に、審査のすり抜けを学習させてしまった原点で有る。

その大田区はA元設計士の証人喚問の証言がでるまで、「偽装は無い」と住民に言い続けて居たそうである。

このろくに仕事もしないで高給与を騙し取る事を何とも思わない官が、甘い汁を吸う体質を、国民が意識しないと、形を変えて何度でも国民に跳ね返ってくる。

もっと恐ろしいのは、誰も指摘しない大きな原因の事である。

実は、今回の「構造設計偽装問題」の出発点は、政府の稚拙な「景気浮揚対策」から始まっている。

バブル崩壊後十年を経過し、一向に伸びない民需を回復させる為に、政府自民党は、税の減免措置までやって、新規の住宅需要を喚起させる政策を取った。

此れは確か平成十三年頃から始まった政策だが、この不況下で、実質効果があったのは一年限りだった。

そこで翌年から、業績を維持する為のA設計士やK建設の偽装が始まった。

社会の倫理と企業の倫理の違いは、今回の構造設計偽造問題だけの事ではけっしてない。

此処では名を上げないが、過去の事件で、多くの企業がその「企業倫理」を実践している。

そんな事は、世間では実は当たり前の事かもしれない。

それだと言うのに、監督すべき自治体の検査機関も、民間検査機関も「性善説」に立って、「まさか不正が起こらない」と言う事を前提に「良く見ない検査」をしている。

こう言えばまだ、表面上の体裁が良い。

しかし、それは為にする美名である。

実は性善説に添っているのではなく、「単に手抜きだ」と考えるのが当然の結果で有る。

後に経って、「制度の問題」などと言う解説も有るが、それをあらかじめ考えるのが政治ではないのか?

そんな事は民間は知らないので、当然の事ながら、「条件の良い内に住宅を取得したい」と思う人々も出てくる。

この官製ブームに乗ったのが、金融機関と建設関係で、「中に性質の悪い連中も居た」と言うのが、今回の事件で有る。

言い方を変えれば、「起こるべくして、起こった」のではないのか?

ここで言いたい苦情の一は、自分達の政策の実行を上げさせる為に、当事者に「無茶な尻を叩いていないか?」と言う疑惑で有る。

立法した以上成果が期待される。

つまり利用を促進させる為に、業界や金融を後ろから後押しした。

役所の遣る事は「達成率」を提出させるなどの「指導」と言う名の脅しで有る。

それで全体が甘くなった。

今一つは、金融担当の学者政治家大臣・竹中氏が良く口にした「不景気でも創意工夫で伸びている企業もある。」とした罪深い答弁である。

創意工夫して不況下に急成長したF住宅デベロッパーや、S研究所、K建設の創意工夫の中身が、こうした不誠実な業態で有った事に付いて、竹中氏が見識のある謝罪をしないと納得が行かない。

それでないと、「ばか呼ばわりされて」まで、苦しみながらまじめに仕事をしていた、弱い立場の中小企業経営者に申し訳がないでは無いか。

ある意味、政府が後押しした業種で、この体たらくで有る。

それは、下請けの業者も「おかしい。」とは思っても「生活の為に、口に出来ない」仕事不足時代の救いの神だった。

怪しげな仕事でも目をつぶって仕事を貰いたいほど、世間は厳しかったのだ。

目論み通り、たとえ次の犠牲者を生み出すとしても、それなりに、風下を救った事では、経済効果はあった事になる。

こうした事が行き過ぎた時、政策のほころびが露出するのが、官僚主導型の常で有る。

つまり、浅知恵でトラブルの土壌を作ったのは政府なので有る。

つい百年と少し前の江戸時代まで 、政治を執り行う事を「祭り事(政り事)」と言った。

本来、わが国の長い歴史において「祭り事」は神事である。

つまり、民の為に「神の代わりを執り行う」と言う精神が政治を「祭り事」と言ったのだ。

「祭り事」の基本がお定め(法律)である。

そのお定め(立法)に、「仏作って魂を入れず」、つまり起こるべき予測があり得ながらフォローせずに放置する為政者が多すぎる。

現代の政治家も、一見見てくれの良い「建前の立法」をするだけで「魂を入れては居ない。」のではないか。

此れは、マスコミの一部にも言える。

当時彼らを取り上げて、不況下でも伸びる創意工夫の企業と礼讃したコメンテーターや局は、素知らぬ顔で、彼らを叩いている。

彼らの面の皮も結構厚いらしい。

日本人は、六十年前の尊い英霊に対するまやかしの様に、今後も奇麗事だけで済まして、知らぬ顔をする積りか?

小泉総理と学者大臣は、この四年間いったい何をしてきたのだ、悪を切らずに、国民の血を流して改革を進めている。

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靖 国 問 題



それでは、靖国神社の問題を考えて欲しい。

靖国神社は国のために死ねば神として祀られるとして国民の軍事参加に利用した。

国の為に戦った尊い戦争犠牲者を「大切に祭って何が悪い」と言う論調で、事の本質、つまり「権力者の邪(よこしま)な欲望の犠牲者に成った」と言う事を摩り替えていまいか?

皆、自爆テロと戦争犠牲者を「別のもの」と勘違いさせられているようだが、「本質が同じ」と思われるのである。

確かに角度を変えて見れば、国と家族を守る為の立派な犠牲行為であるが、そこばかりを強調して「美談に摩り替える」のはいかがなものであろうか?

ここで問題なのは、戦争犠牲者を「立派な行為」と祭り上げる事が、自爆テロのジハード(聖戦)を奨励する宗教指導者と同じ影響をもたらす事である。

つまり、この手の美談は「権力者に利用され易い」と言う事で、靖国神社は歴史的に元々その為の施設である。

申し添えて置くが、庶民の戦争犠牲者を弔い祭る方法は別に幾らでもある。

それを敢えて靖国神社に祭り、「神に成った」と言う事に「権力者の政治的意図がある」と解釈すると、ジハード(聖戦)と「どれだけの差がある」と言うのであろうか?


この国民合意が葛城朝の陰謀、陰陽寮の密命、「民人の民族同化政策」に拠る血の単一民族意識の発露とすれば、たとえ意図的に作られたものでも、間違いなく大和民族の単一民族論が証明された事になる。

それにしても、靖国神社は利用され、多くの戦死者が祭られている。官僚化した維新の英雄達の、民意誘導の陰謀で有る。

まったく、頭の良い官僚は自分だけは特別だと思っているから、他人の痛みに心が無い。

この発想、英霊には申し訳ないが、腹の中はそんな純粋なものでは無い輩が、靖国を利用している気がして成らない。

A級戦犯の合祀に疑問を挟まず、「国の為に亡くなった尊い御霊」と美化する輩は多いが、そう言う人間に限って、自分は安全圏に居て、今後も「国の為に」と、国民に犠牲を強いる目論見が、発想の中に在る指導者である。

敗戦の折、切腹にて自決した阿南陸軍大臣の潔さに比べ、逮捕にやってきた進駐軍の目前で、短銃自殺に失敗、女々しく法廷に立った東条英機に、靖国合祀の資格ありや?

切腹も出来ず、拳銃で死に切れない。彼はまさしく陸軍の官僚だった。

そんな情けない者が、「国の為に死んで来い。」なんて演説していた。

たとえ追い込まれた結果の開戦とは言え、戦陣訓を想起し、「生きて俘虜の辱めを・・・」と退路を断ち、戦闘ではなく、九割が病死、餓死、自刃、特攻と言う過酷な死を兵に課した責任を、そして敗戦責任を、何故論議から外す。

圧倒的に劣る軍装備、補給体勢、前線に届くのは「精神論ばかり」で、戦わされたのが過酷な前線だった。

それを今更、奇麗事で、「靖国が戦死者の魂の拠り所だ」と言う。死者は語らないが、その靖国に、A級戦犯たる戦争指導者と、「合祀されるのは無念」と思う英霊は多いはずである。

果たして英霊が、この事実を美談の影に隠されて、本当にA級戦犯合祀の状態で、安らかに眠れるのだろうか?

つまり合祀問題は、外圧論議や条約論議などと言う次元の話ではなく、純粋に日本国内問題である。

現在靖国神社のA級戦犯合祀問題で、合祀当時の第六代靖国社宮司・松平永芳氏は、元福井藩主松平春嶽の子、宮内大臣松平慶民子爵の長男で、終戦時海軍少佐だった。

戦後は陸上自衛隊に入隊。昭和四十三年、一等陸佐で定年退官、福井市立郷土歴史博物館長を務めた後、昭和五十三年に第六代靖国社宮司に就任、同年十月、A級戦犯十四柱を合祀する。

松平永芳氏が、元福井藩主松平春嶽(明治維新時の幕府側主役の一人)の孫にあたる所から、遡れば福井藩々主・結城(ゆうき)秀康の子孫にあたり徳川家康の子孫でもある。

何故、神職の経験のない元軍人の松平永芳氏が、社格の高い靖国社宮司に成れたのか、それは靖国社が、神社本庁に属していない特別な存在で、戦前は軍の管轄にあった。

我輩が本書で記述している通り、神社の歴史的本質が信仰では無く、「氏の支配」の発想である事が如実に反映されたもので、つまり血統が良ければ、「神職の経験(僧の修行)が無くても高位の神官、高位の僧侶に成れる」と言う日本の古来からの独自の氏文化、「氏と信仰の関わり」が、未だに続いているのである。

信仰の奥深い所を知らなくても、血統が良ければ人を導く事が出来るのは、過去、信仰が統治の具、馬鹿げた虚構であった証拠である。

靖国社は、その成り立ちからして特殊な運命を背負っており、当然ながら、今後も軍や当時の指導者の立場を代弁し続けるであろう。

しかしながら、お国の為に散って行った「尊い英霊の御霊(みたま)」をやすんじる為の宮司が、「神職末経験の素人」とは、英霊遺族の思いをも踏みにじる「笑止噴飯物」と思うのは我輩だけだろうか?


最近、靖国問題を外圧と捉える風潮が強い。だが、果たして本当にそうだろうか?確かに、「他国に言われたから」では、弱腰外交といわれかねない。

その影に隠れてしまったが、本来違う論議があってしかるべきではないか?

少し、掘り下げて見ようと思った。

靖国問題を中国等近隣の外国との外交問題としてみると、明らかに内政干渉であり、しかも外交交渉の道具として政治利用するのは、「けしからん」としか言いようがない。

傍から指図されるのは確かに気分の良いものではない。しかし、感情論で安易な結論を出してはいけない。

忘れがちだが「内政問題」と捉えると、靖国には、二つの大きな問題がある。

その辺りの国民感情を利用しているのが、わが国の総理大臣・小泉純一郎氏である。

日本国民として、これを論議する必要はある。

ひとつは、「戦犯合祀」の問題で、これは広く知る処である。

ここでは詳しく書かないが、敗戦の折、切腹にて自決した阿南海軍大臣の潔さに比べ、進駐軍の逮捕目前で、短銃自殺に失敗、女々しく法廷に立った東条英機に、合祀の資格ありや?

事の是非を超越して、多くの善良なる庶民を死にに行かせながら、自分や家族の安全を謀るなど、戦場で散った英霊に対し申し開きが有るはずが無い。

たとえ追い込まれた結果の開戦とは言え、戦陣訓を想起し、「生きて俘虜の辱めを・・・」と退路を断ち、戦闘ではなく、九割が病死、餓死、自刃、特攻と言う過酷な死を兵に課した責任を、そして敗戦責任を、何故論議から外す。

圧倒的に劣る軍装備、補給体勢、前線に届くのは「精神論ばかり」で、戦わされたのが過酷な前線だった。

それを今更、奇麗事で、「靖国が戦死者の魂の拠り所だ」と言う。死者は語らないが、その靖国に、A級戦犯たる戦争指導者と、「合祀されるのは無念」と思う英霊は多いはずである。

果たして英霊が、この事実を美談の影に隠されて、本当にA級戦犯合祀の状態で、安らかに眠れるのだろうか?


日米開戦について、米国の強行な経済封鎖の為に開戦に追い込まれた「自衛の為の止む終えないものだった」と言う論議があり、その部分は我輩も事実として同意する。

しかし、その事をもって時の戦争指導者(A級戦犯)を擁護する意見もあるが、ならば、事実上属国として中国から強引に独立させ、大量の開拓民を送り込んだ満州国成立は、「日本が食えなかったから止む終えないものだった」とでも言うつもりか?満州国独立後も、中国々内に進軍して戦闘占領を拡大して行ったのは、「相手が交戦抵抗するから、止む終えないものだった」と言うのか?

それでは、「泥棒にも三分の利」で、生きていく為には一方的な言い分でも、相手に被害を与えて良い事になる。


A級戦犯合祀に反対しているのは中国なのに、日米開戦の責任論に争点をもって行って、別に米国が強く抗議をしている訳でもないのに、戦争責任の全てがそれであるかのごとく、もっともらしく言うのは意図を持ったごまかしである。

また、A級戦犯に対する裁判の正当性についての論議は確かにあり、個々の評価についても東京裁判が必ずしも正しいとは限らないが、それをもって靖国合祀の正当性を関連付けて論じるのは、矛盾した「こじつけ」である。

つまり、一方では個々の評価を要求しながら、一方ではひと括りに「お国の為に亡くなったのは皆同じだ」と都合の良い事を言う。


今ひとつ・・・・・・。

靖国は、明らかに戦争遂行の為に利用されたのである。神は「大衆の心の寄り処」になってこそ神であり、権力者の道具にさせてはならない。
神社は、長い事庶民のものではなかった。

なぜなら神社は皇室に貢献した人物しか入れない、「何々神社」は皆この類で、古くは、楠木神社(楠木正成)や太宰府天満宮(菅原道真)で、近くは東郷神社(東郷平八郎)や乃木神社(乃木希輔)などで、名もない庶民には、神を信じていても死後の魂の寄り処造ってはくれない。

つまり、戦前の日本国民にとって、神になる事はこの上ない名誉な事だった。

先の世界大戦では、科学的には吹くはずのない「神風」を大衆に信じ込ませようとしてまで、負け戦を推し進めた。

「軍神」などと、神を利用してしまった。

誇れる日本人に成る為の一歩は、他国との「お付き合いの心構え」である。

感情的には愛国心の勘違いが、日・中・韓の人々に蔓延している。

ならず者の支配する北朝は論外であるが、個々の中・台・韓の人々と接して見ると、温度差はあるが、日本人がそうであるように、大半は善良な人々である。

悪人も存在するが、その割合は日本と同程度であるはずだ。

逆説的に言えば、善良成るが故に信じ易く、意図のある輩に扇動され易すい。

悪いのは、裏で糸を引く黒幕である。

彼らの主張は多分に「不正確な言いがかり」であり、歴史的に見ても根拠のないのは、私も百も承知である。

しかし、声高に反論するしか打つ手はないのか?みすみす相手のレベルに自らを落としめる事は無い。

少し、思考の出発点を変える発想はどうであろうか?国家と言う単位の「帰属意識」は大切なものではあるが、感情を優先すると、第三者が外から見れば「どっちもどっち」で、見苦しいだけである。大人の対応が出来る民族こそ、世界に誇れる民族と考えたい。

そこで作戦だが、まず、国際的に「味方を増やす事」である。

処が、ここに日本人の大きな勘違いがある。今の日本に真実の味方は居ない。訳の解らない相手に、世界の人は心を開かない。

あやふやな返事に終始するのが、彼らの「日本人感」なのだ。

解説すると、原因は、日本人の「独りよがり」な考え方である。

それでも日本人なら日本文化(日本的常識)を誇るのが「正しい」と言われそうだが、「日本の常識は世界の非常識」と言われるくらい、他国人に理解され難いものである。

世界の舞台ではマイナーな「鎖国島国時代」に育った常識を、ここ数十年、経済力を背景に何処へ行っても強引に押し通して来た。

これが「日本の文化だ」と、称して・・・・


日本の文化を誇るのは、日本人なら当たり前である。

愛すると言う点では、私も負けない自負がある。日本の文化を誇りたいのは同じであるが、それを相手に認めてもらうには、「相手の文化を認めた上でこそ」、の条件が付くのではないか?

日本人の「勘違いの誇り」が、相手の文化を否定させ、自分達の常識を押し通す。それで、周りの理解や支援を得られる訳が無い。

どうした事だろう?最近、国際間の意見や意志の対立を、「独自文化だから相手に理解させれば良い」と主張する政治家が居る。

靖国神社の「戦犯合祀問題」の事だが、あれは独自文化の乱用である。独自文化や、独自思想の形成過程を知っての意見なのだろうか?まさか、「罪を憎んで人を憎まず」や「罪人も死ねば神仏だから」と言う被害者の感情を無視した「世界的に見ても稀な奇麗事」を、加害者側が主張する無気味さが、「日本の独自文化だ」と言うのか?

冷静に考えれば、あの思想文化は被害者側が「寛容の心で加害者の家族を救う場合」のもので、加害者が威張って被害者に主張するべきものでは無い。

「日本の常識は世界の非常識」と極論を言って問題意識の喚起を図った作家が居たが、刷り込まれた意識ほど厄介なものは無い。

一例を上げると、これだけ国際的経済交流時代に、ライブドア=フジのバトルで、多くの学者、政治家、マスコミなども、「日本ではなじまない」と、国際基準では無く、日本基準で物を考える。

恥ずかしげも無く、テレビカメラの前で発言し、それが世界に配信される。

それでも違和感を覚えない、守旧的愛国主義者が数多い。

それなら、鎖国を再開すればよい。

生産物は売りつける(輸出)が、「相手の経済常識は認めない」では、相手が信頼する訳が無い。

この事一つ、「日本的でないから譲れない」と言う考え方が、「愛国心」と言うなら、常識の基準が違う相手国から、「稚拙な文化の民族」と思われても、仕方が無い。

こちらの文化だけを「理解しろ」は、いかがな物か・・・?盲目的愛は国や文化を愛してはいるが、愛し方が独善的である。

国を救う愛国心では、ない。

固有の「文化、常識、」を主張すると言う事は、すなわち「敵を作る」と言う事で、あまり利巧とは言えない。

それを、現総理は「なんで、問題にされるか解らない」と、言う。

彼にも、「神社を利用したい」後ろ暗い何かがあるのか、もしも、「自衛隊の海外派遣」とつながるなら、恐ろしいことだ。

つまり、「万一の時の隊員の魂の寄り処を考えているかもしれない」と、思うのは、考え過ぎか・・・。

確かにわが国の憲法では、現総理が言うように信仰も思想も、個人の自由である。それで「救われる方に」とやかく言うつもりはない。

筆者は、信仰に於いても思想に於いても「無頼の徒」である。従って、そうした類のいかなる物にも組しない。

しかしながら、紛れも無き日本男児であり、国を憂う気持ちに偽りは無い。

信仰も思想も、利用する側とされる側の為に存在する物で、およそ、純粋で美しい心の持ち主ほど、哀しいかな「利用する側の真の目的」を見抜けない。

物を盗めば泥棒、国を盗めば英雄、人を殺せば殺人者、大勢殺せば偉大な英雄、世の中の「矛盾に満ちた感覚の世界」は、人間の価値観に何をもたらすのか?少なくとも、「善良なお人好し」は英雄には成れない。

人を殺したり、命令して殺させるのは悪い事に決まっているだろう。

「人を殺したら幸せになれない」が人間本来の心ではないか。

しかし、血塗られた殺戮の英雄だけが、神に祭られている。

その矛盾に、日本人の二枚舌を感じる。

ばかげた事だが、大量殺戮者のみが業績を讃えられ神になっているのだ。

勿論、歴史は「やり直しが効かない」から神社に祭って、奇麗事にその業績を「誤魔化す気持ち」も判らない訳ではない。

だが一歩間違えれば、松本智津夫(麻原彰晃)のごとき狂信者が現れ、暴挙に出ても、成功すれば良い理屈になる。

殺戮の大王が歴史的英雄なら、戦後六十年間「誰も成し得なかった弱者切捨て」を断行し、在任中五年間に「毎年未曾有の自殺者を生み出した」信長を信奉する総理大臣も、後の世では「光の部分だけが当たって」、英雄として名を残すのが一般論かも知れない。
確かに彼は、「国民も痛みに耐えろ。」と言い放った。何処かで聞いた台詞(せりふ)と思っていたら。

「欲しがりません勝までは」と聞こえてきた。つまり結果論に於いて、この総理大臣は東条英機氏と同じ思想の持ち主で有り、内心「それの何処が悪い」と叫んでいるとしか思えない。

わずか、「数千か万の違い」などと考えないで欲しい。昔の戦闘の場合、大将が討ち死にすれば総崩れで、大軍同士の戦いでも、数百の死者が出るのは大変な戦だった。

近代の大戦には及ばなくとも、現在の政治に追い詰められたホームレスと自殺者は、大変な数字で有る。

現に、米国対イラク戦のフセイン政権崩壊までの戦死者数は、日本の年間自殺者に遠く及ばない。ヒッソリと目立たない死は、個人の責任と割り切って誰も振り向かず、問題にもしない。

個人が行えば犯罪に成る事でも、国が行えば政策に成る。

それで弱者が切り捨てられても、文句の行き所は無い。関わり合わない者には関心が無い事だが、当事者には大変な負担になる。

しかしそれが少数だと、声なき声に終わるのは今も昔もさほどの差はない。

法も秩序も哲学も、人間界には必要だが、どうやら権力者に「情」は不要らしい。

  私は言いたい、「日本の神様が、神にしてやるから死ね、などと言う筈がない。」と。

軍神になった人の多くは、その時の世相もあり純真に国を思い、国や家族を守る為に散って行ったのであり、それらの英霊を冒涜するものではないが、時の権力が「戦死者だけが神になれるありがたみ」をつかって、一般の人々を、戦争に巻き込むのは許せない。

靖国は正にその類である。

単純に他人を「戦争」に利用する側の理屈であり、される側の悲劇の話だ。家族を残して、死に行く事を喜んでする人間など並の神経で居る訳は無い。

それ故多くの名もなき英霊が、東条達「戦時指導者」と合祀されている事を、喜ぶはずが無い。

だからこそ、国家の政権代表者が公人として参拝する事に、外国が不快感を抱くのであり、その事を踏まえた誠意ある対処が必要ではないのか。

最近民放のテレビ討論の場で、「恐ろしい物」を見た。

格差社会の現状についての討論の中で、小泉(首相)政治の五年間が「格差社会を生み出した」発言に対する与党議員の発言と司会者の同意である。

いわく「あれは小泉政治の責任ではない。

たまたま少子高齢化が重なっただけだ。」と発言、対して司会者は、「その一面も確かにある。」と同意した。

これは、ばかげた討論で、彼らの「正体見たり。」で有る。

何故なら、「起こるべき予測にあらかじめ対応して舵取りをする」のが、責任ある政治家と官僚の役目では無いか。

結果が出てから繕うのがプロの仕事なら、民間企業は全て潰れている。
予測される事の対処を五年間放置し、「時期的に巡り合わせた物だから仕方が無い。」と居直っている。国民は自分達の未来を、彼らに託すべきではない。

その裏返しで、最近求人が増えたから「景気が上昇した証拠だ」と言う論調が多いが、団塊世代の大量定年に備える補充求人で、それこそ「時期的に巡り合わせた物」である。

こちらは偽経済学者の大臣が手柄顔である。

楽観していたら、その先は「今以上に」厳しい話になりそうである。

将来は、少子化で国内需要はあらゆる分野で下降して行くので有る。


了


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【*】女性向短編小説 (1)

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短編小説(1)

「アイドルを探せ」

◆青い頃…秋から冬へ◆


未来狂 冗談 作

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ショート・ストーリーです。よろしかったら、お読みください。

【*】社会派短編小説(2)

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社会派短編小説(2)

「生き様の詩(うた)」

◆楢山が見える◆


未来狂 冗談 作

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ショート・ストーリーです。よろしかったら、お読みください。

◆HP上 非公式プロモート・ウエブサイト公開作品紹介◆

【小説・現代インターネット奇談 第一弾】


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「小説・現代インターネット奇談」
【電脳妖姫伝記】

【*】◆ 和やかな陵辱◆


(なごやかなりょうじょく)


未来狂 冗談 作

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【小説・現代インターネット奇談 第二弾】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


戦 後 大 戦 伝 記

◆ 夢と現の狭間に有りて◆

(ゆめとうつつのはざまにありて) 完 全 版◆


未来狂 冗談 作

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


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「あえて、暴論」

ジョウダンの発想

◆冗談 日本に提言する◆

未来狂 冗談 作

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◆メルマガサイト◆
冗談 日本に提言する・・・(来るべき未来に)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 冗談の発想が詰まった内容です!
ぜひぜひ読んで、感想をお聞かせ下さい。
異論・反論も大歓迎!!

====(日本史異聞シリーズ)第六作====
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「小説・怒りの空想平成維新」

◆たったひとりのクーデター◆

未来狂 冗談 作

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◆メルマガサイト◆
{「たったひとりのクーデター}・・・・・・・・(現代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 特に経営者の方には目からウロコの内容です。
小説としてもおもしろく、実現できれば
不況は本当に終わります。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

非日常は刺激的

 愛の形ちは、プラトニックにいやらしく

◆仮面の裏側◆

未来狂 冗談 作

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆メルマガサイト◆
仮面の裏側・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(現代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 人の心って複雑ですね。
とくに男女の恋愛に関しては・・・
ちょっとHでせつない、現代のプラトニックラブストーリー。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

非日常は刺激的

 

◆仮面の裏側外伝◆

未来狂 冗談 作

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆{短編集 仮面の裏側・外伝}・・・・・・・・(現代)

◆ウエブサイト◆「仮面の裏側外伝」

====(日本史異聞シリーズ)第一作====
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

東九州連続怪死事件・事件は時空を超えて

◆八月のスサノウ伝説◆

未来狂 冗談 作

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆メルマガサイト◆
八月のスサノウ伝説・・・・・・・・・(神話時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 東九州で起きた連続怪死事件。
そして現代に甦るスサノウの命、
時空を超えたメッセージとは・・・

====(日本史異聞シリーズ)第五作====
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「権力の落とし穴」

本能寺の変の謎・明智光秀はかく戦えり

◆侮り(あなどり)◆

未来狂 冗談 作

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆メルマガサイト◆
侮り(あなどり)・・・・・・・(戦国〜江戸時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 天才信長とその最高の理解者、明智光秀。
だが自らを神と言い放つ信長は
「侮り」の中で光秀を失ってしまっていた・・・

====(日本史異聞シリーズ)第四作====
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

南北朝秘話・切なからず、や、思春期

◆茂夫の神隠し物語◆

未来狂 冗談 作

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆メルマガサイト◆
茂夫の神隠し・・・・・・・・・(室町南北朝時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 誰もが通り過ぎる思春期、
茂夫の頭の中はHなことでいっぱい。
そんな茂夫が迷宮へ迷い込んでく・・・

====(日本史異聞シリーズ)第三作====
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

鎌倉伝説

非道の権力者・頼朝の妻

◆鬼嫁・尼将軍◆

未来狂 冗談 作

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◆メルマガサイト◆
鬼嫁 尼将軍・・・・・・・・・・(平安、鎌倉時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 今は昔の鎌倉時代、
歴史上他に類を見ない「鬼嫁」が存在した。
その目的は、権力奪取である。

====(日本史異聞シリーズ)第二作====
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うその中の真実・飛鳥時代へのなぞ

◆倭(わ)の国は遥かなり◆

未来狂 冗談 作

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆メルマガサイト◆
倭の国は遥かなり ・・・・・・・・・・・(飛鳥時代)

◇◆◇メルマガ・サンプル版◇◆◇ 韓流ブームの原点がここに・・
今、解き明かされる「二千年前の遥か昔」、
呼び起こされる同胞の血

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◆作者 【未来狂冗談(ミラクル ジョウダン)ホームページ紹介 】

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作者本名・鈴木峰晴